個性派記者の本音トーク 山川

ヴィクトリアマイル2024予想 1番人気~3番人気の馬の成績がヤバイって知ってる?

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



今週はヴィクトリアマイルだ。古馬になると牝馬限定のG1ってのはレース数が少なくて、春のヴィクトリアマイルと秋のエリザベス女王杯しかないんだよな。

さて、このヴィクトリアマイルって結構実力馬が集結するイメージがないか?アーモンドアイ、グランアレグリア、ソダシ、ソングライン、ストレイトガール……近年に絞っただけでもこれだけの名牝が出走している。やはり東京マイルというフェアなコースだからこそ、ちゃんと実力馬が出走してきているんだよな。

で、この馬名だけを見ると「そうか、ヴィクトリアマイルって強い馬が出走してきたらちゃんと結果を出しているんだな……」って思わない?実際、さっき名前を挙げた5頭ってみんなこのレースで結果を残してきた馬だからね。

しかし!だからといって上位人気馬で順当に決まるレースじゃないってのは覚えておいた方がいい。むしろ1~2番人気の立場が危ういレースである。まずはこの点からチェックしていこう!


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 ライラック 牝5 56.0 戸崎 相沢
2 フィアスプライド 牝6 56.0 ルメール 国枝
3 スタニングローズ 牝5 56.0 西村淳 高野
4 コンクシェル 牝4 56.0 岩田望 清水久
5 ウンブライル 牝4 56.0 川田 木村
6 マスクトディーヴァ 牝4 56.0 モレイラ 辻野
7 ハーパー 牝4 56.0 池添 友道
8 サウンドビバーチェ 牝5 56.0 松山 高柳大
9 テンハッピーローズ 牝6 56.0 津村 高柳大
10 ナミュール 牝5 56.0 武豊 高野
11 ルージュリナージュ 牝5 56.0 横山和 宗像
12 キタウイング 牝4 56.0 杉原 小島茂
13 モリアーナ 牝4 56.0 横山典 武藤
14 フィールシンパシー 牝5 56.0 横山琉 小島茂
15 ドゥアイズ 牝4 56.0 鮫島駿 庄野

1番人気~3番人気の好走率が低い!?

さて、まずは中央G1における上位人気馬の成績ってのをチェックしてみようか。基本的には1~3番人気の馬の好走率って高いんだよ。日本の競馬ファンは馬券が上手いって各地で言われるしな~。

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 12- 2- 5- 7/26 46.2% 53.8% 73.1%
2番人気 4- 6- 3-13/26 15.4% 38.5% 50.0%
3番人気 2- 6- 3-15/26 7.7% 30.8% 42.3%
1~3人気合計 18-14-11-35/78 23.1% 41.0% 55.1%

こんな感じ。1番人気の複勝率は70%を超えているし、1~3人気の馬を合計してもまず半分ぐらいは馬券に絡んでいる。基本的にはG1の上位人気はある程度の確率で3着以内に入っているっていうのが、このデータを見ただけでもわかるよな。


で、今度はヴィクトリアマイル単体の成績を見てみようか。

■ヴィクトリアマイル・上位人気
※過去10年
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2- 2- 1- 5/ 10 20.0% 40.0% 50.0%
2番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 0.0% 10.0%
3番人気 0- 3- 0- 7/ 10 0.0% 30.0% 30.0%
1~3人気 2- 5- 2- 21/ 30 6.7% 23.3% 30.0%
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あ、あれ?1~3番人気の複勝率が30%しかないじゃねえか!

見ての通り、他の中央G1と比べると明らかに1~3番人気の成績がよろしくないんだよな。そもそも10年間で2勝しかしていないってのもおかしな話。2、3番人気の馬なんて1頭も勝っていないんだから、こりゃ珍しいレースだわ。


前にも同じような話をしたのを覚えてるか?高松宮記念の時だな。

あのレースは『1番人気の成績が悪い』というテーマでさ。高松宮記念の1番人気って過去10年でわずかに1勝しかしていなくて、中央G1の中で最も結果の出ていないレースだったんだよ。

実際に今年の高松宮記念は1番人気のルガルがぶっ飛んで、3連単5万馬券の波乱決着。俺たちは◎ビクターザウィナー(5番人気)から的中を仕留めたって結果になったんだよな。ぜひ当時の記事も読み返してみてくれ!

じゃ、ヴィクトリアマイルで結果の出ていない上位人気馬(1~3人気)がどういう馬かってのをチェックしていこうか。

①距離延長
→10年間で[0-0-0-5]
前走でマイルより短い距離を使っていて、今回延長してきた馬ってのが全くもって走れていない。東京マイルってのはタフな舞台なので、ある程度は中距離も走れるような体力があった方がいいってことじゃないかな。
②前走海外
→10年間で[0-0-0-2]
ま、これは母数が少ないからなんとも言えないところはあるんだが、やはり海外からの帰国初戦ってのは簡単な話じゃないんだろうな。

ただ、昨年覇者ソングラインは22、23年共に前走海外&距離延長というローテで出走している。初回の22年は5着に敗れたが、23年は4番人気1着と巻き返してるんだよ。ある程度は“経験値”でまかなえる部分かもしれない。

実際に次のデータを見てほしい↓
③4歳馬
→10年間で[0-4-1-10]
なんと上位人気に推された4歳馬はここ10年で1頭も勝っていないんだ!

ちなみに5歳馬は[2-1-1-9]となる。要するに、まだまだ経験の浅い4歳馬が素質を評価されて上位人気に推されたものの、実際はまだ経験値や能力そのものが足りていなかったというシーンが複数回あったということだね。

今年、上位人気が見込まれる馬で言うと……

ナミュール→前走海外

マスクトディーヴァ→4歳馬

ウンブライル→4歳馬

と、それぞれ気になる材料があるな。この上位人気勢に関しては、もう少ししっかりと細かい材料も見極めた上でジャッジしていきたいところだな。枠順や関係者情報ってところはちゃんと注目しないとダメだぞ!

先週のNHKマイルCとは全然違う!

ヴィクトリアマイルの枠順が確定したな!昨年のマイルCSで牡馬相手にG1タイトルを獲得したナミュールは6枠10番、秋華賞でリバティアイランドの2着と健闘したマスクトディーヴァは4枠6番に入った。

さて、まずは直近10年間のヴィクトリアマイルにおいて、一体どの辺の枠順が好走しているかをチェックしてみよう。

■ヴィクトリアマイル・枠順別成績
※過去10年
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0- 0- 3-17/20 0.0% 0.0% 15.0%
2枠 2- 1- 2-15/20 10.0% 15.0% 25.0%
3枠 5- 0- 1-14/20 25.0% 25.0% 30.0%
4枠 0- 2- 1-16/19 0.0% 10.5% 15.8%
5枠 0- 3- 0-16/19 0.0% 15.8% 15.8%
6枠 1- 1- 0-18/20 5.0% 10.0% 10.0%
7枠 2- 0- 1-25/28 7.1% 7.1% 10.7%
8枠 0- 3- 2-24/29 0.0% 10.3% 17.2%

見ての通り、3枠の馬が10年間で5勝も挙げている。もっと言うと、3枠は現在3年連続で勝利を挙げている。1番人気→4番人気→4番人気での3連勝という点を踏まえても、これは内目の枠を得るメリットが大きいと見て良さそうだな。

さて、先週のNHKマイルCは外枠優勢のレースだと説明したのを覚えているだろうか?

NHKマイルC(2014~2023年の10年間)

■1~4枠[2-5-4-69]
勝 率:2.5%
連対率:8.8%
複勝率:13.8%

■5~8枠[8-5-6-80]
勝 率:8.1%
連対率:13.1%
複勝率:19.2%

そして今年のNHKマイルは8枠16番→7枠14番と外枠のワンツーだったんだよな。やはりあのレースは外枠優勢だわ。


一方でヴィクトリアマイルも同じような表現にすると……

ヴィクトリアマイル
(2014~2023年の10年間)


■1~4枠[7-3-7-62]
勝 率:8.9%
連対率:12.7%
複勝率:21.5%

■5~8枠[3-7-3-83]
勝 率:3.1%
連対率:10.4%
複勝率:13.5%

このように、わかりやすく内枠の方が数字が良いんだよ。

どうしてこうなるか、その理由の一つが『Bコース替わり』だ。

今週から東京競馬場の芝コースはBコースでの開催となる。内ラチが最も内側に設置されていたAコースよりも外にせり出す形となり、開催が進んで傷みの出ていた部分がカバーされるんだよな。

そうすると、今週からは内ラチ沿いも馬場コンディションが良化する。ロスなく立ち回れる内枠勢の活躍が目立つというメカニズムだ。


今年内枠を引き当てた馬の中でも、こういうタイプはいかにも枠の利を活かせるんじゃないか?

④コンクシェル
「ハナに行く気満々ですよ!」

コンクシェルってのは面白い馬で、逃げ馬なんだけど直線が長いコースでの良績が多いタイプなんだよな。

実際、3勝クラスを勝ったのが今回と同じ東京芝でのレース。前々で進められる先行力がありながら、レース後半3ハロンを速いラップでまとめられる速力の高さも備えているだけに、最後の直線が長くてもゴールまで良い脚を使い続けられるというワケ。

今回は実績ある東京コース。しかも内目の枠を引き当てた。

正直、ハナに行く気満々ですよ!中間はしっかりとゲート練習もしています。

何せこの馬は揉まれ弱いので、力を出し切るにはとにかくスムーズな競馬をしたい。内目の枠なら主張していけば行き切れると思うし、ロスなく立ち回ることさえ出来れば、G1でも見劣らないだけの力はあると思いますよ!

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と、関係者はなかなか色気を持っている様子だったね。スタートが決まるかどうか、そして行き切れるかどうかは相手次第のところもあるが、理想的な競馬に持ち込めれば、チャンスは十分にあるだろう。


新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。ぜひ馬券に役立ててくれ!

③スタニングローズ
(高野/西村淳)

走りを見ているだけでも調子が良いのは分かったんだが、追い切りに乗った西村淳が引き上げてきて「イルカみたいだった」と褒めていたのが印象的だったな。……イルカ乗った事あんのか?とも思ったのが正直なところだが、とにかく跳ねるような走りに好感を得たってことだろう。

前走の大阪杯はさすがに長い休養明けとあってまだ仕上がり切っていなかったが、今回は中5週と間隔を詰めての続戦。「やっぱり一度叩いてデキはグンと上昇しているし、そこだけは本当に自信がある。あとは力関係だけでしょ」と厩舎関係者の方も良い手応えを持っていたね。

⑥マスクトディーヴァ
(辻野/モレイラ)

1週前はウッドでしっかり追い切って、最終追い切りは馬なりでサラリ。これは辻野厩舎が助手時代に在籍していた角居厩舎から引き継いだ調教スタイルなんだよな。1週前までにしっかりと仕上げているからこそ、最終追い切りは味付け程度で十分なんだ。



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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「たしかに、毎年一筋縄ではいかないレースだよな」

「でも、どの馬を買えばいいんだ?」


と考えている方は多いことでしょう。

では、何を買う?
頼れる本物の情報と分析を、山川記者は持っているぞ!

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暮れの有馬記念では単勝1番人気のジャスティンパレスではなく、勝負の関西馬ドウデュースを本命に指名し完璧に仕留めたぜ!



また、先週の京都新聞杯では単勝5番人気の◎ウエストナウから、馬連3点目で万馬券的中を仕留めました!

GI・重賞レース
(シルバーランク以上の会員様限定)

[5月4日(土)京都11R]
京都新聞杯(GⅡ)
◎ウエストナウ(5番人気)
★ジューンテイク(8番人気)
△ヴェローチェエラ(2番人気)

3連複:2万1060円的中
馬連3点目:1万1990円的中


更に、2週前の青葉賞では◎○▲の3頭で決着!3万馬券的中をお届けしました!

GI・重賞レース
(シルバーランク以上の会員様限定)

[4月27日(土)東京11R]
青葉賞(GⅡ)
◎シュガークン(2番人気)
○ショウナンラプンタ(7番人気)
▲デュアルウィルダー(4番人気)

3連単:3万8360円的中
3連複:6630円的中
枠連1点目:720円的中


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ヴィクトリアマイルの最終結論(予想印)はレース当日に無料公開するぞ!

◎本命馬から、不動の○対抗馬、そして絡めば高配当が期待できる大穴馬までコッソリお教えするからな。この先の重賞も一緒に獲って喜びを分かち合おう!


山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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