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9/2(土) 札幌2歳S(G3)
2023 -
北海道で掴んだ厩舎のヤリ話
関西馬の勝負度合いも見切って
◎○▲3頭で万券ズバリ! -
馬連
2060円
3連複
2370円
3連単
1万6700円
[1着]▲セットアップ(3人気)
[2着]◎パワーホール(4人気)
[3着]○ギャンブルルーム(2人気)
今年のクラシック戦線ではトップナイフが重賞でも活躍した昆厩舎だが、実は管理していた3歳世代の内、勝ち上がったのはわずかに2頭だけ。聞くところによると現3歳世代に関してはとある理由(オフレコ指令)からあまり力が入っておらず「今年の2歳世代からまた成績が上向いてくるはずだよ」というのが厩舎に近しい関係者の話。
実際に現2歳は夏競馬の時点で既に3頭が勝ち上がり。中でも「こいつはかなり走ると思うんだ」と関係者も絶賛しているのが⑧パワーホールだ。
今年最も管理馬が馬券に絡んでいる数が多いのが札幌開催と、わかりやすく北海道シリーズに力の入っている昆厩舎。このパワーホールもデビューは札幌。「走るのはわかっていたから、(札幌)2歳Sは新馬に使う前から狙っていた。だから目一杯に仕上げたわけではないし、一度叩いた上積みは相当大きいと思うんだ」と厩舎サイド。
仕上げ切らずに送り出したというデビュー戦だが、その内容は非常に秀逸なもの。確かにスローペースではあったものの、ラスト2ハロンを11秒2-11秒1=22秒3とタイトにまとめての勝利。札幌芝1800mで行われた2歳戦でラスト22秒台がマークされたレースは過去に5例しかなく、その勝ち馬はプロフェット、クラージュゲリエ、ホウオウピースフル、バスラットレオン、オーソクレース。重賞勝ち馬が3頭、G1・2着馬が1頭、重賞2着馬が1頭という凄まじいハイレベル。
厩舎側としても重賞で通用の器という見立てであり、なおかつデビュー戦でマークした時計が過去の例と比較するに、一言で“重賞級”。一方で、当レースはノーザンファーム生産馬など“ブランド”で人気している馬も多いメンバー構成とあって、パワーホールは馬券的に妙味も十分の状況。積極的に狙いたい。
対抗には⑦ギャンブルルームを指名する。現場で情報収集を行っている当社情報班によると、本馬が当レースへ出走することは随分と前から内定していたようだ。「洋芝が合うだろうという見立てで北海道へ連れてきたんだけど、荒れた芝でもビシッと追い切れたように、やっぱりマッチしそうな印象はある。楽しみだね」と厩舎サイドも前向き。
関東勢では④セットアップに注目したい。キャリアの浅い2歳馬はどうしても経験値が低いが、この馬は初戦でドスローからの瞬発力勝負を、2戦目ではロングスパートからの持続戦を経験。いずれのレースでもしっかり好走した点は高く評価すべきだろう。2歳戦ではこういった経験がモノを言うケースも多々見受けられる。