
関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、夏も元気に馬券やってるかな!
さあ、いよいよ3歳最後の一冠に向けてのトライアルが阪神でも行われる。今週はローズSだ。
京都競馬場の改修工事の影響もあって、ここ数年は中京開催だったものの、今年は本来の阪神開催へと戻ってくる。
そして今年はそれ以上に大きな特徴がある年になりそうなんだよ。なんと言っても、“アレ”がほぼ100%なんだよな……。
一応言っておくと、阪神で“アレ”というとプロ野球の阪神タイガースが思い浮かぶ方も少なくないだろうが、あくまで今回は競馬の話だからな!
※阪神タイガースの“アレ”は優勝のこと。ジンクスを破るためにあえて濁しているらしい。
じゃあほぼ100%だというローズSの“アレ”ってなんだ?まずはそこから深堀りしていこう!
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | フォーチュンコード | 牝3 | 54.0 | 秋山真 | 小林 |
2 | ソーダズリング | 牝3 | 54.0 | 武豊 | 音無 |
3 | レミージュ | 牝3 | 54.0 | 和田竜 | 松永幹 |
4 | アリスヴェリテ | 牝3 | 54.0 | 藤岡康 | 中竹 |
5 | ブレイディヴェーグ | 牝3 | 54.0 | ルメール | 宮田 |
6 | ラファドゥラ | 牝3 | 54.0 | 木幡巧 | 小島茂 |
7 | ラヴェル | 牝3 | 54.0 | 坂井瑠 | 矢作 |
8 | ユリーシャ | 牝3 | 54.0 | 菱田 | 中村 |
9 | アンリーロード | 牝3 | 54.0 | 吉田隼 | 茶木 |
10 | マラキナイア | 牝3 | 54.0 | 川田 | 吉岡 |
11 | ココナッツブラウン | 牝3 | 54.0 | 横山武 | 上村 |
12 | マスクトディーヴァ | 牝3 | 54.0 | 岩田望 | 辻野 |
13 | リサリサ | 牝3 | 54.0 | 浜中 | 田村 |
14 | コンクシェル | 牝3 | 54.0 | モレイラ | 清水久 |
15 | ブライトジュエリー | 牝3 | 54.0 | 鮫島駿 | 橋口慎 |
16 | トリオンファルマン | 牝3 | 54.0 | 池添 | 笹田 |
17 | セーヌドゥレーヴ | 牝3 | 54.0 | 松山 | 吉岡 |
“アレ”の馬ばっかり来るレース
早速だが答え合わせ。ローズSにおける“アレ”は『栗東調整馬』だ。
普段は『関西馬』と言うようにしているのだが、今回ちょっと表現を変えたのには理由がある。美浦所属のブレイディヴェーグ、ラファドゥラの2頭が栗東に滞在して調整をしてるんだよな。
そのため登録馬19頭の内、関東馬かつ美浦で調整しているリサリサ以外の18頭はみな栗東で調整してるんだよな。占める割合は実に94.7%だ。
しかし、関西馬が美浦で滞在して調整するなんてケースはほとんどないのに、関東のヤツらはポンポン栗東に来るんだよな。それだけ「美浦で調整していては厳しい」って感触があるんだろうな。輸送距離も長いし、なんなら今は美浦トレセンは坂路が改修中で使えない。栗東の方が優れてるって認めているなもんだぞ、これ。
そんでもって、確かにこのローズSは関西馬が強いんだわ。栗東滞在しているまがい物を含めた関東馬と比べても、成績にはこれだけ大きな差が生じている。
調教師分類 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|
関東馬 | 0- 1- 1- 9/11 | 0.0% | 9.1% |
関西馬 | 5- 4- 4-53/66 | 7.6% | 13.6% |
もう見ての通りだよな。ほとんど関西馬しか馬券になってないんだよ。
今年はルメールがブレイディヴェーグって関東馬で参戦。恐らくある程度人気を集めると思うが、慣れない栗東調整で参戦してくる、レースと相性の悪い関東馬ってだけで怪しいにおいがプンプンするぜ。
更にもう一つブレイディヴェーグが怪しそうなデータもあるぞ。このレースは“格”が大事なところがあってな。勝ち切るような馬は春の時点でG1に出走しているってケースがほとんどなんだよ。
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|
未勝利 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% |
1勝クラス | 1- 3- 2-24/30 | 3.3% | 13.3% |
2勝クラス | 0- 1- 1-13/15 | 0.0% | 6.7% |
G3 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% |
G2 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% |
G1 | 4- 1- 2-17/24 | 16.7% | 20.8% |
こんな感じで、前走が条件戦だった馬は勝ち切れていないのが現状。2着、3着ぐらいまでは来るんだけどな。
栗東調整馬がほとんどと言っても、やはりそこで信頼すべきはいつも栗東で調整している本物の関西馬に尽きるってこと。数少ない関東馬を過剰に評価することなく、しっかり見極めていかないとな。
内枠=絶対有利ではない!
ローズSの枠順が確定したな。栗東に滞在して調整している関東馬ブレイディヴェーグは3枠5番。モレイラを配してきたコンクシェルは7枠14番。メンバー唯一の重賞ウィナーであるラヴェルが4枠7番。まあみんなバラバラの枠に入ったという感じだな。
さて、ここ数年は中京開催となっていたが、今年は本来の阪神芝1800mでのローズSとなる。当舞台でのローズSはどのような傾向になるか、直近5回分の枠順別成績を見てみよう。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 1- 0- 6/ 7 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
2枠 | 0- 0- 1- 8/ 9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
3枠 | 0- 1- 2- 6/ 9 | 0.0% | 11.1% | 33.3% |
4枠 | 2- 1- 0- 6/ 9 | 22.2% | 33.3% | 33.3% |
5枠 | 0- 0- 0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6枠 | 0- 0- 1- 9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
7枠 | 2- 0- 1- 8/11 | 18.2% | 18.2% | 27.3% |
8枠 | 1- 2- 0- 9/12 | 8.3% | 25.0% | 25.0% |
このように、勝ち馬が出ているのは4、7、8枠といったところ。ワンターンのシンプルなコースレイアウトとあって、開催2週目でも内枠有利という傾向にはなくて、外枠に入った馬でもしっかりと好走可能なレースなんだよな。
通常、コーナーを何度も通過するレースでは、距離ロスが抑えられるために内枠有利となるケースもある。一方でワンターンのコースでは内外の有利不利の差が小さくなることで、反対に内枠勢は前が詰まってしまうリスクが高まることに繋がる。
ブレイディヴェーグなんてのはこれまで基本的に外目の枠で走っていた馬だからな。こういう馬の内枠替わりは決してプラスに働くとは限らない、と覚えておいた方がいいだろう。
一方で、関西勢の中には枠順確定後に関係者のトーンが上昇している馬が居るんだよ。
近3走は北海道シリーズで使い続けてきた⑪ココナッツブラウンだが、特に近2走はゴール前が加速ラップとなる流れを差し込んでの好走だった。要するに力を出し切った訳ではなく、まだまだ加速できる余地を残しながらゴールに到達していたというわけ。
それもあって関係者は、
いい末脚を持っている馬だけに、終わってみたら函館や札幌のコースってのはこの馬にとってちょっと窮屈だったかもしれないね。それでも崩れないんだから、相当な力を秘めていると思う。(横山)武史も褒めてくれているからな。
今度は阪神で外目の枠ももらえたし、ここ最近とは一転してノビノビと競馬が出来るはず。元々センセイ(上村師)ともローズSを使いたいって話をしていただけに、前々から楽しみにしていたレース。やれる自信があるんだよ!

と、なかなか強気に喋っていたんだよな。1勝クラスで一度足踏みはしてしまったものの、ノビノビ走れる条件が揃った今回は、重賞でも見劣らないというジャッジみたいだ。
新聞には載らない関係者情報を公開

最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。ぜひ馬券に役立ててくれ!
(音無/武豊)
「これは重賞を勝てるだけの器だと思うんだよなあ」と某厩舎関係者。春はフローラSで2着→オークス8着とタイトルに手が届かなかったが、厩舎サイドは素質を買っている馬。前哨戦のメンバーなら十分にチャンスありという見立て。当然ここはかなり気合入っていたね。
余談だけど、音無さんもユタカさんもどちらも有名な虎党(阪神タイガースファン)。そんでもってソーダズリングの勝負服は黄色と黒だろ?「タイガースの勢いにのって、こっちも“アレ”しちゃいましょ~!」なんて関係者は冗談言って笑っていたよ。大事なのはその発言の内容ではなく、これだけ砕けた話も出来ているってところ。タイトル獲得の大チャンスが目前に迫ってもリラックスしているのは、自信の表れと言っていいんでねえか。
(矢作/坂井瑠)
オークスではCHECKMATEが大本命◎リバティアイランドの対抗に抜擢したのがこのラヴェル。当時は10番人気とあって、さすがにあの4着惜敗には東京競馬場で膝から崩れ落ちてしまいそうになったが、改めて能力の高さを披露したレースであったことは間違いない。「先行馬には厳しいペースだったし、よく頑張ったと思うんだ」と陣営も満足気だった。今回は1800mへの距離短縮だからな。持ち前の速力を活かしやすい条件でのレースになるのは

申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。
各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!
そしてレース当日には
本当に買うべき3頭を公開するぞ!
「では、一体どの馬を買えば良いんだ?」
「GIならまだしも、重賞レースの馬は分からない」
と考えている方は多いことでしょう。
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山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。