関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!
今週は牡馬クラシック三冠に向けて大事な一戦、共同通信杯をピックアップするぞ。
ここ10年の共同通信杯は数多のG1勝ち馬を輩出してきた重要ステップレース。ザっと上位勢を並べても、
14年イスラボニータ
15年リアルスティール
15年ドゥラメンテ
16年ディーマジェスティ
17年スワーヴリチャード
19年ダノンキングリー
21年エフフォーリア
22年ジオグリフ
23年タスティエーラ
という感じだ。この後のクラシックですぐに結果を出すような馬も多く揃っているレースだけに、今後を占うという見地でも要注目の一戦。
そんな共同通信杯に『必勝パターン』があるのはご存知だろうか?これさえ知っていれば勝ち馬を探すのは簡単!と言えるデータだ。
まずはそれがどういったものかご紹介していくぞ!
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ベラジオボンド | 牡3 | 57.0 | 岩田望 | 上村 |
2 | ディマイザキッド | 牡3 | 57.0 | キング | 清水英 |
3 | フォスターボンド | 牡3 | 57.0 | 横山武 | 中川 |
4 | ミスタージーティー | 牡3 | 57.0 | 坂井瑠 | 矢作 |
5 | ショーマンフリート | 牡3 | 57.0 | ルメール | 手塚 |
6 | エコロヴァルツ | 牡3 | 57.0 | 武豊 | 牧浦 |
7 | パワーホール | 牡3 | 57.0 | 田辺 | 昆 |
8 | ジャスティンミラノ | 牡3 | 57.0 | 戸崎 | 友道 |
9 | ジャンタルマンタル | 牡3 | 57.0 | 川田 | 高野 |
10 | エンヤラヴフェイス | 牡3 | 57.0 | キングスコート | 森田 |
近5年勝率100%の必勝パターン!
共同通信杯の舞台は東京芝1800m。その昔『府中千八展開いらず』という格言があったように、フェアなコースで各馬が力を出しやすい舞台となっている。
しかし、この共同通信杯に関しては結果に偏りが生じているのをご存知だろうか?特に過去5年において勝率100%と毎年必ず結果を出しているのが『4コーナー5番手以内』の先行馬。
実にその成績は直近5年で[5-5-3-14]。つまり、ここ最近は共同通信杯で連対するには、4コーナーで5番手以内につけていないといけなかったということだな。
1着ダノンキングリー(4角4番手)
2着アドマイヤマーズ(4角先頭)
20年
1着ダーリントンホール(4角3番手)
2着ビターエンダー(4角先頭)
21年
1着エフフォーリア(4角3番手)
2着ヴィクティファルス(4角5番手)
22年
1着ダノンベルーガ(4角5番手)
2着ジオグリフ(4角5番手)
23年
1着ファントムシーフ(4角2番手)
2着タッチウッド(4角先頭)
ちなみにこのデータ、ここ5年だけが高確率なわけではないぞ。
過去10年に視野を広げても[8-7-7-32]と、10回中8回で先行馬が勝利。
過去20年で見ても[14-14-12-71]なのだから、実に70%の確率で先行馬が2着以内に好走している。
要するに、4角5番手以内つけている馬をしっかり買っていれば、それだけ馬券が的中する確率も高まるってことだ!
なぜこういった偏りが出ているか。先週の東京新聞杯でも触れたが、この時期の東京芝コースはDコースを使用している。内ラチが普段よりも大きく外にせり出しているため、比較的整った馬場状態でレースを行うこととなる。
しかもこのレースはまだキャリアの浅い3歳馬同士のレースとあって、ペースが落ち着きがち。更にフルゲートになることも少ないため、どうしても前有利の決着になることが多いんだよな。
この点を考慮した上で、他の要素もしっかりとチェックしていこうじゃないか!
ハイセンス×内枠が魅力的!
共同通信杯の枠順が確定したな!朝日杯FSを勝ったG1馬のジャンタルマンタルは8枠9番。その朝日杯で2着だったエコロヴァルツは6枠6番に入った。
ちなみに共同通信杯は今年から『馬齢重量』にルールが変更されている。昨年までは『別定』だったため、収得賞金を多く獲得している馬は重い斤量を背負わされる条件であった。それが今年からは変更されたため、G1を勝っているような収得賞金を持っている馬でもこうして出走してきたというわけ。
今後はコンスタントに実績馬の出走が目立ちそうだな。その辺りにも注目したい。
さて、話を枠順に戻そう。ここ10年の共同通信杯はこのような枠順別成績になっている。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 3- 1- 1- 5/10 | 30.0% | 40.0% | 50.0% |
2枠 | 0- 2- 0- 8/10 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
3枠 | 0- 0- 0-11/11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4枠 | 1- 1- 3- 6/11 | 9.1% | 18.2% | 45.5% |
5枠 | 2- 2- 0-11/15 | 13.3% | 26.7% | 26.7% |
6枠 | 3- 1- 2-11/17 | 17.6% | 23.5% | 35.3% |
7枠 | 0- 2- 3-13/18 | 0.0% | 11.1% | 27.8% |
8枠 | 1- 1- 1-15/18 | 5.6% | 11.1% | 16.7% |
1枠が3勝、6枠が3勝と、勝利を挙げている枠には少し偏りがあるが、内でも外でも問題ないという感じは受けるな。
中でも1枠はここ10年で複勝率50%。2回に1回馬券に絡んでいるハイアベレージな枠だ。
ここ最近当欄で何度かご紹介しているが、2月の東京芝は内ラチが大きく外にせり出しているDコースでの開催である。馬場の傷みがカバーされているため、内ラチ沿いも良好な馬場で競馬が出来る。このレースでもロスなく立ち回れる1枠は有利ということだろう。
今回1枠を引き当てたこの馬にとっても、間違いなく追い風だろう。
ベラジオボンドは千葉サラブレッドセールで1億円以上の値段がついた高額取引馬。厩舎的にもかなり楽しみにしていた馬とあって、初戦の時から評価が高かったんだよな。
そしてのその初戦(12/28阪神5R)は高いセンスを見せての快勝。ゲートからの一歩目こそ遅かったが、すぐにダッシュがついて先行。直線ではジョッキーの指示に瞬時に反応して抜け出し。好素材であることは間違いないな。
実際に某厩舎関係者の話も聞いてみたが、
ここは頭数も多くないし、この枠ならすんなりと前付け出来ることは間違いないでしょ。センスのある馬だからスッと前に行ければそのまま押し切りも狙えると思う。
1億円ホースだけにオーナーサイドの期待も高い馬だし、なんとかクラシックに乗せたいんだよね。余談だけど、日曜は京都でもベラジオオペラを送り出すから、東西どっちも同じオーナーの馬で勝てたら最高だと思うんだ!
と、かなり前向きだったよ。このレースはもちろんのこと、京都記念のベラジオオペラも含めてどのような競馬を見せてくれるか楽しみだな。
新聞には載らない関係者情報を公開
最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。ぜひ馬券に役立ててくれ!
(上村/岩田望)
新馬戦(12/28阪神5R)では【前日情報:ワンコイン馬券】で本命に指名していたが、3馬身差突き抜けての完勝で的中に貢献してくれた。ただ当時に関しては「抜け出してからはソラを使っていた(=気を抜いていた)。まだまだ余裕があったぐらいで、かなり奥を感じているんだよ」という話。最後まで気を抜かずに走ってたら、もっと差がついていたんじゃないか?
そもそもこの馬はセールで1億円以上の値が付いた高額馬でね。陣営としても結果を出すべく、レース前にしっかりと仕上げている。「今回も一線級と戦うってことでバッチリ仕上げたし、ここから先大きな舞台で活躍が期待できるだけの馬に違いない。マジで楽しみしかないよ」と、某厩舎関係者のトーンはとにかく高い。
(矢作/坂井瑠)
前走のホープフルSは一言で言ってドン詰まり。矢作師が一般マスコミ向けに「明らかな騎乗ミス」と痛烈な鞍上批判のコメントを出していたように、指揮官もかなり怒っていたらしい。まあ、スムーズなら突き抜けていたんじゃないかと思わせるぐらいの手応えはあっただけに、好機をフイにしてしまった点を悔やんでいるんだろうな。しかし、それでも次戦でこうして
申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。
各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!
そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!
「共同通信杯は先行馬がこんなに強いんだな」
「でも、結局どの馬を買えばいいんだ?」
と考えている方は多いことでしょう。
では、何を買う?
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暮れの有馬記念では単勝1番人気のジャスティンパレスではなく、勝負の関西馬ドウデュースを本命に指名し完璧に仕留めたぜ!
更に、前開催の日経新春杯では「上位人気間違いなしと言えるハーツコンチェルトに買い材料がない!」と断言。4番人気の◎サヴォーナから万馬券的中をお届け。
そして翌週、東海Sでは「1番人気のオメガギネスではなく、本当に買うべきはこの馬」と◎ウィリアムバローズ(1着)からコチラも完全的中をお届けしています。
[1月14日(日)京都11R]
日経新春杯(G2)
◎サヴォーナ(4番人気)
★ブローザホーン
△サトノグランツ
馬連3点目:1580円的中
3連複:3040円的中
3連単:1万3230円的中
[1月21日(日)京都11R]
東海S(G2)
◎ウィリアムバローズ
△オメガギネス
▲ヴィクティファルス
馬連3点目:570円的中
3連複:1680円的中
3連単:8900円的中
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山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。