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4/27(土)青葉賞(G2)
2024 -
枠連
720円
3連複
6630円
3連単
3万8360円
[1着]◎シュガークン(2人気)
[2着]○ショウナンラプンタ(7人気)
[3着]▲デュアルウィルダー(4人気)
⑦シュガークン(母シュガーハート)はキタサンブラックの半弟。そして偉大な兄と同じ清水久厩舎所属だが「これはキタサンブラック以来、“当たりのシュガーハート”だと思います。走りますよ!」と、陣営からかなり高い評価を受けているのが特徴だ。
それだけ期待しているからこそ、早い段階から「ダービーを目標に進めます」と、陣営は大一番を視野に入れて調整してきた。
ダービーはキタサンブラックが大敗を喫してしまった舞台。厩舎サイドとしても、同じ血統でリベンジを行えれば……という気持ちが強いのだろう。
もちろんダービーで勝ち負けに持ち込むのが理想ではあるが「ひとまずは出走できなかったら意味がないからさ。本番への余力とかそういうのはさておき、まずは全力で権利を獲りに行く。それが出来るだけの力はあるからね」というのが関係者からの声。
鼻息が荒いのは厩舎サイドだけではないようで「ユタカさん(武豊騎手)も『権利は大丈夫でしょ』っていうトーン。つまり2着以内にまとめられる自信があるってことでしょ」との報告も入っている。名手としても、それだけ能力の高さを感じているのだろう。まずはここでの好結果に期待したい。
相手の大本線はいずれも8枠の馬。まず対抗は⑮ショウナンラプンタ。高野厩舎サイドからは「元々はジャンタルマンタルよりも潜在能力が高いんじゃないかと言われていた馬なんです」という声が出ていた期待馬。操縦性に難しさを残す現状ではあるものの「左回りなら乗りやすいはず」という話も出ている。この馬もダービーへの切符を掴めるだけの力はある。
関東勢では⑯デュアルウィルダーに注目。まだ未勝利戦を勝ったばかりの1勝馬だが「調教に乗ったモレイラの感触もすこぶる良かったし、何より素質的には重賞級だと思っていた馬だからさ。アッサリ突破しても驚かないよ」と、名門・堀厩舎サイドのトーンの高さは見逃せない。自在性もあるだけに、外目の枠も意に介す必要はないだろう。
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4/27(土)新潟8R 4歳上1勝クラス
2024 -
馬連
1750円
馬単
2730円
3連複
2820円
3連単
1万1780円
関東情報網を束ねる
佐山
[1着]◎ウインアイオライト(2人気)
[2着]★ヨウシタンレイ(4人気)
[3着]△ハリケーンリッジ(3人気)
今回のテーマは『これほどまでに条件が好転するケースは年に何例あるかわからない』というもの。状況が好転した確信の◎は⑧ウインアイオライトだ。
※大物関係者も絡む極秘情報につき、詳細について非公開とさせていただきます
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4/27(土)新潟2R 3歳未勝利
2024 -
馬連
1760円
3連単
2万2770円
外厩請負人
黒木
[1着]◎リエータメンテ(1人気)
[2着]△ダイシンサンディー(6人気)
[3着]★ダンツドール(5人気)
新潟開幕週を狙って『勝負の関東遠征』を仕掛けてきた⑩リエータメンテ。
陣営としては、常に「早く勝たせて成長を促したい」と考えているようで、これまでもルメール、川田、ルメートル、ムルザバエフと上位クラスの騎手ばかり乗せてきたが勝ちきれず。
実は前走時も『ノーザンファームしがらき』で馬体を増やそうとしていたが、あまり増えなかった模様。追い切りでも攻めきれずに物足りなさを残す現状は変わっていなかったが、それでも馬券圏内を確保できたのだから能力的には上位と見ていいだろう。
そして今回は、減量の西塚を起用して新潟遠征。
「ワンペースで何かに負けてしまう個性ですが、放牧明けの前走時から体つきが良くなっています。ここもスタートが鍵だけど、外めからスムーズに先行できれば減量効果で押し切れるはず。何とか決めておきたいですね」と、陣営も力を入れている。
ちなみに鞍上の西塚は、今週から所属を栗東に変更。名実共に関西ジョッキーとなり、今後は藤原英厩舎のみならず関西有力厩舎との接点も広げていくだろう。そんな鞍上の渾身騎乗にも期待したい。
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4/21(日)京都4R 3歳未勝利
2024 -
馬連
970円
3連複
3410円
3連単
1万6950円
[1着]○ブラックサンライズ(3人気)
[2着]◎アンナバローズ(1人気)
[3着]△テイケイモハラ(6人気)
当社サイト内でも何度もお伝えしてきたが、辻野厩舎はかつての名門・角居厩舎を引き継ぐ形で開業。角居厩舎時代の腕利きスタッフ達も多く在籍しているため、今後の活躍に期待がかかる厩舎の一つだ。
そんな辻野厩舎サイドから、デビュー前の時点で「これは大物かもしれない」という話が出ていたのが⑭アンナバローズ。
昨年9/2新潟5Rでのデビューを迎える前、トレセンでの調教の動きが抜群に良かったようで「これは不安という不安がないんですよ。もしかしたら先々は大きいところまで行けたり……なんてことがあるかも」と、厩舎関係者は期待を膨らませていた。
そのデビュー戦は6着と結果が出なかったものの「あの時は後ろに居たゴールドシップ産駒のオトコ馬がめっちゃつっかかってきてさ。女の子のアンナからすれば『キャー!』って感じでちょっとパニックみたいになっちゃって……。さすがにあれで力を出し切れってのはかわいそうな話だったね」と、敗因は明確とのこと。
歩様の悪さから出走取消、長期休養を挟んだものの、この中間の関係者のトーンの高さは変わらず。「手術をして脚元の不安は一切なくなってるし、何より今は馬体が20キロぐらい増えていて、更に雰囲気が良くなっている。これは一発回答で決めておきたいね」と、かなり気合が入っている様子だ。
①ブラックサンライズの前走1/13京都5Rはハイペースを先行という厳しい形だった上に「道中で集中力を欠くようなところもあった」という話。その対策として今回はシャドーロールを着用。開幕週の馬場ならば先行力を存分に活かせるはずだけに、一気の巻き返しがあっていい。
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4/20(土)福島10R 尾瀬特別
2024 -
馬連
4660円
3連複
2万3330円
[1着]★ニホンピロハーバー(3人気)
[2着]◎クリオミニーズ(6人気)
[3着]△クリニクラウン(8人気)
「この衣替えは上手くいくと思う!」と関係者。ここ最近は暖かくなってきたので服の入れ替えを……という話ではなく、①クリオミニーズのダート転向が成功するのではないか、という話。
本馬はこれまで中央競馬ではダートのレースに出走していないのだが、初勝利を挙げたのは地方・園田のダート戦でのこと。園田では4戦2勝と勝ちあぐねるシーンもあったが、3着だった2022年11/30園田9Rの勝ち馬はワールドタキオン。中央へと再転入するとあっという間にオープン入りし、G3のエルムSでも2着に入った実力馬である。
更に言えば、当時の2着馬・ヒノデテイオーは現在中央の2勝クラスで何度も馬券に絡んでいる。『地方競馬でも負けたからダート適性が低い』のではなく『後に中央でも通用するレベルの馬と戦えていた』と考えるべきだろう。
厩舎サイドとしても「走るフォームなんかを見ていたらダートはまずこなせると思う。ハンデはちょっと背負わされた感じだけど(※トップハンデ)、それが心配にならないぐらい適性は高いと見ているからね。楽しみだよ」と非常に前向き。
芝のレースでは前目につけられる先行力や、コーナーをロスなく立ち回れる器用さを幾度となく披露。小回りコースを苦にするようなタイプでもなく、一発回答で結果を出せる算段だ。
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4/20(土)福島8R 4歳上1勝クラス
2024 -
3連複
2万9670円
栗東生まれ栗東育ちのベテラン記者
ビックボス堀江
[1着]★マスキュリン(2人気)
[2着]△エンジェリックアイ(7人気)
[3着]◎ムガ(8人気)
このコーナーでは少額でエエから押さえておきたい個人的な穴馬をご紹介。それが福島で使う⑤ムガですわ。
サイト内で再三紹介している福永祐一厩舎を筆頭に、今年開業の調教師たちは優秀な人間が多い。どうしてもユーイチばかりが一般的には採り上げられがちだが、その裏で「この厩舎もなかなか凄いぞ!」と事情通の中で評判なのは高橋一哉厩舎や。
テキはまだ38歳と若いんやけど、20代の頃から調教師試験を受け続けとった苦労人でな。しかも他の同期調教師と違って、彼だけは昨年暮れに試験合格⇒今年3月に即開業ということで、1年間の準備期間が無かったんよね。
たまに存在するケースなんでしょうがないんやけど、普通に考えるとなかなか不利な立場なんや。その1年間で他の厩舎で研修を積んだり、牧場を回って営業したり……というのができひんからね。
ところが、開業から1ヶ月少々で早くも3勝を挙げ、2着・3着も1回ずつ。つまり馬券に絡んだ馬は5頭居るんやけど、うち3頭が10番人気以下なんよ。それだけ“旨み”が大きい厩舎や。
調教内容の工夫であるとか、番組選びが上手いとか、開業してすぐなのに色々と頑張っとるんで、ぜひ名前を覚えておいていただきたいね。
馬の話題に移ると、2走前(2/25小倉12R)が約1年のブランク明けで6着敗退。爪の不安やら何やらで復帰に時間がかかり、正直仕上がりは微妙やった。ただ、勝ち馬との差はわずか0.3秒やし、道中が超スローペースで前残りの展開になったことを考えると、道中最後方からよく健闘したと言ってイイ内容や。
で、実はこの時は前まで居た厩舎(大根田厩舎)での出走。そこから高橋一厩舎に移ってきて、厩舎にとっての初陣でもあったのが前走(3/10中京6R)でな。この時は「試しにダートを使ってみます」くらいのノリやったみたいやが、結果は最下位。4角で挟まれる不利があったとはいえ、これは流石に適性の問題やね。
ということで、今回は転厩2戦目、かつ満を持しての芝戻しっちゅうことで、激走する下地がココ最近の中では一番ある状況と言える。厩舎関係者曰く「前走よりトモがパンとしてきて中間の動きが変わってきました。これはウチの厩舎仕様になってきたと言えそうですよ」と色気タップリに送り出されとるで。
福島が最終週の割にまだ馬場コンディションが良さそうなんで、仕掛けどころが難しい部分も正直ありそうなんやけど、現状のオッズ(午前11時時点で単勝16倍超・8番人気)で買えるんなら狙う価値十分と判断させてもらいますわ。
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4/14(日)阪神12R 4歳上2勝クラス
2024 -
馬連3点
1450円
3連複
7570円
3連単
3万3450円
栗東生まれ栗東育ちのベテラン記者
ビックボス堀江
[1着]◎エイシンレジューム(3人気)
[2着]★バトゥーキ(2人気)
[3着]△エムズマインド(9人気)
ワシの今日の注目レースは日曜の阪神最終。オッズが割れとる中で、狙いは⑫エイシンレジュームですわ。これは「上のクラスの方がむしろレースがしやすくなるタイプだろう」と厩舎周辺が盛り上がっとるで。
前走(3/23中京8R・ダート1400m)の1勝クラス戦は好位追走から直線では追い出しを待つ余裕を見せつつの完勝。2着馬とはハナ差やけど、その後ろは7馬身引き離しとったからな。
その時の鞍上は藤岡佑介やった。レース後に「早めに先頭に立つと気を抜くところはあるので、ギリギリまで仕掛けを待った分の僅差ですよ」と言っていたように、実はまだまだ余裕があったんよね。
しかも、当時の勝ち時計【1分22秒9】は、翌日に同条件で行われた2勝クラス戦(3/24中京12R)よりも0.1秒速い。その時点でこのクラスは即突破できる計算になる。現状、そのレースで3着やった①ヴィヴァンの方が売れてるんやから、なおさらエイシンの方が買う価値大と言えるやろう。
そんでもって、“このタイミングで……”と思われるかもしれないが、実は今回、鞍上は藤岡康太になる予定やと聞いていたんよね。
2走前に2着した時に騎乗していて、その次は兄貴にバトンが渡って勝利。そして今回、兄貴が中山で乗ることもあって再び弟へ……となるはずやった。
兄弟が揃って高く評価していた好素材、空白になった鞍上には小崎綾也が起用された。ココ数年、リーディング順位は伸び悩んでいるが、最近では福永祐一厩舎の調教担当として重用されているように騎乗技術には定評がある。ココはぜひとも渾身騎乗で応えてもらいたいところや。
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4/14(日)福島8R 4歳上1勝クラス
2024 -
馬連
760円
3連複
3730円
3連単
1万0280円
関西ジョッキーは「だいたい友達」
加藤
[1着]▲クリノグローリー(1人気)
[2着]◎インテンソ(3人気)
[3着]△ジャクソン(5人気)
今回の⑥インテンソは現場のあらゆる関係者が「勝ち星を自ら手放してしまったようなものなんだから、ここは失敗出来ない」と思っている一戦になるね。
前走2/11小倉8Rは最後の直線で馬が内ラチを飛び越えてしまい落馬・競走中止。かなり危ない落馬だっただけに、人馬共に無事だったのが不幸中の幸いだった。
で、無事だったから言えることではあるんだが……恐らくその前走って“勝ってた”んだよね。
というのも、結果だけを見ると勝ち馬ダノンボレロが5馬身差で快勝しているんだが、4コーナーや直線に入ってからの手応えはインテンソの方が遥かに良かった。「あのまま何事もなくゴールまで走り切っていれば、どう見てもそのまま押し切っていたと思うんだよ。本当、もったいない競馬になってしまった……」と、現場の某関係者もかなり悔しがっていた。
この中間は調教再審査の試験を受けなければならず、そしてその試験の鞍上がレースでも継続して手綱を執らなければいけないという状況。そこで指名されたのが角田大和。
これ、大和にとっては嬉しい場面だよ。「スムーズなら勝ってただろうって馬を任せてもらえたってのもそうだし『大和ならまっすぐ乗ってこられる』と思われていなければ、乗せてもらえないもんね。こりゃ陣営の期待に応えないとなー」との声も出ていた。
元はと言えば新馬戦ではムーアが騎乗していたように、デビュー当初からかなり期待されていた馬。大和とすれば、回ってきたチャンスをしっかりモノにして、今後の活躍に繋げて行かないとな。
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4/14(日)福島4R 4歳上障害未勝利
2024 -
馬連
560円
3連複
4010円
3連単
1万4980円
[1着]◎レッドバロッサ(2人気)
[2着]▲ゴールドブリーズ(1人気)
[3着]△トランシルヴァニア(6人気)
前々から「集中して走らないところがある馬なので、ガラッと条件を替えた方が良いと思う」と関係者が評していた⑪レッドバロッサ。今回は初めての障害戦。中間の練習からして走りが変わっているという話だけに、一変が見込めるところ。
しかもこの馬、とにかく障害飛越に対するセンスが高い。「ぶっちゃけ、障害試験のタイムは見た事がないレベルの速さだったよ」と関係者が評していたように、120秒以内の通過で合格の試験において、93秒9という破格のタイムをマークしている。一般的に栗東の障害試験は『100秒を切れば有望』とされているのだから、その基準を大きく上回った走りは優秀の一言。
厩舎サイドに詳しく話を聞いてみると「今まではどうしても不真面目なところがあったんだけど、障害を練習するようになってからは鞍上を頼るように変わってきたんだ。何個も障害を飛ばないといけないレースではジョッキーと息を合わせることも大事なことだし、その辺が上手く噛み合っているんじゃないかな」とのこと。
元はといえば平地で3勝クラスまで昇級した能力の持ち主。3勝クラスで大敗続きだったのも、冒頭の通り集中力を欠いて真面目に走っていなかっただけ。路線変更で馬のメンタルに変化が出たとなれば、入障初戦から大きく期待できる。
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4/13(土)阪神10R 天満橋S
2024 -
馬連
3510円
3連複
4820円
3連単
4万4160円
[1着]◎ロードラディウス(7人気)
[2着]▲ペプチドタイガー(2人気)
[3着]★タマモダイジョッキ(3人気)
一言でまさに“人気の盲点”。④ロードラディウスを狙いたい。
朝イチ時点で当レースの単勝1番人気は⑬ケイアイアニラ。確かに同馬は好タイムでの勝利や、展開に左右されない自在性の持ち主。後述する通り馬券の相手として信頼したい一頭ではあるが、同馬に7/8中京6Rで1秒近い差をつけて先着しているのが、他でもない◎ロードラディウス。
当時はかなりのハイレベル戦で、勝ち馬エンペラーワケアは今年根岸Sを勝利。2~5着馬までが全て3勝クラスまで昇級しており、順調なら全馬がオープン入りしても驚かない程の実力馬。ここでの半馬身差2着は大変に高い価値がある。
ロードラディウスは3勝クラスへ上がるまで少々時間がかかってしまったが、これはしばらく1400m戦へと出走していなかったことも影響している。確かに前進気勢が強く1200m戦向きの走りをしている馬ではあったのだが「クラスが上がってくると他の馬もスピードがあるからね。2勝クラスとか3勝クラスなら、1400mのほうが追走に余裕が出るのかも」というのが厩舎関係者の本音。
今回はケイアイアニラに約1秒の差をつけて先着した時以来の1400m戦。「1200mに使い続けてきたことで、距離を延ばす今回はポジションも取りやすくなること間違いなし。デキに関しては絶好調と言えるぐらいだし、馬群を捌ける(松山)弘平とのコンビも良い。連勝しても全然ビックリしないよ」と、担当者は自信を持っている。これが朝イチ単勝8番人気なら、配当妙味はバツグン。
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4/13(土)中山8R 4歳上2勝クラス
2024 -
馬連
1850円
3連複
4410円
3連単
1万8680円
[1着]◎ティニア(1人気)
[2着]★ニシノコウダイ(6人気)
[3着]△アップストローク(4人気)
「ユーイチ(福永調教師)もベタ褒めだった馬なんだから、そろそろこのクラスは突破してもらわないと困るよ」と関係者。叩き2走目で順当に良化している素質馬③ティニアが◎。
2歳時、デビューからの3戦では福永元騎手が騎乗。勝利は新馬戦での1勝のみであったが「まだまだ完成度は高くないのに、とにかく調教の動きはすごい。ゆくゆくは短距離馬になるんだろうけど、結構出世するんじゃないか」と高い評価が与えられていた。
その話通りに昨年からは1200m戦へと矛先を向けてきた。当初は「マイル戦ばかり使ってきたこともあって、最初は戸惑っていた。高速馬場向きって感じもしないから、馬場が合わなかったレースもあって……」と、なかなか結果が出なかったものの、同条件を使い続けることで着順を上げてきたように、徐々に距離に慣れてきた様子。
前走(3/24中山12R)では着順を落としてしまったものの、当時は鞍上の戸崎騎手サイドからも「多少余裕があった」というコメントが出ている。約4か月ぶりの実戦ということで100%のデキではなかった分だろう。
叩き2走目となる今回は状態面が良化。更に「フランケル産駒の外車(=外国産馬)っていう血統通り、この馬は基本的に道悪は鬼。見てみ、ここまでの2勝はどっちも稍重なんだよ。今の荒れた馬場はマッチすると思うんだ」というのが関係者の見立て。馬場状態も味方につけての変わり身に期待大だ。
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4/7(日)中山11R 京葉S
2024 -
3連複
1万2720円
[1着]▲シアージスト(1人気)
[2着]△ファーンヒル(9人気)
[3着]◎ジレトール(6人気)
関係者としても「悔いの残るレースになってしまった」というのが⑭ジレトールの前走(2/11小倉11R)。今回は“同じ轍は踏まぬ”という姿勢で様々な手を施してきただけに、要注目の一戦となる。
その前走はキャリアで初めての1200m戦。これまでに幾度となくハイペースでの好走を見せていたこともあり、距離を詰めての変身を狙っていたレースだが、道中の位置取りからして中途半端な立ち回りとなってしまっての敗戦。それでも勝ち馬との差はわずかに0.4秒だった。
引き続き陣営は1200m戦に対する適性の高さを確信しており、今回は走り慣れたダートの当レースを目標に設定。その上で「ああいう半端なレースはしたくない。とにかく思い切った競馬をしてスピードを活かしたいんだ」と、積極的な競馬が出来るために策を打っている。
まず、鞍上には剛腕の内田博騎手を配してきた。元々本馬は川田騎手とのコンビで活躍してきたように、腕っぷしの強いジョッキーとの相性の良さは確か。
更に中間の調教にも一工夫。「今まで坂路調教ではゴールに向かって速いラップを刻むような走りを心掛けていたんだけど、今回はテンからビュンビュン飛ばして行った。それでいて最終追い切りは自己ベストだからね。体調面は文句なしだよ」と、厩舎関係者も満足気な表情で語ってくれた。
この状況ならばどんな枠に入ってもまず好勝負と見ていたが、引き当てたのはなんと大外枠。ダッシュをつけやすい芝コースを最も長く走れる枠順を得たのだから、スムーズに前目のポジションを確保できるはず。これが朝イチ単勝7番人気なら、黙って買い。
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4/7(日)阪神1R 3歳未勝利
2024 -
馬連
360円
3連複
9180円
3連単
1万7300円
[1着]▲ジョウゲンノツキ(1人気)
[2着]◎ランランガール(3人気)
[3着]△ウィスピースノー(11人気)
今村騎手とのコンビでデビュー以来②②②着という⑧ランランガールは、今回も引き続き今村騎手が騎乗する。
一見すると当たり前の話に思えるかもしれないが「いやー、本当は(今村)聖奈はクビだったんすよ?ルメールを乗せる予定だったんですから」というのが、一般マスコミでは報じられていない真相である。
前走2/10京都3Rも【前日情報:ワンコイン馬券】で「そろそろ勝たせないとクビになるんじゃないか」という関係者の声をお伝えしていたが、当時も2着止まりだったことで、陣営はルメール騎手への鞍上強化を目論んでいた。ただ、そのルメール騎手がドバイで落馬負傷。今週の騎乗が不可能となってしまったため、今村騎手に戻ってきたという経緯。
「“棚ぼた”でもう一度乗れるだけだし、今度こそ取りこぼしたら乗り替わりでしょ。馬の状態は今までで一番良さそうだし、強気の競馬で押し切りたいね」と、騎手周辺からは気合に満ちた声が出ている。ただでさえ今年1勝と不調の今村騎手だが、本来であれば回ってこなかった鞍であるここは、文字通りの必勝態勢。
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4/6(土)福島8R 4歳上1勝クラス
2024 -
3連複
1万0920円
[1着]△ザアトム(2人気)
[2着]△グランファラオ(3人気)
[3着]◎オールスティール(5人気)
中央競馬では2ケタ着順ばかりの⑦オールスティール。新聞に掲載されるような表向きな情報だけでは厳しく思えるかもしれないが「前々から高い能力があるんじゃないかと期待していた馬が、まるで“別馬じゃないか”ってぐらい変身してきたんだよ」と、厩舎関係者は確かに色気を持っているのだから、要注目。
地方競馬へ転出する前も現在と同じ高橋康厩舎に所属していたが、当時は馬体重が450キロほど。「体質も弱かったから、思うようにビシビシと仕上げられなくてさ。馬体も増えなくて、すごく歯がゆかったんだ」と厩舎サイド。
ただ、休養を挟んだ後に笠松競馬で復帰したレース(11/7笠松1R)が前走比プラス30キロの482キロ。高橋康厩舎へ戻ってきた近2走も馬体は維持しており「見た目からしてパワーアップした。今はいかにもダート馬だって思えるぐらいの体になったんだよ」と、厩舎関係者も明らかな良化を感じている。
実際、前走3/2阪神8Rは見せ場たっぷりのレースぶり。先手を取り切るとしぶとく粘り、残り200mのハロン棒を通過するタイミングでは先頭争いを演じていた。
今回はその前走から250m距離を短縮しての1150m戦。「良いスピードを持っているだけに、減量ジョッキーを乗せられる時が勝負とも思っていた」と、このタイミングで永島騎手を配してきた点にも注目。
実戦では初コンビとなるが、永島騎手は高橋康厩舎の所属ジョッキー。調教騎乗で感触は確認しているコンビとあって、相性に不安はなし。能力を出し切る競馬さえ出来れば、ここで一変を果たす可能性は十分に秘めている。