個性派記者の本音トーク 山川

京都大賞典2024予想 昔のことは忘れましょう!年間屈指の波乱レースになってるぞ!

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



今週はG1レースこそ行われないが、天皇賞(秋)など今後のG1に向けた大事なステップレースが行われる。中でも注目したいのが関西で行われる京都大賞典である。

このレースに注目するにあたって、皆様にはぜひ『昔の京都大賞典ってこんなレースだったよね』というのを思い出してもらいたい。

スーパークリークメジロマックイーンテイエムオペラオーのような古馬トップクラスのG1馬が、天皇賞→ジャパンC→有馬記念という秋古馬三冠路線に向けて始動するレース、といった感じだったよな。

そういったメンバーが集結するとなると、自ずと配当も地味なものに収まりがち。実際、1990年代の京都大賞典における馬連(発売がない年は枠連)の平均配当は1039円ほどだった。

しかし、時代が変われば競馬も変わる。近年の京都大賞典は昔と比べれば3倍以上荒れやすいレースへと変身し、1年間の中でも屈指の波乱レースになっているんだ!まずはこの点を確認してから、美味しい馬券にありつくとしようじゃないか!


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 サトノグランツ 牡4 57.0 川田 友道
2 ケイアイサンデラ 牡4 57.0 藤懸 小林
3 メイショウブレゲ 牡5 57.0 酒井学 本田
4 シュヴァリエローズ 牡6 57.0 北村友 清水久
5 ジューンアヲニヨシ 牡4 57.0 田口 松下
6 スマートファントム 牡4 57.0 藤岡佑 石橋守
7 ディープボンド 牡7 57.0 大久龍
8 プラダリア 牡5 58.0 池添 池添学
9 ドクタードリトル 牡4 57.0 松山 今野
10 バビット 牡7 57.0 団野 浜田
11 ブローザホーン 牡5 59.0 菅原明 吉岡

昔のことは忘れましょう!
京都大賞典は波乱が起きるレース!

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『昔の京都大賞典』ってのは、こういうレースだったよな。

89年・1着スーパークリーク
枠連230円

90年・1着スーパークリーク
枠連230円

91年・1着メジロマックイーン
枠連280円

93年・1着メジロマックイーン
枠連160円/馬連200円

97年・1着シルクジャスティス
枠連210円/馬連380円

00年・1着テイエムオペラオー
枠連180円/馬連220円

02年・1着ナリタトップロード
枠連200円

03年・1着タップダンスシチー
枠連250円/馬連250円

07年・1着インティライミ
枠連210円/馬連210円

枠連や馬連の配当が200円台というのは当たり前。時には1倍台にまでなってしまうように、人気を集める実績馬が出走しがちなレースだったんだよな。

もちろん以前も時には波乱が生じていたものの、ほとんどの人からすれば『京都大賞典はカタいレース』というイメージが強かったはずだ。

ただ、この『昔の京都大賞典』についてはさっさと忘れるべきである。

中央競馬の全レースで3連単が発売開始となったのが2008年のことである。そこから16年ほどの間に行われた中央競馬における重賞と、この京都大賞典の“平均配当”を比較してみると……

中央競馬・全重賞(08年~24年9/22)
馬 連:   6568円
3連単:19万3245円
京都大賞典(08年~23年)
馬 連: 1万2176円
3連単:37万7210円

なんと、全重賞の平均配当よりも京都大賞典の方が高いんだよ!あの馬連200円台が頻発していた京都大賞典が、いつの間にか万馬券をゲットできるようなレースに変わっているんだ。

理屈としてはシンプルな話。京都大賞典をステップにして天皇賞やジャパンCに駒を進めて勝ち負けするような実力馬が、めっきり少なくなっているんだ。

2008年以降、京都大賞典の次走で秋古馬三冠対象レースを勝ち負けしている馬は……

22年ヴェラアズール
(ジャパンC・1着)

17年シュヴァルグラン
(ジャパンC・1着)

16年キタサンブラック
(ジャパンC・1着)

16年サウンズオブアース
(ジャパンC・2着)

15年ラブリーデイ
(天皇賞秋・1着)

この5例しか存在しないんだよな。

近年の天皇賞(秋)ってのは春シーズンからの直行ローテだったり、札幌記念経由での参戦だったりと、しっかりとレース間隔を取って臨むパターンが増えている。

一方で京都大賞典→天皇賞(秋)ってのは中2週のローテなんだよな。一度外厩へ放牧するのも難しい間隔だけに、大手牧場の有力馬なんかはなかなかこの番組選択をしなくなってきた。

結果的に、京都大賞典にはバリバリG1級という馬があまり集まらなくなり、力関係が拮抗して波乱が生じやすくなったというメカニズム。


ただし!今年はブローザホーンが出走するんだよな。

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春の宝塚記念を制したグランプリホースであり、順調ならば秋のG1レースでも有力馬の一頭となる実力馬。

そして、直近で『前走・宝塚記念1着』の馬が京都大賞典へ参戦するのは、15年ラブリーデイ以来のことである。そのラブリーデイは京都大賞典を快勝していることを考えると、今年はブローザホーンが勝って堅く収まるという可能性もありそうだな。

しかしその一方で、13年の京都大賞典ではゴールドシップが単勝1.2倍ながら5着に敗れ、361万馬券出現という大波乱も起きている。

今年の京都大賞典で波乱が起きるかどうかは、ブローザホーンの取捨がカギになりそうってこと。枠順、そして関係者情報といった点もしっかりとチェックして判断していこう。


馬の個性を把握するのが大事!

京都大賞典の枠順が確定したな!春の宝塚記念を制したブローザホーンは大外枠の8枠11番。サトノグランツは1枠1番、ディープボンドは6枠7番に入った。

さて、京都大賞典の舞台は外回りの芝2400m戦。京都競馬場の外回りコースはリニューアル時に4コーナーの角度が修正されたため、今回はリニューアル後に限った枠順別成績をチェックしていきたい。

■京都芝2400m・枠順別成績
※2023年リニューアルオープン後
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 2- 2- 1-17/22 9.1% 18.2% 22.7%
2枠 1- 4- 3-15/23 4.3% 21.7% 34.8%
3枠 2- 0- 4-21/27 7.4% 7.4% 22.2%
4枠 4- 3- 2-19/28 14.3% 25.0% 32.1%
5枠 3- 2- 3-24/32 9.4% 15.6% 25.0%
6枠 1- 4- 0-30/35 2.9% 14.3% 14.3%
7枠 5- 2- 4-26/37 13.5% 18.9% 29.7%
8枠 3- 4- 4-26/37 8.1% 18.9% 29.7%

まあ見ての通りに『内枠だから良い』とか『外枠がダメ』とか、そんな傾向は一切ないんだよ。簡単に言えば『枠による偏りはない』という結論で良いんじゃないかな。

実際に平均着順という数字を見ても内外でバラバラだ。

1枠:7.1着
2枠:6.1着
3枠:7.1着
4枠:6.4着
5枠:5.9着
6枠:6.5着
7枠:6.1着
8枠:7.4着

ということで、枠順だけを見て判断するのではなく“その馬にとってふさわしい枠順なのかどうか”という見方をすることが大切になるだろう。馬の個性を把握すべきってことだ。

今年で言うと、この馬なんかは好枠を引き当てたと言えるんじゃないか?

④シュヴァリエローズ
「この馬の良さを活かせそう」

シュヴァリエローズは長くオープンクラスに在籍していて、一時期はなかなか思うような走りを見せられない時期もあったんだが、ここ最近は距離を延ばしたこともあって安定して上位争いを繰り広げている。

そしてなにより、今回は内目の枠を引き当てたってところを陣営がかなり喜んでいたんだよな。

目黒記念の時なんかを見てもらえればわかると思うけど、一度は馬群の中に飲み込まれそうになりながら、根性出して最後までしぶとく脚を使ってくれるんだよね。

スパッと切れる脚を使うタイプでもないだけに、馬群の中でロスなく立ち回って、最後は泥臭く脚を使いたいキャラだからさ。内枠ってのは、いかにもこの馬の良さを活かせそうな枠じゃないかね。

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と、この馬の真価を発揮できそうだという見立てなんだよな。どんなコースでも問題なく対応して走れるタイプでもあるし、引き続き上位争いが期待できる一頭なんじゃないかな。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

①サトノグランツ
(友道/川田)

実は前走の目黒記念に関しては、あまり大々的には報じられていない敗因があるとのこと。当時も自信を持っていた陣営とすればアンラッキーなものだが、4着という結果に関しては度外視して良さそうだ。

その上で今回は「目黒記念の時よりも良いですよ」という話。夏競馬の期間を休養に充てての調整となったが、それが上手く行ったんだろうな。前走以上の仕上がりで臨めるよう。日経新春杯ではブローザホーンに敗れているが、今回はライバルとの斤量関係が逆転することも相まって「今度は一騎討ちにできますよ」と、確かな手応えを持っていたね。

⑥スマートファントム
(石橋/藤岡佑)

春シーズンはG1の天皇賞(春)でも4着に好走。色気を出して夏競馬の重賞にも駒を進めても良さそうな雰囲気だったが、陣営は冷静だったよな。同じ京都外回りコースが舞台の当レースまでじっくりと時間をかけて調整してきた。「正直なところ、レース前は



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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「デカい配当を獲れるチャンスってこと!?」

「でも、どんな馬券を買えばいいんだ?」


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山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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