
関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!

今週は函館スプリントステークスだ。このレースが行われると、いよいよ夏競馬が始まったんだな~と実感させられるよな。
さて、函館スプリントSは函館開催の開幕週に行われる。開幕週の芝のレースと行ったら、どんなシーンを想像する?きっと、逃げ馬の前残りが多そう……という心理が働くと思うんだよな。
しかも函館の芝コースってのは、最後の直線が262mしかない。こんなに直線の短いコースで、開幕週の綺麗な馬場となると、どうしても先行勢の残り目を気にしてしまうというもの。
しかし!実はこの函館スプリントS、逃げ馬の成績があまり良くないということを知っているか?今年は関東馬のアサカラキングという逃げ馬が人気を集めそうだが、ちょっとこの馬をアテにしすぎてはいけないレースに思えるんだよ。
まずはこの点から見ていこうじゃないか!
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | サウザンサニー | 牡4 | 57.0 | 菱田 | 岩戸 |
2 | カイザーメランジェ | 牡9 | 57.0 | 佐々木 | 矢嶋 |
3 | アサカラキング | 牡4 | 57.0 | 斎藤 | 斎藤誠 |
4 | サトノレーヴ | 牡5 | 57.0 | 浜中 | 堀 |
5 | オタルエバー | 牡5 | 57.0 | 角田河 | 中竹 |
6 | シナモンスティック | 牝5 | 55.0 | 丹内 | 宗像 |
7 | シュバルツカイザー | セ6 | 57.0 | 大野 | 大竹 |
8 | カルネアサーダ | 牝5 | 55.0 | 鮫島駿 | 福永 |
9 | キミワクイーン | 牝5 | 56.0 | 横山武 | 奥村武 |
10 | ウイングレイテスト | 牡7 | 59.0 | 松岡 | 畠山吉 |
11 | ジャスティンスカイ | 牡5 | 57.0 | 池添 | 友道 |
12 | ジュビリーヘッド | 牡7 | 57.0 | 富田 | 西園翔 |
13 | ビッグシーザー | 牡4 | 57.0 | 坂井瑠 | 西園正 |
14 | セッション | 牡4 | 57.0 | 藤岡佑 | 斉藤崇 |
15 | マテンロウオリオン | 牡5 | 57.0 | 横山和 | 昆 |
16 | ゾンニッヒ | 牡6 | 57.0 | 武豊 | 池江寿 |
「逃げちゃダメ」なレース!?

さて、まずは今回のテーマである、函館スプリントSにおける『逃げ馬』の成績を確認してみようぜ。
■函館スプリントS・逃げ馬の成績
※函館開催の過去25回分
[3-5-3-14]
勝 率:12.0%
連対率:32.0%
複勝率:44.0%
なんと25回の歴史の中で、逃げ馬がそのまま押し切った年ってのはわずかに3回しかないんだ。直線の短い函館開催だと、もっと逃げ馬有利なんじゃないかと誤解している人も多いんじゃないかな。
更に言うと、その内1回は“いわくつき”の逃げ切り。これは2019年の話ね。当時はトレセンで使われている飼料の中に禁止薬物が混入してしまい、土日合わせて156頭が競走除外になるという大事件が起きた週だったんだよ。
函館スプリントSからも6頭の競走除外が出て、最終的にレースは7頭立てで行われた。開幕週に7頭でレースしたら、そんなの前が残るに決まってるだろ。
この2019年をノーカウントとすると、過去24年で逃げ切りはわずかに3例だけ。全然逃げ有利のレースじゃないんだよ。
ただ、普段の函館芝1200mってのは、もっと逃げ馬の好走確率が高い。今回はちょっと気合を入れて、データが残っている全ての函館芝1200m戦での逃げ馬の成績を調べてみたんだが……
■函館芝1200m・逃げ馬の成績
※1986年以降全て
[424-223-156-720]
勝 率:28.0%
連対率:42.6%
複勝率:52.8%
勝率も連対率も、函館スプリントSより圧倒的に高い数字が出ているんだよ。
じゃあなぜ函館スプリントSだけ逃げ馬の成績が目立たないのか?一言で言えば“ペース”なんだろうな。
短距離戦の重賞ともなると、スタートダッシュの速い馬が勢揃いというレースになりがち。特に近3年は前半3ハロンのラップが32秒8、32秒8、33秒0と超ハイペースばかりだ。
更に、函館芝コースってのは向正面が上り坂になってるんだよ。その上り坂で各馬が競り合うような先行争いをしたら、最後の直線までスタミナが持たないってのは、理屈としてわかってもらえるはず。
もちろん少しでも展開が楽になれば前がそのまま残るというパターンもあるだろうが、先行争いが激化するようなことがあれば、今年も逃げ馬にとっては厳しいレースになりそう。関東の逃げ馬・アサカラキングにとって、簡単なレースにはならないかもな。
儲けるなら外枠を買え!?
函館スプリントステークスの枠順が確定したな!ここ5戦で4勝しており、重賞初制覇を狙うアサカラキングは2枠3番。昨年の当レースを制したキミワクイーンは5枠9番に入った。
さて、まずは函館スプリントSにおける枠順別成績を見てみようか。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 4- 2- 4-27/37 | 10.8% | 16.2% | 27.0% |
2枠 | 2- 2- 3-31/38 | 5.3% | 10.5% | 18.4% |
3枠 | 5- 3- 3-30/41 | 12.2% | 19.5% | 26.8% |
4枠 | 2- 4- 4-32/42 | 4.8% | 14.3% | 23.8% |
5枠 | 2- 4- 3-38/47 | 4.3% | 12.8% | 19.1% |
6枠 | 2- 3- 2-41/48 | 4.2% | 10.4% | 14.6% |
7枠 | 4- 3- 3-40/50 | 8.0% | 14.0% | 20.0% |
8枠 | 4- 4- 3-38/49 | 8.2% | 16.3% | 22.4% |
見ての通り、枠によって大きな差はないと言っていい範囲じゃないかな。近年は開幕週の施行がお馴染みになっているが、決して内枠絶対有利とは言えない傾向にあるだろう。
というか、むしろ馬券的には外目の枠の方が狙い目じゃないかな?以下のデータをちょっと見てほしいんだ。
[13-11-14-120/158]
平均着順:7.5着
単勝回収率:52%
複勝回収率:72%
[12-14-11-157/194]
平均着順:7.9着
単勝回収率:103%
複勝回収率:96%
このように、内枠と外枠ってのは過去25回で同じぐらい馬券に絡んでおり、平均着順も7.5着/7.9着だからほとんど誤差の範囲内と言える。
しかし平均人気は7.1人気/8.2人気と、明確に外枠の方が馬券を買われていない。繰り返しだが、内枠と外枠では大体同じぐらいの平均着順なのにもかかわらず、馬券の売れ方には差があるんだよな。
結果、単勝/複勝回収率は外枠勢の圧勝。もちろんその時々によって攻め方は変えるべきだと思うが、馬券で儲けるなら外枠の走る馬を積極的に買った方が良いってことだ。
函館スプリントSってのは馬場の綺麗な開催前半に行われ、なおかつ舞台は小回りかつ直線の短い函館芝1200m。どうしても一般ファンからすると内枠の馬を買いたくなるものだが、実際は外枠でも気にする必要はないぞ。
今年も外枠に入った馬の中では、こんな馬なんかが良い狙い目になるんじゃないか?
セッションって、3歳春には若駒S→弥生賞というクラシックの王道路線を歩んだ経験のある馬。ただ、血統的にも本来は短めの距離の方が力を出し切れるタイプで、ここ最近はマイル戦へと矛先を向けている。
今回は更に距離を詰めての1200m戦。引き当てたのは7枠14番とあって、関係者はどんなリアクションを見せてくるかと思っていたが……
初めての1200mならココで良いでしょ!函館スプリントって、内枠の馬が直線でドン詰まりみたいなケースを今までに何回も見てきた。初距離のこの馬も位置が中団ぐらいになっちゃったら、内枠だと不利を受けそうだと思ってたんだよね。
前進気勢の強い馬だから距離適性は問題ないと思うし、外枠なら自分のリズムで進められるはず。これは良い枠をもらえたんじゃない?

と、かなり色気がありそうなトーンだったんだよな。前述の通り、配当妙味という点を考慮すると、函館スプリントSの外枠は馬券の肝になる存在。今年はこの馬が高配当の立役者となる可能性もあるだけに、注目したい。
新聞には載らない関係者情報を公開

最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。ぜひ馬券に役立ててくれ!
(福永/鮫島駿)
今年の2月までは加用厩舎所属だったが、同厩舎の定年解散に伴って現在は福永厩舎へ。色んなところでお伝えしているように、福永厩舎ってのはやっぱりすごい。調教師本人はもちろんのこと、腕のあるスタッフが集結していることもあって、馬を良くしていくための動きがしっかりとしている印象なんだよな。
この馬に関しても「昔は坂路まで厩務員が引っ張って行かないといけなかったのに、今は人がつかなくても角馬場で普通に乗れるぐらいになってる。もう気性面は気にしなくていいかな」という報告が入っていたからな。気性面の良化に伴って、逃げにこだわらない競馬が出来るようにもなっており、ここも他を見ながら進めるプランみたいだな。昨年の当レースは大敗してしまったが、これは前進があって良さそう。
(友道/池添)
元々は2000m戦でデビューし、3歳春には2400mの青葉賞にも出走した馬。しかし前走(5/5京都11R)ではその半分となる1200m戦へ出走し、なおかつ1分6秒台という好タイムもマーク。距離短縮で新境地の開拓に成功した。
そもそも、ここ最近は凡走も多かったが、これは能力的な問題ではなかったという話。「どうしてもレースに行くと馬が

申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。
各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!
そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!
「逃げ馬が良くないなんて知らなかったよ!」
「でも、どの馬を買えばいいんだ?」
と考えている方は多いことでしょう。
では、何を買う?
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(シルバーランク以上の会員様限定)
[5月26日(日)東京11R]
日本ダービー(GⅠ)
◎ジャスティンミラノ
△ダノンデサイル(9番人気)
▲シンエンペラー(7番人気)
3連複:2万1250円的中
馬連:6860円的中

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山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。