個性派記者の本音トーク 山川

アイルランドT2025予想 関西馬が強い関東のレース

個性派記者の本音トーク 山川
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関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!

2025年は重賞日程が大きく変わった年。6月に行われていたマーメイドSが府中牝馬Sに置き換わったことで、従来の府中牝馬Sはアイルランドトロフィーという名称で施行されることになった。

エリザベス女王杯の前哨戦という位置づけ自体は変わらないので、ここでは過去10年の府中牝馬Sの傾向を振り返ってみたい。

とはいえ、京都大賞典と毎日王冠の翌週が秋華賞ではないというのは、やはり違和感がある。実際、私自身もうっかり秋華賞予想講座の準備に入ってしまっていたほどだ。来年以降もこの日程が続く以上、慣れるしかなさそうだな。


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 アドマイヤマツリ 牝4 55.0 武豊 宮田敬
2 アンゴラブラック 牝4 55.0 戸崎圭 尾関知
3 キャットファイト 牝4 55.0 大野拓 上原博
4 フィールシンパシー 牝6 55.0 横山琉 小島茂
5 リラボニート 牝4 55.0 横山武 須貝尚
6 セフィロ 牝5 55.0 横山和 菊沢隆
7 カナテープ 牝6 55.0 佐々木 堀宣行
8 ボンドガール 牝4 55.0 Cルメ 手塚貴
9 ピースオブザライフ 牝5 55.0 菊沢一 野中賢
10 ライラック 牝6 55.0 石川裕 相沢郁
11 セキトバイースト 牝4 55.0 浜中俊 四位洋
12 ドゥアイズ 牝5 55.0 三浦皇 庄野靖
13 サフィラ 牝4 56.0 松山弘 池添学
14 ホウオウラスカーズ 牝7 55.0 木幡巧 高木登
15 ラヴァンダ 牝4 55.0 岩田望 中村直
16 アンリーロード 牝5 55.0 荻野極 茶木太

関西馬が強い関東のレース

まず人気別の成績を見てみよう。

■アイルランドT・人気別
※過去10年
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2- 3- 2- 3/ 10 20.0% 50.0% 70.0%
2番人気 1- 2- 2- 5/ 10 10.0% 30.0% 50.0%
3番人気 1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 10.0% 20.0%
4番人気 2- 1- 0- 7/ 10 20.0% 30.0% 30.0%
5番人気 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 20.0% 30.0%
6番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0% 10.0%
7番人気 1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 10.0% 20.0%
8番人気 0- 0- 2- 8/ 10 0.0% 0.0% 20.0%
9番人気 0- 1- 0- 8/ 9 0.0% 11.1% 11.1%
10番人気 0- 1- 1- 7/ 9 0.0% 11.1% 22.2%
11番人気 1- 0- 0- 8/ 9 11.1% 11.1% 11.1%
12番人気 1- 0- 0- 7/ 8 12.5% 12.5% 12.5%
13番人気 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
17番人気 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
18番人気 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

上位人気が安定しているように見える一方で、二桁人気馬の好走も目立つ。実際、過去10年で二桁人気馬が2勝。昨年も10番人気シンティレーションが2着に食い込んでおり、穴馬の台頭が侮れないレースだ。その3頭に共通していたのは、ルメール、岩田康誠、戸崎圭太といったトップジョッキーが騎乗していた点。人気薄であっても、こうした一流騎手が跨る時は注意が必要だ。

特にルメールは過去10年間で8度騎乗し【3-2-0-3】、連対率62.5%という驚異的な数字を残している。彼が騎乗する馬は、人気に関わらず常に警戒対象とすべきだろう。

次に脚質の傾向を見てみる。

■アイルランドT・脚質別
※過去10年
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 2- 0- 0- 9/ 11 18.2% 18.2% 18.2%
先行 2- 2- 1- 25/ 30 6.7% 13.3% 16.7%
中団 2- 7- 6- 47/ 62 3.2% 14.5% 24.2%
後方 4- 1- 3- 28/ 36 11.1% 13.9% 22.2%
3F 1位 6- 1- 2- 2/ 11 54.5% 63.6% 81.8%
3F 2位 2- 2- 1- 5/ 10 20.0% 40.0% 50.0%
3F 3位 0- 4- 2- 5/ 11 0.0% 36.4% 54.5%
3F ~5位 0- 1- 5- 19/ 25 0.0% 4.0% 24.0%

『府中の1800展開要らず』という言葉があるように、あらゆる脚質から好走馬が出ている。その中でも最も好成績なのは上がり最速馬だ。過去10年で前走上がり最速をマークしていた馬は【5-2-1-13】、勝率23.8%、複勝率38.1%と優秀な成績を残しているだけに、ここでも速い上がりをマークできそうな馬というのは好走率が高いと言えよう。

ただし、23年や17年のように極端なスローペースになると前残りの展開となり、逃げ切りを許している。まずは平均ペース以上になるかどうか、その見極めが予想のカギになりそうだ。

関東馬【2-5-4-40】勝率3.9%、複勝率21.6%
関西馬【8-5-6-69】勝率9.1%、複勝率21.6%

そしてこのレースは、関西馬が過去10年で8勝しているんだ。今年も関西から色気を持って何頭も出走してきているだけに、今年も関西優勢の年になっても不思議ないぞ。

内すぎず、外すぎずが理想的

アイルランドTの枠順が確定したな。関屋記念の勝ち馬カナテープは4枠7番、関屋記念2着のボンドガールは4枠8番に入った。まずは、前哨戦となる府中牝馬Sを参考に、枠順傾向を見ていこう。

すぐにコーナーがあるとはいえ、東京芝2000mと比べるとコーナーは緩やか。そのため、2000mほど内枠が断然有利というわけではない。

実際、今年から春に行われるようになった同舞台の府中牝馬Sでは、7番~14番という真ん中より外の枠で決着している。過去10年で見ても、5枠が5勝していることからも、理想は“包まれず、外を回らされすぎない真ん中あたり”の枠と言えるだろう。

ということで、この馬はかなりの好枠を引いたと言えそうだ。

⑪セキトバイースト
「全く同じような枠からなら」

府中牝馬Sを勝ってここに臨むセキトバイーストは、6枠11番に入った。その府中牝馬Sで負かしたカナテープは、次走の関屋記念を制しており、当時は2.5kgも重たい斤量を背負っていた。それを跳ね返して勝ったのだから、同斤量となる今回は負けるわけにはいかないだろう。

枠も、7枠12番だった府中牝馬Sと全く同じような枠からなら、鞍上の浜中俊も競馬が組み立てやすいはずだ。

厩舎関係者も、

前走は最後までしぶとい脚を見せてくれて、良い勝ち方でしたね。夏はしっかりと休ませて成長を促しました。ひと夏を越して体に幅が出てきましたし、ムキになって走るところも解消されつつあります浜中騎手も追い切りに乗って『順調ですね!』と褒めてくれましたよ

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と話していた。休み明け初戦ではあるものの、いきなりから能力を発揮してくれそうな態勢にある。3勝を挙げている得意の芝1800mという舞台となるだけに、ここは負けられない一戦だろう。

新聞には載らない関係者情報を公開

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最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

⑤リラボニート
須貝尚介/横山武史

とにかく芝1800mにこだわって使われている⑤リラボニート。実際、この距離では【2-2-2-1】と、馬券圏内を外したのは一度だけという抜群の安定感を誇る。

厩舎サイドは「夏場はよく頑張ってくれました。タフなところが長所で、栗東に戻ってきてからも馬は元気いっぱい。重賞で相手が揃うだけに、ここでどこまでやれるか見てみたい」と話しており、ここはまさに試金石の一戦となりそうだ。

⑪セキトバイースト
四位洋文/浜中俊

2連勝で重賞制覇を果たした実力馬。前走で負かした⑦カナテープが関屋記念を勝っているように、あのレースのレベルは非常に高かった。当時は2.5kg重い斤量を背負いながら勝ちきっただけに、同斤量となる今回は“負けられない”一戦だろう。

厩舎サイドも「もともと線の細い牝馬でしたが、休養効果で20kgくらい増えています。輸送を挟んで、当日は+10kgくらいで出せそうです。数字通りどっしりしているし、秋緒戦をいい形で迎えられると思いますよ」と話しており、心身ともに成長した姿を見せてくれそうだ。

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申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
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山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

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