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5/4(土) 京都新聞杯(G2)
2024 -
馬連
1万1990円
3連複
2万1060円
[1着]★ジューンテイク(8人気)
[2着]◎ウエストナウ(5人気)
[3着]△ヴェローチェエラ(2人気)
⑤ウエストナウの前走(4/7阪神4R・芝1800)は強烈な走りであった。勝ちタイムの1分45秒4は未勝利戦としてはコース史上最速。基本的には秋のローズSぐらいでしか記録されない、非常に速い時計だった。
時計面の優秀さは改めて後述するとして、厩舎関係者が強調していたのは「たった1回しか走っていないんだけど、その1回で3、4レース分の経験値を積めたと思うんだよね。これはただの“キャリア1戦の馬”じゃないぞ」という点。
その前走は前半1000mの通過ラップが58秒3というハイペース。デビュー戦だったウエストナウは少々追走に手間取り、道中では鞍上が促しながらのレースに。更に、馬群の中に入って窮屈なシーンもあったように、決してノンストレスな競馬ではなかった。
精神面の弱い馬ならばどこかで気持ちが切れてしまってもおかしくなかったが、ウエストナウは直線で外に持ち出すと一気に脚を伸ばして2馬身差の快勝。ただ一度の実戦経験で様々な困難を克服しており、スローペースからの決め手勝負を繰り返しているような馬よりも濃密な経験をしている。
その上で、改めて触れたいのが1分45秒4という勝ちタイム。阪神芝1800m戦において、1分45秒4以下のタイムが出たのは……
マスクトディーヴァ(ローズS)
シャフリヤール(毎日杯)
ダノンファンタジー(ローズS)
ブロードストリート(ローズS)
タッチングスピーチ(ローズS)
フランツ(アルメリア賞)
ウエストナウ(未勝利)
というラインナップ。そして、この中でシャフリヤールとウエストナウのレースだけが、連続開催の10日目以降の使い込まれた馬場でマークされたもの。ご存知の通りシャフリヤールはダービー馬。時計的にも価値の高いパフォーマンスであったことは間違いなく、いきなりの重賞挑戦でも十分に通用すると見た。