個性派記者の本音トーク 山川

京都金杯2025予想 キング&ルメートルに暗雲…2024年全滅の衝撃データをチェック!

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



さあ、2025年の話をしようじゃないか。毎年恒例、中央競馬の開幕を飾るのは中山金杯・京都金杯。今回の当欄では京都金杯を採り上げていくぞ!

ただ、“京都”とは言ったものの、今年の舞台は京都競馬場ではない。現在阪神競馬場が改修工事を行っているため、中京芝1600m戦を舞台に行われる。

関西圏では以前京都競馬場が大規模な改修工事を行っていたため、2021年~2023年までの京都金杯は中京競馬場で行われていたことがある。ということで、意外にもそんなに久々ではない中京開催なんだ。

今回フォーカスを当てたいのが、京都金杯の舞台である中京芝1600mというコースである。実は2024年に行われた中京芝1600m戦において、なんと『好走率0%』の衝撃データが出現していたことをご存知だっただろうか?

これは2025年の京都金杯でも意識しておいた方がいいデータだけに、まずはこの点からチェックしていこう!


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 ロジリオン 牡4 57.0 三浦 古賀慎
2 セオ 牡5 57.0 団野 上村
3 シュバルツカイザー セ7 57.0 岩田望 大竹
4 ゴールデンシロップ 牡7 55.0 鈴木慎
5 アスクコンナモンダ 牡6 57.5 ルメートル 中内田
6 マテンロウオリオン 牡6 56.0 古川吉
7 サクラトゥジュール セ8 58.0 キング
8 オーキッドロマンス 牡4 57.0 丸田 手塚
9 シャドウフューリー 牡5 57.0 川田 杉山晴
10 セルバーグ 牡6 57.0 田口 鈴木孝
11 コレペティトール 牡5 57.0 柴田裕 中竹
12 フィールシンパシー 牝6 54.0 坂井 小島茂
13 コナコースト 牝5 54.0 北村友 清水久
14 メイショウチタン 牡8 57.0 横山典 本田
15 ドゥアイズ 牝5 55.5 武豊 庄野
16 ウォーターリヒト 牡4 57.0 田辺 河内

外国人騎手の好走率0%
共通点に要注目!

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まずは正解発表から。2024年の中京芝1600m戦における好走率0%データの正体は『外国人騎手()の騎乗馬』である。

日本での通年免許を取得しているルメール、Mデムーロ騎手は対象外

■中京芝1600m戦・外国人騎手成績
※2024年全て
日付 馬名 騎手 人気 着順
12/8 バレルターン ドイル 1 8
12/1 プロクレイア Cデムーロ 3 7
12/1 エスタンシア Cデムーロ 2 4
11/30 ラレーヌデリス ドイル 3 9
11/30 シャーリーゴールド ドイル 8 8
9/28 スペクトログラム シュタルケ 13 11
9/21 ブリックンクリック シュタルケ 7 14
3/24 オーシャントライブ ムルザバエフ 1 5
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平均4.8人気・平均8.3着という数字を見ても、明らかに人気に応えられていない点がわかるだろう。

中京芝1600m戦ってのは、京都や阪神のマイル戦と比べるとクセのある舞台なんだよ。

まずスタートがポケット地点となっており、発馬してすぐ左へとカーブする。内枠であればロスなく進めていくことが可能ではあるものの、もし外枠に入ってしまうと、距離ロスの大きい競馬を強いられてしまう。

また、向正面から3、4コーナーが下り坂になっておりスピードが出やすい形状。コーナーを上手く曲がれるように、競輪場のような“バンク”が設置されている。そして直線には急坂も控えるという、非常に多くの要素が詰め込まれたコースなんだ。


こういった要素も影響し、中京芝1600m戦は基本的に先行有利の傾向にある。

■中京芝1600m戦・脚質別成績
※2024年全て
脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 7- 6- 4- 23/ 40 17.5% 32.5% 42.5%
先行 14- 19- 14- 74/121 11.6% 27.3% 38.8%
差し 12- 8- 16-139/175 6.9% 11.4% 20.6%
追込 3- 2- 2-131/138 2.2% 3.6% 5.1%

このように、前に行けば行くほど有利。後方を追走し、直線だけで全てを差し切るという競馬が通用しづらい舞台である。

そして……短期免許で来日する外国人騎手って、積極的に逃げるような競馬をすることがあまり多くなくてね。

2024年の中央競馬で騎乗した外国人騎手のレースぶりを脚質別に分けていくと……

逃げ: 82例(5.5%)
先行:514例(34.2%)
差し:607例(40.4%)
追込:291例(19.3%)


そのほか道中でマクリを打ったケースが7例(0.5%)

このように、差しに構えて乗ることが多いんだ。


中央競馬においては欧州系ジョッキーの来日が多い。そして欧州の競馬というのは、逃げることをヨシとしないことが多いとのこと。

『同厩や同馬主の馬をサポートするためのペースメーカー』がハナを切ることも多いようで、そういった馬を『ラビット』と呼ぶ。凱旋門賞などのビッグレースなんかで聞いたことがあるんじゃないだろうか。

要するに、勝ちに行くためにハナを切るというパターンが少ない文化なんだよな。


もうお察しかとは思うが、2024年に中京芝1600m戦で凡走してしまった外国人騎手も、みな差しに構えていたんだ。

日付 馬名 騎手 出走頭数 コーナー通過順
12/8 バレルターン ドイル 16 16-12-12
12/1 プロクレイア Cデムーロ 7 4-4-5
12/1 エスタンシア Cデムーロ 15 10-9-10
11/30 ラレーヌデリス ドイル 13 8-8-8
11/30 シャーリーゴールド ドイル 16 15-14-14
9/28 スペクトログラム シュタルケ 13 12-12-12
9/21 ブリックンクリック シュタルケ 14 7-10-14
3/24 オーシャントライブ ムルザバエフ 13 13-12-12

今年の京都金杯で外国人騎手が騎乗を予定しているのは、

サクラトゥジュール(キング騎手)
アスクコンナモンダ(ルメートル騎手)

共に近走で後方からの競馬をしていることもある馬。今回どのようなレースプランを考えているかは、しっかりと把握しておかなければいけないだろうな!


外枠でも問題なし?

京都金杯の枠順が確定したぞ!キングが騎乗するサクラトゥジュールは4枠7番、ルメートルが騎乗するアスクコンナモンダは3枠5番と、それぞれ内目の枠に入ったな。

さて、今年の京都金杯の舞台は中京芝1600m。まずは当舞台における枠順の傾向をチェックしていこう。

■中京芝1600m戦・枠順別成績
※過去5年
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 25- 21- 25-232/303 8.3% 15.2% 23.4%
2枠 26- 36- 29-234/325 8.0% 19.1% 28.0%
3枠 21- 31- 19-268/339 6.2% 15.3% 20.9%
4枠 23- 30- 35-270/358 6.4% 14.8% 24.6%
5枠 31- 25- 27-288/371 8.4% 15.1% 22.4%
6枠 28- 34- 31-287/380 7.4% 16.3% 24.5%
7枠 35- 14- 32-317/398 8.8% 12.3% 20.4%
8枠 31- 30- 22-322/405 7.7% 15.1% 20.5%

中京芝1600m戦はスタートしてすぐ左にカーブしていくレイアウトになっている。そのため、外枠に入ってしまうと最初のカーブでいきなり大きな距離ロスを被ってしまうのが特徴的。

ただ、こうして枠順別成績を見てみると……実はそこまで枠の内外による有利不利というのはないんだよな。

むしろ昨年2024年のみの成績では、最多勝を上げているのは大外の8枠。“外枠だから”と言って必要以上に評価を下げてしまってはいけないんだ。

今年8枠に入ったのは⑮ドゥアイズ⑯ウォーターリヒト。共に差しに構える競馬ができるタイプとあって、外枠から外々を回される競馬を強いられても、最後の直線で巻き返してくる可能性は十分にありそうだな。


さて……そんな今年の京都金杯で好枠を引き当てたと言えるのが、この馬だ!

②セオ
「思い通りの競馬ができそう!」

セオは今回1枠2番という内目の枠をゲットした。安定して先行できるスピードの持ち主であり、スタート直後のカーブが控えている当コースならば、枠なりの走りをするだけでロスなく立ち回れる可能性が高いだろう。

実際、過去には2枠3番からの発走だった石清水S(昨年1/20京都11R)を先行して粘り込んでおり、CHECKMATEの22万4760円的中という特大万馬券的中にも貢献したことがあるんだ。この馬にとって理想的な枠順を引き当てたということ。

関係者に話を聞いてみても……

オープンの1800mだとどうしてもマークが厳しくなるところがあるし、この馬にとってのベストはマイルぐらいじゃないかと思うんだよね。

場合によっては差しに構えてもいいかなと思っていたんだけど、ゲットしたのは2番枠でしょ。スタートさえ決まればまず前につけられるはずだし、開幕週のレースだったら上手く先行力を活かせるはず。とにかく思い通りの競馬ができそう!

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と、内枠ゲットでかなりトーンが上昇していたよ。労せず好位置が取れることで、レース後半に余力を残して臨めそうな雰囲気だぞ。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

⑤アスクコンナモンダ
(中内田/ルメートル)

暮れの段階でこの馬の関係者が「ハンデは……57.5キロかな!」と話していたんだよな。今回の斤量はその予想通りの57.5キロ。馬によっては「こんなに重いなんて……」と、実際に発表されたハンデを見て頭を抱えているような陣営も居るだけに、見立て通りの斤量となった点はプラスだろう。

何よりここ中京は本馬にとってベストの条件。何せこれまでに5戦4勝と勝率80%の舞台であり、オープンクラスでも勝ち星を挙げているんだもんな。「ここを目標に仕上げてきたし、あとは道中の位置取りがどうなるかだけ。中京なら終いは良い脚を使ってくれるし、とにかく力を出し切れるはずだよ」と、陣営は舞台適性の高さをかなり評価していたな。

⑨シャドウフューリー
(杉山晴/川田)

一時期はずっと東京の芝1400m戦ばかりに出走していた馬だが、意外にもマイル戦でも問題のないタイプ。初勝利を挙げたのはここ中京芝1600m戦だったし、当舞台では4戦して複勝率100%。前走12/7京都11Rでは右回りでも結果を出したし、実はどんなコースでも力を出し切れるタイプなんだよ。何より今回に関しては



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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「外国人騎手が頼りにならないのか~」

「でも、どんな馬券を買えばいいんだろう?」


と考えている方は多いことでしょう。

では、何を買う?
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山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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