個性派記者の本音トーク 山川

フェブラリーステークス2024予想 20年間好走ゼロ!絶望データを見逃すな

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



2024年もG1レースがスタートするぞ!まず今年最初を飾るのが、中央競馬ではわずかに2レースしか行われていないダートG1・フェブラリーSだ!

このフェブラリーSの舞台となっているのが東京ダート1600m。スタート地点が芝コースの上、更にワンターンでシンプルなレイアウトとあって、スピード性能の高さを問われるレースになりがちだ。

そのため、芝で活躍してきた馬も積極的に参戦するレースとなりがち。過去には2013年に出走したカレンブラックヒルが初ダートながら1番人気に推されたこともあった。結果はブービーの15着だったがな。

今年も芝からの転戦組が複数存在する。出走予定馬の中で今回初ダートとなるのは、

ガイアフォース
カラテ
シャンパンカラー


といったあたり。どの馬も血統背景や芝の道悪での実績は持っているものの……実はこのパターンの馬、基本的には『買っちゃいけない馬』なんだよ。

まずはこの点から紐解いていこう!


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 イグナイター 牡6 58.0 西村淳 新子
2 シャンパンカラー 牡4 58.0 内田博 田中剛
3 ミックファイア 牡4 58.0 矢野 渡辺和
4 ドゥラエレーデ 牡4 58.0 ムルザバエフ 池添学
5 オメガギネス 牡4 58.0 ルメール 大和田
6 カラテ 牡8 58.0 菅原明 辻野
7 ガイアフォース 牡5 58.0 長岡 杉山晴
8 セキフウ 牡5 58.0 武豊 武幸
9 ペプチドナイル 牡6 58.0 藤岡佑 武英
10 タガノビューティー 牡7 58.0 石橋脩 西園正
11 キングズソード 牡5 58.0 岩田望 寺島
12 スピーディキック 牝5 56.0 御神本 藤原智
13 レッドルゼル 牡8 58.0 北村友 安田隆
14 ウィルソンテソーロ 牡5 58.0 松山 小手川
15 ドンフランキー 牡5 58.0 池添 斉藤崇
16 アルファマム 牝5 56.0 キング 佐々木

20年間好走ゼロの絶望データ

先に言っておくと、東京ダート1600mってコース自体は“初ダート”の馬にとって悪くない条件なんだよな。

まずはこのデータを見てほしい。当コースで行われた条件戦(新馬・未勝利~3勝クラスまで)に出走した馬の成績を、前走で芝/ダートどちらの競馬に使っていたかをまとめてみたものだ。

■東京ダ1600m戦・前走コース別成績
※過去20年分
前走コース 着別度数 勝率 連対率 複勝率
265- 203- 204- 3522/ 4194 6.3% 11.2% 16.0%
ダート 1492- 1555- 1553-17002/21602 6.9% 14.1% 21.3%

前走ダートの方が桁違いに勝っているのは、そもそも出走数が多いから。見ての通り、前走が芝だろうとダートだろうと、勝率も連対率も複勝率もそこまで大きな差はないんだよな。特に勝率に至っては0.6%しか違わない。

あくまでこのデータは『前走』に焦点を当てている。過去にダート実績がある馬も混ざっているので参考資料ではあるものの、芝を使っているような馬でも十分勝負になるのがこのコースの特徴ってワケだ。


お待ちかねの本編はここから。全く同じデータをフェブラリーSでも見てみようか。

■フェブラリーS・前走コース別成績
※過去20年分
前走コース 着別度数 勝率 連対率 複勝率
0- 0- 0- 25/ 25 0.0% 0.0% 0.0%
ダート 20- 20- 20-231/291 6.9% 13.7% 20.6%
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ぜ、全滅だ!

条件戦だとほとんど差がなかったのに、フェブラリーSだと前走で芝を使っている馬ってのはここ20年ただの1頭も来ていない。勝っていないどころか、馬券にすら絡んでいないのだから恐ろしいデータだろ。

まあ、たしかにこのパターンの馬は下位人気という馬も少なくない。ただその一方で、上位人気に推されていた馬が居ない訳でもない。

23年シャールズスパイト(5番人気/9着)
13年カレンブラックヒル(1番人気/15着)
10年レッドスパーダ  (3番人気/12着)
10年リーチザクラウン (4番人気/10着)

この辺りはある程度人気しつつ、本番では全く結果が出なかったという馬たち。やはりG1ともなると、芝とダートでは勝手が違うのだろう。そう言わざるを得ないほど凄まじいデータだ。

ちなみに、2013年まではある程度毎年のように“前走芝”からの転戦が目立ったフェブラリーSだが、ここ10年では計5頭しか参戦していないように、現場の関係者としてもこのパターンは諦めつつあったのだろう。昨年23年のシャールズスパイトにしても外国馬だからな。

今年は久々に“前走芝”が複数頭出走。ある程度人気しそうな馬も混じっているが、基本的には厳しいもんだと思っておいた方がいいだろうな。やはり軸はダートで実績を出している馬だろう!

『苦労しない』枠に入った馬に注目

フェブラリーSの枠順が確定したな。ルメール騎乗で人気を集めそうなオメガギネスは3枠5番、芝からの参戦となるガイアフォースは4枠7番、地方競馬の年度代表馬であるイグナイターは1枠1番となった。今年は内枠に入った有力馬が多い印象だな。

さて、このフェブラリーSはどんな枠に入った馬が有利なのか?まずは過去20年分の枠順別成績を見てみようじゃないか。

■フェブラリーS・枠順別成績
※直近20年分
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 1- 1- 1-35/38 2.6% 5.3% 7.9%
2枠 4- 2- 3-30/39 10.3% 15.4% 23.1%
3枠 1- 2- 4-33/40 2.5% 7.5% 17.5%
4枠 2- 3- 1-34/40 5.0% 12.5% 15.0%
5枠 1- 4- 5-29/39 2.6% 12.8% 25.6%
6枠 4- 0- 3-33/40 10.0% 10.0% 17.5%
7枠 3- 4- 0-33/40 7.5% 17.5% 17.5%
8枠 4- 4- 3-29/40 10.0% 20.0% 27.5%

基本的には外枠の方が好成績が出ている印象で、連対率が1桁なのは1枠と3枠だけ。一方で外枠勢は安定して馬券に絡んでいるあたり、外からスムーズに立ち回る競馬がこのコースには合っているのだろう。

というのも、ダート戦は芝に比べてキックバックの量がどうしても多くなる。

歴戦の古豪たちは気にしない馬も多い一方で、ダートでのキャリアが浅い馬や気性的に憶病な馬ってのは、砂を被らずに進められる方が力を出し切りやすいんだよな。

また、東京ダート1600mというコースは、普段の条件戦ならば『前走芝』の馬でも好走例が多いように、基本的にはスピード能力の高さを活かしやすいコース。内々でロスなくというよりも、いかにスムーズな競馬をするかが好走の大きなポイントとなっているのだろう。外枠優勢のデータはこの辺りが原因と見ている。


では、今年のフェブラリーSで好枠を引き当てたのはどの馬か?

⑬レッドルゼル
「この枠なら苦労せず捌けるだろう」

レッドルゼルは主戦の川田が毎年のように「マイルは長い」って言い続けてきたんだが、それでも4→6→2着と大崩れせずにまとめ上げているのだから、ある程度の適性はあるんだろうな。

で、この過去3年の着順に枠順を併記すると……

21年8枠16番→4着
22年3枠5番→6着
23年8枠15番→2着

といった感じで、外枠に入った年に比較的頑張っているんだよ。今年は7枠13番と、外目の枠を引き当てたのは間違いなく好材料だろう。

関係者とも先ほどやり取りをしてきたが、

ここ最近は末を活かす形にこだわっているけど、内枠だとどうしても直線で捌けるかどうかが重要になる。窮屈なところに押し込められる不安もあるからね。

でも、外目の枠なら出たなりに自分のリズムで進められる。上手く脚を溜めれば終いはしっかりと伸びてくるタイプだし、今年も楽しみだよ!

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と、なかなか色気を持っていそうな雰囲気だったな。安田隆厩舎にとっては解散前最後の中央G1とあって、やはり力が入るタイミングだろう。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。ぜひ馬券に役立ててくれ!

④ドゥラエレーデ
(池添学/ムルザバエフ)

一般ファンの間で「次走と騎手をサイコロで決めているんじゃないか」なんて言われていた馬。たしかに、UAEダービー→日本ダービー→宝塚記念からの、暮れはチャンピオンズCって、なかなかあり得ないローテーションではあるよな(笑)。

ただ、今はダートG1に続けて使っているし、何より鞍上にはムルザバエフを固定出来ている。本来だったら当レースでは騎乗できなかったところ、モリスの早期帰国に伴ってコンビ継続が決まったという流れも良いよな。「ムルちゃんが追い切りに乗って最後のスパイスも加えてくれたし、このメンバーなら引き続き勝ち負けになるでしょ」と厩舎関係者。自信持って臨める一戦のようだ。

⑦ガイアフォース
(杉山晴/長岡)

ぶっちゃけこれは関係者内でも賛否両論。人によっては「母もダート馬だし、前々からいかにもダートが合うと思っていた。待望の条件替わりだよ」って声が出ているが、一方で別の人からは「たしかにダートっぽい雰囲気はあるんだけど、実は走りが軽いタイプだから冬場はどうか……」ってな声も。簡単に言えば



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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
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「危ない危ない。初ダートの馬を買おうと思っていたんだよ」

「でも、結局どの馬を買えばいいんだ?」


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GI・重賞レース

[1月14日(日)京都11R]
日経新春杯(G2)
◎サヴォーナ(4番人気)
★ブローザホーン
△サトノグランツ

馬連3点目:1580円的中
3連複:3040円的中
3連単:1万3230円的中

GI・重賞レース

[1月21日(日)京都11R]
東海S(G2)
◎ウィリアムバローズ
△オメガギネス
▲ヴィクティファルス

馬連3点目:570円的中
3連複:1680円的中
3連単:8900円的中


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山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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