
関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!

今週は中京記念だ!……舞台は小倉競馬場だけどな。
小倉で行われる中京記念はこれで3度目。競馬場の改修工事などの影響もあるので仕方ない部分があるんだが、
・サマーマイルシリーズ(芝1800m戦なのに)
・中京記念(小倉なのに)
といった部分に違和感はあるよな(笑)。実際にサマーマイルシリーズ制覇を狙っている馬の中にも、このレースは最初からパスという意向だった陣営は多いようだ。
さて、今年の中京記念で人気の中心となりそうなのがエルトンバローズという馬だ。

3歳時には4連勝を達成しており、中でも4連勝目だった毎日王冠ではシュネルマイスターやソングラインを倒しての勝利。次走のG1マイルチャンピオンシップでも4番人気4着と、とにかくこれまで重賞・G1戦線で活躍してきたんだよな。
近走は少々着順を落としているが、G3の中京記念ならば力は上だろう。しかも今年の舞台は小倉芝1800m。このコースで西村淳也が乗るというのは、大変心強いことなんだよ!まずはこの点から掘り下げて行こう!
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | テーオーシリウス | 牡6 | 55.0 | 西塚 | 奥村豊 |
2 | アルナシーム | 牡5 | 57.0 | 横山典 | 橋口慎 |
3 | セルバーグ | 牡5 | 57.0 | 和田竜 | 鈴木孝 |
4 | ワールドリバイバル | 牡6 | 55.0 | 小牧太 | 牧田 |
5 | カテドラル | 牡8 | 58.0 | 幸 | 池添学 |
6 | エピファニー | 牡5 | 58.0 | 杉原 | 宮田 |
7 | エルトンバローズ | 牡4 | 59.0 | 西村淳 | 杉山晴 |
8 | タガノパッション | 牝6 | 53.0 | Mデムーロ | 武幸 |
9 | ボーデン | セ6 | 54.0 | 団野 | 上原佑 |
10 | ソレイユヴィータ | 牝4 | 50.0 | 吉村 | 杉山晴 |
11 | アナゴサン | 牡6 | 56.0 | 松若 | 牧田 |
12 | セオ | 牡4 | 57.0 | 岩田康 | 上村 |
13 | ニホンピロキーフ | 牡4 | 56.5 | 田口 | 大橋 |
14 | ロングラン | セ6 | 57.0 | 松山 | 和田勇 |
エルトンバローズにチャンス!
西村淳也は心強いパートナー!
改めて、今年の中京記念の舞台は小倉芝1800mである。本来の中京記念は中京芝1600mが舞台だったのだが、小倉には1600mという距離設定がないため、このコースでの代替開催となる訳だ。
さて、では小倉芝1800m戦を得意としているジョッキーは誰か?という点を見てみようか。
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
福永祐一 | 11- 6- 5- 11/ 33 | 33.3% | 51.5% | 66.7% |
川田将雅 | 13- 10- 7- 13/ 43 | 30.2% | 53.5% | 69.8% |
坂井瑠星 | 5- 8- 2- 14/ 29 | 17.2% | 44.8% | 51.7% |
藤岡佑介 | 8- 2- 4- 33/ 47 | 17.0% | 21.3% | 29.8% |
松山弘平 | 10- 9- 6- 43/ 68 | 14.7% | 27.9% | 36.8% |
吉田隼人 | 11- 8- 3- 54/ 76 | 14.5% | 25.0% | 28.9% |
西村淳也 | 17- 14- 13- 76/120 | 14.2% | 25.8% | 36.7% |
北村友一 | 6- 5- 9- 27/ 47 | 12.8% | 23.4% | 42.6% |
横山和生 | 4- 5- 5- 20/ 34 | 11.8% | 26.5% | 41.2% |
鮫島克駿 | 10- 8- 14- 57/ 89 | 11.2% | 20.2% | 36.0% |
2020年以降に限ればこういったラインナップになる。川田や福永ってのはやっぱりすごいジョッキーだよな。
ただ、今年の中京記念では、
福永 →引退済
川田 →ケガ
坂井瑠
藤岡佑→札幌
松山
吉田隼→不在
西村淳
北村友→札幌
横山和→札幌
鮫島駿→札幌
といった感じで、コース勝率トップ10の中では3人しか騎乗予定がないんだ。つまり西村淳也は今回のジョッキーの中で言えば、4位のコース勝率を誇る騎手ということになる。
で、改めてその3人の成績を見比べてみると……
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
坂井瑠星 | 5- 8- 2- 14/ 29 | 17.2% | 44.8% | 51.7% |
松山弘平 | 10- 9- 6- 43/ 68 | 14.7% | 27.9% | 36.8% |
西村淳也 | 17- 14- 13- 76/120 | 14.2% | 25.8% | 36.7% |

西村淳也だけ騎乗数多すぎねえ!?
普段から騎乗馬の数が多い松山ですら20年以降では68鞍にしか騎乗していないが、西村淳也は倍近い120鞍も騎乗している。
それでいて単勝回収率が125%あるというのも要注目。このコースにおける経験を人一倍積んでいるにもかかわらず、単勝回収率がプラスになるほど“妙味ある馬”を勝利に導いているということ。
もちろん経験のおかげもあるんだろうけど、これってコースを上手く立ち回る“腕”がなければ出ない数字じゃないかね?実は現役ジョッキーの中で、最も近年の小倉芝1800m戦における特徴を掴んでいるのは西村淳也かもしれないな~。
更に、コース勝率が鬼のように高い川田などが不在という状況ってのもプラスだよな。鬼の居ぬ間になんとやら、って言うもんな。
騎乗馬エルトンバローズはただでさえ能力のある馬だが、当該コースを得意としている西村淳也が乗るんだから、軽視できない存在であることは間違いないだろう。
開催最終週だから狙える穴馬!
中京記念の枠順が確定したな!コース経験豊富な西村淳也が騎乗するエルトンバローズは5枠7番。昨年の中京記念を勝ったセルバーグは3枠3番。
そして今週がJRAのジョッキーとしては最後の騎乗となる小牧太とコンビを組むワールドリバイバルは3枠4番に入った。
さて、改めてとなるが今年の中京記念の舞台は小倉芝1800mである。まずは当コースにおける枠順別成績をチェックしてみよう。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 18- 28- 22-229/297 | 6.1% | 15.5% | 22.9% |
2枠 | 25- 16- 20-252/313 | 8.0% | 13.1% | 19.5% |
3枠 | 25- 22- 19-267/333 | 7.5% | 14.1% | 19.8% |
4枠 | 17- 29- 32-278/356 | 4.8% | 12.9% | 21.9% |
5枠 | 34- 23- 28-292/377 | 9.0% | 15.1% | 22.5% |
6枠 | 33- 36- 32-291/392 | 8.4% | 17.6% | 25.8% |
7枠 | 37- 36- 29-310/412 | 9.0% | 17.7% | 24.8% |
8枠 | 29- 28- 37-316/410 | 7.1% | 13.9% | 22.9% |
こんな感じでフラットな成績なんだよな。どの枠が飛び抜けて良い・悪いということはなく、内でも外でも問題なく能力を発揮できるコースレイアウトなのだろう。
ただ、今回はもう一つ踏み込んだところまでチェックしておきたい。
というのも、今回の中京記念ってのは『開催の最終日』に行われるレースなんだよ。芝コースを使い込まれたあとに施行されるレースとあって、開催終盤の傾向も見ておこうか。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 5- 4- 5-51/65 | 7.7% | 13.8% | 21.5% |
2枠 | 6- 5- 4-51/66 | 9.1% | 16.7% | 22.7% |
3枠 | 5- 2- 4-62/73 | 6.8% | 9.6% | 15.1% |
4枠 | 4-10- 6-57/77 | 5.2% | 18.2% | 26.0% |
5枠 | 6- 9- 3-64/82 | 7.3% | 18.3% | 22.0% |
6枠 | 7- 9- 6-68/90 | 7.8% | 17.8% | 24.4% |
7枠 | 5- 6-10-75/96 | 5.2% | 11.5% | 21.9% |
8枠 | 11- 4-11-71/97 | 11.3% | 15.5% | 26.8% |
あくまで差は少々だが、8枠だけが唯一勝率10%以上をマークしているように、外目の枠に入った馬の好走率が高いんだよな。やはり開催が進むことで馬場の内側にダメージが蓄積されているようで、馬場の綺麗な外目を通れる外枠各馬の好走が目立つんだ。
しかも小倉は先週末が大雨でかなり馬場の悪い中での競馬。一気に傷みが生じる環境下での競馬だったことを考えると、今週はより外優勢の競馬になってもおかしくないよな。
となると、こんな馬なんかが良いんじゃないか?
アナゴサンはどうしても馬名のインパクトが強いが、実際の競馬でのパフォーマンスもなかなか優秀。前走の米子Sでは単勝10番人気ながら激走し、CHECKMATEの7万1150円的中という高配当にも貢献した情報馬だ。
その前走も外目の15番枠だったんだが、今回も引き続き枠は外。
この馬って瞬発力勝負が苦手なんだけど、スピードを持続させる必要のある展開だったらとにかく良い走りをするんだよ。長くトップスピードを持続できるから、今回もいかにも外枠がマッチしそうだね!
ちなみに、最近は小倉で走っていないから忘れられていると思うけど、アナゴサンって小倉で③①④着。持続力を活かしたいタイプだから小倉みたいな小回りは合うんだよ。ここは面白いと思うねー。

と、関係者も饒舌に話してくれたよ。自在に立ち回れるタイプだし、引っ張ってくれそうな逃げ馬も何頭かいるメンバー構成なら、上手く競馬が出来そうだよな。
新聞には載らない関係者情報を公開

最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。ぜひ馬券に役立ててくれ!
(橋口慎/横山典)
左回りのコースだとどうしても手前を替えないところがあるようで、この中間は右回りの当レースに目標を設定。前走に関しては横山典さんの進言で使うことになったようだけど、あれがまだコンビ2戦目だったからな。その左回り適性のなさをあまり実感していなかったんだろう。
ちなみに橋口厩舎って最近とある機械を導入したんだと。「脚元に着けることで脚の回転数やストライドの広さなんかがわかるようになるんだけど、アルナシームはさすがって感じ。回転も速ければストライドも大きいんだよ。走りのスケール感で言えば、もっともっとやれて良い馬だよ」と、期待する声が出ていたね。
(杉山晴/西村淳)
ここ最近は結果が出ていないんだが、これは情状酌量の余地があるだろ。4走前マイルCSは4着と大健闘。3走前の中山記念は道悪に泣き(この馬って濡れた芝だと滑っちゃうところがあるんだ)、2走前は香港で相手が強かった。
そして前走の安田記念は、香港遠征からあまり間隔がない中での出走とあって、中間の調整は東京競馬場に入って行っていたんだよ。たしかに競馬場内の厩舎はかなり環境が良くなっているそうだが、普段の調教をダートや芝コースでしか行えない状況は、正直言って苦しいところだっただろう。この中間は当然トレセンでの調整に戻っているし

申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。
各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!
そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!
「西村ってそんなに経験豊富なジョッキーなのか!」
「でも、馬券はどう買えばいいんだろうな」
と考えている方は多いことでしょう。
では、何を買う?
頼れる本物の情報と分析を、オレは持っているぞ!

先日の葵Sでは単勝8番人気の◎ピューロマジックと、単勝7番人気の○ペアポルックスのワンツー決着!3連単36万馬券を含め完璧に仕留めたぜ!


また、日本ダービーでも単勝9番人気のダノンデサイルを含めてキッチリ的中をお届け!


中京記念の最終結論(予想印)はレース当日に無料公開するぞ!
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山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。