個性派記者の本音トーク 山川

みやこステークス2024予想 1番人気の過信は禁物!ハンデ戦より荒れる波乱の重賞!

個性派記者の本音トーク 山川
#

関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



秋のG1シーズンもここで一休み。今週は中央競馬ではG1レースが行われないものの、暮れのチャンピオンズCに向けた大事なステップレースであるみやこステークスが行われる。

毎年この時期は地方競馬でJBC競走が行われるため、ダートの一線級はそちらへ向かったり、最近はダート競馬の本場であるアメリカでのブリーダーズCへと遠征する馬も増えてきたよな。今年もフォーエバーヤングウシュバテソーロといった各馬が渡米している。

そんな大レースの裏で行われるみやこステークスだが、決してメンバーレベルが低いということもない。特に今年は7歳のプロミストウォリア、5歳のハピ、4歳のオメガギネスに3歳のサンライズジパングと、色々な世代から重賞で上位争いを演じている実力馬が揃った。

これだけの馬が揃うと「馬券は実績馬でカタいかな……」と思われるかもしれない。特に1番人気候補の最有力と言えるオメガギネスは、今年2月のG1フェブラリーS以外は全て馬券に絡んでいる安定感の持ち主だしな。

ただ……

このみやこステークス、実は中央競馬でも屈指の『荒れる重賞』だぞ!

人気馬から馬券を買おうと思っている方はもちろん、万馬券を狙いたい人もまずはこのレースの特徴をしっかりとチェックしていこうじゃないか!


■みやこS・特別登録馬
※赤字が関西馬だ
馬名性齢調教師
アウトレンジ牡4大久保龍志
オメガギネス牡4大和田成
ゲンパチルシファー牡8佐々木晶三
サンライズジパング牡3音無秀孝
ゼットリアン牡4吉田直弘
ダンテバローズ牡4上村洋行
デリカダ牝5吉田直弘
トウセツ牡5杉山佳明
ドゥラエレーデ牡4池添学
ハピ牡5大久保龍
プロミストウォリア牡7野中賢二
ミッキーヌチバナ牡6高橋亮
ミトノオー牡4牧光二
メイショウカズサ牡7安達昭夫
リプレーザ牡6大根田裕之
ロードアヴニール牡4野中賢二
ロコポルティ牡6西園正都

直近10年全て万馬券決着
ハンデ戦より荒れるレース!

#

百聞は一見に如かずということで、まずは直近10年間におけるみやこステークスの荒れっぷりを見てもらおうかね。

■みやこステークス・平均配当
※直近10年(18年は開催休止)
勝ち馬 馬連配当 3単配当
2023年 セラフィックコール 1310円 1万0800円
2022年 サンライズホープ 1万7220円 26万7560円
2021年 メイショウハリオ 6680円 36万9130円
2020年 クリンチャー 1110円 4万1220円
2019年 ヴェンジェンス 1万9880円 47万3050円
2017年 テイエムジンソク 9480円 6万8120円
2016年 アポロケンタッキー 1770円 4万2390円
2015年 ロワジャルダン 1万2120円 18万0390円
2014年 インカンテーション 4480円 5万4980円
2013年 ブライトライン 3200円 2万8290円

こんな感じで、ここ最近は3連単が万馬券決着となるのは当たり前。時には馬連ですら万馬券になるという、波乱のレースになっているんだよな。


ちなみに、このみやこステークスの裏で行われるのが恒例となっているのが、東京のアルゼンチン共和国杯。こちらはハンデ戦で、なおかつ芝2500m戦。

いかにも荒れそうなレースなんだが、実はみやこステークスと比べるとかわいいもんだ。

■アルゼンチン共和国杯・平均配当
※直近10年(23年は3着同着)
勝ち馬 馬連配当 3単配当
2023年 ゼッフィーロ 1170円 5600円/3650円
2022年 ブレークアップ 7010円 8万5070円
2021年 オーソリティ 1420円 1万0930円
2020年 オーソリティ 6680円 20万2520円
2019年 ムイトオブリガード 3120円 2万3070円
2018年 パフォーマプロミス 910円 4万9460円
2017年 スワーヴリチャード 1840円 1万2060円
2016年 シュヴァルグラン 1110円 8290円
2015年 ゴールドアクター 1460円 1万4570円
2014年 フェイムゲーム 1510円 1万4480円

この10年間で馬連万馬券は一度もないし、年によっては3連単ですら万馬券にならないこともあるレベル。

それぞれのレースの直近10年間における平均配当を見ると……

■みやこステークス
馬 連:7725円
3連単:15万3593円


■アルゼンチン共和国杯
馬 連:2623円
3連単:4万2410円


なんと、ハンデ戦ではないみやこステークスの方が4倍ぐらい荒れる傾向にあるんだから、面白いよな。


どこに差があるかというと『1番人気の好走率』が違うんだよな。

この10年、アルゼンチン共和国杯における1番人気の成績は[4-1-1-4]で連対率50%。平均着順は3.7着で、ハンデ戦とすればそこそこの数字という感じ。

一方でみやこステークスは[2-1-2-5]で連対率30%。平均着順5.0着と明らかにパフォーマンスが低いんだよな。

#

で、考えてみると……みやこステークスで1番人気に推される馬ってのはザックリ言うと2パターンに分類できることが多いんだよ。


・実績馬の秋始動戦
22年3着オメガパフューム
21年6着クリンチャー
19年15着インティ
17年8着エピカリス
16年2着グレンツェント
13年3着ローマンレジェンド
・上がり馬の重賞チャレンジ
23年1着セラフィックコール
20年1着クリンチャー
15年6着ダノンリバティ

前者のパターンにおいては「十分な収得賞金を持っているので、前哨戦で全力投球する必要がない」と言え、

後者のパターンでは「まだ本当に重賞で通用する能力があるか不明瞭」という点がポイント。

今年の1番人気候補はオメガギネス。重賞で3度の2着がある実績を考えると、この馬は信頼してもいいのか!?

能力比較をしっかりして、なおかつ関係者情報なんかもしっかり聞き揃えてジャッジしないといけないな。


とにかく内外フラットな舞台!

みやこステークスの枠順が確定したな!人気を集めそうなオメガギネスは5枠8番。古馬初対戦となる3歳馬のサンライズジパングは大外枠の8枠15番に入った。

まずはこのみやこSの舞台である京都ダート1800m戦の特徴からチェックしていこうか。

■京都ダ1800m戦・枠順別成績
※改装後2023年以降
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 18- 13- 18-193/242 7.4% 12.8% 20.2%
2枠 21- 16- 22-202/261 8.0% 14.2% 22.6%
3枠 16- 27- 13-220/276 5.8% 15.6% 20.3%
4枠 19- 28- 23-219/289 6.6% 16.3% 24.2%
5枠 20- 27- 21-242/310 6.5% 15.2% 21.9%
6枠 31- 24- 29-247/331 9.4% 16.6% 25.4%
7枠 23- 28- 30-266/347 6.6% 14.7% 23.3%
8枠 37- 20- 29-269/355 10.4% 16.1% 24.2%

勝ち鞍や好走例が多いのは外枠勢だが、これはそもそも外枠の方が出走数が多いからこそ。複勝率なんかは全ての枠が20%台で、ダート戦ながらそこまで内外に大きな差はない状況なんだよな。

もう一つ見てほしいのが平均人気・平均着順という数値である。枠によっては上位人気馬が集中したり、あるいは結果として内外で大きな差が生じることもあるが、このコースはというと……

平均人気 平均着順
1枠 7.4人気 7.4着
2枠 7.5人気 7.4着
3枠 7.4人気 7.3着
4枠 7.3人気 7.4着
5枠 7.1人気 7.1着
6枠 7.4人気 7.2着
7枠 7.4人気 7.4着
8枠 7.1人気 7.4着

このように、人気・着順ともに全くと言っていいほど差がないんだよな!

1年以上の期間をもってしてもこれだけ差が出ないというのはなかなか稀有な例。つまり「このコースで内枠を引いたら割引」とか「外枠を引いた方が有利」ということは一切ないと言ってもいいぐらいだろう

ということは、馬の個性をしっかりと見た方が良い。砂を被ったら良くない馬であれば内枠引きはマイナスだし、馬群の中で競馬をしなければ気が乗らない馬は、外枠引きがマイナスに出るだろう。


さて、今年のみやこSにおいて好枠を引いたと言えるのがこの馬だろう。

⑬アウトレンジ
「また外枠を引けたのは大きいね」

アウトレンジは少々ハイペースになってしまったとしても、自分のリズムで先行した方が持ち味の活きるタイプ。馬群の内目で揉まれるような競馬になってしまうと上手く力を出し切れない可能性がある一方で、今回は外目の枠を引き当てただけに、スムーズな競馬ができる公算大。

実際に関係者に話を聞いてみても……

前走(9/15中山11R)も外枠からのスタートが良かった。今回もまた外枠を引けたのは大きいね。これなら自分から主張していくのはもちろんのこと、他の先行馬の出方次第で上手く控える形を取ることもできそう。

京都コースなら最後の直線は平坦だし、少しぐらい積極的な競馬をしてもラストまで粘れるはず。なんとか重賞タイトルを獲りたいね。

#

と、今回の枠順はプラスに出ると見ているようだな。あとはレースに行って上手く立ち回ることができるかどうか次第だろう。

新聞には載らない関係者情報を公開

#

最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

①プロミストウォリア
(野中/西村淳)

とにかくこの馬は順調に調整が進められるかどうかという馬。キャリア2戦目から4戦目までは全て半年以上の休み明けとなっており、7歳秋なのに今回がまだ11戦目。どうしても休み休みというローテになってしまっているのが現状。

ただ、今回に関して常識的なローテ。更に言えば関係者から「この中間はとにかく不安なく臨める。馬体にどこが痛いとか、そういうのが何もない」という声も出ているんだよ。状態的には十分勝負になるレベルに至っているであろうから、あとは加齢による衰えがないかどうかが焦点になってくるんじゃないかな。

⑦ロードアヴニール
(野中/岩田望)

野中厩舎にとってみれば、前走の大阪スポーツ杯(3着)ってのは最悪の競馬だった。何せ同厩のミラクルティアラと前半から競り合う競馬になってしまい、最終的には直線で共に中団待機策から追い上げた馬たちに交わされての3、4着。ペースを考えれば健闘していると言えるが、勝ち切れなかったことが痛恨。ただ、前走で賞金加算が叶わずともこうして



#

申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「荒れるレースはなんとしても当てたいな!」

「じゃあどんな馬券を買えばいいんだ?」


と考えている方は多いことでしょう。

では、何を買う?
頼れる本物の情報と分析を、オレは持っているぞ!

#

特に反響の大きかった春の葵Sでは単勝8番人気の◎ピューロマジックと、単勝7番人気の○ペアポルックスのワンツー決着!3連単36万馬券を含め完璧に仕留めたぜ!

#

秋シーズンもシッカリ決めたぞ。先週の富士Sでは単勝4番人気の◎ジュンブロッサムから万馬券をゲットだ!

重賞・GⅠレース
(※シルバーランク以上限定)

[10月14日(月)東京11R]
富士S(G2)
◎ジュンブロッサム(4番人気)
★ソウルラッシュ
△ロジリオン(9番人気)

馬連3点目:1390円的中
3連複:7030円的中
3連単:3万8240円的中


#

みやこステークスの最終結論(予想印)はレース当日に無料公開するぞ!

◎本命馬から、不動の○対抗馬、そして絡めば高配当が期待できる大穴馬までコッソリお教えするからな。この先の重賞も一緒に獲って喜びを分かち合おう!


山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

#山川レオの記事を読む