
関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!
昨年は小倉開幕週に行われた北九州記念だが、今年は函館記念を前倒しした影響で、開催2週目にスライドする形となった。
昨年は開幕週という馬場状態も味方して、逃げた◎ピューロマジックがそのまま押し切り、馬連5980円的中をお届けしたわけだが、今年の開催2週目もそこまで馬場は荒れていないはずだ。
今回は開催時期の変更を考慮し、CBC賞と北九州記念の両方が小倉で行われた年に関しては、開催前半のCBC賞を『北九州記念の代替』としてデータをとってみたので、傾向を探ってみよう。
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ヤマニンアンフィル | 牝6 | 53.0 | 亀田温 | 斉藤崇 |
2 | カリボール | 牡9 | 56.0 | 西塚洸 | 西村真 |
3 | レッドヒルシューズ | 牝5 | 53.0 | 高倉稜 | 武英智 |
4 | ミルトクレイモー | 牡5 | 54.0 | 松山弘 | 中村直 |
5 | モズメイメイ | 牝5 | 56.5 | 高杉吏 | 前川恭 |
6 | メイショウソラフネ | 牡6 | 57.0 | 酒井学 | 石橋守 |
7 | クラスペディア | 牡3 | 54.0 | 小崎綾 | 河嶋宏 |
8 | エイシンワンド | 牡3 | 54.0 | 吉村誠 | 大久保 |
9 | ヤマニンアルリフラ | 牡4 | 55.0 | 団野大 | 斉藤崇 |
10 | タマモブラックタイ | 牡5 | 55.0 | 角田大 | 角田晃 |
11 | ドロップオブライト | 牝6 | 56.0 | 小沢大 | 福永祐 |
12 | スリーアイランド | 牝5 | 52.0 | 田口貫 | 中竹和 |
13 | オタルエバー | 牡6 | 57.5 | 幸英明 | 中竹和 |
14 | アブキールベイ | 牝3 | 53.0 | 坂井瑠 | 坂口智 |
15 | ロードフォアエース | 牡4 | 56.5 | 川田将 | 友道康 |
16 | シロン | 牝6 | 53.0 | 国分恭 | 小栗実 |
17 | キタノエクスプレス | 牡7 | 57.0 | 国分優 | 坂口智 |
18 | ヨシノイースター | 牡7 | 58.0 | 内田博 | 中尾秀 |
今年は軽ハンデの逃げ馬に気を付けろ
まずは、脚質別成績を見てみよう。
>脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
平地・逃げ | 4- 1- 0- 5/ 10 | 40.0% | 50.0% | 50.0% |
平地・先行 | 2- 4- 3- 32/ 41 | 4.9% | 14.6% | 22.0% |
平地・中団 | 3- 5- 4- 55/ 67 | 4.5% | 11.9% | 17.9% |
平地・後方 | 1- 0- 2- 44/ 47 | 2.1% | 2.1% | 6.4% |
平地・マクリ | 0- 0- 1- 0/ 1 | 0.0% | 0.0% | 100.0% |
この通り、逃げた馬が50%の確率で連対している。小倉は平坦コースで、芝1200mはスタートから4コーナーまで下りが続く構造。逃げ馬にとってはスピードに乗りやすく、しかも馬場が良ければ簡単には止まらない。
続いて、斤量別の成績を見てみよう。
斤量 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
~49kg | 1- 0- 1- 0/ 2 | 50.0% | 50.0% | 100.0% |
49.5~51kg | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
51.5~53kg | 2- 1- 0- 4/ 7 | 28.6% | 42.9% | 42.9% |
53.5~55kg | 1- 2- 1-11/15 | 6.7% | 20.0% | 26.7% |
55.5~57kg | 2- 3- 0- 1/ 6 | 33.3% | 83.3% | 83.3% |
57.5~59kg | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
全体的に満遍なく来ているんだけど、57.5kg以上を背負った馬は、なんと一頭も馬券に絡んでいない。距離が短ければ短いほど斤量の影響は出やすいとも言われるし、実績馬であっても、斤量が重たい場合は過信禁物ってことだ。
最後に、前走着順別の成績も見ておこう。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
前走1着 | 6- 6- 2- 18/ 32 | 18.8% | 37.5% | 43.8% |
前走2着 | 0- 1- 2- 13/ 16 | 0.0% | 6.3% | 18.8% |
前走3着 | 2- 1- 1- 9/ 13 | 15.4% | 23.1% | 30.8% |
前走4着 | 0- 0- 1- 7/ 8 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
前走5着 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走6~9着 | 2- 1- 2- 32/ 37 | 5.4% | 8.1% | 13.5% |
前走10着~ | 0- 1- 2- 47/ 50 | 0.0% | 2.0% | 6.0% |
ご覧のように、前走で勝っている馬がシンプルに強い。そして、前走1着馬のクラス別成績で見ると
クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
2勝 | 1- 0- 1- 0/ 2 | 50.0% | 50.0% | 100.0% |
3勝 | 1- 1- 0- 9/11 | 9.1% | 18.2% | 18.2% |
OPEN非L | 0- 1- 1- 5/ 7 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
OPEN(L) | 0- 1- 0- 2/ 3 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
G3 | 4- 2- 0- 2/ 8 | 50.0% | 75.0% | 75.0% |
G2 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
G1 | 0- 1- 0- 0/ 1 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
前走で重賞を勝った馬が、ここでも連勝を決めるケースが目立っているんだ。ただしこれは、かつてこのレースが8月後半、つまりサマースプリントシリーズ終盤に組まれていた頃の傾向とも言えるんだ。
一方で、サマースプリントシリーズ前半に位置づけられた年の勝ち馬を見てみると
1着 ピューロマジック(53kg)
•2022年7/3 CBC賞
1着 テイエムスパーダ(48kg)
•2021年7/4 CBC賞
1着 ファストフォース(52kg)
と、いずれも軽ハンデが勝利している。開催前半となる今年も、軽ハンデ馬の中に面白い存在がいるかもしれないな。
極端すぎない内枠が理想的
北九州記念の枠順が確定したな。芝では一度も崩れていないロードフォアエースは7枠15番、そして葵Sを制したアブキールベイは4枠7番に入った。
まずは、上に示したデータと同様に、開催前半に行われたCBC賞を含めた、過去10回の小倉芝1200mハンデ重賞の枠順データを見てみよう。
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 0- 2-16/18 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
2枠 | 2- 0- 0-16/18 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
3枠 | 3- 2- 0-13/18 | 16.7% | 27.8% | 27.8% |
4枠 | 0- 2- 1-17/20 | 0.0% | 10.0% | 15.0% |
5枠 | 1- 2- 1-16/20 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
6枠 | 2- 2- 3-13/20 | 10.0% | 20.0% | 35.0% |
7枠 | 1- 1- 2-21/25 | 4.0% | 8.0% | 16.0% |
8枠 | 1- 1- 1-25/28 | 3.6% | 7.1% | 10.7% |
開催前半に組まれた年もある中で、意外や意外、1枠の成績がいまひとつなんだよな。というのも、このレースは18頭のフルゲートになることが多く、頭数が多い中で最内枠だと、ポジション争いでゴチャつきやすくなる。そのあたりが、成績に響いてる可能性は高そうだ。
むしろ、3枠あたりが絶好に映る印象。同じく外枠でも、極端すぎない6枠あたりがちょうどいいポジションになってくるよな。
こうした傾向を踏まえると、今回絶好の枠を引いたのは......
葵S2着の⑦クラスペディアは、4枠7番に入った。勝ち馬の⑭アブキールベイには0.1秒差で敗れたが、今回は斤量差も1kg縮まるだけに、この着差は十分逆転可能だろう。
しかもこの馬、右回りだと内にモタれる癖があって、ラチを頼らざるを得ないんだよな。5月の京都開催では、開催前半から外伸び傾向がはっきりしていたけど、そうした中でこの馬は不利な内側を通らざるを得なかった、という事情があるわけだ。
つまり、その状況下で2着に食い込んできた内容は、かなり価値が高い。
厩舎関係者も......
ラチを頼った前走が2着。右回りなら、逃げる戦法が合っているね。2走前のファルコンSでは何度も寄られてしまって、まともに競馬ができていなかったし、力を出し切れれば、前走ぐらいは走れていいと思っています。
今回もラチを頼らせたいということは、小崎(=小崎稜也)もよく分かっているので、素早くラチ沿いを取れる内枠は絶好です

と、この枠を引き当てたことで、陣営の“色気”もグッと増していたぞ。
新聞には載らない関係者情報を公開

最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。
武英智/高倉綾
小倉コースは【3-1-0-1】と抜群の相性を誇るし、唯一馬券圏外となった2走前の7着も、大きく出遅れたのが敗因だからね。まともなら、一度も崩れていないんだ。
厩舎サイドも小倉での適性をかなり高く見ていて、「去年の夏に連勝したときには、もう『来年の大目標は北九州記念や』と決めていたからね。ここを目標に調整して、具合もメチャクチャいいですよ。以前は負荷をかけると馬体が減っていたけど、今はその心配もなくビシビシやれている点も大きいね。今の充実ぶりなら、十分重賞でも」と色気たっぷりだ。
石橋守/酒井学
昨秋に連続好走。オパールSでは、次走で京阪杯(G3)を制したビッグシーザーとクビ差の2着と、重賞級の走りを見せていたんだ。ここ2戦は着順を落としているけど、使い詰めで少し疲れが出ていた印象もある。
それもあって放牧に出したわけだけど、厩舎サイドは「すごくいい状態で帰ってきてくれた。勝ちに行くと甘くなるのは分かっているので、好位でひとタメして、ソツなく一発を狙いたい」と、無欲の勝利を狙っていたぞ。

申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。
各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!
そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!
「軽ハンデ馬の中に面白い存在がいる」
「でも、どんな馬券を買えばいいんだろう?」
と考えている方は多いことでしょう。
では、何を買う?
頼れる本物の情報と分析を、オレは持っているぞ!

2025年も重賞で多数の万券的中を仕留めているぞ!





北九州記念の最終結論(予想印)はレース当日に無料公開するぞ!
◎本命馬から、不動の○対抗馬、そして絡めば高配当が期待できる大穴馬までコッソリお教えするからな。この先の重賞も一緒に獲って喜びを分かち合おう!

山川レオ
重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流
1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。
なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。