個性派記者の本音トーク 山川

天皇賞・秋2025予想 今年は波乱の予兆が!?

個性派記者の本音トーク 山川
#

関西情報社CHECKMATEで重賞情報を担当する『山川』だ。皆さん、元気に馬券やってるかな!

今年も豪華メンバーが揃う天皇賞・秋。昔はジャパンCや有馬記念に豪華メンバーが集まることが多かったけど、今の時代はちょっと事情が違う。

有力な3歳勢が菊花賞に向かわず、距離適性を見込んで“こっち”を選んでくるケースが増えているし、出走間隔を考慮して、秋古馬三冠(天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念)をすべて使う陣営もほとんどいなくなった。

今の主流は、

天皇賞・秋→ジャパンCの2戦
天皇賞・秋→香港の2戦
天皇賞・秋→有馬記念の2戦

というローテーション。つまり、ジャパンCや有馬記念をパスする陣営が増えているってことだ。

だからこそ、秋G1シリーズの緒戦・“天皇賞・秋に、最もメンバーが集中する”というカラクリになっているわけだな。

秋競馬は、凱旋門賞やオーストラリア、アメリカ遠征の時期とも重なる。

そのため、一級線が“全員集合”ということは滅多にない。 そんな中で、これだけの好メンバーが揃うんだから、競馬ファンとしても純粋にワクワクする一戦だろう。


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
1 コスモキュランダ 牡4 58.0 津村明 加藤士
2 アーバンシック 牡4 58.0 Aプー 武井亮
3 ジャスティンパレス 牡6 58.0 団野大 杉山晴
4 ソールオリエンス 牡5 58.0 丹内祐 手塚貴
5 タスティエーラ 牡5 58.0 Dレー 堀宣行
6 ブレイディヴェーグ 牝5 56.0 戸崎圭 宮田敬
7 マスカレードボール 牡3 56.0 Cルメ 手塚貴
8 ホウオウビスケッツ 牡5 58.0 岩田康 奥村武
9 ミュージアムマイル 牡3 56.0 Cデム 高柳大
10 エコロヴァルツ 牡4 58.0 三浦皇 牧浦充
11 シランケド 牝5 56.0 横山武 牧浦充
12 セイウンハーデス 牡6 58.0 菅原明 橋口慎
13 メイショウタバル 牡4 58.0 武豊 石橋守
14 クイーンズウォーク 牝4 56.0 川田将 中内田

今年は波乱の予感!?

まずは人気別成績を見てみよう。昔は1番人気が勝てない天皇賞・秋なんて言われていたが......。

■天皇賞・秋・人気別
※過去10年
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 7- 1- 0- 2/ 10 70.0% 80.0% 80.0%
2番人気 2- 1- 2- 5/ 10 20.0% 30.0% 50.0%
3番人気 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 20.0% 30.0%
4番人気 0- 1- 1- 8/ 10 0.0% 10.0% 20.0%
5番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0% 10.0%
6番人気 0- 1- 4- 5/ 10 0.0% 10.0% 50.0%
7番人気 0- 2- 0- 8/ 10 0.0% 20.0% 20.0%
8番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 0.0% 10.0%
9番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0% 10.0%
10番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0% 10.0%
11番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0- 0- 1- 6/ 7 0.0% 0.0% 14.3%
14番人気 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0%
17番人気 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
18番人気 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%

1番人気が過去10年で【7-1-0-2】と抜群の成績。しかも、勝ち馬は3番人気までしか出ていない。

さらに前走人気別のデータを見ると、

■前走・人気別
※過去10年
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 9- 2- 2- 14/ 27 33.3% 40.7% 48.1%
前走2人気 1- 5- 4- 11/ 21 4.8% 28.6% 47.6%
前走3人気 0- 1- 0- 19/ 20 0.0% 5.0% 5.0%
前走4人気 0- 1- 1- 11/ 13 0.0% 7.7% 15.4%
前走5人気 0- 0- 0- 11/ 11 0.0% 0.0% 0.0%
前走6~9人 0- 1- 3- 32/ 36 0.0% 2.8% 11.1%
前走10人~ 0- 0- 0- 14/ 14 0.0% 0.0% 0.0%

前走2番人気で勝ったのが、あの歴史的名馬・イクイノックスただ一頭。つまりは、基本は前走1番人気が強いと見ていいだろう。

特に、前走G1で1番人気だった馬は【6-2-2-1】と秀逸な数字を残していて、実績馬が信頼できるレースとも言えるな。対して、前走G1組以外の前走1番人気だと【3-0-0-13】とかなり数字が落ちるから注意だ。

昨年の勝ち馬ドウデュースも、前走宝塚記念1番人気で、この好走データに該当していたな。では、今年のメンバーはどうか。

確かに顔ぶれは豪華だが、前走1番人気で出走してくる馬は意外と少ない上に、前走G1で1番人気だった馬は1頭もいないんだ。

勝ち馬は3番人気以内に限られているものの、2着馬は10番人気まで幅広く出ている。

豪華メンバー=混戦ムードでもある証拠だし、もしかすると今年は、ここ10年とはちょっと違う。“波乱の天皇賞・秋”になるかもしれないぞ。

40年間でたったの4頭しか連対していない死の枠

天皇賞・秋の枠順が確定したな。2週連続G1勝ちのルメールが騎乗するマスカレードボールは5枠7番に、宝塚記念の勝ち馬メイショウタバルは8枠13番に入った。

東京芝2000mという舞台で最初のコーナーがすぐに訪れるだけに、枠順の影響も気になるところだよな。

■天皇賞・秋・枠順別成績
※過去10年分
枠順 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 1- 2- 0-11/147.1%21.4%21.4%
2枠 0- 1- 0-16/170.0%5.9%5.9%
3枠 1- 1- 2-13/175.9%11.8%23.5%
4枠 5- 0- 1-12/1827.8%27.8%33.3%
5枠 1- 2- 2-14/195.3%15.8%26.3%
6枠 1- 2- 1-15/195.3%15.8%21.1%
7枠 1- 2- 2-17/224.5%13.6%22.7%
8枠 0- 0- 2-20/220.0%0.0%9.1%

と思いきや、内枠が極端に有利というわけでもなく、好走馬は意外と満遍なく出ている。

ただし、8枠だけは一頭も連対しておらず、03年の勝ち馬シンボリクリスエスまで遡らないと連対例がない。ちなみに、86年の天皇賞・秋から、8枠で競馬した96頭のうち、2着以内に入ったのは以下の4頭だけだ。

03年1着 シンボリクリスエス
00年2着 メイショウドトウ
89年1着 スーパークリーク
86年1着 サクラユタカオー

逃げるメイショウタバルにとって、枠順の有利不利はそこまで大きくないかもしれないが、有利とは言えないだろう。この不利なデータを覆せるようなら、歴史的名馬と肩を並べる存在になるとも言える。天皇賞・秋を逃げ切ること自体が、それだけ偉大な功績だからな。レジェンド・武豊の手腕なら、可能性は十分にあるだろう。

今回の枠順を見ると、内枠には後方から行きそうなタイプが固まり、外枠には前に行きそうなタイプが固まる、極端な並びになった。これなら、この馬は競馬がしやすいんじゃないかな?

⑪シランケド
「理想は真ん中ぐらいだったけど」

シランケドは7枠11番に入った。外目ではあるが、ポジションにこだわる馬ではない。周りを見ると、⑧ホウオウビスケッツ、⑩エコロヴァルツ、⑫セイウンハーデス、⑬メイショウタバル、⑭クイーンズウォークと、前に行きそうなタイプばかりだ。

これらを行かせて、中団の外目で自然体の良いポジションを取れそうだな。ミルコ(=デムーロ)が乗っていた時は、スタートの下手さから極端な追い込み競馬も目立ったが、逃げて好走したこともある。展開に応じて競馬ができる器用さもある馬なんだ。厩舎関係者も、

欲を言えば真ん中くらいが理想だったけど、ゲートの遅い馬だし、正直どこでも良かった。前走負かした馬の活躍を見る限り、やれるんじゃないかな

#

と色気がありそうに話していたな。

前走は今年から別定戦に変わった新潟記念で好メンバーが揃う中、完勝劇を見せた。馬連580円(一点目)、3連複3550円、3連単1万2010円的中という結果も記憶に新しいだろう。

さらに、前走で2着だったエネルジコは菊花賞を勝利、3着のディープモンスターは京都大賞典を制した。次はこの馬の番なんじゃないかな。

#

新聞には載らない関係者情報を公開

#

最後に直前情報のチェックだ。CHECKMATEが日々入手している関西関係者とのパイプから、スポーツ紙や専門紙では公開されないような裏ネタや関係者の感触、さらには独自の分析を元に、有力馬を中心にお送りしていく。

⑨ミュージアムマイル
高柳大輔/C.デムーロ

菊花賞トライアルのセントライト記念を勝ちながら、天皇賞・秋を使ってきたのだから、適性はこれぐらいの距離にあるということだ。

セントライト記念は正直、相手関係が楽だっただけに着差だけ見れば物足りない。しかし、厩舎サイドによれば「正直、6~8割くらいしか仕上げていなかった。前哨戦仕様でも良く勝ちきってくれました。叩き2走目が一番良い馬だし、目論見通り良くなっています。ここでダメなら、左回りが合わないってことでしょう」とのことだ。

皐月賞ではモレイラが完璧なエスコートをしたとはいえ、ダービー馬クロワデュノールを負かしている。鞍上もノーザンFしがらきの一番手、C.デムーロを確保してきた。ダービーは距離が少し長かった印象があるだけに、芝2000mなら巻き返してきても不思議はないだろう。

⑪シランケド
牧浦充徳/横山武史

12戦中9戦で上がり最速、上がり2位が2回、上がり3位が1回と、必ず素晴らしい上がりを使えるのがこの馬の特徴だ。

速い上がりを要求される直線の長い新潟芝2000mで行われた新潟記念では納得の強さを発揮。正直『負ける気がしなかった』し、自信を持って本命に推奨。◎○△で馬連580円、3連複3550円、3連単1万2010円の完全的中をお届けしたことも記憶に新しい。

負かした2着のエネルジコは菊花賞を制覇。3着のディープモンスターは京都大賞典を勝利しており、レースレベルの高さも証明済みだ。

『新潟記念は今年からハンデ戦ではなく別定戦になったことで、これまでとは集まってくる馬のレベルが全く違う』という下馬評通り、相手関係も中々骨っぽかった中で、上がり最速32.4秒をマークしての差し切り勝ちは文句無しの強さだったと言えるだろう

今回は一気にメンバーが強くなるけど、ヴィクトリアMの3着は、外が有利な馬場の中で、伸びない内を通りながら追い込んできたんだから、もしも外を回っていればまとめて差し切っていた可能性もあるんだよな。

牧浦厩舎はG1未勝利だけに強気な発言は少ないが、「体質が弱い馬だし、いつも中間に頓挫がある中で結果を出してきた馬ですからね。今回もいつも通りぐらいの状態ですし、レースに行けば走ってくれる馬ですから。ここも頑張ってくれると思います」と話しており、この馬らしい決め手を発揮してくれるはずだ。テン乗りとなる横山武史も、一週前追い切りに乗りに行って感触を掴んでいる。

#

申し訳ないが、全員にお伝えできるのはココまで。その他の有力関西馬についてはCHECKMATEにアカウント登録(無料)をしてぜひチェックしてほしい。

各馬の関係者情報をコッソリと公開しているので、是非この先も読んでみてくれ!


そしてレース当日には
オレの最終結論(予想印)を全て余すことなく公開しよう!

「今年は波乱の予感がするなぁ」

「でも、どんな馬券を買えばいいんだろう?」


と考えている方は多いことでしょう。

では、何を買う?
頼れる本物の情報と分析を、オレは持っているぞ!

#

2025年も重賞で多数の万券的中を仕留めているぞ!









#

天皇賞・秋の最終結論(予想印)はレース当日に無料公開するぞ!

◎本命馬から、不動の○対抗馬、そして絡めば高配当が期待できる大穴馬までコッソリお教えするからな。この先の重賞も一緒に獲って喜びを分かち合おう!


山川レオ

重賞・GIはオレに任せろ
情報も分析もイケる二刀流

1週間で72(48)レースある中でも、特に重賞・GIレースに特化した情報収集・精査を得意とする情報網。常々「勝てるレースしか勝負しない」と公言しており、独自の情報ネットワークに加え、ラップ解析を中心とした徹底的なレース分析から的中馬券を量産している。

なお、「勝てるレースしか勝負しない」という姿勢は、競馬に加え他の公営ギャンブル、株、FXなどの投資から身に着けたという。

#山川レオの記事を読む