個性派記者の本音トーク 山川

天皇賞秋2024予想 『ルメールを自動的に買え』はダメ!?レーベンスティールに見逃せない落とし穴…

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



今週で10月も終わり。東京競馬場では天皇賞(秋)が行われるな!

しかしまあ、今秋もG1シーズンはクリストフ・ルメール祭りだなあ。秋華賞はチェルヴィニア、菊花賞はアーバンシックで制覇。もう毎週のようにお立ち台に乗ってインタビューを受けているもんな。

ルメールが活躍すると、ネット上ではとある一枚の画像が出回るらしいんだよ。権利の問題があるから画像そのものをここに貼ることはできないが……


『G1はもう予想なんかすな!』

『ルメールを自動的に買え!』


と、とある芸人が言っている画像だ。見た事あるんじゃないか?


まあこの画像を知らない人でも、秋華賞→菊花賞の連勝を見ていたら「もう何も考えず、天皇賞はルメールを買おうかな……」と思ってしまうかもしれないよな。

ただ……今年の天皇賞(秋)におけるルメール×レーベンスティールには、落とし穴があるんじゃないかな!?まずはその点から確認していこう!


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 ベラジオオペラ 牡4 58.0 横山和 上村
2 マテンロウスカイ セ5 58.0 横山典 松永幹
3 ステラヴェローチェ 牡6 58.0 佐々木 須貝尚
4 タスティエーラ 牡4 58.0 松山
5 ノースブリッジ 牡6 58.0 岩田康 奥村武
6 ソールオリエンス 牡4 58.0 横山武 手塚
7 ドウデュース 牡5 58.0 武豊 友道
8 キングズパレス 牡5 58.0 シュタルケ 戸田
9 ホウオウビスケッツ 牡4 58.0 岩田望 奥村武
10 ダノンベルーガ 牡5 58.0 Cデムーロ
11 ジャスティンパレス 牡5 58.0 坂井瑠 杉山晴
12 リバティアイランド 牝4 56.0 川田 中内田
13 シルトホルン 牡4 58.0 大野 新開
14 レーベンスティール 牡4 58.0 ルメール 田中博
15 ニシノレヴナント セ4 58.0 田辺 上原博

ルメール×レーベンスティール
見逃せない落とし穴あり!?

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皆さんご存知の通りではあるが、ルメールは確かにすげえよ。特に秋のG1シーズン(下半期)における活躍は強烈だ。

■ルメール騎手・G1レース成績
※通年免許取得後・下半期のみ
着別度数 勝率 連対率 複勝率
2024年 2- 0- 0- 1/ 2 75.0% 75.0% 75.0%
2023年 5- 2- 1- 3/11 45.5% 63.6% 72.7%
2022年 2- 0- 2- 5/ 9 22.2% 22.2% 44.4%
2021年 1- 4- 2- 5/12 8.3% 41.7% 58.3%
2020年 5- 3- 1- 3/12 41.7% 66.7% 75.0%
2019年 2- 1- 1- 7/11 18.2% 27.3% 36.4%
2018年 5- 2- 2- 4/13 38.5% 53.8% 69.2%
2017年 1- 2- 1- 7/11 9.1% 27.3% 36.4%
2016年 3- 2- 0- 5/10 30.0% 50.0% 50.0%
2015年 1- 1- 2- 6/10 10.0% 20.0% 40.0%

日本での免許を取得した2015年から今年の菊花賞週までの約10年間、秋シーズンのG1では複勝率50%オーバーの成績である。2回に1回はルメールが3着以内に入っているってことだよな。

というか、18年、20年、23年と3回も下半期だけでG1・5勝を達成してるってのが衝撃的。どうやら今年も本人は「5つ勝ちたい」と言っているようだが、実際既に2勝を挙げているのだから現実味が帯びているよな……。

ただこれだけ活躍しているので、ルメールの騎乗馬は上位人気に推される。秋華賞のチェルヴィニアには単勝1番人気、菊花賞のアーバンシックは単勝2番人気だったもんな。


そして今週の天皇賞(秋)は、日本で行われているG1レースにおいて『現在最も1番人気が強いレース』と言える結果が出ている。

何せ直近10年における1番人気の成績が、

[7-1-1-1]
勝 率:70.0%
連対率:80.0%
複勝率:90.0%

だからな。ここ10年間では、天皇賞(秋)以外に1番人気の連対率が80%を超えるレースは一つもないんだから、日本のG1の中でも“カタい”レースだ。


で、中でも直近5年に絞って見てみると、天皇賞(秋)のルメールは①①③①①着と5年連続で馬券に絡んで複勝率100%である。要は人気馬が上位に入って平穏な結果に終わる傾向にあり、実際にここ5年の3連単の平均配当は9072円である。

ここまでの話を総合すると「今年もルメール(レーベンスティール)が好走して平穏決着になるのでは?」と思われるかもしれないが、もう一歩踏み込んでみようぜ。

ずばり天皇賞(秋)ってレースは『G1未勝利馬に優しくないレース』なんだよ。

■天皇賞(秋)・G1未勝利の上位人気馬
※直近5年

23年③着プログノーシス(3人気)
23年④着ダノンベルーガ(4人気)
22年①着イクイノックス(1人気)
22年③着ダノンベルーガ(4人気)
21年⑥着ポタジェ(5人気)
21年⑫着カレンブーケドール(4人気)
20年⑫着ダノンキングリー(3人気)

イクイノックスはどう見てもバケモンだったのでさておき、プログノーシスやダノンベルーガといった実力馬でもなんとか3着まで。基本的に勝ち負けまでは加われないというのが現状である。


理由としてはシンプル。ここ最近の天皇賞(秋)はメンバーが強いんだよ。

まあ昔から好メンバーが揃うレースではあったものの、近年は昔と比べて『秋古馬三冠を皆勤』みたいな馬が減っているだろう?そうなると……


・天皇賞(秋)のあとにジャパンCを使わないことが内定しており、いきなりから全力投球で来る馬の増加

・菊花賞へ向かわない強力な3歳馬の出走が増加


といった動きに繋がるわけよ。まだG1を勝っていないような層にとって、隙のない実力馬たちがそれはそれは高い壁として立ちはだかるってこと。


そして、今年ルメールが騎乗するレーベンスティールはG1未勝利である。それどころか、日本国内ではまだ一度もG1に出走すらしていないんだよな!

格が物を言いがちな近年の傾向を考えると、天皇賞(秋)のルメール×レーベンスティールを重視しすぎるのは危険なんじゃないかな。

レーベンスティールがイクイノックスと同じぐらい走ると思っていない限りは、少なくとも『ルメールを自動的に買う』ってのはやめた方が良いだろう!


意外と外枠でも大丈夫…?

天皇賞(秋)の枠順が確定したな!昨年の有馬記念を制したドウデュースは4枠7番、昨年牝馬三冠を制したリバティアイランドは7枠12番。

そしてルメールが騎乗するレーベンスティールは8枠14番に入ったな~。

この天皇賞(秋)の舞台である東京芝2000m戦は、スタートしてすぐ左にカーブしていくレイアウト。そのため外枠勢にとっては厳しい競馬となりがちである。

実際に枠順別成績を見てみると……

■天皇賞(秋)・枠順別成績
※過去10年
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 1- 3- 0-11/15 6.7% 26.7% 26.7%
2枠 1- 1- 0-15/17 5.9% 11.8% 11.8%
3枠 1- 0- 2-14/17 5.9% 5.9% 17.6%
4枠 4- 0- 1-13/18 22.2% 22.2% 27.8%
5枠 1- 2- 1-15/19 5.3% 15.8% 21.1%
6枠 1- 2- 1-15/19 5.3% 15.8% 21.1%
7枠 1- 2- 3-17/23 4.3% 13.0% 26.1%
8枠 0- 0- 2-21/23 0.0% 0.0% 8.7%

意外と6枠や7枠は健闘しているが、8枠に入った馬はここ10年では1頭も連対できていないんだよな。

ちなみに、2000年以降の天皇賞(秋)で8枠から連対したのはたった2頭だけ。00年2着メイショウドトウと、03年1着シンボリクリスエスのみ。それから20年もの間1頭も2着以上に上がれていないのだから、やはりこのコースにおける“大外”ってのはどう見ても不利だよな。

ルメールのレーベンスティールにとってこの枠は一言で“最悪”だわな。あとはルメールがいかに腕で持ってくるか。どんな乗り方をしてくるか、注目だな。


一方で、この馬は文句なしの好枠をゲットしたと言えるよな。

①ベラジオオペラ
「府中で1番枠。あの時のリベンジですね」

ベラジオオペラと言えば今年の大阪杯の勝ち馬なんだが、俺たちからすると真っ先に思い浮かべるのは日本ダービー。

当時は皐月賞の敗戦が影響して単勝9番人気と伏兵扱いだったんだが、CHECKMATEはこの馬を本命に指名して買い目を公開。上がり最速で追い上げながら、勝ち馬とタイム差なしでの4着という途轍もなく悔しい結果に終わってしまったんだよな……。

関係者としても、当時のことはよく覚えているようだ。

府中で1番。あの時のリベンジですね。ダービーの時も『絶好枠が当たったなあ』と思っていたけど、東京芝2000mでの最内枠なら、もしかしてダービーよりも絶好枠じゃないの!?

あとは夏の暑さが苦手な分だけ、ちょっと調整には苦労したかな。なので、今回は状態面がカギになりそうだね。

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と、関係者。状態面に関してはもう少し情報収集を進めた方がいいだろうが、ひとまず枠順という観点においては文句なしだろう。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

①ベラジオオペラ
(上村/横山和)

前々から聞いていたのだが、やっぱり今回のレースが100%とか120%とか、そういうデキに至っている訳ではないようだ。「どうしても夏の暑さに弱いんですよね。去年は暑さにやられたせいで菊花賞をパスしなければいけなかったぐらい。これはもうしょうがないです」と関係者。今年も夏はマジで暑かったからな。その影響はゼロではない。

とはいえ、だからといってデキが最悪とか、そういうレベルではないみたいなんだよな。「やろうと思えば調教の時計は出ますからね。もっと良くなる余地を残していることは間違いないけど、全くもって走れない訳ではない。良い枠をもらってのこの条件だったら、格好はつけてくるはずですよ」と厩舎サイド。

一般メディアでも発信されている“デキ”の問題が人気落ちを誘発するようであれば、もしかしたら美味しい穴馬になるかもしれん。

⑦ドウデュース
(友道/武豊)

昨年の当レースはまさかの当日に武豊が負傷。レース前に全くコンタクトを取っていない戸崎へ乗り替わりとなってしまうアクシデントがあった。関係者からすれば「あんなことはなかなかないけど、負けているレースは大なり小なり何かしら上手く行っていないんだよね」と。宝塚記念は道悪、ドバイターフは直線でまともに詰まる不利。スムーズなら有馬記念のような走りを見せられるんだけどな。ということで、今回もまずは



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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「菊花賞を見てルメールを買おうと思ってた……」

「じゃあどんな馬券を買えばいいんだ?」


と考えている方は多いことでしょう。

では、何を買う?
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秋シーズンもシッカリ決めたぞ。先週の富士Sでは単勝4番人気の◎ジュンブロッサムから万馬券をゲットだ!

重賞・GⅠレース
(※シルバーランク以上限定)

[10月14日(月)東京11R]
富士S(G2)
◎ジュンブロッサム(4番人気)
★ソウルラッシュ
△ロジリオン(9番人気)

馬連3点目:1390円的中
3連複:7030円的中
3連単:3万8240円的中


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◎本命馬から、不動の○対抗馬、そして絡めば高配当が期待できる大穴馬までコッソリお教えするからな。この先の重賞も一緒に獲って喜びを分かち合おう!


山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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