個性派記者の本音トーク 山川

シルクロードステークス2025 ピューロマジックが“約30年連敗中”のパターンに該当……でも2025年なら大丈夫!?

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



今週から京都競馬が開幕する!

本来であれば1月1週目からの関西での開催は京都で行われるのだが、今年は阪神競馬場が改修工事中とあって、変則日程となり中京からの開幕であった。

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昨年12月撮影・京都競馬場

その京都の開幕週に行われるのがシルクロードステークス(G3)だ。

高松宮記念へ向けての大事な前哨戦の一つであり、昨年は秋にスプリンターズSを勝ってG1馬になるルガルが当レースを制している。

今年もここをステップに大舞台へ向かいたいような素質馬が揃っている印象。中でも、昨年は葵S(36万2410円的中)、北九州記念(5980円的中)と、重賞2つでCHECKMATEの的中に貢献する勝利を挙げたピューロマジックは、世間からの注目度も高い存在だろう。

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ピューロマジックは芝1200m戦で一度もハナを譲ったことがない快速牝馬。前走のスプリンターズSでは、前半3ハロン=32秒1というとんでもないハイペースで場内を沸かせていたな。

実はシルクロードSには、そんなピューロマジックにとって最悪なデータがある。

ただ、これは2025年のシルクロードSに限っては、無効化されるデータかもしれない。

果たしてそれはいったいどういう話なのか?まずはここから掘り下げていくぞ!


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 ペアポルックス 牡4 57.0 岩田康 梅田智
2 ピューロマジック 牝4 56.5 坂井 安田翔
3 メイショウソラフネ 牡6 57.0 酒井 石橋
4 スリーアイランド 牝5 52.0 中竹
5 セントメモリーズ 牝4 53.0 石川 斎藤誠
6 ダノンタッチダウン セ5 56.0 吉村
7 クファシル 牡5 55.0 松山 池添学
8 シロン 牝6 53.0 田口 小栗
9 ウインカーネリアン 牡8 59.0 三浦 鹿戸雄
10 ジャングロ 牡6 57.0 中井 森秀行
11 エイシンフェンサー 牝5 55.0 川又 吉村
12 マイヨアポア 牝7 54.0 北村友 和田郎
13 カピリナ 牝4 54.0 戸崎圭 田島俊
14 グランテスト 牝5 53.0 団野 今野
15 レッドアヴァンティ 牡6 55.0 ルメートル 尾関
16 ソンシ 牡4 57.5 川田 中内田
17 プルパレイ セ6 57.0 高杉 須貝尚

逃げ馬が約30年連敗中
でも今年なら大丈夫!?

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ピューロマジックにとって最悪なデータ。それは『逃げ馬が約30年も勝てていない』というものである。

■シルクロードS・逃げ馬

[1-6-3-19]

唯一の勝利は第2回(97年)エイシンバーリン

シルクロードSはほとんどの年で最後の直線が平坦な京都競馬場で行われている。それにもかかわらず、このレースで逃げた馬はなかなか勝ち切れておらず、実に27連敗中であるというのだから、驚きだよな。

これまでのシルクロードSにおける逃げ馬の平均人気は5.3番人気。対して平均着順は7.8着というのだから、期待されているほどの結果を出せていないことが明らかだ。

逃げ馬は展開に左右されがちなところもあり、1番人気に推されながら大敗を喫してしまうケースも少なくはない。

21年17着モズスーパーフレア
13年15着アイラブリリ
08年10着アストンマーチャン
98年11着キョウエイマーチ

この辺りはみんな単勝1番人気だったのだが、結果は2ケタ着順。とにもかくにも『逃げ馬受難』というレースであり、近年は上位人気に推されている馬でも“良くて2着”というパターンに陥ってしまっている。

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逃げ馬の馬券を買っていたら
最後の直線はこんな表情に……

逃げ馬はマークされる立場。人気を集める馬ほど後続のマークが厳しくなる……という面こそあれど、他にも逃げ馬の成績が目立たない要因として考えられる点がある。それが『開催時期』

当レースは第5回(00年)から1月下旬~2月上旬という時期に施行されるようになった。近年で言うと【2回京都2日目】という日程が恒例になっているんだ。

京都競馬場は1月の開幕週から1回京都開催が行われている。この時期は寒さの厳しい冬場とあって、芝コースに蓄積されるダメージも自ずと大きくなりがち。当然だが各馬が通る内目の方から傷みが生じていくだけに、最内を通ることが多い逃げ馬にとっては徐々に不利な馬場状態となることが多い。

内ラチの設置場所を変えて傷んでいる部分をカバーするなど対策もしているのだが(Aコース、Bコースなどのコース替わり)、それでも使用した馬場全てをカバーできる訳ではないからな。

2回京都開催が始まるころには、逃げ馬にとって決して優しくない馬場になっている、という解釈でいいだろう。


しかし!

今年の場合はワケが違う。冒頭でも話した通り、今年はシルクロードSが京都競馬の開幕週である。【1回京都2日目】が今年のシルクロードSの施行日になるんだ。

いつもなら傷みの生じた馬場で行われるレースが、例年よりも綺麗な馬場コンディションで行われる。今までと違った傾向となる可能性は十分にあり得るはずだ。

実際に見てもらいたいデータがある。それが【1回京都1、2日目】【2回京都1、2日目】における、芝1200m戦での逃げ馬の成績である。

【1回京都1、2日目】
※1月開催のみ・過去10年
[5-0-0-2]

勝 率:71.4%
連対率:71.4%
複勝率:71.4%
【2回京都1、2日目】
※1、2月開催のみ・過去10年
[0-3-0-8]

勝 率:0.0%
連対率:27.3%
複勝率:27.3%

すごくね?1回開催か、2回開催かが違うだけで全くもって成績の質が違うんだ。それだけ馬場のダメージによる影響って大きいんじゃないかね~。

もちろん、シルクロードSで本当にピューロマジックが逃げられるかは、実際にどんなスタートを切るか次第の面もあるが『2025年のシルクロードS』だったら、この馬の高い速力を信頼する手はアリだろう。


勝機はロスのない競馬だ!

シルクロードSの枠順が確定したぞ!坂井瑠星が騎乗するピューロマジックは1枠2番、川田が騎乗するソンシは8枠16番に入った。

さて、まずはシルクロードSにおける枠順の傾向をチェックしていこう。

■シルクロードS・枠順別成績
※過去10年(2015年~2024年)
※京都開催7回分
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 3- 1- 0- 9/13 23.1% 30.8% 30.8%
2枠 2- 0- 1-10/13 15.4% 15.4% 23.1%
3枠 0- 1- 1-11/13 0.0% 7.7% 15.4%
4枠 1- 3- 1- 9/14 7.1% 28.6% 35.7%
5枠 1- 0- 0-13/14 7.1% 7.1% 7.1%
6枠 0- 0- 1-13/14 0.0% 0.0% 7.1%
7枠 0- 2- 1-15/18 0.0% 11.1% 16.7%
8枠 0- 0- 2-17/19 0.0% 0.0% 10.5%

7回中1枠と2枠で5勝と内枠が好成績になっているな。外枠は馬券圏内には来ているが、圧倒的に「内枠>外枠」で考えて良さそうだ

当レースでは過去7回で差し馬決着や先行馬決着など様々なレース展開での決着となったが、共通して内枠の方が好成績となると、道中は距離ロスのない競馬に徹するのがカギになりそうだな。

今回のメンバーを見ると内枠に逃げ馬が多く入ったことにより、内ラチ沿いは内枠の馬で埋まるため、外枠は無理にポジションを取りに行かないと道中で常に外を回され距離ロスが生まれそうだ。

特に今回のシルクロードSは逃げ馬が好成績の【1回京都】開幕週で行われる。馬場コンディションという観点において、今年は内を通った馬が有利になりそうな状況。いつもより外枠が不利な展開になるんじゃないかな。

そんな今年のシルクロードSで好枠をゲットしたと言えるのが、この馬だ。

①ペアポルックス
「岩田パパの得意パターンでしょ!」

ペアポルックスは最内の1枠1番をゲット。この馬は元々番手から進める競馬をしていたが、3走前・夕刊フジ杯オパールS(10/5京都11R)では出遅れて中団からの競馬となった。それでも上がり3ハロン=33.6秒とメンバー中2位の上がりタイムで3着。

前走・ラピスラズリS(12/01中山11R)では、ハナを切り先行すると、2番手以下を寄せ付けず行き切った形での勝利。大きく崩れた4走前・北九州記念(6/30小倉11R)以外はどの形でレース運びをしても安定した走りを見せてきている。レースの幅が広がったと言えるな。

今回は1枠2番に入ったピューロマジックが逃げる展開が予想されるが、その後ろで内ラチ沿いをロスなく進みながら脚を溜める競馬ができそうな絶好枠じゃないかね。

実際に関係者に話を聞いてみても……

今ならどんな競馬でもできると思っていたけど、この枠だったら前を見ながら直線で脚を伸ばす競馬ができそう。これ、岩田パパ(=岩田康騎手)の得意パターンでしょ!

この中間も馬の状態は良いし、スタートが決まれば逃げ馬との距離感もそこまで遠くならないんじゃないかと見ているんだよね。前々から重賞を勝てるレベルの馬だと思っていたし、ここはなんとかしたいね。

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と、好枠をゲットしただけに前向きな声が出ていたよ。鞍上の個性を考えても、ここはチャンス大と言える一戦じゃないかね。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

①ペアポルックス
(梅田智/岩田康)

枠順の欄でも紹介したが、今回も関係者のトーンは高いな。遡れば、36万馬券的中を仕留めた葵Sの頃から「重賞を勝てる馬」って言われていた期待馬だし、熱中症での大敗や出遅れによる敗戦など紆余曲折はあったものの、こうして再び重賞まで駒を進めてきた。

ただ一つ陣営が気にしていることと言えば「ゲートですね」と。ここ最近はどうもゲートの出が悪くなっていて、ハナを取り切った前走12/1中山11R(1万8610円的中)にしても、一歩目はそこまで速くなかったというのが関係者の感触。最内枠だけに、今回はなんとか発馬を決めたいところだろう。

②ピューロマジック
(安田翔/坂井瑠)

スプリンターズSでは2ハロン目に9.9秒というスーパー高速ラップを刻んでの逃げ。さすがにペースが速すぎたことで後続に捕まってしまったものの「結局のところ、この馬はこういう競馬をするべきだよね」と関係者。厩舎サイドはどうしても脚を溜める競馬をしたい気持ちはあるものの、現状は逃げの手を打つのが妥当だろうという話。ということで、今回も積極的に



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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「馬場による影響ってこんなに大きいのか」

「しかし、どんな馬券を買えばいいんだろう?」


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山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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