
関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!

今年の中央競馬もいよいよ開催最終日を迎える。そこで行われるのが2歳G1のホープフルステークスだ。
元々中央競馬の2歳G1と言えば、中山の朝日杯フューチュリティステークス、阪神の阪神ジュベナイルフィリーズという2鞍が行われた。そこから、朝日杯が阪神へと移り、中山の最終週に行われるホープフルSがG1に昇格され……という流れで、現在は3鞍開催されている。
さて、その2歳G1の1鞍である阪神ジュベナイルフィリーズの際に、俺が公開した予想講座の内容を覚えているだろうか?『ルメール騎乗のブラウンラチェット、デットーリ騎乗のメイデイレディが怪しいぞ』という記事だったんだよな。
なぜ怪しいのか。その理由が『誕生日』であった。2014年~2023年の阪神JFでは、2月と3月に生まれた馬がそれぞれ4勝。逆に4月生まれは1勝だけ、5月生まれに至っては0勝と明らかに好走率が低かったんだ。
2歳馬は人間で言うとまだ中学生程度。生まれてからの日が浅いため“早生まれ”と“遅生まれ”では成長度の進行スピードに大きな差が生じやすい。4月以降に生まれた馬は、2歳のG1では少々不利な傾向が出ていたんだ。
……コレって、ホープフルSにも該当するんじゃないのか?まずはこの点から見ていこうじゃないか!
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ジョバンニ | 牡2 | 56.0 | 松山 | 杉山晴 |
2 | ショウナンマクベス | 牡2 | 56.0 | 池添 | 武市 |
3 | ジェットマグナム | 牡2 | 56.0 | 丹内 | 安達 |
4 | クラウディアイ | 牡2 | 56.0 | 西村淳 | 橋口慎 |
5 | レーヴドロペラ | 牝2 | 55.0 | 大野 | 加藤士 |
6 | クロワデュノール | 牡2 | 56.0 | 北村友 | 斉藤崇 |
7 | ヤマニンブークリエ | 牡2 | 56.0 | 武豊 | 松永幹 |
8 | デルアヴァー | 牡2 | 56.0 | 三浦 | 松永幹 |
9 | アリオーンスマイル | 牡2 | 56.0 | 木幡巧 | 土田 |
10 | アスクシュタイン | 牡2 | 56.0 | 横山武 | 藤原英 |
11 | ファウストラーゼン | 牡2 | 56.0 | 杉原 | 西村 |
12 | マジックサンズ | 牡2 | 56.0 | 佐々木 | 須貝尚 |
13 | ジュンアサヒソラ | 牡2 | 56.0 | 横山和 | 高柳瑞 |
14 | リアライズオーラム | 牡2 | 56.0 | 菅原明 | 須貝尚 |
15 | ピコチャンブラック | 牡2 | 56.0 | 川田 | 上原佑 |
16 | ジュタ | 牡2 | 56.0 | 坂井瑠 | 矢作 |
17 | アマキヒ | 牡2 | 56.0 | ルメール | 国枝 |
18 | マスカレードボール | 牡2 | 56.0 | 戸崎 | 手塚 |
川田&ルメール
騎乗馬の『誕生日』に注目!

百聞は一見に如かず。阪神JF週に公開したのが以下のデータであった。
生まれ月 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1月生まれ | 6- 4- 2- 28/ 40 | 15.0% | 25.0% | 30.0% |
2月生まれ | 8- 10- 10- 77/105 | 7.6% | 17.1% | 26.7% |
3月生まれ | 8- 8- 6-118/140 | 5.7% | 11.4% | 15.7% |
4月生まれ | 4- 4- 8-109/125 | 3.2% | 6.4% | 12.8% |
5月生まれ | 1- 1- 1- 36/ 39 | 2.6% | 5.1% | 7.7% |

グラフにするとその差が更にわかりやすい。

要するに、誕生日が遅ければ遅い程2歳G1では結果が出ていない、というデータなんだよな。
阪神ジュベナイルフィリーズでは、ルメール騎乗のブラウンラチェットが4月生まれ。そしてデットーリ騎乗のメイデイレディが5月生まれであった。
結果は……
1着(2月生)アルマヴェローチェ
2着(2月生)ビップデイジー
3着(3月生)テリオスララ
・
・
13着(5月生)メイデイレディ
16着(4月生)ブラウンラチェット
2月、3月生まれの馬でワンツースリー。生まれが早くないこの2頭は、G1では結果が出なかったんだよ。
とはいえ阪神JFの場合、ブラウンラチェットは馬体減での出走。メイデイレディは海外からの遠征とあって、これら2頭の敗因は『誕生日と結果は関係ないんじゃないの?』という声があってもおかしくないだろうな。
ということで、翌週の朝日杯フューチュリティステークスの結果も見てみると……
1着(2月生)アドマイヤズーム
2着(1月生)ミュージアムマイル
3着(3月生)ランスオブカオス
と、こちらも1月~3月生まれの馬が馬券圏内を独占している。
今年ここまでに行われた2鞍の2歳G1をまとめると、このような形になるぞ。
生まれ月 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1月生まれ | 0- 1- 0- 1/ 2 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
2月生まれ | 2- 1- 0-12/15 | 13.3% | 20.0% | 20.0% |
3月生まれ | 0- 0- 2- 6/ 8 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
4月生まれ | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5月生まれ | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4月以降に生まれた馬は、ここまで全く馬券に絡めていない。“好走率0%”だぜ。2歳G1だからこそ、チェックしておかなければならない重要なポイントと言えるよな。
さて、ここからが大事な話。今年も4月以降に生まれた馬は2歳G1で結果が出ていないが、一体ホープフルSではどの馬が該当するのか。
馬名 | 予定騎手 | 誕生日 |
---|---|---|
アスクシュタイン | 横山武 | 4月8日 |
アマキヒ | ルメール | 4月15日 |
ショウナンマクベス | 池添 | 4月6日 |
ピコチャンブラック | 川田 | 4月24日 |
なんと、ルメールのアマキヒ、川田のピコチャンブラックが“好走率0%データ”該当するんだよ!
もちろん、阪神JFや朝日杯と比べれば少しばかり時間が経っているため、遅生まれの馬も少しずつ成長しているかもしれない。ただ、今年もここまで全く結果の出ていない4月生まれの馬を重視するってのは、馬券作戦としては相応しいとは言い難いところだろう。
ルメールや川田ってのはどうしても鞍上の文字列だけで人気を集めてしまう側面もある。明らかに結果の出ていないデータに該当しているのであれば、積極的に買うことはオススメできないところだ。
関東勢が揃って危険!?
ホープフルSの枠順が確定したぞ!ルメール騎乗のアマキヒは8枠17番、川田騎乗のピコチャンブラックは7枠15番。そして戸崎騎乗のマスカレードボールが8枠18番と、なんと人気を集めそうな関東馬が揃って外枠に集まったんだよ。
これ、プラスとは言えなさそうだぜ。実際にホープフルSの枠順別成績を見てみよう。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 1- 1- 7/ 9 | 0.0% | 11.1% | 22.2% |
2枠 | 1- 0- 2- 9/12 | 8.3% | 8.3% | 25.0% |
3枠 | 1- 1- 1- 9/12 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
4枠 | 2- 2- 0-10/14 | 14.3% | 28.6% | 28.6% |
5枠 | 0- 1- 1-12/14 | 0.0% | 7.1% | 14.3% |
6枠 | 2- 1- 0-11/14 | 14.3% | 21.4% | 21.4% |
7枠 | 1- 0- 2-13/16 | 6.3% | 6.3% | 18.8% |
8枠 | 0- 1- 0-15/16 | 0.0% | 6.3% | 6.3% |
どの枠もこれまでに複数頭が馬券に絡んでいるのだが、8枠だけはたった1頭しか馬券に絡んでいない。しかも8枠は出走頭数が多いにもかかわらず、である。
これに関しては簡単な話で、まだキャリアの浅い2歳馬が大外枠の不利を覆す器用な競馬をするのは、非常に難易度が高いというところだろう。
また、5枠は平均6.6人気に対して平均8.4着と、人気に推されている割に成績が奮わないんだよな。
5枠というのは各馬の中心に位置する枠。まだ経験の少ない2歳馬にとって、揉まれやすい真ん中の枠というのはプラスに出ない可能性が高いのだろう。
更に注目しているのが、中央競馬のゲートは基本的に12頭でワンセットとなっていること。13頭目から外はゲートを追加するような形で並べられている。距離ロスを防ぐために外目に入った馬が一気に内に押し寄せてくると、5枠辺りの各馬は特にダメージを受けやすい構図なんだよな。
もちろんこれはその時の各馬の発馬次第で影響の大きさは変わってくるものの、少しばかり意識しておいていい点かもな。
さて、では今年のホープフルで好枠をゲットしたのは……?
クラウディアイは内目の2枠4番をゲット。
この馬は新馬戦(8/25中京5R)の勝ちっぷりが良くてな。当時は内ラチ沿いをロスなく立ち回って、直線でスパッとキレる脚を使っての勝利。まだまだ幼い2歳馬があんなレースをできるんだから、相当競馬センスの高い馬だと見ていた。
初の重賞挑戦であった京都2歳Sでも3着に好走した通り、能力の高さは確か。関係者としても……
これはG1でも決して見劣らない馬だと思っているよ。前々から良いモノを持っているなと思っていたし、実際に重賞でも健闘したんだから、その見立ては間違っていなかったよね。
何よりセンスがいいのが強み。この馬としては最高の枠を引けたと思うし、どんな競馬でもできる並びにもなったと思う。小回りの中山だったら文句なしと言える枠順になったでしょう。

と、内枠を引き当てた点を大層喜んでいたね。十分に勝ち負けにチャンスが期待できる存在だろう!
新聞には載らない関係者情報を公開

最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。
(安達/丹内)
少々間隔を空けてからの出走にはなったものの、この中間の調整は上手くいったとのこと。最終追い切りではメニューに工夫を施して負荷をかけたって話も入ってきているし、ここまでの過程は順調の一言じゃないかな。
何より関係者は「夏に心房細動で走り切れなかった馬なんだけど(※コスモス賞)、そのダメージを引きずることなく芙蓉Sではしっかりと勝ち切ってくれたんだから、エライ馬だよね。能力的にはG1でも十分通用するはずだし、鞍上共々楽しみを持っての参戦には間違いないよ」と、かなり前向きな姿勢。一発を狙っているトーンなんだ。
(斉藤崇/北村友)
右回りのレースには出走したことがないんだが、普段の調教では右回りを何度も経験しているんだよな。先週は「上手く手前を替えなかった」なんて報道も一般マスコミで出ていたみたいだけど、実際の関係者の本音は「いや、そんなの気にしなくていいでしょ」とかなり強気なもの。何より前走の東スポ杯2歳Sって

申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。
各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!
そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!
「ルメールも川田もピンチかよ!」
「どんな馬券を買えばいいんだろう?」
と考えている方は多いことでしょう。
では、何を買う?
頼れる本物の情報と分析を、オレは持っているぞ!

この秋はエリザベス女王杯にて、単勝12番人気の大穴であった◎ラヴェルから馬連&3連複のダブル万馬券を含めた的中をお届けしたぞ!


更にジャパンカップでは、単勝8番人気の◎シンエンペラーを本命に抜擢した上で、単勝7番人気の▲ドゥレッツァを含む◎○▲での決着!


ホープフルSの最終結論(予想印)はレース当日に無料公開するぞ!
◎本命馬から、不動の○対抗馬、そして絡めば高配当が期待できる大穴馬までコッソリお教えするからな。この先の重賞も一緒に獲って喜びを分かち合おう!

山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。