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12/28(土)京都9R 春待月賞
2024 -
馬連
8830円
3連複
1万3870円
3連単
12万0310円
栗東生まれ栗東育ちのベテラン記者
ビックボス堀江
[1着]▲ニシキギミッチー(5人気)
[2着]◎アンジュフィールド(9人気)
[3着]○リジル(1人気)
今日は最終日っちゅうことで、攻めの堀江で行きたいと思いますわ。朝イチ(午前10時)時点で単勝9番人気、休み明け一発目の⑭アンジュフィールドや。
矢作厩舎の管理馬やで、このタイミングで復帰させるのは“リーディング争いの手駒を増やしたいから、無理やり使ってるのでは?”という風にも見えるんやが、関係者に取材したところ「本当は今月のアタマでも使えるくらいだったんですよ。そこから更に乗り込んできたんで、仕上がりはかなり良い部類です」という返答やった。
ま~、矢作厩舎の特徴は『使っていって良くなる馬が多い』というのが正直なところやけど、この態勢なら配当妙味も含めてイキナリから狙ってみたいモンやね。
今年は2戦しかできておらず、キャリアを通しても今回が8戦目と、この厩舎の4歳馬としては使い込まれていないというか、ケガがあったり成長が遅かったりでまだ完成しきっていない部分がある。そんな中でも、ちょうど1年前(2023/12/23阪神7R)で見せた逃げ切り勝ちが圧巻やった。
ただ、その時のレースはダート1800m戦やったけど、本質的にはもっとスピードが生かせる舞台の方が良さそうなんよな。その片鱗を見せたのが1400mに短縮した前走(8/17中京10R)で、この時自身が逃げて刻んだ前半3ハロンの時計が【33.7秒】。“オイオイ、芝かいな”ってくらいの超ハイペースで引っ張って3着粘り込みや。
揉まれ弱い馬っちゅうこともあって今回の外枠引きも絶好。押し切りに期待したいところやね。
強敵になりそうなのが⑤リジル。すでに現級はいつでも突破できるだけのパフォーマンスを示しとる。ただ、ココ最近は控える競馬であまり持ち味が生かせていないというか、本質的にはこの馬もスピードを生かして逃げ・先行の競馬をした方がエエようには思うんよね。
それは陣営も感じているようで、今回は鞍上を主戦の藤岡佑から岩田望にチェンジ。行かせたがっている雰囲気がある。その意味では◎本命馬との先行争いでかち合う可能性はあるが、スムーズなら“行った行った”の結果が大いにあり得るんとちゃうかな。
以下、関東馬の⑩ニシキギミッチーはココ最近ずっとゲート難を抱えているんやが、まともに出た時はこのクラス上位の能力は秘めとる。これも逆転候補の一頭に入れておこうか。
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12/22(日) 有馬記念 (G1)
2024 -
3連複
2万0850円
[1着]★レガレイラ(5人気)
[2着]△シャフリヤール(10人気)
[3着]◎ダノンデサイル(2人気)
今年の有馬記念……否、今年の秋以降におけるCHECKMATEのスタンスは一貫している。何せ一般マスコミや世間がドウデュース一色ムードであったにもかかわらず、【山川レオの予想講座・有馬記念編】でフィーチャーしたのは『3歳世代のレベル』であった。
3歳馬に目をつけたのは有馬記念に限った話ではない。ジャパンCでは3歳馬◎シンエンペラーから買い目を公開し馬連1点目1510円&3連単2万2390円的中を含む完全的中。牝馬のチェルヴィニアが上位人気に推されていたが“3歳牡馬”のレベルの高さに注目し、的中をお届けしてきた。
各レースを線で繋げば、結論はシンプル。3歳牡馬は強い。
有馬記念の本命◎は①ダノンデサイル。ダービーでは東京芝2400m戦史上最速記録である、上がり1000m=56秒8の決着を完勝。文字通り世代の頂点へと登り詰めた存在。
しかも当時は、お世辞にも好調とは言えなかったという。「テキ(安田翔師)のアニキは助手をやってるんだけど、レース直後から泣いちゃうぐらい喜んでたね。でも、テキはずっと険しい顔。もちろん勝ったことは嬉しいけど、それ以上に馬の様子を心配しなければいけないような状態だったんだ」と関係者。
関係者が夢を追ってメイチもメイチに仕上げるレースであるダービーを、不安を抱えながら、しかも史上最速記録をマークしての完勝。我々が本馬を評価しているのは“ダービー馬”だからではなく、底知れない能力の高さを披露しているからだ。
菊花賞では道中で動けないポジションにハマり込んでしまい、不完全燃焼に終わってしまったが、とにかく本馬の陣営は“先を見据える”ことが上手い。
それこそ皐月賞では、ゲート裏まで辿り着いていながら、鞍上の判断で競走除外という選択をとった程。ダービーにしても、1週前追い切りを終えた時点ではデキが上がらず「(出走するのを)やめてもいい」と鞍上・調教師が考えていたほど。一生に一度の大舞台を目前にしても、馬本位で居られる点が確かな強み。
今回は菊花賞の8日後には早くも有馬記念への参戦を明言し、当レースに向けてじっくりと調整。有馬記念の開催は年末とあって、他馬陣営の中には「連戦したけどデキが落ちてないからもう一つ使う」「使い分けの整理ができたのでゴーサイン」というパターンも散見されるが、ダノンデサイルにはそういった不安要素は皆無。
今年はドウデュースの出走取消という大きなアクシデントがあったが、既にサイト内でもお伝えしてきた通り、それも大事をとっての選択。
もちろん、この選択が正解であったか否かは、神のみぞ知ること。レース当日には症状が治り、問題なく走れたかもしれない。
しかしそれは“タラレバ”だ。人にも馬にも“先”がある。ドウデュースは種牡馬生活という“先”を見据えて大事をとった。
ダノンデサイルが皐月賞を回避した英断は、ダービを勝ったからといって意味を無くした訳ではない。「むしろ見据えていた“先”ってのは本来、ダービーよりももっと後だったと思うんだ。上手く行ってダービーを勝つことができたけど、もっと先の大舞台でも活躍できる馬であるように、無理はさせないようにしたんだ」と関係者。
この有馬記念もまた、皐月賞を回避した英断が線として繋がる時なのだ。
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12/21(土) 阪神カップ (G2)
2024 -
馬連
2870円
3連複
1万4090円
3連単
6万5240円
[1着]○ナムラクレア(1人気)
[2着]◎マッドクール(6人気)
[3着]△オフトレイル(9人気)
「去年の12月は香港にチャレンジしてきたぐらいの馬だからね。日本のレースに使う以上は結果が欲しいよ」と関係者は強気。久々の1400m戦となる⑪マッドクールだが、陣営はこの距離に対する適性の高さを全く疑っていない。
何より、陣営はかねてから「高速決着にも対応している馬ではあるんだけど、本質的にはタフな馬場の方が合っているタイプだよね」と評していた。欧州・アイルランド産の本馬は確かなパワーを備えており、国内で道悪のレースへ出走した際は2戦2勝。しかもその内の1つは、重馬場だった今年の高松宮記念(1万0020円的中)だった。
近走での敗戦はそんな本馬の個性を踏まえると、苦戦を強いられてもおかしくないだけの要素があった。前走のスプリンターズSでは高速馬場かつ大逃げする馬が居たため凄まじいハイペースに。鞍上サイドから「抱えるところがなかった」とコメントが出ていたように、道中で脚を溜めることができず。
また、地元勢が強力な香港国際競走もペースは速くなりがち。これらのレースで結果がでないことは致し方ないことである。
今回はロングラン開催のため芝コースが使い込まれた京都競馬場で、更に距離も1400m戦へと延長。「この馬のタフさを活かすには丁度いいシチュエーションだと思っているんだよね。これで一雨降ってくれるようなことがあればなお良かったけど、雨がなくても馬場は荒れてる。ここはイイトコだと見ているんだ」と関係者。変わり身に期待大の一戦。
ルメール騎手を配してきた⑯ナムラクレアも大チャンスだろう。一瞬の加速力が武器である本馬は、鞍上が一気に脚を使うような乗り方をすると伸びきれないタイプ。「ルメールがすごいのって、追い出しを待って周りを見ていける部分だと思っているんだよね。いかにもクレア向きのジョッキーだと思っているし、今回は相当期待しているんだ」と厩舎関係者。
元々は来春の高松宮記念へ向けての調整を予定していたところ、あまりにもデキが良いとのことで当レースへ参戦を決めたという経緯もある。状態面は文句なしと言えそうだ。
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12/8(日) カペラS (G3)
2024 -
ワイド
1700円
ワイド
2580円
3連複
1万3620円
[1着]▲ガビーズシスター(1人気)
[2着]△クロジシジョー(7人気)
[3着]◎ジレトール(9人気)
昨年は2/5東京10Rで5万3920円的中、今年も4/7中山11Rで1万2720円的中に貢献している④ジレトール。この2戦での的中に深く関わっていた某関係者からしてみると、今回のカペラSは“買い”だという。
元々ジレトールは先行押し切りがスタイルで、若駒で逃げることを躊躇しがちな川田騎手が早くから積極的な競馬をしていた存在。「それだけ高い速力があるってことだよね」と関係者が話すように、現在は海外でのレースを含めG1級の活躍を見せているリメイクとも小差の争いを見せていた。
ただ、今年に入って主戦場を1200m戦に切り替えると、差し馬にモデルチェンジ。「上手く行きましたよね。前に行こうとすれば行けるだけのスピードはあるけど、この距離だったらそれをレース後半に発揮した方が結果に繋がりやすい。今までと違う競馬にサクッと対応するんだから、やっぱり良い馬ですよ」と厩舎サイドの評価も高い。
国内外でG1のある今週は鞍上選びの難しいタイミングであったが、末脚を活かすスタイルが得意な大野騎手も確保。カペラSはスピード自慢が集結してオーバーペースとなることもあるレースだけに、直線で鋭く脚を伸ばすシーンに期待したい。
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12/7(土)中山7R 3歳上1勝クラス
2024 -
馬連
1060円
3連複
6120円
3連単
2万0490円
[1着]◎オルノア(1人気)
[2着]▲パンジャ(4人気)
[3着]△ラパンラピッド(6人気)
今週は中京にもオルノアに向いてそうな番組(日曜中京7R・牝馬限定の芝2000m戦)があって、そっちの方が出走させやすい状況やった。何故なら、関東圏のレースの下級条件戦には『自ブロック制』が敷かれている関係で、1勝クラス戦はフルゲート割れじゃないと関西馬は出走できひんからや。
ところが、最終的にこの土曜中山7Rはフルゲート16頭ぴったりの出走で、かつオルノアが計ったように滑り込んでいる。
※大物関係者も絡む極秘情報につき詳細は非公開とさせていただきます
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12/7(土)中京10R 鳴海特別
2024 -
馬連
1120円
3連複
5620円
3連単
2万4530円
[1着]◎スナークラファエロ(2人気)
[2着]▲アルファヒディ(3人気)
[3着]★シャパリュ(4人気)
実に7か月半の休み明けとなる⑤スナークラファエロだが、長いブランクがあるにもかかわらず厩舎サイドは強気。「この馬は“ありがちなパターン”じゃないね」と、直接馬を見ているからこそ強調可能なポイントがあるという。
そもそもなぜ本馬の休養が長引いたかというと、この中間に去勢手術を行なっているから。「テキ(調教師)が『尋常じゃなかった』って苦笑いするぐらいイレ込む馬でさ。さすがにこのままじゃキツいってことでセン馬にしたんだよね」と関係者。
一般的に去勢手術を行うと、ホルモンバランスが崩れることもあり馬体の張りが失われるケースが多いという。そのため、去勢明け初戦は関係者が慎重なスタンスとなりがちなのだが、冒頭の通り本馬はその“ありがちなパターン”には該当しなかったとのこと。
「馬体の張りに関しては何も文句なしってレベルだし、コワモテな野中先生も実際に体つきを見て褒めていたぐらいだからね。肝心な気性面のもしっかりと改善して落ち着いているから、コイツは復帰一発目から良い仕事をしてくれると思ってるんだ」と、厩舎サイドのトーンも高まる一方。
春に当舞台で1勝クラスを勝ち上がった際には(3/9中京6R)、既に3勝クラスへと昇級しているロジアデレードを完封する素晴らしいレースを披露。能力的にも2勝クラスは楽に突破できるレベル。
それでいて某専門紙では[△▲△・○▲▲]と、トラックマンからの本命印はなし。朝イチ段階では少々単勝馬券に買いが入ってしまっているが、馬券は復帰初戦にこそ旨みアリだろう。
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12/1(日)中山11RラピスラズリS
2024 -
馬連
1980円
3連複
4120円
3連単
1万8610円
[1着]◎ペアポルックス(1人気)
[2着]△ナナオ(5人気)
[3着]△ウインモナーク(3人気)
「京阪杯に出したかった……」
「まともならもう重賞を勝てているレベルだよ」
「今回の勝ち祝いはどこでしようか!」
現場で出ている⑨ペアポルックス絡みの声は、揃いも揃って強気なものである。
それもそのはず、近2走については厩舎関係者が口を揃えて「まともなら勝っていた」というレースぶり。G1裏にもかかわらず、本馬目当てで岩田康騎手が中山に遠征しているように、鞍上サイドとしても“結果を出せる馬”と身をもって実感しているのだろう。
簡単に近2走を振り返ると、2走前のオパールSは直線でなかなか進路を確保できず差し損ねる競馬。
脚色を考えると、スムーズならまず勝ち負けだったであろうが、その当時の勝ち馬が後にG3京阪杯を制すビッグシーザー。この力関係を考えると、ペアポルックスが京阪杯に出走していれば勝ち負けになった可能性が高い。
前走のみちのくSは出遅れて万事休す。負けて強しの競馬はしているのだが「ゲート内で馬の顔を横に向けるとか、できることはまだあったかもな……」と、関係者はとにかく発馬を悔やむばかり。
今回は枠内での対策も行うということ。ここを勝てば、来春の高松宮記念に間に合うローテを組むことも十分に可能。陣営はとにかく結果を出すことしか考えていない。