個性派記者の本音トーク 山川

マーメイドステークス2024予想 馬券を買うなら『末脚魅惑のマーメイド』を探せ!

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



今週はマーメイドステークスだ。牝馬限定のハンデ戦。いかにも荒れそうなレースだし、実際にここ10年の3連単の平均配当は16万円オーバー。まあ一筋縄じゃいかないってイメージは、まさにその通りだと思うぞ。

じゃ、次にどんな馬が好走しがちか?ってのをイメージしてみよう。

今年こそ京都の芝2000mでの施行になるが、このマーメイドSは基本的に阪神芝2000mが舞台となっている。関西圏の内回りコースを使用する芝2000mってのは、今年も一緒か。

で、そんな内回りコースを使うってことは、どうしても器用な馬とか、先行してしぶとく粘り込むタイプな馬を買いたくならないか?コーナーを通過する回数が多く、なおかつ外回りコースに比べて直線の短いコース形態だと、前有利と思い込んでしまうところがあるんだよな。

しかし、マーメイドSで狙うべくは“末脚自慢”の方だ!生足魅惑のマーメイドではなく、『末脚魅惑のマーメイド』を探す一週間にしてみようぜ。


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 ベリーヴィーナス 牝5 53.0 藤懸 鈴木孝
2 ジューンオレンジ 牝4 54.0 富田 長谷川
3 ピンハイ 牝5 54.0 北村友 田中克
4 ミッキーゴージャス 牝4 56.5 浜中 安田翔
5 ラヴェル 牝4 54.0 坂井瑠 矢作
6 ホールネス 牝4 52.0 西塚 藤原英
7 マリネロ 牝5 50.0 松若 嘉藤
8 セントカメリア 牝5 53.0 西村淳 高野
9 コスタボニータ 牝5 56.0 岩田望 杉山佳
10 ゴールドエクリプス 牝5 53.0 大久龍
11 インザオベーション 牝5 51.0 荻野極 武幸
12 タガノパッション 牝6 53.0 Mデムーロ 武幸
13 アリスヴェリテ 牝4 50.0 永島 中竹
14 エリカヴィータ 牝5 54.0 小沢 国枝
15 エーデルブルーメ 牝5 54.0 川田 福永
16 ファユエン 牝6 53.0 菊沢 勢司

探せ、末脚魅惑のマーメイド!

内回りの2000mが舞台であるマーメイドSだが、このレースは基本的に“末脚自慢”の方が好成績を収めているんだ。

過去10年、1コーナー先頭の馬が[1-0-0-9]と複勝率10%なのに対して、メチャクチャ好成績を収めているのが『上がり最速』の馬でさ。

■マーメイドS・上がり3F最速の馬
※直近10年分


[4-4-0-2]
勝 率:40.0%
連対率:80.0%
複勝率:80.0%

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すげえ!複勝率だけじゃなくて、連対率まで80%じゃねえか!

一般的に『上がり最速』ってワードを聞くと、東京とか新潟とか、阪神や京都なら外回りコースですげえ強そうなイメージがないか?

例えばだけど、昨年の牝馬三冠を達成したリバティアイランドなんて、新潟の新馬戦では上がり3ハロン31秒4というとんでもない末脚を披露した。この馬がその後上がり最速をマークしたのって、桜花賞(阪神外回り)とオークス(東京)の2戦だけなんだよな。

小回り=先行馬、大箱コース=差し・追込馬が力を出しやすいっていうなんとなくのイメージが、マーメイドSの馬券的な難しさの要因の一つになってるんじゃないかね。


ちなみにだけど、今年の舞台である京都芝2000m(内回り)も、上がり最速の馬の成績が良いんだよ。

■京都芝2000m・上がり3F最速の馬
※2023年春の新装オープン後


[28-21-8-19]
勝 率:36.8%
連対率:64.5%
複勝率:75.0%

そもそも、なんで内回りコースで『上がり最速』の馬が好成績を挙げているか、説明できるか?

もちろん重賞だからペースが上がりやすいというのも影響していると思うんだが、この理由の一つは『直線が短いから』だと思うんだよ。

差し馬や追い込み馬って最後の直線に入ってからエンジンをかけているように見えるかもしれないが、別に直線まで追っちゃいけないなんてルールがある訳じゃない。ジョッキーだってバカじゃないから、直線が短いコースでは早め早めに仕掛けていきがちなんだよな。

それこそ、さっき名前を挙げたリバティアイランドがいい例。あの馬、秋華賞では道中7番手ぐらいを追走しつつ、4コーナーでグーンと上がり直線入口の時点ではもう先頭に立っていたんだよな。

内回りの短い直線で脚を余さないように、強気に仕掛けて長く脚を使って追い上げるって馬が増える。だからこそ持続力が問われて、ラスト3ハロンを速くまとめられる馬の活躍が目立つんだろう。


ということで、舞台が京都となる今年も『末脚魅惑のマーメイド』を探すことが、馬券的中の近道になるんじゃないかと見ているぞ!

枠による“デメリット”を改めて確認!

マーメイドステークスの枠順が確定したな!川田騎手×福永厩舎のタッグで臨むエーデルブルーメは8枠15番。1月の愛知杯で重賞初制覇を果たしミッキーゴージャスは2枠4番に入った。

さて、まずはマーメイドSの枠順別成績を……と思ったが、今年の当レースの舞台は京都2000mである。

普段は阪神2000mで行われているレースだから、過去のマーメイドSの枠順別成績ってのは、今年に関しては全く役に立たないと見ていいだろうな。

ということで、今回は『2023年に改装後・京都芝2000m戦全レース』の枠順別成績を参考にしてみよう。

■京都芝2000m戦・枠順別成績
※2023年改装後全て
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 3- 8- 7- 50/ 68 4.4% 16.2% 26.5%
2枠 7- 6- 7- 51/ 71 9.9% 18.3% 28.2%
3枠 8- 6- 9- 53/ 76 10.5% 18.4% 30.3%
4枠 13- 6- 4- 55/ 78 16.7% 24.4% 29.5%
5枠 10- 11- 4- 61/ 86 11.6% 24.4% 29.1%
6枠 5- 9- 11- 65/ 90 5.6% 15.6% 27.8%
7枠 9- 6- 12- 78/105 8.6% 14.3% 25.7%
8枠 6- 9- 7- 84/106 5.7% 14.2% 20.8%

ザックリと【内枠 < 中枠 > 外枠】という感じの成績になっているよな。特に4、5枠から勝ち馬が大量に出ていて、逆に1枠なんかは出走頭数が少ないとは言え勝率4%台。なかなか勝ち切れていない。

これは、内枠や外枠にデメリットがあることが影響しているんじゃないかね。

・内枠
コースロスなく立ち回れる反面、勝負所で窮屈なスペースに押し込められる可能性が高い

内回りコースは直線が短いため、直線でスペースを見つけてから追い出していては十分に脚を使い切れない
・外枠
コーナーが多く直線部分が短い内回りコースのため、枠なりに外々を回されると道中での距離ロスが大きくなってしまう

こう考えると、真ん中の枠ってのは丁度いい場所なのかもしれないな。競馬が窮屈になり過ぎないし、外を回り過ぎないってことで、バランスが良いからこそ勝ち馬が多いんだろう。


今年のメンバーで言えば、この馬なんかはどうだ?

⑧セントカメリア
「極端な枠じゃなくて良かったです!」

セントカメリアってはなかなか乗り難しい馬なんだよな~。出遅れたり、引っかかったり、外に膨れたりと、これまでのレースでは上手くいかなかったシーンってのも少なくなかった。

こういう馬は上手く壁が作れるかどうかでパフォーマンスが変わってくるんだが、今回は真ん中の8番枠。スタートが決まるかどうかはカギにはなってくるものの、この枠なら競馬の組み立ては難しくないんじゃないか?

実際に関係者を直撃してみても……

極端な枠じゃなくて良かったです!ここ最近は最内枠とか大外枠とか、極端なところを引かされて負けているってことがあったんでね。丁度いいところが引けて何よりですね。

(西村)淳也も徐々にこの馬のことをわかってきてくれているし、2000mの方が競馬もしやすい条件ですから。ハンデも軽いし、一発あると思ってます!

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ってな感じで、かなり意欲的な口ぶりだった点は見逃せないな。能力的にはオープン・重賞でも上位争いが出来るレベルだと見ていた素質馬だし、ここで一気に重賞タイトルを獲得しても全く驚かないぞ。


新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。ぜひ馬券に役立ててくれ!

③ピンハイ
(田中克/北村友)

400キロぐらいしかない小柄な牝馬なんだけど、自分より遥かにデカい馬と激突しても全く怯まない根性の持ち主。「本当に偉いですよね。オレなんか、道端でデッカイ人とぶつかったら『あ、スンマセン……』ってなっちゃいますよ」って関係者は笑っていたね。

オープンではなかなか勝ち切れていないが、厩舎サイドからしてみたら期待している馬。「高倉には申し訳ないけど、前回から本格的に騎手を替えてひと押しを狙ってる。どうしても乗り方が難しいところはあるけど、この距離だったら追走も楽になるはず。牝馬同士の重賞なら格好はつけないとね」って、前向きなトーンだったな。

④ミッキーゴージャス
(安田翔/浜中)

週末の京都は雨予報が出ていたタイミングもあったんだが、結局日曜も天気は持ちそうなんだよな。実はミッキーゴージャスって、厩舎関係者が「走り方からして、実は渋った馬場の方が良いタイプなんです」と評している馬でさ。もし雨が降るようならば“恵みの雨”になりそうだけど、現状は良馬場での競馬となりそう。愛知杯では速い時計で勝っているものの



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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「内回りなのに差し馬の好走が多いのかー」

「でも、どの馬を買えばいいんだ?」


と考えている方は多いことでしょう。

では、何を買う?
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山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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