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5/28(日)東京12R 目黒記念(G2)
2023 -
ワイド
1470円
ワイド
1240円
3連複
7770円
前々から⑦ディアスティマに関する話を内々で共有してくれる担当者が、今回はやけにニヤニヤとした表情で話す。「今回はついに目の上のタンコブが居なくなる。ようやくこの馬のレースが出来ると思いますよ」。
というのも、ここ2戦はいずれもタイトルホルダーが出走していた。ディアスティマは先行力を活かす形が理想とあって、超強力な同型の存在に苦しめられ続けていたのだ。
「正直言って真っ向勝負でタイトルホルダーを負かすのは相当難しい話。だから仕方なく消極的な競馬をするしかなくて……」というのが関係者の本音。日経賞も天皇賞も簡単に先頭を譲ってしまっている。天皇賞に至っては、早いタイミングで下がってきたタイトルホルダーによって不利も受けているのだから、不憫だ。
今回はハンデG2とあってそんな“タンコブ”は不在。それどころか、積極的に逃げたい馬がディアスティマ以外に皆無というメンバー構成となったのだから、担当者の表情が緩んでしまうのも納得。
「そもそも目黒記念ってさ、ダービーが終わってから一時間以上も待たされるレースなんだよね。ジョッキーからすれば微妙に間延びした後だし、何より東京2500はスタート後に坂があるから積極的に乗りづらい。そんなレースだからみんなガツガツ乗ってこないし、逃げるディアスティマにとっては最高のレースだと思うんだ」と、某関係者も今回は非常にトーンが高い。ハナを取り切ってしまえばそう簡単には止まらない。
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5/27(土)京都3R 3歳未勝利
2023 -
ワイド
830円
馬連
2380円
3連複
1万4240円
3連単
6万8600円
陣営が一貫して馬本位の調整を施してレースへと臨む⑬エレガントギフト。ここ2戦は目論見通り7→3着と着順を上げており、今回は更なる前進も十分に見込める。
1/9中京6Rの新馬戦でデビューすると、次走は中9週で3/19阪神5R。ここで前進を果たし3着に好走。以降4週間にわたって有効な優先出走権を得たが、陣営はここでもう一度中9週と同様の間隔を空けてきた。
「見ての通り、400キロ台前半の小柄な牝馬。使い詰めていくとガッツリ体を減らしてしまう可能性もあるからね。何より、軽い走りをする馬だから京都の方が合うという考えもあったんだよ」と関係者。何かアクシデントがあって間隔が開いている訳ではないだけに、休み明けでもいきなりから期待できる状況。
そもそも新馬戦はラスト2ハロンが11秒2-11秒1という高速かつ加速するラップ。後方から進めていた本馬にとってはノーチャンスの展開。前走もラスト11秒4-11秒4=22秒8というタイトな展開だったが、今度はこれを後方から3着まで差し込んだ。
勝ち馬ソーダズリングはオークスにも駒を進め、2着馬は1勝クラスを既に勝ち上がり。先着した4着馬も未勝利戦はクリアしているように、メンバーレベルもかなり高かった。エレガントギフトも未勝利戦なら地力は上位。
減量騎手を配してきた⑧ブルーウィンが相手の筆頭。東京へと遠征した前走はしぶとく粘り込んでの5着だが「力んで力んで仕方なかった。それでいて大きく負けなかったんだから褒めてやりたいね。距離を詰めて平坦の京都、しかも減量騎手ならもっとやれる」と、とにかく厩舎サイドが前向き。単騎で行ければそう簡単には止まらない。
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5/21(日)東京12R 丹沢S
2023 -
馬連
530円
3連複
1万7390円
3連単
7万1730円
関西ジョッキーは「だいたい友達」
加藤
日曜の川田は東京5R、11R、12Rの3鞍の騎乗。俺がこれを聞いて最初に抱いた感想は「あれ、最終(12R)乗るんだ」ってものだった。
というのもさ、メインのオークスはリバティアイランド。まず勝ち負けになるであろう馬に乗るんだし、無理して最終レースに乗る必要もない訳。それでも川田が最終レースに参加するのは⑬ジャスパーグレイトに確かな可能性を感じるから、に他ならない訳よ。
実際、関係者を直撃してみると「どうやら(川田)将雅からすると、この馬にはもう一つギアがあるって考えらしい。それを引き出せば勝ち負けになるのは間違いないし、本人からしたら前走でそれを引き出せなかったのが悔しかったんじゃないかな」とのこと。なるほど、まだまだ良くなる感触があるってこった。
ということで、週中の時点で俺がこの馬を本命にするのは決めていたんだが、スムーズに走れる外枠も引き当てたとなればもう文句なし。個人的に日曜の川田は3戦3勝の可能性が十分にあると思うぜ。
逆転があるとすれば⑧レッドファーロだな。関係者に聞いたところ「川田としてもライバルがいるとすれば、まだ勝負漬けの済んでいないレッドじゃないか」って話になっていたからな。ダート1900m戦で安定して上がり最速をマークしている辺り、距離延長は大歓迎だろう。
関東情報筋からは④ラヴォラーレ、⑤フジマサインパクトを推す声があったんだが、それと同時に「大穴ならこれかな」と言われたのが⑨アイブランコ。新馬でダート1000mに使って以来のダートなんだが、前々から現場では「いかにもダートの力勝負が合っているんじゃないか」なんて声が出ていたんだよね。これは一発あってもおかしくない。
馬券は基本的は8-13の◎○・1点目を本線で狙いたい。何せこの2頭はいずれも勝負の遠征を敢行している関西馬。G1後のレースでも西高東低の構図で決まると考えているよ。
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5/20(土)東京9R カーネーションC
2023 -
馬連
8230円
3連複
6750円
3連単
7万3060円
一口クラブから大馬主まで
紅一点・赤崎
オークス週に行われる3歳牝馬による名物レースがこのカーネーションカップ。今年は良いメンバーが揃いましたね。このレースの出走馬の大半が今年中に1勝クラスを勝ち上がってもおかしくないと思いますよ。
そんな好メンバーの中でも期待大なのが③アンリーロード。末脚が活きるであろう府中のBコースでのレースに出走が出来るというのは、この馬にとって大きなプラス材料でしょう。
ここ東京で2着だった新馬戦を勝ったのは、オークスにも駒を進めているライトクオンタムでした。当時はライトクオンタムがスローペースで逃げを打つ形。一方でアンリーロードは3コーナーでまだ7番手。福永元騎手らしく、ゆったり馬のリズムで進めていた印象です。負けはしたものの、上がり最速で2着まで来たレースぶりは、勝ち馬以上だったとも言えます。
未勝利戦はアッサリとクリアすると、次走ではチューリップ賞へ。ただ当時は、クイーンCへ出走予定だったところ、熱発の影響で回避したという経緯がありました。陣営としても、東京に使いたかったというのが本音なんですよ。
この中間はしっかりと立て直されて、ここを目標に設定しての仕上げ。態勢は万全と言えますから、まず巻き返してくると考えていますよ。
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5/20(土)東京12R 4歳上2勝クラス
2023 -
馬連
5250円
3連複
9810円
3連単
6万4230円
意欲的なローテで【勝負の関東遠征】を敢行してきた③エピックジョイ。確かな適性を示した東京コースでの続戦というだけでも高評価を与えられるが、そんな陣営の心意気も買っての本命指名。
前走5/7東京12Rが初めての東京でのレースだったが、超スローペースで進行した先行有利の展開を、中団・外からしぶとく差し込んでの3着。明らかに展開不利を覆しての好走で、直線の長い独特なコースへの適性の高さを感じさせるレースぶり。
3着に好走したことで、本馬は以降4週間にわたって優先出走権を得ていた。具体的に言うと、再来週の安田記念週までは希望する番組に出走可能ということ。そして東京ダート1600mでの2勝クラス・牝馬限定戦は当レースだけでなく、安田記念週の6/3にも組まれている。
エピックジョイにとっては中3週のローテとなる安田記念週の出走も可能ながら、今回はあえて中1週と間隔を詰めてまで当レースに矛先を向けてきたということ。「6月になったら活きの良い3歳馬も入ってくるわけだし、何より今は状態が良い。ここで決めておきたいって気持ちが大きいんだよ」とは関係者の声。
前走で騎乗したMデムーロ騎手は乗れないが、松山騎手が代役ならば全くもって不足はなし。「元はと言えば先行して粘るのがスタイルの馬だったからね。積極的な(松山)弘平が乗ってくれるのは間違いなくプラスだと思う」との声も出ているように、現場はこの乗り替わりを歓迎。叩き2戦目で状態アップも見込め、上積みばかりが目立つ一戦。
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5/13(土)新潟3R 3歳未勝利
2023 -
馬連
1500円
3連複
1640円
3連単
1万0420円
今週8頭を送り出す牧浦厩舎だが「一番盛り上がってるのはこれ。厩舎も期待している馬だからね」と現場から報告が入ったのが⑩パルティクラール。
新馬戦では後にチューリップ賞でも4着と好走するルミノメテオールの2着。実力馬とも小差の争いを演じているようにその能力の高さは確か。「操縦性も高いしバランスがいいんですよね。長く脚を使ってくれるタイプだし、未勝利で留まるような器じゃないんですよ」と、厩舎関係者の評価が高い。
2戦目以降は出遅れや合わないダート戦の影響もあって取りこぼしてしまったが、今回は好走した新馬戦と同じ左回りの芝1400m戦。更に「前走は脚元の様子を見ながらの休み明けだったし、叩き2戦目の今回は間違いなく良くなっている」という通り、状態面の良化も著しい。
ちなみに厩舎サイドは「時計のかかる芝になってほしい」という希望を話していたが、新潟競馬場は先週の激しい降雨の影響もあって馬場に傷みの出ている状況。この馬にとって丁度いい馬場コンディションで競馬が出来そうだ。
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5/7(日)新潟6R 4歳上1勝クラス
2023 -
馬連
530円
3連複
2390円
3連単
1万0620円
「本当は前回で勝ちたかったけど、団野が控えちゃったからなあ。アイツには悪いけど、菅原に思い切って乗ってもらおう」と厩舎サイド。ブリンカー着用での1200m戦で明らかに走りが良化した⑪オーガスタスカイを狙う。
実戦で集中力を欠く面があるため、前走からブリンカーを装着。その上で、持ち前のスピードを存分に発揮可能な1200mに距離も詰めた。陣営とすればかなり勝負度合いの高いタイミングだったが、レースでは他馬にハナを譲ってしまい本来の速力の高さを活かし切れず。冒頭の通り、陣営にとってみれば不満の残る内容に。
今回はオーガスタスカイが勝利を挙げている新潟ダート1200m戦。団野騎手が東京で騎乗ということもあって菅原明騎手に白羽の矢が立った。乗り替わりにはなるが、前走後の関係者の表情を見ていれば、乗り替わりはプラス材料と言ってもいいだろう。
外目の枠も引き当てられただけに「後は思い切った競馬をするだけですね」と関係者。目論見通りの競馬が叶えば、能力的には現級でも最上位レベルの馬に違いない。
関東情報筋から連絡が入り「ゴメン、詳しいことは言えないんだけど、今回はジョッキーサイドにとって頑張らないといけないタイミングなんだよ。普段以上に力入っているよ」との報告があったのが②スマイルアップ。確かな先行力は平坦な新潟コース向き。その上で鞍上にとって特別力の入る一戦というのであれば、ここでもうひと押しが叶う可能性は十分。
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5/6(土)東京7R 3歳1勝クラス
2023 -
馬連
6520円
3連複
1万7690円
関西ジョッキーは大体トモダチ
加藤
前走ではワンコイン馬券で馬連1点目的中に貢献した⑯アルナージェインが【勝負の関東遠征】を打ってきた。今週は、ここ2走で結果を残しているマイル戦が京都で行われるにもかかわらず、ね。
なぜ関東遠征を決めたか。理由は大きく二つ。
一つは1400mという距離が魅力的だったからだね。前進気勢があるタイプで、結果を出している近2走はいずれも先行する積極的な競馬。ハイペースを前々で立ち回ってしぶとく粘り込むというレースぶりを受け。厩舎サイドは「この条件なら自信がある」と確かに手応えを持っている。
もう一つが、鞍上にレーンを迎えられるから。実は今回は「指揮官からのラブコールでコンビ結成が決まっているんです。絶対に手が合うと確信を持っているみたいで『どうしても乗ってほしい!』と言っていたんですよ」と、厩舎関係者が裏事情を説明してくれた。レーンを求めての東上という側面もある。
オレはこの話を聞いて「わかってるね~!!!」と思ったよ。ここでレーンを起用するってのは最高のタイミング。
というのも、短距離のレースが多いオーストラリアが主戦場のレーンは、距離延長のローテよりも距離短縮のローテの方が成績がバツグンに良い。
[23-26-23-68/140]
勝率16.4%・連対率35.0%
・距離短縮
[41-13-17-71/142]
勝率28.9%・連対率38.0%
騎乗数は同じぐらいなのに、距離短縮の方が倍近く多く勝っているんだわ。折り合いが求められる条件よりも、いかにスピードを活かすかという条件の方が合っている。これはオーストラリアの騎手ならではの特徴だろう。
つまりここは馬の個性にも、騎手の個性にもマッチする一戦ということ。陣営としてもレーンとのタッグを求めて東上するのだから、バッチリ仕上げているのは言わずもがな。ここで1勝クラスを突破の公算大と見ているよ。