関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!
今週は菊花賞トライアルの神戸新聞杯だ。
普段ならば阪神芝2400mが舞台となるが、今年は阪神競馬場が改修工事中とあって中京芝2200mでのレースとなる。
さて、昨年の神戸新聞杯を制したのがサトノグランツという馬であった。
CHECKMATEは当時◎サトノグランツから買い目を公開し、馬連2点目4740円・3連複6370円・3連単3万4690円的中と万馬券的中を仕留めている。◎▲○での決着だったんだよな。
そのサトノグランツを管理しているのが友道康夫厩舎。この厩舎は完全な“中長距離特化型”と言えるような偏りがある。
2002年の開業以来これまでにJRA重賞を67勝しているのだが、その内42勝が2000m以上のレース。ダービーを3勝しているように、とにかくタフな条件でこそ輝く厩舎と言える。
そんな友道厩舎、昨年も制している神戸新聞杯に今年も管理馬をエントリーしてきたのだが……中京での神戸新聞杯となる今年も引き続き注目と言えるぞ!まずはこの点から見ていこうか。
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ジューンテイク | 牡3 | 57.0 | 藤岡佑 | 武英 |
2 | バッデレイト | 牡3 | 57.0 | 岩田望 | 上村 |
3 | ゴージョニーゴー | 牡3 | 57.0 | 横山和 | 四位 |
4 | サブマリーナ | 牡3 | 57.0 | 武豊 | 庄野 |
5 | オールセインツ | 牡3 | 57.0 | 坂井瑠 | 友道 |
6 | メリオーレム | 牡3 | 57.0 | 川田 | 友道 |
7 | ヴィレム | 牡3 | 57.0 | 松山 | 藤原英 |
8 | ヤマニンステラータ | 牡3 | 57.0 | Mデムーロ | 松永幹 |
9 | トラストボス | 牡3 | 57.0 | 富田 | 高橋文 |
10 | ミスタージーティー | 牡3 | 57.0 | 北村友 | 矢作 |
11 | ショウナンラプンタ | 牡3 | 57.0 | 鮫島駿 | 高野 |
12 | ウエストナウ | 牡3 | 57.0 | 西村淳 | 佐々晶 |
13 | インテグレイト | 牡3 | 57.0 | 荻野極 | 四位 |
14 | ビザンチンドリーム | 牡3 | 57.0 | 幸 | 坂口智 |
15 | メイショウタバル | 牡3 | 57.0 | 浜中 | 石橋守 |
史上最多勝厩舎!
中京2200mなら友道厩舎!
ダービー3勝など、2000m以上の重賞を勝ちまくっている友道厩舎。中距離マスターと言えるだけの実績を残しているワケだが、中でも友道厩舎が特に良績を残しているコースがどこだか知っているか?
友道厩舎は2002年開業とあって20年以上の歴史があるんだが、中でも“最近”と言える2020年以降、連対率が50%を超えているコースが2つあるんだ。それが……
コース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
阪神・芝2400m | 10- 4- 4- 9/27 | 37.0% | 51.9% | 66.7% |
中京・芝2200m | 12-10- 2-20/44 | 27.3% | 50.0% | 54.5% |
例年の神戸新聞杯の舞台である阪神芝2400mと、今年の神戸新聞杯が行われる中京芝2200mなんだよ!
この両コースは現在の形状になってからそこまで歴史が長くない。阪神芝2400mは2006年のコース改修で新設された外回りコースを使用。中京芝2200mは2012年に馬場を全面改造されており、その際に新設された距離設定である。
ということで、両コースで今まで行われた全てのレースにおける“厩舎別成績”を見てみると、なんとこうなるんだよ。
厩舎 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
友道康夫 | 20-16-18-29/83 | 24.1% | 43.4% | 65.1% |
池江泰寿 | 14-14-10-60/98 | 14.3% | 28.6% | 38.8% |
矢作芳人 | 11- 4- 4-53/72 | 15.3% | 20.8% | 26.4% |
音無秀孝 | 9- 7- 6-34/56 | 16.1% | 28.6% | 39.3% |
中村均 | 9- 2- 1-34/46 | 19.6% | 23.9% | 26.1% |
厩舎 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
友道康夫 | 19-11- 5-41/76 | 25.0% | 39.4% | 46.0% |
池江泰寿 | 9-13- 9-40/71 | 12.7% | 31.0% | 43.7% |
矢作芳人 | 9-10- 9-52/80 | 11.3% | 23.8% | 35.0% |
須貝尚介 | 8- 8- 5-30/51 | 15.7% | 31.4% | 41.2% |
堀宣行 | 7- 3- 3-20/33 | 21.2% | 30.3% | 39.4% |
見ての通り。神戸新聞杯の舞台において史上最も勝っているのが友道厩舎ってこと。
たしかにこの舞台はいかにも友道厩舎チックだよな。
東京芝2400mのダービーを3勝するように、王道の中距離コースが得意な友道厩舎。阪神も中京も直線が十分に長く、なおかつゴール前に坂があるタフな舞台設定。コースをぐるっと1周まわるレイアウトも含め、神戸新聞杯は友道厩舎向きのレースなんだろうな。
ということで、昨年サトノグランツで制した時とは別物のコースになるものの、今年も引き続き期待大と言える状況なんだよ。
今年の友道厩舎はメリオーレム、オールセインツの2頭が出走予定。共に古馬2勝クラスのレースを勝った上での重賞挑戦であり、通用してもおかしくないだけの実績を積んできた。
この2頭はどちらもチャンスありと言えるだけの存在だが、中でもメリオーレムの方は更に注目だろう。何せ今回の鞍上は川田将雅である。
川田将雅は言わずと知れた日本最強ジョッキーの一人であるが、中京芝2200mにおける成績も異次元である。
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
川田将雅 | 25- 14- 7- 31/ 77 | 32.4% | 50.6% | 59.7% |
福永祐一 | 14- 14- 15- 40/ 83 | 16.9% | 33.7% | 51.8% |
藤岡康太 | 12- 16- 9- 62/ 99 | 12.1% | 28.3% | 37.4% |
松山弘平 | 10- 7- 14- 83/114 | 8.7% | 14.9% | 27.1% |
武豊 | 10- 6- 6- 34/ 56 | 17.8% | 28.5% | 39.2% |
現役ジョッキーで言えば川田の次位は松山弘平。ダブルスコア以上の差をつけているんだから、圧倒的だ。
メリオーレムにとっての神戸新聞杯は、コース史上最多勝騎手×コース史上最多勝厩舎の組み合わせで臨むレース。本命視するかどうかは相手関係や枠順、そして陣営のトーンも踏まえて判断しなければならないが、これは馬券的にはまず押さえておかないといけないだろうな。
こんなコースは珍しい!?
神戸新聞杯の枠順が確定したな!当コースと最強の相性を誇る友道厩舎×川田騎手のメリオーレムは4枠6番。同じく友道厩舎のオールセインツは3枠5番に入ったな。
さて、まずは今年の神戸新聞杯の舞台である中京芝2200m戦における枠順別成績を見てみよう。
ちなみに、芝2000m戦だった先週のローズSでは『枠が外になるにつれて不利になる』というデータが出ており、実際に大外枠だったレガレイラは、スタートが遅かった影響があったとはいえ馬券圏外に敗れている。
そこから1ハロン距離が延びてどうなるかと言うと……
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 20- 21- 22-260/323 | 6.2% | 12.7% | 19.5% |
2枠 | 29- 23- 27-252/331 | 8.8% | 15.7% | 23.9% |
3枠 | 25- 24- 26-271/346 | 7.2% | 14.2% | 21.7% |
4枠 | 33- 28- 24-277/362 | 9.1% | 16.9% | 23.5% |
5枠 | 30- 33- 29-295/387 | 7.8% | 16.3% | 23.8% |
6枠 | 31- 36- 29-315/411 | 7.5% | 16.3% | 23.4% |
7枠 | 37- 42- 41-372/492 | 7.5% | 16.1% | 24.4% |
8枠 | 39- 38- 45-404/526 | 7.4% | 14.6% | 23.2% |
ん?なんかどの枠も同じ感じじゃね?
強いて言うなら1枠だけちょっと数字が低い気がするが、先週の2000m戦のような極端な傾向は一切出ていないと言える。
更に各枠の『平均着順』を見てみると……
※2012年リニューアル後全て
1枠:7.6着
2枠:7.3着
3枠:7.6着
4枠:7.4着
5枠:7.5着
6枠:7.3着
7枠:7.6着
8枠:7.6着
なんと全ての枠が7.3~7.6着の間に収まっているんだよ!
こんなに内外で枠の有利不利がないコースというのも珍しいよな。競馬というのはどうしてもコーナーを通過する分で枠の差が出やすいし、かといって直線の新潟芝1000mだって明確な外枠有利という偏りが生まれる。
既に10年以上施行されているコース設定にて、これほど内外の差が生じないというのは、なかなかレアケースだと思って良さそうだ。
ということで、当レースに関しては『馬と枠の相性』を重視すべきと言えそうだな。こんな馬は好枠を引き当てたと言えるんじゃないか?
ジューンテイクといえば、春の京都新聞杯の覇者である(馬連3点目1万1990円・3連複2万1060円的中)。当時は1枠1番という絶好枠を引き当てて、道中は終始内ラチ沿いを追走してロスなく立ち回る形。最後の直線でも内から抜け出しての快勝であった。
要は、器用な立ち回りが可能なタイプなんだが、今回も再び1枠1番を引き当てたのだから注目だよな。
できれば内目の枠が欲しいと思っていたけど、それにしてもまたもや最内枠がもらえるなんて、本当にラッキーだよね。これなら春の再現ができるんじゃないかね?
あとは馬場状態次第かな。中京の芝は結構使い込んでいてダメージが溜まってるし、あんまり馬場の内側が悪いようだとプランを考え直さないといけない。そういう意味で土曜の競馬はちゃんと見ておきたいかな。
と関係者が話していたね。たしかに、馬場状態次第では内枠が仇となってしまう可能性があるものの、この馬のキャラとすればこれ以上ない枠だと言える。能力的には重賞でもトップレベルにあるだけに、あとは嚙み合うかどうかがポイントとなりそうだな。
新聞には載らない関係者情報を公開
最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。
(上村/岩田望)
これはとにかくデキが良いという話が出ていたんだよな。「前走(8/18新潟10R)もデキは良かったんだけど、その時と比べれば明らかに一段階上がっている感じ。調教の動きなんかを見ても更に良い走りができるようになっているし、更に力をつけてきたのは間違いないと思うよ」と、厩舎サイドもかなり前向きな姿勢。
その前走はハナ差の2着惜敗だったんだが、とある関係者は「この馬にとって2200mはギリギリなのかもしれないな」という見解でね。秋の三冠目と言えば3000mの菊花賞だけど、どうも今後距離が延びてプラスになるという考えでないそうなんだ。となると、前哨戦のここで後先考えずに結果を出しておきたいところだよな。
(友道/川田)
友道厩舎は2頭出し。⑤オールセインツに関しては「普段の調教を見ていても、道悪はプラスにならない」って話だけど、⑥メリオーレムは「どしゃ降りでも全く問題ない」ってジャッジ。日曜は雨が降りそうな予報だし、そうなってくるとメリオーレムの方がチャンスはありそうだな。真夏の小倉で
申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。
各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!
そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!
「最多勝厩舎ってだけで買いたくなるな」
「でも、どんな馬券を買えばいいんだ?」
と考えている方は多いことでしょう。
では、何を買う?
頼れる本物の情報と分析を、オレは持っているぞ!
特に反響の大きかった春の葵Sでは単勝8番人気の◎ピューロマジックと、単勝7番人気の○ペアポルックスのワンツー決着!3連単36万馬券を含め完璧に仕留めたぜ!
また、日本ダービーでも単勝9番人気のダノンデサイルを含めてキッチリ的中をお届け!
神戸新聞杯の最終結論(予想印)はレース当日に無料公開するぞ!
◎本命馬から、不動の○対抗馬、そして絡めば高配当が期待できる大穴馬までコッソリお教えするからな。この先の重賞も一緒に獲って喜びを分かち合おう!
山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。