
関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!

2024年の中央競馬は金杯でスタート。特に今回は京都金杯が京都に帰ってくる。……不思議な文章だな。
補足すると、ここ3年間は金杯の時期に京都競馬場が改修工事中となっていた。なので中京で代替開催が行われており、中京競馬場で京都金杯が行われていた。
京都は右回りで直線平坦。中京は左回りで直線に坂ありという、それぞれ全く違うコースレイアウトだった。なので、ここ3年間の京都金杯のことは忘れるべきだろう。
では、京都で行われた京都金杯は一体どんなレースだったか?答えから言うと『普通の芝の重賞とは少し違う』というレースなんだよ。
まずはそこについて説明していこう!
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | メイショウシンタケ | 牡6 | 57.0 | 浜中 | 千田 |
2 | コレペティトール | 牡4 | 54.0 | 岩田康 | 中竹 |
3 | ルプリュフォール | セ8 | 57.0 | 秋山真 | 松永幹 |
4 | トゥードジボン | 牡5 | 55.0 | 藤岡佑 | 四位 |
5 | ダノンタッチダウン | 牡4 | 56.0 | 北村友 | 安田隆 |
6 | シャイニーロック | 牡8 | 57.0 | 酒井学 | 佐々晶 |
7 | タイムトゥヘヴン | 牡6 | 57.0 | 幸 | 戸田 |
8 | サヴァ | 牡6 | 56.0 | 松若 | 上村 |
9 | セルバーグ | 牡5 | 57.0 | 松山 | 鈴木孝 |
10 | アンドヴァラナウト | 牝6 | 55.5 | 武豊 | 池添学 |
11 | セッション | 牡4 | 55.0 | 坂井瑠 | 斉藤崇 |
12 | ビューティフルデイ | 牝6 | 55.0 | 西村淳 | 国枝 |
13 | マテンロウオリオン | 牡5 | 58.0 | 太宰 | 昆 |
14 | アルナシーム | 牡5 | 57.0 | 鮫島駿 | 橋口慎 |
15 | ドーブネ | 牡5 | 58.5 | 吉田隼 | 武幸 |
16 | ドルチェモア | 牡4 | 56.0 | 団野 | 上原佑 |
17 | フリームファクシ | 牡4 | 56.0 | 川田 | 須貝尚 |
18 | アヴェラーレ | 牝6 | 56.0 | ルメートル | 木村 |
注意!普通の芝の重賞とは違う!
そもそも『普通の芝の重賞』とはなんぞや?って話から。
基本的に芝の重賞では上がり3ハロンのタイムが速い馬が強いんだよな。主催者がわざわざ各馬の上がり3ハロンのタイムを出しているように、レース後半の3ハロンをいかに速く走れるかというのは、競馬においてかなり重要なこと。
そういえば、暮れの有馬記念で馬連3点目2730円&3連複8050円&3連単4万2110円と完全的中に貢献したドウデュースも上がり最速を繰り出しての勝利だったな。

武豊とドウデュース、シビれるレースぶりだったぜ
実際に表を見てもらった方がわかりやすいかと思うのでちょっとまとめた。
以下にある表は【2023年(有馬記念まで)JRA芝重賞・上がり3ハロン上位】の馬の成績である。
上がり3F | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1位 | 37- 23- 16- 51/ 127 | 29.1% | 47.2% | 59.8% |
2位 | 28- 22- 16- 70/ 136 | 20.6% | 36.8% | 48.5% |
3位 | 10- 8- 21- 89/ 128 | 7.8% | 14.1% | 30.5% |
1~3位合計 | 75- 53- 53- 210/ 391 | 19.2% | 32.7% | 46.3% |
上がり最速をマークした馬は約50%が連対して、約60%が3着以内に好走。2位、3位は上がり最速の馬と比べると少々見劣るところもあるものの、それでも数多くのレースで上位に好走している。
ちなみに、昨年の芝重賞は有馬記念までに113レース行われている。その中で上がり3位以内の馬が75勝、128頭が連対しているというのだから、馬券に絡む確率が高いのがよくわかってもらえるはずだ。
はい、『普通の芝の重賞』の話はこれで終わりね。
京都で行われる金杯は『普通の芝の重賞』とは違って、速い上がりを使ったところでそんなに馬券に絡みません。
上がり3F | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1位 | 3- 2- 0- 7/ 12 | 25.0% | 41.7% | 41.7% |
2位 | 0- 2- 0- 8/ 10 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
3位 | 0- 2- 1- 10/ 13 | 0.0% | 15.4% | 23.1% |
1~3位合計 | 3- 6- 1- 25/ 35 | 8.6% | 25.7% | 28.6% |
直近10年間でわずかに3勝。上がり2位、3位の馬は1勝もできてない。ほら『普通の芝の重賞』とは明らかに傾向が違うだろう?
少しそのメカニズムに触れようか。
まず、京都競馬場の芝コースは最後の直線が平坦となっている。なので、先行した馬がそのまま粘り込みやすいコース形態をしていると言えるな。
その上で、芝コースは内ラチを最内に設置したAコースでの開催となるんだ。直前に行われていた2023年3回京都開催はBコース・Cコースと内ラチが外にせり出すコースを設定していた。つまり馬場の内側が直前の開催で使われていなかったため、どうしても芝の状態は内目の方が良くなるんだよな。
内・前が有利な競馬では、いくら差し馬が速い上がりを使っても届かないという競馬になりがち。それでこういった傾向が出ているんだろうな。
普通の芝の重賞よりも偏りが…?
京都金杯の枠順が確定したな!セリで5億円超えの高値がつき、ここに来て本格化してきたドーブネは7枠15番、連勝中の上がり馬トゥードジボンは2枠4番に入った。
さて、ここ京都で行われる金杯は明確に枠順別成績に偏りが出ているんだ。実際に京都で行われた直近10年分の成績を見てもらえれば、一目瞭然だ。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 3- 2- 1-13/19 | 15.8% | 26.3% | 31.6% |
2枠 | 3- 1- 1-14/19 | 15.8% | 21.1% | 26.3% |
3枠 | 1- 3- 2-13/19 | 5.3% | 21.1% | 31.6% |
4枠 | 1- 1- 3-15/20 | 5.0% | 10.0% | 25.0% |
5枠 | 0- 0- 2-18/20 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
6枠 | 2- 0- 0-18/20 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
7枠 | 0- 1- 0-22/23 | 0.0% | 4.3% | 4.3% |
8枠 | 0- 2- 1-22/25 | 0.0% | 8.0% | 12.0% |
見ての通り、1枠と2枠だけで10回中6回勝っているんだよ。
馬券に絡んでいる馬の総数を見ても、1~4枠が22頭で5~8枠が8頭。内枠の方が圧倒的に有利なのは間違いないだろうな。
とはいえ、6枠が2勝を挙げているように、馬によってはこの枠の不利を覆すことも可能だ。どういう馬がどんな枠に入ったかをしっかりと理解した上で、この傾向の偏りを上手く馬券に利用したいところだな。
内枠有利のメカニズムは前述したコース替わりの影響が大きいだろう。それこそ昔はこの内ラチ沿いの芝だけが青々と茂っており“グリーンベルト”なんて言われていた頃もあったな。今の馬場技術ではそこまで極端なこともなくなってきたが、馬場の見た目なんかも気にしておきたいところ。
さて、そんな今年の京都金杯で好枠を引き当てたのがこの馬だ!
トゥードジボンって2歳の時にG1朝日杯FSにチャレンジしていたぐらいで、関係者の評価は当時からかなり高かったんだよな。
長期休養が二度あって出世が遅れたものの、ここ最近は間隔を詰めて順調にレースに使うことが出来ており、近2走は京都のマイルで連勝。ハナを切る競馬で3戦3勝と、自分でリズムを作る競馬に持ち込めてるのも、ハイパフォーマンスを支えている要素だろう。
実際に厩舎サイドに話を聞いても、
ここ最近は走りのバランスが良くなってきているんだよ。追ってから推進力が出始めたというか、前へ前へという走り方に変化してきた。だからこそ結果が出ているんだろうね。
今回も良い枠を引けたね。もちろん逃げるプランもあるんだけど、今なら逃げずとも格好をつけられる手応えもある。自在に立ち回れるはずだから、そういう意味でもこれ以上ない理想的な枠だね!

と、自信ありそうなトーンだったな。あとは他の先行勢との兼ね合い次第だろう。
新聞には載らない関係者情報を公開

最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。ぜひ馬券に役立ててくれ!
(安田隆/北村友)
「この前はレース前からずっとイライラしていて、デキが良くなかったんですよ」と厩舎関係者。その上で東京まで輸送してのレースだった富士Sは、鞍上が折り合いをつけられず、道中でぶっ放してしまいハイペースでの逃げ。「あれじゃ無理ですよね。度外視すべきですよ」という話。
この中間は落ち着いているようで、そうなってくると助手さんたちも調整がしやすくなるというもの。「力通りなら、マイルのG3では上位と言える馬でしょう?」と、某関係者もここでは格好をつけられるという確かな手応えを持っているようだった。
(佐々晶/酒井学)
忘れもしないのが3走前のマイラーズC。当時は単勝11番人気・115.0倍という超大穴だったんだが、我々はこの馬に本命を打って買い目を公開していた。結果は勝ち馬からわずか0.1秒差の4着と悶絶も悶絶というものになってしまったが、要素が揃えばG2でも勝ち負けに持ち込めるだけの素材である証明をしてくれたんだよな。で、

申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。
各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!
そしてレース当日には
本当に買うべき3頭を公開するぞ!
「いつもの重賞と違う傾向ってのはわかった」
「でも、結局どの馬を買えばいいんだ?」
と考えている方は多いことでしょう。
では、何を買う?
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また、暮れの有馬記念では単勝1番人気のジャスティンパレスではなく、勝負の関西馬ドウデュースを本命に指名し完璧に仕留めています!
(シルバーランク以上の方限定)
[12月24日(日)中山11R]
有馬記念(G1)
◎ドウデュース(2番人気)
★スターズオンアース(7番人気)
△タイトルホルダー(6番人気)
馬連3点目:2730円的中
3連複:8050円的中
3連単:4万2110円的中
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山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。