個性派記者の本音トーク 山川

プロキオンステークス2025予想  武豊騎乗停止…サンライズジパング×坂井瑠星はプラス?マイナス?

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



今週はプロキオンステークス(G2)だ。……ここ最近の競馬を見ている方からすると、なかなか慣れないよな。元々東海ステークスとして行われていたレースの名前が変更になった形だ。

何せ『プロキオンステークス』というレースは、2006年以降しばらくの間7月に施行されていたG3のレースである。距離もダート1400m戦が中心であり、夏場にダート短距離馬が集結するレースとして行われていた。

それが急に1月に、G2になって、ダート1800m戦で行われるとなると、戸惑いが出るのが当たり前と言えるだろう。ただ、“プロキオン”は冬の大三角の一つであるというのだから、レース名を考えるとこれが本来の立ち位置と言えるのかもしれない(笑)。

今年に関しては、当レースにおけるデータは過去の東海Sを参考にさせていただく。これまで1月に中京ダート1800mで行われていたG2のレースは、他でもない東海Sだからな。


さて、今年の当レースで人気を集めそうなのがサンライズジパングという馬なのだが、元々騎乗予定であった武豊騎手が騎乗停止処分を受けたため、今回は坂井瑠星騎手へと手が替わる。

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この点が果たしてプラスと出るかマイナスと出るか?まずはこの点からしっかりとチェックしていこう!



馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 サンデーファンデー 牡5 57.0 鮫島駿 音無
2 ビヨンドザファザー 牡6 57.0 北村友 藤岡健
3 ドゥラエレーデ 牡5 57.0 川田 池添学
4 ホウオウルーレット 牡6 57.0 岩田康 栗田徹
5 サンマルパトロール 牡5 57.0 田口 大橋
6 ロコポルティ 牡7 57.0 団野 西園正
7 ニューモニュメント 牡9 57.0 酒井 小崎
8 タマモロック 牡5 57.0 伊藤圭
9 サンライズジパング 牡4 57.0 坂井 音無
10 オメガギネス 牡5 57.0 松山 大和田
11 ディープリボーン 牡5 57.0 古川吉 四位
12 フタイテンロック 牡6 57.0 小崎 佐藤吉
13 カズペトシーン 牡5 57.0 西村淳 池添学
14 ミッキーヌチバナ 牡7 57.0 デムーロ 高橋亮
15 ペプチドソレイユ 牡5 57.0 菱田 武英
16 サトノエピック 牡4 56.0 高杉 国枝

サンライズジパング×坂井瑠星
プラス?マイナス?どっち!

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まず、元々この条件で行われていた東海Sでは、4歳勢があまり幅を利かせられていない状況だった。

■東海S・年齢別成績
※過去10年
年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4歳 1- 2- 1- 13/ 17 5.9% 17.6% 23.5%
5歳 5- 3- 2- 25/ 35 14.3% 22.9% 28.6%
6歳 3- 2- 6- 36/ 47 6.4% 10.6% 23.4%
7歳 1- 2- 1- 28/ 32 3.1% 9.4% 12.5%
8歳 0- 1- 0- 11/ 12 0.0% 8.3% 8.3%

確かに出走数はそこまで多くないのだが、過去10年で勝った4歳馬はわずかに1頭だけ(17年グレンツェント)。勝率に関しては5.9%しかなく、より出走数が多く、それでいて勝率が14%ほどある5歳馬と比べると、少々見劣るところだよな。

これだけを見ると「4歳馬は今年も怪しいのでは……?」と思ってしまうが、サンライズジパングに関しては心配不要と言えそう。

というのも、ここ10年の東海Sに出走した4歳馬は、上位人気に推されている馬に関しては崩れず上位にまとめているんだ。

各馬が1月の東海Sに出走するまでの実績も含めて調べてみると……

■東海S・好走した4歳馬
(※過去10年)

17年1人気①着グレンツェント
重賞勝ち・ダート複勝率100%

19年2人気②着チュウワウィザード
重賞勝ち・ダート複勝率100%

19年4人気③着スマハマ
ヒヤシンスS勝ち・ダート複勝率80%

24年1人気②着オメガギネス
リステッド勝ち・ダート複勝率100%

このように既にオープン級で結果を残しており、ダート戦において安定して上位争いを続けている4歳馬であれば、問題なく東海Sでも好走している傾向にある

サンライズジパングは既に重賞2勝。ダート戦での複勝率は約71.4%ではあるものの、この馬の場合は既にG1へチャレンジして敗れてしまっている影響もあるので、十分に評価できるレベルにあると言えそうだ。


そして今回は坂井瑠星騎手との初タッグ。坂井瑠騎手と言えば、昨年、一昨年のチャンピオンズCをレモンポップとのコンビで勝利しているように、ここ中京ダート1800m戦における実績はたしかなジョッキー。

実際に昨年1年間の中京ダート1800m戦における騎手別成績をチェックすると……

■2024年・中京ダート1800m戦
※騎手別・勝利数順
騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率
松山弘平 8- 2- 3-15/28 28.6% 35.7% 46.4%
川田将雅 7- 5- 4- 4/20 35.0% 60.0% 80.0%
西村淳也 7- 1- 5-17/30 23.3% 26.7% 43.3%
坂井瑠星 5- 3- 3- 8/19 26.3% 42.1% 57.9%
団野大成 4- 9- 3-15/31 12.9% 41.9% 51.6%
鮫島克駿 3- 2- 2-16/23 13.0% 21.7% 30.4%
高杉吏麒 3- 1- 1-17/22 13.6% 18.2% 22.7%
吉村誠之助 2- 3- 3-26/34 5.9% 14.7% 23.5%
小沢大仁 2- 3- 0-36/41 4.9% 12.2% 12.2%
丸山元気 2- 2- 1- 6/11 18.2% 36.4% 45.5%

昨年の勝ち星は4位。ただ騎乗数が少ないこともあって複勝率57.9%は優秀。トップ10の中では川田将雅に次ぐ高確率となっているんだ。

ちなみに昨年の武豊は[0-3-0-1]と複勝率は75%だが、騎乗数が4鞍と極めて少ない。この辺りを考慮すると、決してマイナスと言える手替わりには見えないよな。


しかし、1点だけ注意が必要。それが『坂井瑠星が中京ダート1800m戦で結果を残す時のパターンは決まっている』ということである。

レモンポップのレースぶりを思い出してもらえればわかるように、昨年坂井瑠星がこの舞台で馬券に絡んでいるのは、積極的な先行策を打っている時。

以下は【2024年・坂井瑠星騎手・中京ダート1800m戦】における、4角の位置取り別の成績なのだが……

4角位置 着別度数 勝率 連対率 複勝率
先頭 3- 2- 0- 0/ 5 60.0% 100.0% 100.0%
2番手 2- 0- 1- 1/ 4 50.0% 50.0% 75.0%
3番手 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3%
4番手以下 0- 1- 1- 5/ 7 0.0% 14.3% 28.6%

このように、5勝全てが4角2番手以内で進めた時のもの。元々中京のダート1800m戦は先行馬の粘り込みが多い舞台だが、特に坂井瑠星の成績には偏りが生じている。

サンライズジパングは地方での交流競走でこそ先行している実績があるが、ここ2走の中央重賞では序盤の位置取りが中団となっている。

一方で、道中で位置取りを押し上げていける機動力も備えているだけに、『4角2番手以内』というポジションに取りつける可能性は残されているな。

ここに関しては今回の馬の状態や、陣営がどんな作戦を企てているかを知る必要がある。当記事ではレース前日に関係者情報も公開するので、そちらも含めて是非ともお見逃しのないように!


好成績の中枠を買うのは正しい?

プロキオンSの枠順が確定したぞ!坂井瑠星が騎乗するサンライズジパングは5枠9番、川田が騎乗するドゥラエレーデは2枠3番に入った。

昨年まで行われた前身レース、東海Sの過去10年で8回行われた中京ダート1800m戦の枠順別成績をチェックしていこう。

■東海S・枠順別成績
※過去10年(2015年~2024年)
※中京開催8回分
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0- 0- 0-11/11 0.0% 0.0% 0.0%
2枠 0- 1- 1-11/13 0.0% 7.7% 15.4%
3枠 1- 3- 1-9/14 7.1% 28.6% 35.7%
4枠 4- 0- 1-10/15 26.7% 26.7% 33.3%
5枠 1- 0- 1-14/16 6.3% 6.3% 12.5%
6枠 2- 1- 0-13/16 12.5% 18.8% 18.8%
7枠 0- 2- 3-11/16 0.0% 12.5% 31.3%
8枠 0- 1- 1-14/16 0.0% 6.3% 12.5%

4枠を中心に中枠が好成績なのが目立つな。それもそのはず、内枠も外枠も一度も勝利していない。1枠に関しては、馬券内にすら来たことがないんだ。

ただし、「中枠を買うのが正解」と思うのは“ちょっと待てぃ!”だ。

たしかに4枠は4勝しているが、全て1番人気に推された馬の勝利なんだ。中京で行われた東海Sでは、1番人気の成績が[4-2-1-1]と良好。その人気馬の枠に偏りがあるため、中枠の成績が良いと考えられる

過去10年の中京ダート1800m戦の成績を確認してみると、

■中京ダート1800m・枠順別成績
※過去10年(2015年~2024年)
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 77- 76- 68- 738/ 959 8.0% 16.0% 23.0%
2枠 78- 91- 88- 778/1035 7.5% 16.3% 24.8%
3枠 86- 79- 73- 864/1102 7.8% 15.0% 21.6%
4枠 96- 76- 90- 918/1180 8.1% 14.6% 22.2%
5枠 90- 98- 86- 976/1250 7.2% 15.0% 21.9%
6枠 99- 105- 103-1017/1324 7.5% 15.4% 23.2%
7枠 94- 104- 97-1085/1380 6.8% 14.3% 21.4%
8枠 100- 91- 113-1099/1403 7.1% 13.6% 21.7%

このように、そこまで大きな差はないんだ。枠による有利不利はないと言えるから、どの枠に入ってもチャンスがありそうなんだよな

ということで、馬の個性を把握した上で枠順をチェックすべき。そんな今年のプロキオンSで好枠をゲットしたのは……?

①サンデーファンデー
「“アイツ”が居なくなって……」

サンデーファンデーは最内の1枠1番をゲット。この馬は2走前・師走S(12/8中山10R)で、久々に積極策を講じて先手を取っていっての2着。

そして、前走ベテルギウスS(12/28京都11R)では逃げるミトノオーを見ながら2番手で先行し、4コーナーでハナに立つとそのまま直線では後続を突き放しての勝利。勝ちタイム=1分50秒3は改修後の京都の良馬場では最速のタイムだったんだから、一言で優秀。

今回のメンバーは他に強力な同型が不在。さらに最内枠を引いたのだから、スタートさえ決まれば枠なりに進めるだけで、内ラチ沿いをロスなく進められる。この枠は好材料と言えるだろう。

実際に関係者に話を聞いてみても……

とにかく自分のリズムで進められるかどうかがポイントって馬だし、馬の集中力を維持させるためにジョッキーが促していく乗り方をするタイプでもあるからね。この枠でポンとハナに行ければ有利に運べるでしょ。

ていうか、想定段階では名前があったメイショウフンジンって逃げ馬が回避したでしょ。アイツが居なくなってからというもの、現場のテンションは上がりまくり。理想的な競馬ができる可能性が高いもんね!

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と、出馬表確定→枠順確定という段階でそれぞれトーンが上がっているんだ。もちろんスムーズな競馬ができるかは他馬の動向次第ではあるものの、1コーナーまでに先手を主張できれば、コーナーワークで自然と前に行けるだろうな。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

③ドゥラエレーデ
(池添学/川田)

この馬はこれまで12月のレースを使ったら、次走は3月のドバイというローテを歩んでいたんだよ。間隔を空けた上で海外遠征に向けての準備を始めるというのが、年明けの恒例になっていた。

しかし今回は1月の当レースから始動。これまでと違うパターンを選択した影響もあるのか「ちょっと歩様にカタいところがあるように見えるね」と某関係者は評していたんだ。この中間は動きこそ悪くないが、馬なり主体の調整でそこまで目立った調教時計も出ておらず“G1を使った後なりのデキ”という雰囲気かも。地力は評価すべきだがな。

⑥ロコポルティ
(西園正/団野)

これがかなり良さげな雰囲気なんだよな。陣営からは「かなり状態良いですよ!」という報告も入っているし、実際に中間の調教の動きを見ていても、陣営のトーンが高まるのも納得という感じ。更に関係者からは「この中間は



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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「サンライズジパングって先行できるのかな」

「しかし、どんな馬券を買えばいいんだろう?」


と考えている方は多いことでしょう。

では、何を買う?
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昨秋はエリザベス女王杯にて、単勝12番人気の大穴であった◎ラヴェルから馬連&3連複のダブル万馬券を含めた的中をお届けしたぞ!

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山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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