個性派記者の本音トーク 山川

チャンピオンズカップ2024予想 レモンポップさようなら!立ちはだかる“勝率0%”データ

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



今週は年に2回しかない中央競馬のダートG1の1つであるチャンピオンズカップだ!

昔と比べれば地方競馬を舞台とする交流G1のレース数は多くなったが、中央競馬で行われるのは2月のフェブラリーSと当レースしかないんだよな。

さて、そんな今年のチャンピオンズカップにおいて人気を集めそうな馬の一頭が、関東馬のレモンポップである。同馬はチャンピオンズカップをもって現役引退が決まっており、レース後には中京競馬場で引退式も行われる予定である。

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ラストランということもあって応援票も多く入りそうな状況だが、実はこの中京のチャンピオンズカップでは、レモンポップに立ちはだかる“勝率0%”のデータが存在することをご存知だろうか。

ただの1頭もクリアできていない大きな壁を、レモンポップは最後に打破することができるのか!?まずはこの点からチェックしていこうじゃないか!


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 クラウンプライド 牡5 58.0 横山武 新谷
2 レモンポップ 牡6 58.0 坂井 田中博
3 ハギノアレグリアス 牡7 58.0 岩田望 四位
4 ペプチドナイル 牡6 58.0 藤岡佑 武英
5 ペイシャエス 牡5 58.0 横山和 小西
6 ドゥラエレーデ 牡4 58.0 ムーア 池添学
7 セラフィックコール 牡4 58.0 Cデムーロ 寺島
8 ウィルソンテソーロ 牡5 58.0 川田 小手川
9 テーオードレフォン 牡5 58.0 三浦 梅田智
10 アーテルアストレア 牝5 56.0 菱田 橋口慎
11 ミトノオー 牡4 58.0 松山
12 サンライズジパング 牡3 56.0 武豊 音無
13 ミックファイア 牡4 58.0 ルメール 渡辺和
14 スレイマン 牡6 58.0 斎藤 池添学
15 グロリアムンディ 牡6 58.0 北村宏 大久龍
16 ガイアフォース 牡5 58.0 長岡 杉山晴

さようならレモンポップ
まさかの“勝率0%”に該当

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実はこのチャンピオンズカップというレースでは、未だかつて連覇した馬が1頭もいないんだ。

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このレースがチャンピオンズカップという名前になり中京で開催されるようになってからというもの、勝った馬が翌年も出走してきた場合は人気を背負って敗れるというケースが非常に多く目立っている。

中でもクリソベリル、テーオーケインズという2頭はいずれも1倍台の1番人気を背負いながら馬券圏外の4着に敗れている。この2頭が確かな実力馬であったことは間違いないが、恐らく一般マスコミやライトなファン層からすれば「去年も勝っているし……」という気持ちがあったことは間違いないよな。

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ただ、この中京ダート1800mというコースは一つでもボタンを掛け違えてしまうと、実力馬でもあっさり敗れてしまうことの多い舞台である。


このコースはとにかくコーナーの角度がキツくてね。1、2コーナーに関しては旧コースの小回りコーナーがそのまま残っているようなレイアウト。更に3、4コーナーは『入口から出口にかけて半径が小さくなるコーナー』である“スパイラルカーブ”が導入されている。

直線に向くにつれてコーナーの角度が徐々にキツくなる分、馬群がバラけるようになっているんだよな。

しかし中京のダートコースってのは3、4コーナーが下り坂になっており、外々を回る差し馬が加速しようとすると、コーナーの角度に苦しめられて更に外へと飛ばされてしまうような形状となっている。大きな距離ロスを被ってしまう可能性が高いんだ。

そもそも中京ダートって最後の直線が410.7mあって、これは中央競馬では東京競馬場に次ぐ長さである。これだけ直線が長ければある程度馬群はバラけるはずだから、スパイラルカーブを用いる必要はなかった気がするんだがな……。


中京ダート1800mってのはこのようなレイアウトの特徴も影響しており“再現性に欠けたコース”と言えるんだ。クリソベリルもテーオーケインズも勝った年は内枠からロスなく運べたが、翌年は外枠からの発走でロスが大きくなったというのが、簡単なメカニズムだろう。

ちなみに……中京に移る前の『ジャパンカップダート』時代では、10年→11年にトランセンドが連覇している。他にも05年、08年でカネヒキリが2勝を挙げていたりもして“中京以外だったら”複数回の勝利が出現している。中京コースがいかに難しいコースであるかがわかるよな。


話をレモンポップに戻すと、昨年は8枠15番と外枠からの発走ではあったものの、ハナを取り切ることで道中の距離ロスを最小限に抑える好プレーがあった。

今年はというと、そもそも昨年覇者ということでマークは厳しくなる可能性が高く、なおかつ今回は現在11戦連続でハナを切っている徹底先行型のミトノオーという馬が出走を予定している。

同型との兼ね合いが上手く行けばいいものの、もしライバルにハナに行かれて自分が外々を回る形になると……かつての覇者たちのように、着順を落としてしまう姿もイメージできるよな。

一体今年のレモンポップはスムーズな競馬ができるかどうか。この辺は枠順も含めてしっかりとチェックしていかないといけないだろうな!


レモンポップ以外の内枠にも要注目!

チャンピオンズカップの枠順が確定したな!昨年の覇者であるレモンポップは1枠2番。2月のフェブラリーSを勝ったペプチドナイルは2枠4番に入った。

さて、ここ2回のJRAダートG1を勝った馬はいずれも内枠に入った訳だが、チャンピオンズカップにおける枠順別成績がどうなっているかをチェックしてみよう。

■チャンピオンズC・枠順別成績
※直近10年間
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0- 2- 2-13/17 0.0% 11.8% 23.5%
2枠 2- 2- 2-14/20 10.0% 20.0% 30.0%
3枠 3- 0- 2-15/20 15.0% 15.0% 25.0%
4枠 1- 1- 0-18/20 5.0% 10.0% 10.0%
5枠 2- 1- 1-16/20 10.0% 15.0% 20.0%
6枠 1- 1- 2-16/20 5.0% 10.0% 20.0%
7枠 0- 3- 1-16/20 0.0% 15.0% 20.0%
8枠 1- 0- 0-18/19 5.3% 5.3% 5.3%

どの枠も満遍なく好走例は出ているんだが、やはりここ10年で1頭しか馬券に絡んでいない8枠は気になるところだよな。

実はその1頭というのが昨年のレモンポップ。当時は8枠15番と大外枠からのスタートだったのだが、1コーナーに入る前に先手を奪い切って、そのまま逃げ切りというレースを見せた。

要するにレモンポップの場合、枠なりの進路を通らされたのはわずかな時間だけ。1コーナーの時点では既に内ラチ沿いにいたので、距離ロスが大きくなるような“外枠の不利”をほとんど受けなかったんだ。

裏を返すと、そうでもしない限り8枠から好走するのは難しいってこと。2020年に単勝1.4倍の1番人気ながら4着となったクリソベリルも、8枠15番からの発走で大きな距離ロスを被った結果好走が叶わずという展開だったからな。基本的には外枠不利という考え方で良さそう。

今年のレモンポップは1枠2番。これならスタートさえ決まればすんなりラチ沿いを走れそうだが、揉まれるリスクが高い枠順になったことは否めないな。JRAのレースではあまり極端な内枠を引いたことがなかった馬だけに、しっかりとスタートを決められるかどうかはカギになりそうだ。


では、このレースで好枠を引き当てたと言えるのはどの馬か?

③ハギノアレグリアス
「前走の再現が狙えますよ!」

ハギノアレグリアスってタフな馬だよな。3歳秋に屈腱炎を発症してしまい、実に1年半以上の長期休養を余儀なくされた馬なんだが、そこから大復活。前走のシリウスSを含めて重賞を3勝したのだから、実に立派。

その前走のシリウスSは味のある良い競馬だったよな。最内枠からのスタートで道中はロスなく運び、直線でスペースを見つけると抜け出しての快勝。59.5キロという重量を背負いながらの競馬でも、器用さと機動力の高さを見せつける好内容で勝ち切った。

実際に関係者に話を聞いても……

内枠をもらえたとなれば、前走の再現が狙えますよ!どうしても中京は内々を立ち回る馬が有利なコースだし、G1だとなおさらそうですからね。外枠はイヤだと思っていたので、良い枠をもらえました。

あとはもう、(岩田)望来に任せるだけですね。本人としても初G1制覇の可能性があると感じて臨めるレースだろうし、腹を括った競馬ができれば十分にチャンスはあるでしょう!

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と、とにかく前向きで嬉しそうな口ぶりだったな~。外枠を引かされるとどうしても後手に回ってしまいがちなキャラだが、この内目の枠ならばその心配は低下。しっかりと持ち味を活かせそうな状況だぞ。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

①クラウンプライド
(新谷/横山武)

コリアカップを楽勝してからの直行は昨年と同様。ただ、今年は上半期の成績を見ての通りどうにもデキが上がってこなかった分だけ、軌道に乗せる意味合いもあって夏にマーキュリーCへと出走している。その分だけ、コリアCに向けての立ち上げは楽だったんじゃないかな。

実際にレースではウィルソンテソーロをブッチギっての押し切り。「今年の中間は去年よりもソフトな仕上げにしているし、良い感じに前向きさがあるんだよね。何かに被されても問題ないタイプだし、この枠を上手く使えれば好勝負になると思うんだ」と関係者。意外と競馬ぶりに幅のある馬だし、楽しみの方が大きいようだ。

③ハギノアレグリアス
(四位/岩田望)

昨年のチャンピオンズCでは、馬群の外を回るロスの大きい競馬をしての6着。レースの形を考えたらよく頑張っているのだが、更に関係者いわく「あの時はちょっと完調とは言えない感じだったんですよね。1週前追い切りの段階で重いなあと思っていたので」と某厩舎サイド。状態面も万全ではなかったよう。その点、今年に関しては



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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「おいおい、勝率0%はエグいな」

「でも、どんな馬券を買えばいいんだ?」


と考えている方は多いことでしょう。

では、何を買う?
頼れる本物の情報と分析を、オレは持っているぞ!

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この秋はエリザベス女王杯にて、単勝12番人気の大穴であった◎ラヴェルから馬連&3連複のダブル万馬券を含めた的中をお届けしたぞ!

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更にジャパンカップでは、単勝8番人気の◎シンエンペラーを本命に抜擢した上で、単勝7番人気の▲ドゥレッツァを含む◎○▲での決着!

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チャンピオンズカップの最終結論(予想印)はレース当日に無料公開するぞ!

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山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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