個性派記者の本音トーク 山川

エリザベス女王杯2024予想 穴は『前』にアリ!レガレイラを出し抜ける馬を探せ

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



今週から再びG1レースが再開。まずは京都競馬場にてエリザベス女王杯が開催される。

当レースは1996年以降は基本的に京都芝2200mにて行われている。基本的に中央主場と呼ばれる競馬場(東京・中山・阪神・京都)は最後の直線に上り坂が設置されているコースが多いものの、この京都は最後の直線が全くの平坦となっている。

そのため、エリザベス女王杯では先行馬が波乱を巻き起こすシーンがあるんだよ。

中でも当時のレースを見ていた方々からすると“忘れられない一戦”となっているであろうレースが2009年。単勝11番人気のクィーンスプマンテと単勝12番人気のテイエムプリキュアが後続を離しての先行策を打ち、あれよあれよとそのまま2頭でワンツー。馬連10万2030円という大波乱の決着となったんだよな。

当時の1番人気はまだ追い込む競馬ばかりしていたブエナビスタ。慌ててロングスパートを仕掛けたものの、時すでに遅しで差し損ねての3着であった。


そして、今年1番人気に推されるであろうレガレイラも、これまではレース前半の行き脚がつかずに後方から進める競馬をするばかりである。

……もしかして今年も先行馬が残っての波乱があるんじゃないか!?まずはこの点からしっかりとチェックしていこう!


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 ホールネス 牝4 56.0 坂井瑠 藤原英
2 ライラック 牝5 56.0 石川裕 相沢
3 ルージュリナージュ 牝5 56.0 池添 宗像
4 コンクシェル 牝4 56.0 岩田望 清水久
5 モリアーナ 牝4 56.0 岩田康 武藤
6 ピースオブザライフ 牝4 56.0 団野 野中
7 レガレイラ 牝3 54.0 ルメール 木村
8 シンリョクカ 牝4 56.0 木幡初 竹内
9 キミノナハマリア 牝4 56.0 鮫島駿 千田
10 エリカヴィータ 牝5 56.0 藤岡佑 国枝
11 スタニングローズ 牝5 56.0 Cデムーロ 高野
12 シンティレーション 牝5 56.0 マーカンド 池上和
13 サリエラ 牝5 56.0 ムーア 国枝
14 ハーパー 牝4 56.0 武豊 友道
15 ゴールドエクリプス 牝5 56.0 田口 大久龍
16 ラヴェル 牝4 56.0 川田 矢作
17 コスタボニータ 牝5 56.0 松山 杉山佳

何が逃げる?
先行馬の回収率に注目

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大波乱も起きたことがあるエリザベス女王杯。そもそも『先行馬を積極的に買うべき』というレースであることをご存知だろうか。

■エリザベス女王杯・4角3番手以内
※京都芝2200mで行われた年全て

[6-12-7-64]
勝 率: 6.7%
連対率:20.2%
複勝率:28.1%


単勝回収率:117%
複勝回収率:130%

簡単な話が、『4角3番手以内の馬を買い続けるだけで、単複共にプラス回収になる』という状況なんだよ。勝ち切れている馬の数はそう多くないかもしれないが、先行馬の好成績ぶりを見るに“前有利”というレースであることは間違いないよな。

実際、ここ最近も京都芝2200mのエリザベス女王杯では先行粘り込みで馬券に絡んでいる馬が毎年のように出現している。

23年(3人気)③着ハーパー
22年(※阪神開催)
21年(※阪神開催)
20年(※阪神開催)
19年(7人気)②着クロコスミア
19年(1人気)③着ラヴズオンリーユー
18年(9人気)②着クロコスミア
17年(9人気)②着クロコスミア
16年(12人気)②着シングウィズジョイ
15年(※該当なし)
14年(1人気)②着ヌーヴォレコルト
13年(6人気)②着ラキシス




前述の通り09年には11番人気クィーンスプマンテと12番人気テイエムプリキュアがワンツー。前々で進めている馬が人気関係なくそのまま粘り込むというパターンが、京都では毎年のように見られているんだよ。

更に今年の場合、1番人気に推されるであろう馬がレガレイラである。

レガレイラ

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2歳暮れは牡馬相手のホープフルSで勝ち切るなど能力の高さを見せている一方で、この馬は明確に『位置取りが悪い』という弱点が存在する。

レース名 頭数 コーナー通過順 着順
ローズS 15頭立て 15-15-15-15 5着
日本ダービー 18頭立て 10-11-14-13 5着
皐月賞 18頭立て 14-15-14-13 6着
ホープフルS 18頭立て 14-14-11-10 1着
アイビーS 6頭立て 3-3-3 3着
新馬戦 9頭立て 5-6-6-5 1着

アイビーSでこそ道中3番手を追走しているが、これは少頭数かつ超スローペースだったから。前走のローズSなんかは直線に入るまで終始最後方を進んでいたぐらいで、とにかくポジションが後方になりがち。

こうなってくると、あのクィーンスプマンテ&テイエムプリキュアのような大逃げする先行馬が居た場合でも、自力でこれらに追いついていく競馬をするのはなかなか難儀だ。あの年のような大波乱が起きても全く驚けない状況だな。


今年のエリザベス女王杯で積極的な先行策を取りそうな馬を見てみると……

コンクシェル
シンリョクカ
スタニングローズ
コスタボニータ
シランケド


といった程度。逃げ馬という逃げ馬はコンクシェルしか居ないほどだ。

これらの馬がどのような作戦を予定しているか。そして、鞍上の意のままに操れるような状態に至っているかどうか。馬券を買うならこの辺りはしっかりと調べておかなければいけないな。


カギは“最内”にあり!?

エリザベス女王杯の枠順が確定したな!ルメールが騎乗するレガレイラは4枠7番に入った。まあ真ん中の普通の枠という感じだが、ゲート先入れとなる奇数馬番がスタートにどのような影響を及ぼすかは気になるところ。

さて、まずは当レースの舞台である京都芝2200m戦における枠順別成績をチェックしてみようか。

■京都芝2200m戦・枠順別成績
※改装後2023年以降
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 5- 2- 2-24/33 15.2% 21.2% 27.3%
2枠 3- 4- 6-24/37 8.1% 18.9% 35.1%
3枠 3- 6- 2-26/37 8.1% 24.3% 29.7%
4枠 1- 2- 6-30/39 2.6% 7.7% 23.1%
5枠 5- 4- 2-34/45 11.1% 20.0% 24.4%
6枠 2- 3- 5-38/48 4.2% 10.4% 20.8%
7枠 3- 3- 2-45/53 5.7% 11.3% 15.1%
8枠 7- 5- 4-41/57 12.3% 21.1% 28.1%

1枠や8枠といった極端な枠にはいった馬の成績が良く、両極端な枠の勝率が高いんだよな。特に勝率では1枠がトップに立っており、実は単勝回収率でも唯一100%を超えているのが1枠である。

ここでは“改装後・2023年以降”の成績をチェックしたが、実はこの『1枠の激走』というのは、以前のエリザベス女王杯でもたびたび見られているんだ。

■エリザベス女王杯・枠順別成績
※2000年以降の京都開催のみ
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 4- 3- 2-27/36 11.1% 19.4% 25.0%
2枠 2- 4- 3-31/40 5.0% 15.0% 22.5%
3枠 2- 3- 3-32/40 5.0% 12.5% 20.0%
4枠 3- 2- 4-33/42 7.1% 11.9% 21.4%
5枠 1- 3- 1-37/42 2.4% 9.5% 11.9%
6枠 3- 2- 2-34/41 7.3% 12.2% 17.1%
7枠 1- 2- 3-46/52 1.9% 5.8% 11.5%
8枠 5- 2- 3-45/55 9.1% 12.7% 18.2%

このように、2000年以降の京都開催における勝率トップが1枠。というか、連対率や複勝率、そして平均着順も最も優秀なのが1枠なんだよな。

京都の外回りは直線が長いコースではあるものの、コーナーを4つ回るためあまり外々を回るようだと距離ロスを大きく被ってしまう。

1枠ならば道中のロスは最小限に抑えられる可能性が高いだけに、有利なレース運びをしやすい。その分だけ好成績が残っていると言えるんじゃないかな。

今年1枠を引き当てたこの馬も、絶好枠と言えるだろう。

①ホールネス
「最高の枠順をもらえたんじゃないか」

ホールネスと言えば、デビュー戦であった昨年4/16阪神4Rで単勝11番人気ながらいきなり2着に激走。CHECKMATEの21万5510円的中に貢献しているんだよ。

その時が2枠3番からの発走で、最後の直線では馬群を捌いて追い上げた上であわやの2着。初めての競馬で、いきなり牡馬相手のレース。それでも怯むことなく馬群の中から出てきたように、他馬に圧されて屈するようなメンタルの持ち主ではない。

そんな馬が最内枠を引き当てたのだから、これはプラスに働く可能性が大だろう。

どんな競馬でもできる馬だし、今回は(坂井)瑠星に鞍上強化でもあるからね。控える競馬で馬群の中に入ったとしても、アイツなら冷静に捌けるはず。最高の枠順をもらえたんじゃないか。

デキに関しても一言で“文句なし”だね。ハナからここに使うことを考えながら逆算して造ってきた馬だし、しっかりと仕上がっている。わざわざジョッキーを替えてここに使うんだから、とにかく結果が欲しいよ。

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と、関係者も枠順を見て更にトーンが上がっていたな。あとは上手く捌けるかどうかに尽きるものの、この人馬であれば問題ないと見ているよ。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

④コンクシェル
(清水久/岩田望)

今年のメンバーを考えるとこれがハナに行きそうな雰囲気。問題はこれまで基本的に1600~1800m戦にしか出走していないことだが「コーナー4つの競馬にも対応しているし、基本的には大丈夫じゃないか?後ろからしつこく突かれたりしないといいですけどね」と関係者。そこまで気にしているような感じはなかったな。

今回は関係者によっては「強気に後続を離してもいいんじゃないか」との声も出ていたぐらいで、少し積極的な競馬になりそう。マイペースで行ければしぶといタイプとあって思惑通りの競馬ができるかどうかがカギになるが、上手くハナを切って進められればチャンスは十分だろう。

⑪スタニングローズ
(高野/Cデムーロ)

ノーザンファームサイドがCデムーロを配してきたのがこの馬だった。近走はなかなか結果が出ていないものの、元はと言えば秋華賞を勝っている実績馬。「関係者内での評価は落ちていないし、これぐらいのメンバー構成だったら格好をつけないといけないと思うんですよ」との声も出ていたな。それから陣営は、今年は夏にクイーンSへ出走させたことを一つのポイントだと見ていたな



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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「今年は大波乱もあるのか!?」

「じゃあどんな馬券を買えばいいんだ?」


と考えている方は多いことでしょう。

では、何を買う?
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秋シーズンもシッカリ決めたぞ。中でも、先月の富士Sでは単勝4番人気の◎ジュンブロッサムから万馬券をゲットだ!

重賞・GⅠレース
(※シルバーランク以上限定)

[10月14日(月)東京11R]
富士S(G2)
◎ジュンブロッサム(4番人気)
★ソウルラッシュ
△ロジリオン(9番人気)

馬連3点目:1390円的中
3連複:7030円的中
3連単:3万8240円的中


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山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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