関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!
G1シーズンも今週は小休止。地方では金曜に大井競馬場でJBC3競走も行われるが、中央競馬では今週はG1の開催がない。
しかし!
G1の開催がなくとも、秋のG1シーズンにおける関係者情報がアツいことには変わりない。G1はたしかに格が高くあらゆる関係者の憧れる舞台ではあるものの、言ってしまえば未勝利戦や条件戦と同じ“いちレース”なんだよ。どのレースだって本気で勝ちに行く陣営が居る。そしてその本音を入手するのが大事なことなんだ。
さて、今週採り上げたい重賞はアルゼンチン共和国杯だ。この時期の名物ハンデ重賞で、普段はほとんど使われない東京芝2500m戦ってのも個性的なところ。
どうやって馬券を買おうか悩む方も少なくないと思うが、近年の当レースには一つ“勝ちパターン”があるのを知っているか?ずばりそれは、魔法の数字である『3』を探せばいいだけの簡単な作業なのである!
どういうことか?まずはそこから紐解いていくぞ!
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | プリュムドール | 牝5 | 54.0 | 岩田康 | 奥村豊 |
2 | レッドバリエンテ | 牡4 | 55.0 | 永野 | 中内田 |
3 | ヒュミドール | セ7 | 56.0 | 津村 | 小手川 |
4 | チャックネイト | セ5 | 56.0 | 大野 | 堀 |
5 | アーティット | 牡4 | 57.0 | 菅原明 | 友道 |
6 | アフリカンゴールド | セ8 | 58.0 | 国分恭 | 西園正 |
7 | セファーラジエル | 牡5 | 56.0 | 松岡 | 高柳大 |
8 | アリストテレス | 牡6 | 57.0 | 内田博 | 上村 |
9 | ゼッフィーロ | 牡4 | 57.0 | モレイラ | 池江寿 |
10 | ジャンカズマ | 牡5 | 54.0 | 小沢 | 小栗 |
11 | グランオフィシエ | 牡5 | 57.0 | 北村宏 | 久保田 |
12 | ハーツイストワール | 牡7 | 57.0 | 田辺 | 国枝 |
13 | ディアスティマ | 牡6 | 57.5 | 北村友 | 高野 |
14 | ヒートオンビート | 牡6 | 59.0 | 石川裕 | 友道 |
15 | ユーキャンスマイル | 牡8 | 58.0 | 石橋脩 | 友道 |
16 | テーオーロイヤル | 牡5 | 58.5 | 浜中 | 岡田 |
17 | マイネルウィルトス | 牡7 | 57.0 | 横山武 | 宮 |
18 | アサマノイタズラ | 牡5 | 56.0 | 柴田善 | 手塚 |
魔法の数字『3』の正体とは!?
早速だが、アルゼンチン共和国杯における魔法の数字『3』とは何のことだと思う?3番なのか、3番枠なのか、はたまた3番人気なのか……。
答えは『位置取り』だ。アルゼンチン共和国杯は現在4年連続で3番手から競馬を進めた馬が勝利している。
勝ち馬とコーナー通過順
18年パフォーマプロミス(6-6-6-5)
19年ムイトオブリガード(3-3-3-3)
20年オーソリティ(3-3-3-3)
21年オーソリティ(3-3-3-3)
22年ブレークアップ(3-3-3-3)
すごいよな、ここ数年は毎年のように3番手で回った馬が勝ち切っているんだ。しかもこれは人気馬がただ3番手につけているというわけでもなく、昨年のブレークアップは単勝6番人気。20年オーソリティやムイトオブリガードも2、3番人気だった。
こういった傾向が出ると「3番手じゃなくても前に行けばいいってこと?」と思われる方もいるはず。ただ、それはちょっと違うんだよ。
実際にこの『3番手』の馬が勝ち切った年を含め、直近5年のアルゼンチン共和国杯で、道中2番手以内につけた馬の成績を見ると……
[0-0-0-10]
複勝率0%
なんとびっくりの全滅。なのに3番手の馬だけ勝ちまくり。ほら、3番手だけ魔法にかかってるみたいだろう?
少し種明かしをするとだな。このレースって“いい塩梅”の競馬をするのが重要なレース。
逃げ・2番手の馬が全滅なのは前述の通りだが、もう一つイマイチ冴えない成績となっているのが『上がり最速』の馬なんだよ。
上がり最速をマークした馬
18年ムイトオブリガード2着
19年タイセイトレイル2着
20年サンアップルトン3着
21年ディアマンミノル5着
22年ダンディズム16着
見ての通り、上がり最速の馬がここ5年で一度も勝っておらず、それどころか着外の馬も居るぐらい。
普通は芝の中距離戦で上がり最速を使えたら大体好勝負になるんだぜ。先週の天皇賞秋なんて、昨年までの5年間で上がり最速の馬が②④②②①着だった。どんなに悪くても4着まで来るんだよ。
これは、東京2500mというコースが独特なレイアウトをしているのが要因だな。ダービーなどの舞台である2400mとはたった100mしか変わらないが、その100mに直線の上り坂が入っているんだよ。レースで2度も直線の坂を上らざるを得ないってわけ。
スタミナが必要になるので逃げ切りが難しく、なんと過去10年の東京芝2500m戦ではただの1頭も逃げ馬が勝っていない。
そしてスタミナが必要なレースになるので、上がり最速をマークするのは極端な追い込みで直線一気を狙うような馬も少なくない。要するに、そういう馬ってのは勝負に加われずに終わってしまうことも多いんだ。
たしかに『3番手』は魔法のポジションだが、それ以上にこのレースは上手く競馬の流れに乗ることが大事ってこと。その結果、3番手ぐらいにつけられるといいんだよな。そういう馬を探して行こうじゃないか!
見た目よりも偏りはないぞ
アルゼンチン共和国杯の枠順が確定したな。モレイラ騎乗で人気を集めそうなゼッフィーロは5枠9番、春の目黒記念で東京2500m戦を2着に逃げ粘っているディアスティマは7枠13番。重賞の常連であるヒートオンビートは7枠14番に入った。
こう見ると、人気を集めそうな馬が割と外目の枠に入った印象だよな。他にも、ユーキャンスマイルやテーオーロイヤル、マイネルウィルトスといった重賞で上位に入った実績のある馬が外目に集合している。
ちなみに、過去10年のアルゼンチン共和国杯の枠順別成績を、1~4枠と5~8枠の2つに分けてみるとこうなる。
枠順別成績
1~4枠[3-4-4-60]
5~8枠[7-6-6-71]
お、外枠って減点材料にはならなさそうだな。
ただ一つ気を付けていただきたいところがある。「7勝もしているし、外枠有利でしょ!」というのはちょっと間違いなんだ。
というのも、競馬って多頭数になればなるほど“外枠から”馬が増えていくんだよ。18頭立てなら7枠と8枠だけが3頭ずつになる。過去10年のアルゼンチン共和国杯で言えば、1~4枠の馬がトータル71頭。5~8枠の馬が90頭出走している。そりゃ、外枠の方が多く馬券に絡んでいるのは当たり前なんだよ。
そういう意味では、トータル出走頭数の多くない内枠勢もコンスタントに馬券にはなっているので、枠順に大きな偏りはないと言えるかもな。
では、今年のアルゼンチン共和国杯で枠順を歓迎しているのはどの馬か?
今回注目したいのは内枠をゲットした⑤アーティットだ。この馬ってロスなく進める形の競馬が合っていてな。4着だった前走ケフェウスSもそうだし、オープンで初勝利を挙げた大阪ハンブルクCも内々を先行する形だった。
ただ、春の目黒記念は6枠11番からのスタートで、馬群の外を回される競馬になってしまったんだよな。これだとこの馬の器用さが活きない。加えて、道中のペースがかなり緩くなってしまった分だけ、苦手な瞬発力勝負で力を出し切れず。
内枠を引き当てた今回は関係者のトーンも上がっていて……
色んな競馬が出来る枠だよね。内々をロスなくという競馬もできるし、場合によっては自分から仕掛けていく競馬だってできるはず。
春の目黒記念だってかなり期待していたんだけど、ぶっちゃけあれは不完全燃焼な競馬だったからな~。今度は力を出し切る競馬をしたいと思っていたし、この枠なら出来ると思う!
と、かなり手応えがありそうな様子だったね。どんな立ち回りをするかに注目してみたいところだ。
新聞には載らない関係者情報を公開
最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。ぜひ馬券に役立ててくれ!
(友道/菅原明)
友道厩舎は当レース3頭出し。中間の追い切りではその出走馬3頭で併せ馬をしての追い切りをやっていたんだが、最先着していたのがこのアーティットだった。「見ての通りケイコは動いているしイイ感じの仕上がりで来られたんだよ」と、某関係者もご満悦って感じの表情で話してくれた。
好調で臨めるのは、ゆとりをもったローテを組んでいるってのも大きいよな。「暑い夏は無理せずに充電していたんですよ。目黒記念の後は使おうと思えばハンデ重賞だって選択肢に入ったところだけど、無理して調子を崩したら意味がないからね。その甲斐あって万全の状態で向かえると思います」と、枠順以外にデキの面も良いことしか言っていなかったような感じだった。
(池江寿/モレイラ)
前日段階では抜けた一番人気になっているんだが、この馬って抽選対象だったんだよ。これまでのキャリア11戦で一度も5着以下がないように安定はしているものの、オープンへと昇級した後は③④③着でまだ一度も収得賞金を加算出来ていないんだ。今年のアルゼンチン共和国杯のメンバーレベルで除外になる可能性があるようなら、今後も希望の重賞に出走できないリスクが
申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。
各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!
そしてレース当日には
本当に買うべき3頭を公開するぞ!
「ハンデ戦で配当妙味がありそうだな!」
「でも、一体何を買えば良いんだ?」
と考えている方は多いことでしょう。
では、何を買う?
頼れる本物の情報がココにあるぞ!
知っているか?競馬界は圧倒的に『西高東低』だ。
中長期的に馬券で勝っていきたいなら、主軸に据えるのは関西馬であった方が間違いない。でも、ただ関西馬だから全部買えば良いということではない。だからこそ、オレたちCHECKMATEは栗東を拠点に、他では入手できないような関西陣営の本音をお届けすることを武器としているんだ。
栗東を拠点に、あらゆる関西陣営の情報に精通するCHECKMATEでは、8月開催から重賞勝負で5週連続の万馬券的中をお届けしてまいりました。
また、先月の重賞・富士Sでは、ルメールが騎乗していた人気馬エターナルタイムを、我々が独占的に掴んでいた内部事情から“軽視”。勝負の関西馬ナミュールを中心に完璧に仕留めています!
(シルバーランク以上の方限定)
[10月21日(土)東京11R]
富士ステークス(G2)
◎ナミュール
△レッドモンレーヴ(4番人気)
△ソーヴァリアント(6番人気)
3連単:2万7890円的中
3連複:6060円的中
馬連:1700円的中
今週のアルゼンチン共和国杯でも、ココではまだ紹介できない穴馬も含め「本当に買うべき関西馬」が馬券の鍵となることは間違いないだろう。ぜひ、当日見ていただいて、予想の参考にしてくれよ!
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重賞やGIに関する情報だけではなく、その他の勝負情報もぜひ注目してみてくれ。秋競馬もオレたちと勝ち抜こうぜ!
山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。