関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!
今週からは阪神・中山へと東西主場の開催が移る。1回阪神開催の開幕週を飾るのが、芝1400mの阪急杯だ!
芝1400mって条件は得意としている馬が多い反面、この距離でのG1が日本にはないんだよな。1400mマイスターたちはG1に挑戦するなら、海外へ行くか1200mかマイルへ使わなければいけないというのが現状である。
ということで、1400mマイスターたちはG2やG3のレースにも積極的に出走してくるんだ。阪急杯はその中の1鞍ってことだな。
しかしこのレース、不思議な傾向があるんだよ。同じ阪神芝1400mのG2阪神カップから転戦してくる馬が、全然好走しないんだ!
これ、暮れの阪神カップを勝ってここに臨むウインマーベルにとっては超危険なデータだ。人気を集める馬なのは間違いないだろうから、まずはこれがどういったデータなのかしっかりと把握するところから始めよう!
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ウインマーベル | 牡5 | 58.0 | 松山 | 深山 |
2 | サンライズロナウド | 牡5 | 57.0 | 古川吉 | 安田隆 |
3 | サトノアイ | 牝6 | 55.0 | 田口 | 須貝尚 |
4 | ルプリュフォール | セ8 | 57.0 | 岩田康 | 松永幹 |
5 | メイショウチタン | 牡7 | 57.0 | 藤岡康 | 本田 |
6 | タマモブラックタイ | 牡4 | 57.0 | 角田和 | 角田 |
7 | スマートクラージュ | 牡7 | 57.0 | 池添 | 池江寿 |
8 | カルロヴェローチェ | 牡4 | 57.0 | 酒井学 | 須貝尚 |
9 | サトノレーヴ | 牡5 | 57.0 | 小崎 | 堀 |
10 | デュガ | 牡5 | 57.0 | 松若 | 森 |
11 | ボルザコフスキー | 牡5 | 57.0 | ムルザバエフ | 清水久 |
12 | ホープフルサイン | 牡8 | 57.0 | 原 | 本間 |
13 | ワールドウインズ | セ7 | 57.0 | 角田河 | 笹田 |
14 | エンペザー | 牡5 | 57.0 | 高倉 | 田中克 |
15 | ダノンティンパニー | 牡6 | 57.0 | ルメートル | 中内田 |
16 | アサカラキング | 牡4 | 57.0 | 斎藤 | 斎藤誠 |
17 | カリボール | 牡8 | 57.0 | 和田竜 | 西村 |
18 | メイショウホシアイ | 牝6 | 55.0 | 泉谷 | 高橋亮 |
ウインマーベル該当!注目の“危険”データ
阪神芝1400mでは基本的に古馬の重賞が2レース行われる。1つはこの阪急杯で、もう1つが暮れの阪神カップだ。
で、冒頭でも述べた通りこの『1400m』という路線はちょっと独特で、こだわりの強い陣営が多い。1200mだと短い、1600mだと長いって馬はこの距離に使い続けるしかないもんな。
ということで12月阪神カップ→2月阪急杯というローテを組んでくる馬が毎年必ず出てくる。
普通に考えたらG2の阪神カップである程度結果が出た馬が、G3の阪急杯に使ってくればある程度結果が出そうじゃないか。
しかし、実際はこんな感じになっているんだ。
(※過去5年)
23年6着ルプリュフォール
23年7着グレナディアガーズ
22年8着タイセイビジョン
21年③着ジャンダルム
21年4着インディチャンプ
21年5着ダノンファンタジー
21年10着タマモメイトウ
20年③着フィアーノロマーノ
20年6着ストーミーシー
20年12着マイスタイル
19年6着ダイアナヘイロー
19年7着ミスターメロディ
19年9着スターオブペルシャ
19年13着ヒルノデイバロー
[0-1-1-12]
勝 率0.0%
連対率7.1%
複勝率14.3%
全然馬券に絡んでねえじゃねえか!
1400mってこの距離の専門家みたいな馬が多いはずなのに、阪神カップから転戦してきた組は過去5年で3着が最高って、ちょっと意外じゃないか?
しかもこの負け続けた14頭の中には1番人気が2頭、2番人気も2頭、3番人気も2頭、もっと言うと4番人気も2頭と上位人気に支持されていた馬がかなりいる。
この14頭の平均人気は5.8人気。
対して平均着順は7.1着なのだから、このローテは基本的に人気を裏切っているってことなんだよな。
なんで同じ阪神芝1400m戦でこんなことになるのか?って話なんだけど、阪神カップと阪急杯って全然立ち位置が違うんだよな。
12月の阪神カップは開催の4週目に行われる。有馬記念の前日に行われるのが恒例で、馬場を使い込んだ後に行われるレースなんだよな。
一方で2月の阪急杯は開催の前半に行われる。馬場を綺麗に整えた状態でのレースなのだから、この両レースはコンディションが大きく異なるはずだ。そりゃ、どっちかのレースでも走れている馬が少ないってのもわかってもらえるだろう。
ウインマーベル、最内枠はどう?
阪急杯の枠順が確定したな!暮れの阪神カップを勝ったウインマーベルは1枠1番、最内枠を引き当てた。
この1枠1番という枠順はどうか?まずは過去10年間の阪急杯の枠順別成績を見てみよう。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1- 2- 0-14/17 | 5.9% | 17.6% | 17.6% |
2枠 | 1- 0- 3-14/18 | 5.6% | 5.6% | 22.2% |
3枠 | 0- 5- 2-12/19 | 0.0% | 26.3% | 36.8% |
4枠 | 1- 1- 1-16/19 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
5枠 | 0- 0- 1-19/20 | 0.0% | 0.0% | 5.0% |
6枠 | 2- 1- 0-17/20 | 10.0% | 15.0% | 15.0% |
7枠 | 4- 0- 1-19/24 | 16.7% | 16.7% | 20.8% |
8枠 | 1- 1- 2-21/25 | 4.0% | 8.0% | 16.0% |
1枠はここ10年で1勝、2着2回。ちなみにこの連対3回は全てが1番枠の馬によるもの。特筆すべき成績ではないものの、この枠に入ったら全く走れないってレベルではないか。別に良い枠ではないが、絶望的な枠でもない。
関東の関係者も「上手く折り合えるかどうかが重要な馬だし、この枠なら前に壁は作れるんじゃないかな」というトーン。まあ、無難ってところか。
阪急杯というレースで言えば、結果が出ているのは3枠と7枠だな。3枠はここ10年で馬券圏内に好走した馬が7頭。7枠に関しては4頭が勝ち切っているように、これらの枠は比較的良い成績を収めている。
ただ、ここ10年の平均着順・平均人気を見てみると……
枠番 | 平均着順 | 平均人気 |
---|---|---|
1枠 | 9.1着 | 8.5人気 |
2枠 | 8.8着 | 7.5人気 |
3枠 | 5.8着 | 7.6人気 |
4枠 | 9.1着 | 9.2人気 |
5枠 | 9.2着 | 9.5人気 |
6枠 | 9.1着 | 9.0人気 |
7枠 | 8.9着 | 8.7人気 |
8枠 | 9.4着 | 9.5人気 |
3枠以外はとりわけ強い偏りがないんだよな。開幕週かつ最初のコーナーが近いコースではあるんだが、ことレースとの相性で言えばそこまで枠順で一喜一憂することはないだろう。
では、今年の阪急杯で“好枠”と言える枠を手にした馬はどの馬なのか?
ルプリュフォールは今回、テン乗りの岩田康誠騎手へと乗り替わりになる。
この馬ってどうしても後方待機→追い込みという極端な競馬になりがちなんだが、イン突きの得意な岩田康騎手へ手が替わって内枠を引き当てたとなれば、今回は上手く馬群を捌く競馬に持ち込めるかもしれない。
実際にこの馬について関係者とも話をしたが、
どうしても重賞だと大外を回っての追い込みはなかなか決まらない。腹を括ってインを突く競馬が出来れば力の差はそうないと思うし、何よりこの馬って意外と馬群を捌けるんだよ。
あとは岩田パパの腕に期待するのみ。彼なら直線も上手く捌いてくれるんじゃないかな。
と、このジョッキーが乗るからこそ期待を寄せていたな。これは手頃な人気で買えそうだし、一発があって不思議ない存在だ。
新聞には載らない関係者情報を公開
最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。ぜひ馬券に役立ててくれ!
(安田隆/古川吉)
この馬は本当に乗り難しい馬で、ここ最近は横山典弘がなんとか乗りこなしてきたという経緯がある。中間の調教は助手さんが乗っているが、ウッドや坂路で速い時計を出す訳ではなく、長くじっくりと負荷をかけて……という調整。変わった馬だよ。
それだけに、今回は古川吉洋への乗り替わりがどうかだな。初コンビになるのは見ての通りなんだが、どうやら調教でも全く乗っていない、本当のテン乗りだという話。「難しい馬だから調教はいつもの助手さんがやるしかない。能力は重賞級だと思うけど、今回は甘くないかな」と、この辺は関係者もシビアにジャッジしていたな。
(松永幹/岩田康)
今年で8歳とベテランの域に入ってきたが、まだまだ力の衰えは感じられないって話。「ずっと上がり1位か2位でまとめてきてる訳だからね。まだまだ末脚のクオリティが落ちてないように、噛み合えば重賞で勝ち負けできるレベル馬だと思っている」と、担当者の評価も高いまま。前走京都金杯は1600m戦だったが、
申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。
各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!
そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!
「当たり前のように阪神カップ組を買おうとしていたよ」
「でも、結局どの馬を買えばいいんだ?」
と考えている方は多いことでしょう。
では、何を買う?
頼れる本物の情報と分析を、山川記者は持っているぞ!
暮れの有馬記念では単勝1番人気のジャスティンパレスではなく、勝負の関西馬ドウデュースを本命に指名し完璧に仕留めたぜ!
更に、前開催の日経新春杯では「上位人気間違いなしと言えるハーツコンチェルトに買い材料がない!」と断言。4番人気の◎サヴォーナから万馬券的中をお届け。
そして翌週、東海Sでは「1番人気のオメガギネスではなく、本当に買うべきはこの馬」と◎ウィリアムバローズ(1着)からコチラも完全的中をお届けしています。
[1月14日(日)京都11R]
日経新春杯(G2)
◎サヴォーナ(4番人気)
★ブローザホーン
△サトノグランツ
馬連3点目:1580円的中
3連複:3040円的中
3連単:1万3230円的中
[1月21日(日)京都11R]
東海S(G2)
◎ウィリアムバローズ
△オメガギネス
▲ヴィクティファルス
馬連3点目:570円的中
3連複:1680円的中
3連単:8900円的中
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◎本命馬から、不動の○対抗馬、そして絡めば高配当が期待できる大穴馬までコッソリお教えするからな。この先の重賞も一緒に獲って喜びを分かち合おう!
山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。