個性派記者の本音トーク 山川

新潟記念2024予想 異例中の異例!どうしてライトバックがここにいる!?

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



いよいよ夏競馬も今週が最終週となる。夏の新潟のラストウィークに行われるのが、新潟記念だ。

このレースはサマー2000シリーズの最終戦ともなるんだが、実はサマー2000シリーズの対象となっている『G3』のレースは、全てがハンデ戦で構成されているんだ。七夕賞→函館記念→小倉記念→新潟記念、どれもハンデG3で、平穏には終わらないイメージがあるだろう。

それだけに、この夏場のハンデ戦を渡り歩く馬も少なくないんだが……今回の新潟記念だけは最近少しずつ色が変わってきている印象。2018年はブラストワンピースが当レースを制した後に暮れの有馬記念を制したり、昨年覇者ノッキングポイントはダービーからの転戦組だったりと、3歳馬がこのレースを使うケースが徐々に増えてきた。

そして今年出走を予定しているのがライトバック。前走オークス3着からの転戦となるのだが、実はこの馬の出走は本当に珍しくて“異例中の異例”と言えるパターンなんだよ。まずはその点から触れていこう!


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 ゴールドプリンセス 牝4 53.0 菊沢 寺島
2 ライトバック 牝3 52.0 坂井瑠 茶木
3 ジューンアヲニヨシ 牡4 55.0 池添 松下
4 シンリョクカ 牝4 54.0 木幡初 竹内
5 ファユエン 牝6 53.0 北村宏 勢司
6 アスクワイルドモア 牡5 56.0 小沢 藤原英
7 セレシオン 牡5 56.0 荻野極 友道
8 アリスヴェリテ 牝4 53.0 柴田裕 中竹
9 キングズパレス 牡5 57.0 松岡 戸田
10 バラジ セ5 56.0 菅原明 鹿戸雄
11 エーデルブルーメ 牝5 54.0 川田 福永
12 レッドラディエンス 牡5 58.5 戸崎 友道

まさかのライトバック参戦!
2つの“史上初”を見逃すな!

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最近は3歳馬の参戦が増えている新潟記念だが、今年はライトバックが参戦してきた。

◆新潟記念・3歳馬の成績
(過去10年)


23年①着ノッキングポイント
22年③着フェーングロッテン
21年12着ラーゴム
20年10着ワーケア
18年①着ブラストワンピース
17年4着ウインガナドル
17年10着マイネルスフェーン
15年15着アヴニールマルシェ
15年16着ミュゼスルタン
ライトバック

今年はライトバックが参戦

出走してくる3歳馬の質も上がっているよな。

以前はクラシック級の馬が出走してくることなんてほとんどあり得なかったが、ブラストワンピースノッキングポイントなんかは前走日本ダービーだぞ。3歳王道路線を歩んできた馬じゃないか。惜しくも春のG1シーズンで勝ち負けには加われなかったけども、確かな能力を示していた馬の参戦が増えてるんだ。

で、今年はライトバックである。

実は3歳牝馬が新潟記念へ出走するのは大変珍しいことで、グレード制が導入された1986年以降ではこれまでわずかに2頭しか出走していない。そりゃそうだろ。3歳牝馬には紫苑SやローズSといった秋華賞の前哨戦がちゃんと存在するので、普通はそこに向かえばいいからな。

そもそもの出現例がほとんどないこともあって、もしライトバックが勝てば3歳牝馬の勝利はグレード制導入以降では史上初となる。


そしてもう一つ。ライトバックは前走がオークス3着なんだが、1986年以降の新潟記念では『前走G1・3着以内』という馬がただの1頭も出走したことがないんだよ。

前述したブラストワンピースやノッキングポイントはいずれもダービー5着止まり。G1で馬券に絡んだ直後に新潟記念へ矛先を向けるというパターンは、ひとまずグレード制導入後の現代競馬では前例がないんだよ。

これに関しても「そりゃそうだよな」という感想。繰り返しになるけど、新潟記念はハンデ戦のG3だ。G1で馬券圏内に好走した馬が出走してきたら、ある程度のハンデを背負うことになるのは間違いないだろ。

ここまでの説明でおわかりいただけたと思うが、今回のライトバックの参戦は“異例中の異例”なんだよ。1986年以降という長いスパンで見た時に『ほとんど前例がない(あっても2回程度)』というパターンの出走なんだもの。ここまで遡っても前例がないケースって、あんまり見ないよな~。


「珍しいね。チャンチャン」で終わっても良いんだけど、一つだけぜひ皆様に考えていただきたいことがある。


ライトバックはなんで新潟記念に使うんだ?


この新潟記念参戦が異例中の異例ってことは『一般的にはこっちのレースに出走していたはず』という他の選択肢もある。それを差し置いて、あえて新潟記念へ矛先を向けてきた、その心を把握する必要があるだろう。

答えは俺が説明するものではなく、関係者から聞き出さなければならないもの。ライトバック陣営の本音をゲットすることが、新潟記念の馬券的中の近道になるんじゃないかな。


新潟芝2000mは特殊なコース!?

新潟記念の枠順が確定したな!非常に珍しい3歳牝馬、そしてG1で3着以上に好走してからの転戦となるライトバックは、2枠2番と内目の枠からのスタートとなる。

さて、まずは新潟記念における近年の枠順別成績をチェックしていこうか。

■新潟記念・枠順別成績
※過去10年
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 2- 0- 0-16/18 11.1% 11.1% 11.1%
2枠 1- 0- 1-16/18 5.6% 5.6% 11.1%
3枠 2- 3- 1-13/19 10.5% 26.3% 31.6%
4枠 1- 1- 2-16/20 5.0% 10.0% 20.0%
5枠 0- 0- 1-19/20 0.0% 0.0% 5.0%
6枠 0- 2- 1-17/20 0.0% 10.0% 15.0%
7枠 1- 1- 2-22/26 3.8% 7.7% 15.4%
8枠 3- 3- 2-20/28 10.7% 21.4% 28.6%

ここ最近の札幌記念やキーンランドCではわかりやすい明確な偏りが出ていたが、新潟記念に関してはそこまで気になる部分はないかな。5枠、6枠の勝利が過去10年ではないものの、内枠も外枠も勝利を挙げているのだから、過剰に心配する必要なはないだろう。


何せこのコース、スタートしてから最初のコーナーまでの距離が極端に長い。ゲートから3コーナーまでの距離は実に948mだからな。千直のような長い直線を走り抜けてからコーナーに入るというレイアウト。

これだけコーナーまでの距離があれば、外枠の馬が内に入ることも、内枠の馬が外に出すこともそう難しくはない。各馬が思い通りの競馬をしやすいだけに、このような枠順別成績となっているのだろう。


では、そんな当レースにおいて“好枠”を引き当てたと言えるのは、どういう馬か。ずばりこういうタイプじゃないかね?

⑫レッドラディエンス
「戸崎×外枠っていい材料でしょ?」

レッドラディエンスは、元はと言えば美浦の藤沢和厩舎に所属していた馬。3歳時からは現在の友道厩舎へと移ってきたのだが、実はそれ以降一度たりとも3着以下に敗れたことがないんだよ。とにかくすげえ安定感だよな。

その安定感を支えている要素が、先行力だろう。すんなり前につけられる出脚の良さが堅実な走りに直結している。

それだけに関係者からは……

器用な競馬ができるタイプだし、他の馬を見ながら進められるタイプなんだよね。更に戸崎って馬群の外々をスーッと立ち回る競馬が上手いキャラ。その辺を踏まえても、戸崎×外枠っていい材料でしょ?

直線の長いコースでも結果を残している馬だし、ある程度差しに構える競馬だって対応できる。内枠でもみくちゃにされるより、外目をストレスなく立ち回れた方が良いんだよ。

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と、某厩舎関係者は話していたね。たしかにこの枠ならば直線まではいかにもスムーズに立ち回れそうだし、あとはどれだけの末脚が使えるかだろう。チャンスある一頭には違いない。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。ぜひ馬券に役立ててくれ!

②ライトバック
(茶木/坂井瑠)

3歳牝馬が新潟記念へと出走するのはかなり珍しい例で、グレード制が導入された1986年以降は勝利もない。ちゃんと調べていない人が「過去10年で一度も勝っていないから消し!」なんて言っていたそうだけど、そもそも出走例がないんだから勝てるわけがないんだよな(笑)。

ではなぜこのレースに矛先を向けてきたか、という点がポイントになる。詳しい話はレース当日にさせてもらえればと思うが「結局のところ、この馬のこれまでの走りにおいて最も素晴らしいパフォーマンスだったのは、直線の長い新潟での新馬戦だったんだよね。桜花賞もオークスも3着まで来ているけど、これもやっぱり直線の長いコース。ベスト条件がどういったレイアウトかはこの辺でわかってもらえるでしょ」というのが関係者の声。ここがただの叩き台ということはないだろうな。

⑦セレシオン
(友道/荻野極)

「とにかく仕上がりに関しては申し分ないですね」と厩舎サイド。先週は併せ馬できっちり負荷をかけて、今週はポリトラックで軽い追い切りに終始。友道厩舎“必殺パターン”と言える仕上げを施してきていて、たしかにデキは全く不安なしと言えそうな態勢だわ。あとはいかに上手い立ち回りができるかどうかに尽きるよな。前走(7/27新潟7R)にしても



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「なんで新潟記念を使うか、たしかに気になるな」

「で、馬券はどう買うのがいいんだ?」


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山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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