個性派記者の本音トーク 山川

桜花賞2025予想 牝馬三冠馬たちの共通点とは!?

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!

今週は桜花賞だ! 牝馬三冠がここからスタートする。

桜花賞と言えば、ルメール騎手が好相性で【2.1.2.4】と馬券率はなんと55.6%

2年に1回は必ず馬券に絡んでいたんだけど、今年に関しては、4月12日(土)にオーストラリアで開催されるクイーンエリザベスS(G1)ローシャムパークに騎乗するため、2年連続でルメール不在(去年はケガによる戦線離脱)の桜花賞となるんだ。

ルメールは日本の通年免許を取得後、ケガさえなければ毎年乗りに来ていた桜花賞に今年は騎乗しないんだから、色々と勘ぐってしまうよな。

ただ、そのルメールの代打が昨年ステレンボッシュでこのレースを制したモレイラなら申し分はなさそうだ。むしろ、モレイラがいるから、ノーザンサイドも海外での騎乗をお願いしたまであるよな(他にモレイラを取られるぐらいならってね)。

ローシャムパークがモレイラでも良かったのでは?という声もありそうだが、ローシャムパークとルメールは【4.2.1.0】のパーフェクト。乗りにくさもある馬だし、レーンマーカンドも乗りこなせなかった過去があるからこそ、陣営もルメールにこだわったんだろう。

ちなみに、クイーンエリザベスSは海外馬券発売もあるみたいだから、馬券を買われる方は、是非ともルメールとローシャムパークの好走データは参考にしてってくれ。

今年はどんなレースになるのか、過去10年のデータから掘り下げて行こう。


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 ヴーレヴー 牝3 55.0 浜中俊 武幸四
2 エリカエクスプレス 牝3 55.0 戸崎圭 杉山晴
3 マピュース 牝3 55.0 田辺裕 和田勇
4 ショウナンザナドゥ 牝3 55.0 池添謙 松下武
5 ボンヌソワレ 牝3 55.0 川田将 宮田敬
6 ビップデイジー 牝3 55.0 幸英明 松下武
7 エンブロイダリー 牝3 55.0 Jモレ 森一誠
8 ウォーターガーベラ 牝3 55.0 武豊 石橋守
9 アルマヴェローチェ 牝3 55.0 岩田望 上村洋
10 トワイライトシティ 牝3 55.0 松山弘 杉山晴
11 ミストレス 牝3 55.0 坂井瑠 矢作芳
12 リンクスティップ 牝3 55.0 Mデム 西村真
13 チェルビアット 牝3 55.0 北村友 高野友
14 ダンツエラン 牝3 55.0 団野大 本田優
15 クリノメイ 牝3 55.0 酒井学 須貝尚
16 ナムラクララ 牝3 55.0 藤岡佑 長谷川
17 プリムツァール 牝3 55.0 津村明 蛯名正
18 ブラウンラチェット 牝3 55.0 横山武 手塚貴

理想はキャリア5戦以内

昨年の勝ち馬ステレンボッシュはキャリア4戦。一昨年の勝ち馬リバティアイランドはキャリア3戦。近年は外厩施設の発展やレースでの消耗度が上がっていることもあり、直行ローテが増えてキャリアの浅い馬が主流になりつつある。

キャリア 着別度数 勝率 連対率 複勝率
2戦 1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 10.0% 20.0%
3戦 4- 6- 3- 25/ 38 10.5% 26.3% 34.2%
4戦 2- 2- 4- 36/ 44 4.5% 9.1% 18.2%
5戦 2- 2- 1- 38/ 43 4.7% 9.3% 11.6%
6戦 1- 0- 1- 26/ 28 3.6% 3.6% 7.1%
7戦 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0.0%
8戦 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0%
9戦 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%

その傾向通り、桜花賞でもキャリアの少なさは全く問題にならないんだ。近10年で3頭の牝馬三冠馬が誕生しているが

リバティアイランド キャリア3戦
デアリングタクト キャリア2戦
アーモンドアイ キャリア3戦

今年も牝馬三冠馬が出るなら、キャリア2~3戦の馬から誕生する可能性が高いんじゃないかな。

逆に良くないのがキャリア7戦以上の馬。過去10年で1頭も馬券に絡んでいない。こうした馬は勝ち上がりに時間がかかり、ギリギリで権利を取って桜花賞に出走するケースが多いが、その前哨戦で力を出し切ってしまうことがほとんどだ。

今年はウォーターガーベラがキャリア7戦に該当する。前走のチューリップ賞2着は河内厩舎の定年ヤリに合わせたメイチ仕上げだっただけに、本番でどこまで余力が残っているかがカギになるだろうね。

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 10.0% 20.0%
平地・先行 3- 4- 2- 30/ 39 7.7% 17.9% 23.1%
平地・差し 3- 4- 6- 68/ 81 3.7% 8.6% 16.0%
平地・追込 3- 2- 1- 42/ 48 6.3% 10.4% 12.5%

そして、このレースは珍しく差し馬・追込馬が中心になる傾向が強いんだ。この表だけ見ると、数字が悪いように見えるかもしれないが、これは分母が多いだけで

過去10年で馬券になった30頭の内、19頭が差し追込馬だった



という数字を見れば、納得がいくだろう。

確かに、ブエナビスタハープスターといった追い込み馬が、大外からまとめて差し切るというシーンが多いG1でもあるよな。

最近だと、23年のリバティアイランドが正にそんな競馬で一冠目を制したばかりだ。

7週目を迎える阪神の馬場は開催後半に差し掛かることで内が荒れ、外が伸びやすくなる。そして、外回りのコース形態に加え、トライアルのフィリーズレビュー(芝1400m)があることで短距離路線から勝ち上がってきた馬も出走し、全体的なペースが引き締まりやすい。

ゆえに展開の読みが重要になってくる。今年のメンバー構成なら、どんなペースになるのか。その見極めがポイントになりそうだな。


改修後に一度も勝てていない枠がある

桜花賞の枠順が確定したな!阪神JFの勝ち馬で岩田望が騎乗するアルマヴェローチェは5枠9番、フェアリーSの勝ち馬で戸崎が騎乗するエリカエクスプレスは1枠2番に入ったな。

スタートしてからコーナーまでの距離が短かった改修前は『内枠有利・外枠不利』とよく言われていて、8枠18番から差し切ったシャダイカグラに騎乗した武豊の手綱捌きは“伝説の名騎乗”とも語り継がれているよな。でも、改修後(2007年以降)はどうなっているのか、詳しく見ていこう。

■桜花賞・枠番別成績
※2007~2024年(改修後)
枠番 着別度数 勝率連対率複勝率
1枠 0- 1- 3-31/350.0%2.9%11.4%
2枠 2- 0- 3-30/355.7%5.7%14.3%
3枠 1- 2- 0-33/362.8%8.3%8.3%
4枠 4- 2- 0-29/3511.4%17.1%17.1%
5枠 5- 2- 4-25/3613.9%19.4%30.6%
6枠 1- 2- 3-30/362.8%8.3%16.7%
7枠 3- 3- 4-44/545.6%11.1%18.5%
8枠 2- 6- 1-45/543.7%14.8%16.7%
■桜花賞・枠番別成績
※1986~2006年(改修前)
枠番 着別度数 勝率連対率複勝率
1枠 2- 2- 0-34/385.3%10.5%10.5%
2枠 2- 3- 4-30/395.1%12.8%23.1%
3枠 0- 1- 1-37/390.0%2.6%5.1%
4枠 3- 3- 2-31/397.7%15.4%20.5%
5枠 6- 1- 3-27/3716.2%18.9%27.0%
6枠 0- 2- 5-34/410.0%4.9%17.1%
7枠 3- 5- 3-46/575.3%14.0%19.3%
8枠 3- 2- 1-49/555.5%9.1%10.9%

実は、改修後の18年間で1枠から勝ち馬が出ていないんだ。これはエリカエクスプレスにとってはマイナスデータ。ただし、改修後は外枠の不利がなくなっただけで、内枠が不利になったわけではないという点は注意したい。要するに、フラットなコース形態になったってことだな。

むしろ“好枠”と呼べるのは、内外を見ながらレースを進めやすい真ん中の枠。改修前も改修後も、最も好成績を残しているのが5枠。今年の桜花賞で、この好枠を引き当てたのは・・・・・・・?

⑨アルマヴェローチェ
「枠の並びも最高だね!」

アルマヴェローチェは5枠9番をゲット。阪神JFが6枠12番での勝利だけに、今回も同じような枠を引き当てたことで、同じような戦法を取ってくるだろう。

前に行く馬なら内枠でも問題ないが、後ろから運ぶタイプにとっては、内枠はどうしても詰まるリスクが高い。中団から運びたいアルマヴェローチェにとって、内枠はむしろ避けたかった枠とも言えるだろう。

実際に関係者に話を聞いてみても・・・・・・・

1800mを使ってきたような馬だし、テンのスピードがそこまである馬じゃないからね。出遅れて包まれるぐらいなら、リカバリーが利く真ん中から外の枠が欲しかった。

ここなら、内にいる有力馬2頭を見ながら競馬も出来るね。先週の大阪杯(ベラジオオペラ)も休み明けで良い結果を出すことが出来たし、一週前に騎乗した岩田望からは『ひと回り大きくなって、とてもたくましくなった』とお墨付きをもらったよ!

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と関係者は話していたし、この枠からなら陣営が思い描く形に持ち込めそうだな。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

②エリカエクスプレス
(杉山晴/戸崎)

過去1度も勝ったことがないフェアリーS組が、前日オッズとはいえ一番人気になるなんてな。そもそも、前走中山マイル組自体が過去39年間で【1.1.3.65】と絶望的。勝ったのは02年のアローキャリーだけである。

それでいながら1番人気になるんだから、ここ2戦のパフォーマンスが高かったということだろう。2着馬に0.5秒差をつけたのは、過去10年で最大着差。勝ち時計1.32.8も過去最速どころか、11年にダンスファンタジアがマークした1.33.70.9秒も更新してみせたのだから『これまでのフェアリーS組とは一味違う』ということだ。

少し掛かるところも見られるが「能力が高すぎて、走りたくてしょうがないんですよ。でも、納得すれば折り合ってくれるし、この中間も良い意味でどっしりしているよ」と厩舎サイドが話すように、スピードがあるからこその悩みであり、特に不安視する声はなかったぞ。

④ショウナンザナドゥ
(松下/池添)

『雨ならこっちの方が面白いんじゃないかな』と、2頭出しの松下厩舎の関係者が話していたのがこの馬だ。

前走は返し馬で暴走するシーンも見られたが、癖馬を扱うのが巧い池添が、うまくレースまで導いていた。ただ、前進気勢の強さからも芝1400mという条件が合っていた可能性は高い。今回は外回りのマイル戦とあって、再び折り合い面がポイントになってきそうだ。

ただ、道悪馬場で走りにくい方が折り合いがつくというケースも少なくない。陣営が話すように、当日の雨が恵みとなれば出番があっても不思議ないだろう。


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「キャリアが浅い馬を狙えばいいんだな!」

「でも、どんな馬券を買えばいいんだろう?」


と考えている方は多いことでしょう。

では、何を買う?
頼れる本物の情報と分析を、オレは持っているぞ!

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昨秋はエリザベス女王杯にて、単勝12番人気の大穴であった◎ラヴェルから馬連&3連複のダブル万馬券を含めた的中をお届けしたぞ!

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更にジャパンカップでは、単勝8番人気の◎シンエンペラーを本命に抜擢した上で、単勝7番人気の▲ドゥレッツァを含む◎○▲での決着!

そして暮れの大一番の有馬記念まで、しっかり獲り切ることができた。



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◎本命馬から、不動の○対抗馬、そして絡めば高配当が期待できる大穴馬までコッソリお教えするからな。この先の重賞も一緒に獲って喜びを分かち合おう!


山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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