
関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!

今週から関西主場は阪神開催がスタート。その開幕週を飾るのがチューリップ賞だ!
かつてはオープン特別だったチューリップ賞だが、現在の格付けはG2。近年は2歳G1からの直行ローテなんかを組む馬が強いものの、桜花賞へのローテとしては“王道”に近いレースだよな。
今年は競馬番組の全体的な見直しが行われた影響もあり、レースの施行日が日曜日となった。更に“王道”っぽいレースとなっただけに、そろそろ当レースを経由して桜花賞を勝つような馬も見たいところだな。

さて……実はこのチューリップ賞における変化はそれだけではない。
舞台となる阪神競馬場はリニューアル工事を行っており、久々の競馬開催。コースの仕様に関する変更は特になかったものの、長く使用されていなかった芝コースはかなり綺麗な状態となっているはず。
この点も影響して『近年のチューリップ賞とは大きく傾向が変わりそう』なタイミングなんだ。どういうことか、まずはこの点から触れていこうじゃないか!
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ザラタン | 牝3 | 55.0 | 池添 | 中竹 |
2 | クリノメイ | 牝3 | 55.0 | 酒井 | 須貝尚 |
3 | ノクナレア | 牝3 | 55.0 | 松山 | 今野 |
4 | ナムラクララ | 牝3 | 55.0 | 西村淳 | 長谷川 |
5 | フェアリーライク | 牝3 | 55.0 | 岩田望 | 笹田 |
6 | プリンセッサ | 牝3 | 55.0 | 和田竜 | 牧田 |
7 | ルージュナリッシュ | 牝3 | 55.0 | 川田 | 国枝 |
8 | サウンドサンライズ | 牝3 | 55.0 | 松若 | 音無 |
9 | ビップデイジー | 牝3 | 55.0 | 幸 | 松下 |
10 | メイショウタマユラ | 牝3 | 55.0 | 田口 | 大橋 |
11 | ウォーターガーベラ | 牝3 | 55.0 | 武豊 | 河内 |
12 | ルージュソリテール | 牝3 | 55.0 | 北村友 | 藤原英 |
13 | ラウルベア | 牝3 | 55.0 | 角田和 | 高野 |
14 | マイエレメント | 牝3 | 55.0 | 坂井 | 福永 |
阪神競馬場リニューアル
それと同時にレースの性質も変化!?

結論から言うと、今年のチューリップ賞は『上がり最速』が使えるような、決め手のある馬に注目したいと思っているんだ。
その理由を順に説明していくぞ。
このチューリップ賞というレースは、基本的に【1回阪神開催・3日目】に行われてきたレースである。
なおかつ舞台である阪神芝1600mというコースは、外回りを使用するため直線の距離が長い。

左奥に見えるのが外回りコースの4コーナー
要するに、ただでさえ決め手の鋭さが結果に繋がりやすい外回りコースで行われるレースでありながら、開催前半とあって速力が活きやすい良好な馬場状態で行われることが多い、ということ。
実際、外回りコースを使用するようになった2007年以降のチューリップ賞では、上がり3ハロン最速のタイムを記録した馬の好走率が高い。
※外回りコース新設後・2007年以降
[9-5-1-8/23]
勝 率:39.1%
連対率:60.9%
複勝率:65.2%
連対率は約6割。5回チューリップ賞をやれば、3回は上がり最速をマークした馬が2着以内に好走する、という確率である。やはり長い直線を活かしてズバッと差し込める馬の成績が良いんだよ。
さて、ただでさえ好成績を残していると言える“上がり最速”の馬だが、ひとスパイス加えると更にその成績が向上するんだ。
まずチェックしておきたいのは『近年は変則日程の影響でチューリップ賞が本来の日程で施行されていなかった』という点である。
前述の通り当レースはほとんどの場合において【1回阪神開催・3日目】に行われてきた。しかし2021年~2023年の3年間は【1回阪神開催・7日目】の開催であった。
これは同じ関西圏の京都競馬場が改修工事に入っていたため、年始の開催は中京・阪神がそれぞれロングラン開催を行うような形でカバーしていたから。
開催が進んで馬場に傷みの生じている7日目の開催では、ややタフな競馬になることが多く、上がり最速の馬の成績が低下していた。具体的に言うと、2021~2023年の間の連対率は20%しかなかった。
裏を返すと【1回阪神開催・3日目】に行われたチューリップ賞における上がり最速の馬の成績は素晴らしい。
※外回りコース新設後・2007年以降 ※1回阪神開催3日目のみ
[8-5-1-4/18]
勝 率:44.4%
連対率:72.2%
複勝率:77.8%
連対率はなんと70%オーバー。複勝率に至っては約80%まで高まる。
その上で、今年のチューリップ賞はというと【1回阪神開催・2日目】に行われるんだ。これまでよりも更に早いタイミングでのレースとなるんだよな。
更に阪神競馬場はリニューアル工事を行っていたため、今回は久々の開催。いつも以上に馬場コンディションが良好な中でのレースとなる可能性が非常に高い。
近年のチューリップ賞では上がり最速の馬がそこまで好走していなかったため、イメージが薄れているかもしれないが、今年は速力が高く、決め手を備えた馬の好走がいかにも見込めそうなタイミングだということを覚えておきたい。
開幕週だとしても……?
チューリップ賞の枠順が確定したぞ!幸が騎乗するビップデイジーは6枠9番、坂井が騎乗するマイエレメントは8枠14番に入った。
さて、まずはチューリップ賞における枠順の傾向をチェックしていこう。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 2- 3- 0- 9/14 | 14.3% | 35.7% | 35.7% |
2枠 | 0- 0- 2-13/15 | 0.0% | 0.0% | 13.3% |
3枠 | 1- 0- 2-13/16 | 6.3% | 6.3% | 18.8% |
4枠 | 1- 2- 1-13/17 | 5.9% | 17.6% | 23.5% |
5枠 | 3- 1- 1-14/19 | 15.8% | 21.1% | 26.3% |
6枠 | 1- 1- 1-16/19 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
7枠 | 2- 1- 0-17/20 | 10.0% | 15.0% | 15.0% |
8枠 | 1- 1- 3-17/22 | 4.5% | 9.1% | 22.7% |
2枠が一度も勝利していないが、だからと言って内枠の成績が悪いわけではない。1枠の連対率はトップだからな。
枠順を全体的に見ると内外で差がほとんどない。阪神芝1600mの舞台は、スタートから最初のコーナーまで444mとポジション争いをするのに十分な距離があるため、どの枠でも勝負になると言えそうだな。
ただ、今年のチューリップ賞は例年と開催が異なり、レースの施行日は開幕週の日曜日になった。枠順成績の傾向が少し変わってきそうだよな。
なので、過去10年の開幕週に行われた阪神芝1600mの枠順成績も併せてチェックしておきたい。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 14- 14- 19-119/166 | 8.4% | 16.9% | 28.3% |
2枠 | 11- 20- 11-126/168 | 6.5% | 18.5% | 25.0% |
3枠 | 13- 10- 11-142/176 | 7.4% | 13.1% | 19.3% |
4枠 | 20- 10- 13-141/184 | 10.9% | 16.3% | 23.4% |
5枠 | 19- 13- 9-160/201 | 9.5% | 15.9% | 20.4% |
6枠 | 18- 18- 20-164/220 | 8.2% | 16.4% | 25.5% |
7枠 | 18- 18- 24-185/245 | 7.3% | 14.7% | 24.5% |
8枠 | 15- 25- 21-205/266 | 5.6% | 15.0% | 22.9% |
開幕週で芝状態が良いため、内枠が有利と思ってしまうが、内外でフラットな成績になっているな。なので、枠順で判断するのではなく、どの馬がどの枠に入ったら好走するのかを探していくのが良さそうだな。
さて、では今年のチューリップ賞で好枠をゲットしたのは……?
マイエレメントは8枠14番をゲット。前走・アルテミスS(10/26東京11R)では、ゲート内で落ち着きがなくアオッてしまいスタートが遅れ後方から運ぶ形となったが、上がり3ハロン=32.8秒とメンバー中1位の上がりタイムで5着。
勝ち馬のブラウンラチェットと0.2秒差だったものの、直線では最後までいい脚を使っていたよな。
マイエレメントはスタートに不安があるため、後入れの大外枠に入ったのはかなりプラスだと思うんだよ。ゲートにいる時間が短い分、スタートが決まれば、集中して走れるタイプだと思うし、他馬を見渡せる外枠はレースの組み立てがしやすい。
実際に関係者に話を聞いてみても……
極端な枠になったけど、内々で包まれるよりも100倍マシ!むしろこの枠なら直線で進路を確保しやすいのは間違いないし、ラストはグイグイ追い上げてくるんじゃないかな。
スタートに関しては、前回は馬具の影響もあったんだよね。メンコを外したのが失敗で、そのせいであたふたしちゃった。この中間は調教でもメンコを着けているし、当然本番も同じ馬装で行く予定。巻き返してくれるんじゃないかな。

と、ここでの変身に期待する声が出ていたな。この枠ならば目論見通りの競馬ができるんじゃないか。
新聞には載らない関係者情報を公開

最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。
(笹田/岩田望)
「もったいねえよな、秋山のヤツ」と関係者。秋山ってのは初戦と2戦目で騎乗していた秋山稔樹のことね。彼も結構この馬の素質を評価していたらしいんだが、実戦で結果を出すことができず。前走(2/1京都6R)で岩田望来へと乗り替わりになると一発回答を決めたように、上手く力を出し切れていないところがあったんだろう。
そういう意味では岩田望来の継続騎乗ってのは間違いなくプラスだよな。「一度乗って手の内に入れてくれているし、何より前走で突き抜けた感触ってのはなかなか良かったみたい。桜花賞参戦に向けて色気を持っているのは間違いないし、本番に向かうためにもここは結果を出したいだろうな」と現場の人間も話していたし、力の入るタイミングだよ。
(松下/幸)
G1の阪神JFで2着に好走している馬なんだけど、厩舎サイドからしてみれば「もっと成長してほしい」というのが本音らしい。もちろんこれは現状にケチをつけている訳ではなくて、もっと良くなるという手応えがあるって話ね。ただ、別にこの中間の調教をセーブしていたりとか、そういう事態には陥っていないとのこと。それに

申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。
各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!
そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!
「言われてみればタイミングが違うのか……」
「でも、どんな馬券を買えばいいんだろう?」
と考えている方は多いことでしょう。
では、何を買う?
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昨秋はエリザベス女王杯にて、単勝12番人気の大穴であった◎ラヴェルから馬連&3連複のダブル万馬券を含めた的中をお届けしたぞ!


更にジャパンカップでは、単勝8番人気の◎シンエンペラーを本命に抜擢した上で、単勝7番人気の▲ドゥレッツァを含む◎○▲での決着!
そして暮れの大一番の有馬記念まで、しっかり獲り切ることができた。



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山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。