個性派記者の本音トーク 山川

フェアリーステークス2025予想 1番人気に気を付けろ!JRA重賞で最も信頼できないレース!?

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



正月競馬では恒例となっている3日間開催に行われるのが、3歳牝馬の重賞であるフェアリーSだ。

過去10年、このレースへ出走した後にG1タイトルを獲得した馬が複数存在する。スターズオンアーステンハッピーローズアエロリットなんかがその該当例。

正直『フェアリーS』というレース名を聞くと、クイーンCやチューリップ賞といった王道路線と比べて、桜花賞やオークスに直結するイメージを持つ方は少ないかもしれないが、意外にもその後出世していくような馬が出走していることも少なくないレースなんだ。


さて、先ほど名前を挙げたスターズオンアース、テンハッピーローズ、アエロリットという3頭には“とある共通点”があるのをご存知かな?

これら3頭は全てフェアリーSに出走している馬であり、なおかつ全てが単勝1番人気に推されているという共通点があるんだよ!

しかし……この3頭はいずれもフェアリーSを勝利できていない。それどころかこのレース、過去10年のJRA重賞で『最も1番人気の好走率が低い』という重要なデータがあるんだよ!

まずはこの点からチェックしていこう!


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 マイスターヴェルク 牝3 55.0 マーカンド 勢司
2 キタノクニカラ 牝3 55.0 丸田 小島茂
3 ジャルディニエ 牝3 55.0 斎藤 奥村豊
4 ネーブルオレンジ 牝3 55.0 丹内 杉山佳
5 ハードワーカー 牝3 55.0 佐々木 竹内
6 ミーントゥビー 牝3 55.0 松岡 堀内
7 ホウオウガイア 牝3 55.0 田辺 大竹
8 レイユール 牝3 55.0 嶋田 手塚
9 モルティフレーバー 牝3 55.0 北村宏 清水久
10 ルージュミレネール 牝3 55.0 横山和 斎藤誠
11 エストゥペンダ 牝3 55.0 三浦 高柳瑞
12 エリカエクスプレス 牝3 55.0 戸崎 杉山晴
13 ティラトーレ 牝3 55.0 木幡巧
14 ニシノラヴァンダ 牝3 55.0 菅原明 奥平雅
15 ミラーダカリエンテ 牝3 55.0 石川 相沢
16 レモンバーム 牝3 55.0 団野 嘉藤

過去10年のJRA重賞で
最も1番人気が危険!?

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まずはそもそもJRA重賞において、1番人気の馬がどれだけの確率で好走しているかチェックしてみよう。

■JRA平地重賞・1番人気の成績
(2015年~2024年の10年間)

[376-233-147-531]

勝 率:29.2%
連対率:47.3%
複勝率:58.7%

このように、連対率は大体50%ぐらい。複勝率に至っては60%に近い数字が出ているんだ。1番人気に推されるような成績を残している馬ならば、6割ぐらいの確率で3着以上にまとめてくる、ということ。

しかしながら、このフェアリーSに関しては例外である。過去10年の1番人気の馬の成績を見てみると……

■フェアリーS・1番人気の成績
(2015年~2024年の10年間)

15年8着カービングパス
16年7着リセエンヌ
17年②着アエロリット
18年6着テトラドラクマ
19年5着アクアミラビリス
20年6着アヌラーダプラ
21年4着テンハッピーローズ
22年②着スターズオンアース
23年11着ヒップホップソウル
24年4着スティールブルー

[0-2-0-8]

勝 率: 0.0%
連対率:20.0%
複勝率:20.0%

なんということか……普段の重賞よりもめっきりと好走率が低く、過去10年でたった2頭しか馬券に絡めていないんだよな。

ちなみにこの『複勝率20%』という数字は、ここ10年間のJRA重賞において最も低い数字なんだから、よっぽど走れていないよな~。

とはいえ、その2頭の2着馬(アエロリット、スターズオンアース)は漏れなく以降にG1タイトルを獲得している。このレースで人気に推されながらある程度の成績を残せる馬というのは、確かな能力を備えている実力馬なんだろう。


なんでこんなに1番人気の馬が走れていないのか?それはやはり、中山芝1600mという舞台設定が理由ではないだろうか。

“トリッキー”と呼ばれることの多い中山芝マイル戦。スタートしてすぐ右にカーブしていくと、そのまま最後の直線を迎えるまでずっとカーブしていくようなコースレイアウト。当然、極端な外枠に入ってしまうと大きな距離ロスを被ってしまうため、枠による有利不利も大きい。

要するに道中における立ち回りの重要性が高い舞台であり“いかに上手く競馬をするか”が大事な舞台。高い能力を持っている馬であっても、立ち回り一つで着順を落としてしまうリスクが、他場より大きいと言えるんだよな。


実際、中山芝1600m戦で行われる重賞をまとめてみると……

■中山芝1600m重賞・1番人気
※過去10年(複勝率順)
レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
京成杯AH 5- 0- 1- 4/10 50.0% 50.0% 60.0%
ターコイズS 3- 0- 1- 6/10 30.0% 30.0% 40.0%
ニュージーランドT 0- 4- 0- 6/10 0.0% 40.0% 40.0%
ダービー卿CT 1- 1- 1- 7/10 10.0% 20.0% 30.0%
フェアリーS 0- 2- 0- 8/10 0.0% 20.0% 20.0%

複勝率50%を超えている重賞は京成杯オータムハンデだけ。他のレースは40%以下で、過去10年におけるJRA重賞での1番人気の成績を考慮すると、やはり好走率は低いと言わざるを得ない状況なんだよ。

力のある馬(=力があると見られて人気する馬)が舞台設定に苦しまされるのがフェアリーS。スターズオンアースやアエロリットといったG1馬でも敗れてしまったこのレースでは、人気馬を過信するのは馬券的に『禁物』と言えるぜ!


内枠>外枠の傾向だけれども?

フェアリーSの枠順が確定したぞ!戸崎が騎乗するエリカエクスプレスは6枠12番、田辺が騎乗するホウオウガイアは4枠7番に入った。

さて、まずはフェアリーSにおける枠順の傾向をチェックしていこう。

■フェアリーS・枠順別成績
※過去10年
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 2- 0- 5-12/19 10.5% 10.5% 36.8%
2枠 1- 3- 0-15/19 5.3% 21.1% 21.1%
3枠 1- 1- 2-16/20 5.0% 10.0% 20.0%
4枠 1- 2- 1-16/20 5.0% 15.0% 20.0%
5枠 1- 2- 0-17/20 5.0% 15.0% 15.0%
6枠 0- 0- 0-20/20 0.0% 0.0% 0.0%
7枠 2- 0- 2-16/20 10.0% 10.0% 20.0%
8枠 2- 2- 0-16/20 10.0% 20.0% 20.0%

外枠よりも内枠の方が馬券に絡んでいて内が有利に見えるが、実は内外で勝利数は同じなんだよ

これは、立ち回りの上手さが関係していて、スタートからコーナーまでの距離が短い分、外枠はスタート直後から積極的にレースを運ぶため、ペースが流れる。“いかに上手く競馬をするか”が重要なんだよな。

確かに外枠の成績は良くないが、立ち回り次第では外枠でも不利を跳ね返すことも可能なワケだから、外枠だって無視はできないぞ。

さて、では今年のフェアリーSで好枠をゲットしたのは……?

⑫エリカエクスプレス
「どんな競馬でもできるイメージだよ」

エリカエクスプレスは外目の6枠12番をゲット。この馬は新馬戦(10/20京都4R)で逃げたが、競りかけた2頭は着外に沈んだ。さらに直線をノーステッキで走破し、2着と0.4秒差をつけての完勝。道中も直線も他馬を寄せ付けなかった。

まだ底を見せてないし、不利な外枠だとしても積極的にレースを運び立ち回れたら、不利を跳ね返せると思うんだ。

実際に関係者に話を聞いてみても……

主張していこうと思えばポジションも取れると思うけど、どんな競馬でもできるイメージだよ。調教の感じなんかを見ていたら、脚を溜める競馬もできそうなタイプだからね。

何より、一度競馬を使ってもテンションが上がらなかったのは良いこと。まだまだ幼いところもあって、これからもっと成長していく馬ではあると思うけど、スムーズな競馬ができれば十分にチャンスはあるでしょ。

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と、かなり前向きな話をしていたぞ。実際にどんな競馬をするかはゲートを出てからの反応や、他馬の動向に左右される面もあるだろうけど、決まった形でしか競馬ができなさそうなタイプでないことは、間違いなく好材料だよな。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

③ジャルディニエ
(奥村豊/斎藤)

フェアリーSは1勝馬たちが出走権をかけて大抽選会を行っていたのだが、この馬は既に2勝しているので確実に出走できる立場。しかも2勝目を挙げた舞台が他でもないこの中山芝1600m戦。そりゃ、狙ってこのレースを使いに来るものだよな。

ただ、関係者は「枠はちょっと微妙かも……」というトーン。トリッキーな中山マイルで内目の枠を引けたことは本来プラスに出るはずなんだが、この馬の場合は「精神的に不安定なところがあって、揉まれない競馬をしたい」というのが週中の時点での関係者の言葉。この枠からの発走となると、思い切った競馬をしないと馬群の中で進める形になりそう。コース適性はありそうなんだけどな。

④ネーブルオレンジ
(杉山佳/丹内)

元々は1200m戦からデビューした馬。一時はダート戦にも出走してきたが、2走前(10/5新潟6R)に初めて芝のマイル戦へと出走すると快勝。元々短距離戦を使っていた馬だけあって、安定して前々で進められるのが一つの武器だよな。関係者も



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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「1番人気の複勝率低すぎないか!?」

「でも、どんな馬券を買えばいいんだろう?」


と考えている方は多いことでしょう。

では、何を買う?
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山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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