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1/28(日)小倉2R 3歳未勝利
2024 -
3連複
3万4090円
[1着]△クィーンズハット(10人気)
[2着]△ゴールドジャンパー(8人気)
[3着]◎コスモララバイ(2人気)
「一発勝負のつもりですから。ここで決めるためにしっかり準備していますよ」とは⑪コスモララバイに関する担当者の声だ。
見ての通り、本馬は馬体重が400キロ台前半という小柄な馬。福島への遠征だった前走(11/19福島6R)ではマイナス10キロと馬体を減らしてしまっていた。
当時はレース前、他馬の放馬に驚いて放馬してしまい競走除外となったが「無事にレースに使えて勝ち負けになってたとしても、その後は一息入れることになっただろうね」と関係者。陣営としても、想定より体が減ってしまったという認識。
この中間はしっかりと間隔を取った上で「馬体重を維持するために、攻めすぎないように気を付けて調整しました」と担当者。力を出し切れる仕上がりで臨めるように、調整過程にも細心の注意を払ってきたという話。「間隔を詰めても体を減らしちゃう可能性が高いし、一発で決めたいんだよね」と、結果を求めているからこその選択だ。
今回は放馬しないようにと、メンコをつけて気性面も対策。10/28新潟5R(芝1400m戦)では、差し・追い込み勢が台頭する厳しい展開を先行して粘っていたように、速力の高さはいかにも小回りの1200m戦向き。態勢が万全ならば、自ずと好結果につながるだろう。
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1/27(土)小倉6R 3歳未勝利
2024 -
馬連
770円
3連複
3240円
3連単
1万2000円
[1着]◎ワールドシリーズ(2人気)
[2着]○ノイヤー(1人気)
[3着]▲サニイアール(8人気)
「この前とはワケが違う。これは自信あるぞ」と関係者。昨夏の新馬戦(9/3新潟6R)では4着止まりだった⑤ワールドシリーズだが、陣営は今回での巻き返しにかなりの期待を寄せている。
我々はデビュー前から本馬に関する話を聞き集めていたが、当時は「モノはメチャクチャ良いんだけど、とにかく前向き過ぎる。調教はやればやるだけ動くってタイプだから、どうしてもセーブしているんだよね」という話。たしかにデビュー前の追い切りはほぼ全てが馬なり調教であった。
ただ、あまりにも調教を手控えてしまったことで、実戦に行っての反応が鈍かった。「レース後の川田は『想定していたよりも遥かに我慢できた』とか言っていたけど、あれって『全然反応できなかった』って意味だからね。さすがに調教が軽すぎたと思うんだよ」と関係者。
今回は1200m戦へ矛先を向ける。この条件ならば、ある程度前進気勢が強くなったとしても、それはレースで武器へと昇華できるはず。実際に中間の追い切りも負荷をかけた調教が出来ており、デキとすれば前走以上が見込めるところ。
小倉では川田騎手が騎乗できないため、今回は鞍上に藤岡佑騎手を迎える。「(藤岡)佑介サイドからすればこんだけイイ馬が回ってきたのはラッキーだし『一発で決めちゃいたい』って気持ちだよね」と現場の某関係者。厩舎・鞍上ともに一発回答を狙う一戦。
◎同様に距離を詰めてきた⑭ノイヤーが対抗。淀みない流れでも長く脚を使えるタイプだけに「小倉のタフな1200m戦はいかにもこの馬向きだと思うんだ。揉まれない大外もゲットしたし、最後は良い脚で上がってこられるんじゃないかな」と厩舎サイドは強気な姿勢。
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1/20(土)京都11R 石清水S
2024 -
馬連
3400円
3連複
3万3720円
3連単
22万4760円
[1着]○トランキリテ(5人気)
[2着]◎セオ(3人気)
[3着]△スミ(9人気)
厩舎サイドいわく「今の馬場だったら、前走(11/26京都10R)で先着された馬たちもまとめて負かせるんじゃないか?」。③セオは今開催の特殊な馬場状態を、いかにも味方につけられそうだ。
まず現在の京都芝コースについて。今開催は初日の京都金杯デーから芝コースのキックバックが派手に目立っており「良馬場なのに緩いんですよ。時計もかかるし、京都の芝っぽくないタフな馬場。なんかイメージと違った」という声が複数の厩舎関係者から出ていた。
その影響もあり「京都の芝が良くなさそうだから、使うレースを小倉に切り替える」という話も多かったという。たしかに京都の芝のレースは、土日ともにあまり頭数が揃っていないレースも散見される。
一方でセオは道悪巧者。不良馬場だった昨年3/25中山6Rでは、後にセントライト記念を制すレーベンスティールを下しての勝利を挙げている。「ただでさえタフな馬場で良いなと思っていたのに、雨まで降って最高のコンディション。この馬場だった前走も負けなかったんじゃないの?」と、かなり関係者のトーンが上がっている。
ちなみに、その前走を勝ったのがトゥードジボンという馬で、同馬は次走の京都金杯でも3着に好走している。冒頭の声を聞いたのは金杯が終わった後なのだから、重賞でも通用した実力馬が相手でも、道悪ならば上回れただけの手応えがあるということ。この馬場状態ならば、3勝クラスは通過点に出来そう。
相手で面白いのが⑩トランキリテ。芝の高速馬場にも対応できるスピードの持ち主だが、一方で本馬は元々ダートで1勝クラスを勝ち上がった実績あり。「タフな馬場が得意な馬だし、道悪の芝が合っているタイプだと思う。実際、去年の夏に重馬場で走った時が良い内容だったんだよな」と関係者。
そのレースが昨年7/1中京11R。着順は4着だが、勝ち馬アスクコンナモンダ、2着ペースセッティングはいずれもOPで善戦。5着クルゼイロドスルもその後3勝クラスで連続2着好走を果たしているだけに、実力馬揃いのレースで上位にまとめた好内容ということ。今の馬場ならもう一歩前進が見込める。
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1/14(日) 日経新春杯(G2)
2024 -
馬連
1580円
3連複
3040円
3連単
1万3230円
[1着]★ブローザホーン(1人気)
[2着]◎サヴォーナ(4人気)
[3着]△サトノグランツ(3人気)
⑬サヴォーナ陣営の期待は大きく、既に春の淀での大一番を見据えているレベル。G1での活躍を期待しているほどなのだから、関係者がG2で主役の座を張れる手応えを得ていることは言うまでもないだろう。
とにかくこの馬は実戦で積んだ経験値が成長の支えとなっている印象。キャリア11戦という数は、当レースに出走している4歳馬としては最多。なかなか勝ち切れないシーンもあったが、経験を積んでいくことで明らかに競馬の幅も広がっている。
特に大きな転機となったのが、7/16福島9Rの逃げ切り勝ち。以前は後方からの競馬で脚を余すような不器用さのあった馬が、小回りコースでハナを切って勝利を挙げたのだから、ここで明確な進化を果たしている。「たしかにあの時はペースが遅かったから行けたってのもあるんだけど、この辺りから安定して先行できるようになってきたんだよね」と関係者。
もちろんこれは経験の賜物でもある一方で「あの福島のレース辺りから、見違えるように馬体が良くなった。成長したってのは間違いないよ」と厩舎サイド。馬体が一段階スケールアップしたのも、成績を上げてきた一因。
神戸新聞杯では馬連2点目4740円&3連単3万4690円を含む完全的中に貢献の2着。菊花賞では向正面でマクり上げる大味な競馬での5着。3着馬とはわずかに0.1秒差だけに「もう少し前半がスムーズなら着順は上がっていたよね」と関係者。重賞やG1でも安定して上位に顔を出せるだけの力をつけた。
どんな競馬でもできる自在性を身に付けた今、スタートしてからコーナーまでの距離が長い京都2400m戦で、他馬を見ながら進められる外枠を得たのは明確にプラスと言っていい。
「スタートさえ五分に切れれば前々で競馬が出来る。ハンデも有利だし、何よりこの中間は更に馬がしっかりしてきた印象だよ」とは厩舎サイドの声。来たるG1の大舞台に向け、まずは年明け初戦で好スタートを切る算段。
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1/13(土)中山8R 4歳上2勝クラス
2024 -
枠連
440円
3連複
7580円
3連単
2万0060円
[1着]◎ダテボレアス(1人気)
[2着]△デュードメール(4人気)
[3着]△プリティインピンク(9人気)
一言で『問答無用で勝ちに来た』と言えるのが③ダテボレアスだ。
今週末は2勝クラスのダート1200m戦が中山・京都で1鞍ずつ施行。関西馬のダテボレアスにとっては京都競馬場の方が輸送の時間も距離も圧倒的に短いが「前回(12/24中山8R)で結果を出しているコースってのもあるし、何より勝ちやすいメンバーになると思うんですよね」というのが某厩舎関係者の事前段階での見立て。
実際に当レースは関西馬1頭vs関東馬11頭の戦いとなった。一方で京都戦は関西馬11頭vs関東馬2頭というメンバー構成で「あっち(京都)には上のクラスでもやれそうな強い関西馬も出てきてる。関東の人達には悪いけど、間違いない中山の方が弱いっしょ」と、関係者はニヤリ。
要は『より勝ちやすいと判断した【勝負の関東遠征】』ということ。輸送に同行する厩舎スタッフとしても“楽”なのは関西圏のレースだが、欲しいのは他でもない“結果”。
しかも今回はルメール騎手の確保にも成功した。西園正都厩舎はルメール騎手の騎乗機会があまり多い厩舎ではなく、2020年以降にコンビを組んだのは8回。しかもその内6回がミエノワールドという馬(“サトノ”の里見氏の妻が所有)。期間内は3頭にしか騎乗しておらず、昨年のコンビはわずか2度。
「ダテボレアスってノーザンの馬ではないからね。厩舎側がわざわざルメールを確保したってことだし、ルメールとしても『この馬なら乗る』って言ってくれたってこと。勝ち負けを意識しているのは間違いないでしょ!」と担当者。名手の手綱で勝利を挙げられそうなムード。
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1/8(月)京都12R 4歳上2勝クラス
2024 -
馬連
1970円
3連複
1万2510円
3連単
3万9310円
[1着]◎ビヨンドザヴァレー(2人気)
[2着]△ムーンリットナイト(7人気)
[3着]★ケイアイオメガ(8人気)
その期待は一言で“G1レベル”。「ヴィクトリアマイルに使いたいと思わせるぐらいの馬。本来はこんなところで負けていられないんです」とは、⑧ビヨンドザヴァレーに関する某厩舎関係者の声だ。
まだ2勝クラス在籍という条件馬なのだから、この厩舎サイドの評価は相当なもの。担当者が「2歳の時から良い馬だなーと思っていたんだけど、ここ最近は筋肉がついて馬体の見た目も更に良くなったんだよね」と話しているように、成長を実感しているからこそ期待も高まっている。
分析的にも、G1へ駒を進めるには十分な能力を備えていると見る。注目は1勝クラスを勝ち上がった10/22京都6Rの内容。当時はハイペースを先行した上に、4角で自分から位置を上げていっての押し切り。他の先行勢が全滅という厳しい展開をただ一頭乗り切っての完勝だった。
勝ちタイムは1分32秒8。昨年行われた京都芝1600m戦(外回り)で1分32秒9以下の勝ちタイムが記録されたのはわずかに4例。それぞれの勝ち馬は、
シュネルマイスター(G1馬)
ナミュール(G1馬)
アスクコンナモンダ(OP馬)
ビヨンドザヴァレー
と、一目瞭然のハイレベル。
更に言えば、シュネルマイスターとアスクコンナモンダは春の京都開幕週という最も馬場にダメージのないタイミングでの時計。秋以降にこれだけの好タイムをマークしたのは、ナミュールの勝ったマイルCSとビヨンドザヴァレー組のみ。関係者が思わずG1を意識してしまうのも納得。
前走12/16阪神10Rでは若干レース間隔が開いていた上に、上手く折り合いをつけられなかった分の敗戦。「内々で包まれる競馬だと現状は力んじゃうかな。外目スムーズが合っているかも」というのが関係者の見立てだけに、今回引き当てた7枠8番という枠順は絶好と言える。ひとまず、2勝クラスでは能力が一枚上。
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1/7(日)京都3R 3歳未勝利
2024 -
馬連
680円
3連複
2210円
3連単
1万3800円
[1着]○パトジュニア(3人気)
[2着]◎ルディック(1人気)
[3着]△サンノーブル(5人気)
今週末から初めて日本での騎乗を始めたルメートル騎手。土曜に早々と初勝利を挙げたが「日曜のコレは大事なレースになるよね。しっかり勝たせればこの後もある程度の馬質が保証される可能性が高いから」という話になっているのが⑧ルディック。
ルメートル騎手は3日間開催で24頭に騎乗予定だが、その内15頭がノーザンファームの生産馬。ノーザン系クラブの馬にも多く騎乗しており「手厚いバックアップを受けた感じ。結果を出していけば来週以降もノーザンの馬が多く揃っていくことになるだろうね」と関係者。
特にこのルディックは現在4戦連続での2着。これまでに騎乗してきたジョッキーがなかなか勝ち切れていないだけに、一発回答で結果を出せば牧場サイドの評価も間違いなく上がるはず。「反対に着順を落とすようだと、信頼度が下がっちゃうかもしれない。なんとしても勝たせたい一頭になるよな」とのこと。
1400m戦へと距離を詰めた前走12/16阪神3Rは、淀みない流れを前々で立ち回っての2着惜敗。勝ち馬は上がりのかかる展開に乗じて差し込んできただけに、正攻法で0.1秒差ならば負けて強し。京都コースに替われば粘りも増すはずで、今度こそ惜敗にピリオドを打てそうだ。
ダート替わりで変わり身の見込める⑪パトジュニアが相手筆頭。
最終追い切りの時計が遅くなってしまったが「あれはウッドの馬場状態が悪くて馬が嫌気差しちゃった感じ。年末の坂路の動きは悪くなかったから、デキとしては心配いらないよ」と関係者。一変があっていい。
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1/6(土)京都9R 門松S
2024 -
馬連
920円
3連複
2180円
3連単
1万1490円
[1着]▲モズリッキー(2人気)
[2着]◎サトノルフィアン(3人気)
[3着]△フォーチュンテラー(5人気)
「これならオープンに上がっても楽しめそうだよな」との声は、関係者の①サトノルフィアンに対する評価。既に一つ上のクラスでの活躍を見込んでいるのだから、3勝クラスは突破可能という見立て。
関係者が確かな手応えを得たのが、前走12/17阪神12Rの内容。当時は先行争いが激化。前半3ハロンのラップタイム=33秒6は、昨年の阪神ダート1400m戦における最速であった。
差し競馬になってもおかしくない展開だったが、これを4角先頭という積極的な立ち回りで乗り切ったのがサトノルフィアン。「勝ち馬(エンペラーワケア)は重賞級って話が出ていたぐらいだからメッチャ強かったけど、あの展開で坂のある阪神でも止まらず2着にまとめたってのは、手放しで褒めていいよね」と関係者。平坦の京都ならば更に粘りは増すはず。
実はサトノルフィアンにとって前走はキャリア2度目の1400m戦。そして1度目はというと、昨年1/15中京7Rで勝利を挙げている。最近はマイル戦への出走が多かったが、2戦2連対という実績を考えても、本質的には短距離向きだったのだろう。
坂井瑠騎手が自厩舎のお手馬に騎乗することもあり、今回は斎藤騎手へと乗り替わり。ただ、以前にレースでの騎乗経験がある上に「中間の追い切りに乗って感触も確認しています」と、ここに向けて準備も万端。あとは強気の競馬で全力を引き出すのみ。