個性派記者の本音トーク 山川

【重賞研究】裏側ではこういうデータを逐一準備しています

個性派記者の本音トーク 山川
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元気に競馬やってるか! 今日は重賞分析における“地味な下準備”の話を少々。

このところ、毎週やっている『予想講座』が非常に好評で何より。今は根岸Sを採り上げているのでぜひチェックしてほしい。

好評な背景には色々あるんだけど、メインで採り上げているテーマが概ねその通りに決まっているのは個人的にも喜ばしいところ。

例えば、先週の東海Sで言えば“現状、4歳ダート世代はそこまで信頼できない”という部分がカギだった。結果的にオメガギネスは2着には踏ん張ったが、勝ったのは◎本命としたウィリアムバローズだったな。

先々週は日経新春杯をピックアップした。例のハーツコンチェルト、買う理由全く無くね?”のヤツね。これも結果4着。CHECKMATEではキッチリと万馬券的中をお届けできた。

極めつけはやっぱり有馬記念だな。上位人気拮抗の中ソールオリエンスタスティエーラの3歳牡馬は世代レベルが怪しい。数字比較からも危険な人気馬と言わざるを得ない”という話を、明確な分析と共に公開。手前味噌だが、あそこまで踏み込んで戦前から言ってたの、自分くらいな気がしないでもない(笑)。

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ま、すべてが上手くいくわけではないのが競馬の常だけど、それでも努力によって率を高めることはできると信じている。これからも精進します。


さて、本題だ。

重賞分析における“地味な下準備”の一部をお見せしよう……ということで、とあるデータをドン。

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これは来週・東京新聞杯の出走予定馬を『出走馬決定のための賞金計算』の順番に並べたものだ。個人用にまとめているモノだから無機質ですまん(笑)。あと手計算なので微妙に間違ってたらゴメンよ。

この辺、詳しい人なら分かるかもしれないが、重賞レースの出走馬を決めるための賞金計算はちょっと複雑なんだよね。

ただ単に収得賞金(※スポーツ紙や専門紙の馬柱に掲載されるヤツ)をストレートに並べているのではなく、例えば一般的な古馬重賞の場合、

『①各馬の現在の収得賞金』+『②直近1年間で稼いだ収得賞金』+『③直近2年間で稼いだGIでの収得賞金』

という風になっているんだ。これがGIだったり、ハンデ戦だったり、3歳(2歳)限定重賞だったりするとまた別だけどな。

例えば、マスクトディーヴァの場合は収得賞金だけ見ると5700万円なんだけど、そこから上記のルールに当てはめていくとこうなる。

①現在の収得賞金:5700万円

②直近1年で稼いだ収得賞金:5300万円
(1勝クラス勝ち:500万円、ローズS勝ち:2600万円、秋華賞2着:2200万円)

③直近2年で稼いだGI収得賞金:2200万円
(秋華賞2着:2200万円)

①5700万円+②5300万円+③2200万円=合計13200万円

要するに、

・最近の活躍馬を拾い上げるために、直近1年間の稼ぎは重く見る

・GIでの活躍に敬意を払って、それも重く見る


ということ。ただ単に現在の収得賞金だけを比較してしまうと「昔稼いだ賞金が有利になり、最近の成績がイマイチでも重賞に出続けることが可能になる」という事象が起きてしまうからだ。

この賞金順のルールのおかげで、単に収得賞金を比べただけだと収得賞金18番目タイだったホウオウビスケッツが、直近1年間の収得賞金(フリージア賞勝ち、スプリングS2着)のおかげで単独16番目に浮上。今の東京芝1600mはフルゲートが16頭となるため、このままだと無事出走に辿り着けそうだ。

逆に、昨年のシンザン記念を勝っているライトクオンタムは、以降活躍できておらず、そのシンザン記念の勝利からは1年以上が経過してしまうため、他でプラスされる要素が無い。一昨年のアルテミスSを勝っているラヴェルも似たようなパターンだ。どちらも重賞勝ち馬だが、こればかりは仕方ない。

恐らく、この2頭は他に回避馬が出ないようなら別の番組になるだろう。東京新聞杯の裏では小倉で芝2000mのオープン特別(小倉日経オープン)があるし、翌週には京都で芝マイルのリステッド(洛陽S)があるので、その辺りになるんじゃないかな。こういうのを先読みしていれば、現場取材もスムーズになる。


今回は一例として東京新聞杯について書いてみたが、もちろんその先の重賞についても、逐一予定馬をリストアップして事前に計算……という作業を徹底している。こうしないと、そもそも狙い馬のアタリが付かないからね。

スポーツ紙や専門紙の印の場合だと、出走馬が確定してから予想を始める……みたいな記者も居るらしいが、それじゃ遅いということは間違いない。積み重ねと準備が大事だ。


……というところで、今週の話を放っておいて次の話をするのも何だが、来週の東京新聞杯は何かと楽しみなレースなんで、是非とも今から覚えておいてもらいたいところ。これは気合が入りますとも!

山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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