個性派記者の本音トーク 山川

東京新聞杯2025予想 ルメールが大苦戦のレース!今年のブレイディヴェーグは大丈夫!?

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!



今週はマイル重賞の東京新聞杯が行われる。

勝ち馬にG1への優先出走権が与えられるような前哨戦ではないものの、広い東京の芝1600m戦という紛れの生じづらいコースで行われるレースとあって、毎年好メンバーが集結しがちな一戦だな。

今年も2022年の皐月賞馬であるジオグリフなどG1馬が出走を予定しているが、中でも人気を集めそうなのがルメールが騎乗する予定であるブレイディヴェーグである。

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ブレイディヴェーグは2023年のエリザベス女王杯(G1)を制している実績馬。昨秋は牡馬相手のG1であったマイルCSこそ敗れてしまったものの、その前の府中牝馬Sでは素晴らしい末脚を披露して豪快に差し切り。とにかく高い脚力の持ち主であることは間違いない。

しかもその鞍上がルメールとなれば、競馬ファンとしても期待の高まる一頭だと思うが……ちょっと待った。

このレース、ルメールが乗る馬の末脚が通用していない傾向にあるぞ?

まずはこの点がどういう話かチェックするところから始めようじゃないか!


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 サクラトゥジュール セ8 58.0 キング
2 メイショウチタン 牡8 57.0 吉田豊 本田
3 シャンパンカラー 牡5 59.0 内田博 田中剛
4 ボンドガール 牝4 55.0 武豊 手塚
5 コラソンビート 牝4 55.0 津村 加藤士
6 オールナット 牡4 57.0 北村友 高野
7 ブレイディヴェーグ 牝5 56.0 ルメール 宮田
8 ジュンブロッサム 牡6 59.0 戸崎圭 友道
9 ラーグルフ 牡6 57.0 三浦 宗像
10 ゾンニッヒ 牡7 57.0 浜中 池江寿
11 ジオグリフ 牡6 59.0 横山武 木村
12 ウォーターリヒト 牡4 57.0 菅原明 河内
13 ゴートゥファースト 牡5 57.0 池添 新谷
14 マテンロウスカイ セ6 59.0 横山典 松永幹
15 オフトレイル 牡4 58.0 田辺 吉村
16 セオ 牡5 57.0 横山和 上村

ルメールが大苦戦!
ブレイディヴェーグは大丈夫?

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まずはこの東京新聞杯における、クリストフ・ルメール騎手の成績を確認してみよう。

■東京新聞杯×ルメール騎手
※JRAの通年免許を取得した2015年以降

19年2人気5着タワーオブロンドン
20年1人気9着レッドヴェイロン
21年2人気7着トリプルエース
22年1人気②着ファインルージュ
23年6人気③着プレサージュリフト
24年3人気9着ウンブライル

毎年のように上位人気に推されているが、これまでに当レースにおける勝ち星はなし。平均単勝人気が2.5人気に対し、平均着順が5.8着なのだから『一般ファンの支持ほど走り切れていない』というのが実状である。


注目したいのが競馬の進め方である。この中で21年のトリプルエースだけは道中2番手追走と積極的な競馬をしているのだが、その他の馬は先行勢を見ながら進め、直線で末脚を伸ばす競馬を試みているが……勝ち切るには至っていない。

ルメールは道中で上手く脚を溜めて、直線で末脚を全開する競馬が得意なジョッキー。実際にブレイディヴェーグと共に府中牝馬Sを勝った時もメンバー中最速の上がりを行使していたよな。

ただ……この東京新聞杯というレースは、メンバー中最速の上がりを行使した馬の好走率が著しく低いという特徴があるんだ。

■東京新聞杯×上がり最速
※過去10年

[1-2-0-8]

勝 率:9.1%
連対率:27.3%
複勝率:27.3%

本来、芝のマイル重賞ってのは上がり最速の馬がズバッと差し込んで好走、というパターンが多いんだよ。

例えば同じ東京芝1600m戦の話で言えば、サウジアラビアRCアルテミスSといった2歳重賞は、過去10年における上がり最速の馬の複勝率が90%を超えている。秋のG2富士Sなんかも、ここ10年で複勝率80%。

何せ東京は最後の直線が長いので、これぐらい末脚を武器にしている馬が幅を利かせてもおかしくないレイアウトなんだよ。それにもかかわらず、東京新聞杯はここ10年で27.3%。明らかにおかしいよな。


こんな結果を引き起こしている要素の一つが、東京芝・Dコースという特殊な設定だろう。

冬場の東京開催では、春開催に向けて馬場の内側を保護する意味合いもあって、内ラチが大きく外にせり出す形となる。それまでに使用されて傷みの出ていた部分がカバーされるため、かなり馬場コンディションが良好な状態でレースを行えるんだ。


また、イメージしてほしいのが、運動会の徒競走である。校庭に白線を引いて競走する時に、レーンの外側からスタートする生徒はスタート地点が前に出ていた記憶がないか?コーナーで外々を回る分の距離ロスを、スタート地点を変えることで調整していたんだ。

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※画像はイメージです

コースにおけるコーナーの占有部分が多くなる分だけ、大味な競馬をするよりも、道中でのロスを最小限に防ぐ競馬の方が有効に働きがち。だからこそ他の重賞と比べ、上がり最速をマークするような末脚自慢たちの活躍が目立たないんじゃないかね。


前述の通りブレイディヴェーグは脚を溜めて進めるタイプ。果たして東京新聞杯というレースの個性とマッチするか?これは枠順等も見てしっかりと判断していきたいところだな。


例年内枠が有利だが?

東京新聞杯の枠順が確定したぞ!ルメールが騎乗するブレイディヴェーグは4枠7番、菅原明が騎乗するウォーターリヒトは6枠12番に入った。

さて、まずは東京新聞杯における枠順の傾向をチェックしていこう。

■東京新聞杯・枠順別成績
※過去10年(2015年~2024年)
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 3- 0- 1-12/16 18.8% 18.8% 25.0%
2枠 2- 2- 0-14/18 11.1% 22.2% 22.2%
3枠 1- 2- 0-16/19 5.3% 15.8% 15.8%
4枠 2- 2- 1-14/19 10.5% 21.1% 26.3%
5枠 1- 1- 2-15/19 5.3% 10.5% 21.1%
6枠 1- 1- 2-15/19 5.3% 10.5% 21.1%
7枠 0- 1- 2-17/20 0.0% 5.0% 15.0%
8枠 0- 1- 2-17/20 0.0% 5.0% 15.0%

内枠が8勝と好成績を残しているな。枠順別成績を見ても、東京芝・Dコースが道中で内ラチに沿ってロスを最小限に防ぐ競馬が勝利への近道であることが分かる。

しかし、外枠は2勝と少ないものの馬券圏内には来ていることから、外枠もチャンスがないわけではないぞ

今回確実にハナを切れる逃げ馬が不在のため、スローペースが予想される。そして、内枠の馬は後方から運ぶ馬が多く入ったため、道中で外枠の馬が積極的に進路を取ってきたら楽に内側に潜り込んで、ロスを最小限に防ぐ競馬ができそうだぞ!

さて、では今年の東京新聞杯で好枠をゲットしたのは……?

⑥オールナット
「この馬、運が良いよな!」

オールナットは3枠6番をゲット。前走・嵯峨野S(12/1京都10R)では道中を前目の位置につけると直線では上がり3ハロン=33.4秒とメンバー中2位の上がりタイムで勝利。

前目から運んでも直線で脚が使えるタイプとあって、直線の長い東京競馬場はこの馬に合ってそうなんだ

更にこの馬は新馬戦からずっと内枠を引き続けていて、内枠で戦うことに慣れている。周りは後方から運ぶ馬が多いため、楽に前目の位置について、終始ロスの少ない競馬をしやすい絶好枠だと思うんだ

実際に関係者に話を聞いてみても……

この馬、運が良いよな!これまでのレースでの枠を見たら、白(1枠)、黒(2枠)、赤(3枠)しかないんだよ。前々で立ち回りたい馬がこれだけ内枠ばっかり引き続けるってのも、なかなかレアだよね。

今回は初めてのマイル戦になるんだけど、今ならマイルから2000mまでなら距離はどれぐらいでも大丈夫かなって感じ。今回もすんなり先行することさえできれば、まずチャンスだと思うよ。

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と、好枠を引き当てただけにかなりトーンが高まっていたね。開催前半とあって内目の馬場状態も良いだけに、内枠のメリットを存分に活かせそうな雰囲気だぞ。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

⑧ジュンブロッサム
(友道/戸崎)

CHECKMATEでは何度も的中を仕留めているドル箱情報馬。今回と同じ東京芝1600m戦では、昨秋の富士Sで3万8240円的中に貢献する勝利を挙げているように、決め手が問われる舞台であれば安定して末脚を使えるタイプの馬だ。

ただこの馬、ちょっとクセのあるタイプだって話でもある。「富士Sで勝たせてくれたように戸崎はしっかり乗りこなしてくれているんだけど、それでも“ちょっと乗り難しい”って感覚はあるんだって。だからこそいつも位置取りが後ろになっちゃうところもあるし、あわよくば前が流れて展開が向いてくれるといいんだけどな」と関係者。Dコースを使用している今開催は前残りの競馬も多いだけに、展開の恩恵が欲しいのは欲しいって話。

⑫ウォーターリヒト
(河内/菅原明)

河内洋師はあと1か月ほどで定年を迎えるだけに、この馬は元々「最後のG1だし、フェブラリーSに行こうか」って話になっていたんだよな。現実的にG1へ出走するには収得賞金が足りなさそうってこともあって東京新聞杯へ矛先を向けてきたが、芝で活躍してきた馬なんだからこちらの方が妥当な選択だろう。ただ、関係者内では



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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「ルメールが合わないレースなのか?」

「しかし、どんな馬券を買えばいいんだろう?」


と考えている方は多いことでしょう。

では、何を買う?
頼れる本物の情報と分析を、オレは持っているぞ!

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昨秋はエリザベス女王杯にて、単勝12番人気の大穴であった◎ラヴェルから馬連&3連複のダブル万馬券を含めた的中をお届けしたぞ!

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更にジャパンカップでは、単勝8番人気の◎シンエンペラーを本命に抜擢した上で、単勝7番人気の▲ドゥレッツァを含む◎○▲での決着!

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東京新聞杯の最終結論(予想印)はレース当日に無料公開するぞ!

◎本命馬から、不動の○対抗馬、そして絡めば高配当が期待できる大穴馬までコッソリお教えするからな。この先の重賞も一緒に獲って喜びを分かち合おう!


山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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