先週のスマッシュヒット!

来週は3冠競走トライアル!「関東馬はご愁傷様」というレースも!?

先週のスマッシュヒット!

今週も重賞担当の山川がお伝えしていく。

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来週は東西でG1のトライアル!

秋競馬も2週目。いよいよ秋華賞菊花賞といった、3歳世代3冠目のレースに向けてのトライアル重賞が行われる。

日曜は阪神でローズS。月曜は中山でセントライト記念だ。

日曜のローズSに関しては俺のページで独自に特集を作成させてもらった。阪神で行われる今年は“アレ”がほぼ100%という異例の状況となっていることにまずはフォーカス。

その上で、ルメール騎乗で人気も集めそうなブレイディヴェーグという馬に少々気になる材料があるんだよな。詳しいことはぜひこのページ内を見ていただきたい。

ここで採り上げたいのはセントライト記念の方だ。菊花賞に向けてのトライアルで、今年は皐月賞馬のソールオリエンスを筆頭に17頭が特別登録を行っている。

■セントライト記念・特別登録馬
馬名性齢調教師
アームブランシュ牡3竹内正洋
ウィズユアドリーム牡3吉岡辰弥
ウイニングライブ牡3金成貴史
ウインオーディン牡3鹿戸雄一
エンライトメント牡3斎藤誠
キングズレイン牡3手塚貴久
グリューネグリーン牡3相沢郁
コスモサガルマータ牡3梅田智之
コレオグラファー牡3高柳大輔
シャザーン牡3友道康夫
シルトホルン牡3新開幸一
シルバープリペット牡3松山将樹
セブンマジシャン牡3高野友和
ソールオリエンス牡3手塚貴久
ドゥラエレーデ牡3池添学
フレーヴァード牡3大竹正博
レーベンスティール牡3田中博康

やはりここで注目を集めるのはG1勝ちのあるソールオリエンスだろう。関東の関係者とも連絡を取ったが、この中間はかなり成長が見られるという話。元々春シーズンは、乗っていた(横山)武史も春は「まだまだこれからの馬」と評価していただけに、ようやく本格化が見えてきたということなのだろう。

ただ……な。セントライト記念を使う時点で、関東馬は「ご愁傷様」という感じなんだよ。

俺がここで触れておきたいのは、次の菊花賞の話である。

過去10年、京都で行われた菊花賞ではセントライト記念からの転戦組が41頭出走している。その内馬券に絡んだのはたったの4頭だけ。関東馬に限れば、20年のサトノフラッグ1頭しか馬券に絡んでいないんだよ。

関東馬がセントライト記念に出走した時点で、次の菊花賞は“ほぼアウト”という状況なのである。これは菊花賞を予想する際に絶対に見逃せない材料なので、しっかり覚えておいてほしい。


恐らくライトなファン層や一般マスコミは、目の前のレースの馬券のことしか考えていないと思うんだが、競馬というのは『線で見る』ことが大切。赤崎さんも言っていたな。

セントライト記念の関東馬は確かに強そうに見えるが「こいつら、次の菊花賞じゃ用無しなんだよな」とわかっていれば、また将来的な馬券の楽しみというのも出てくるからな。


ちなみに、セントライト記念を勝って菊花賞に向かう馬にはまるで呪いでもかかっているかのような成績で、過去10年でこの臨戦過程を踏んで好走したのはキタサンブラックだけだ。あれはかなりのスーパーホースだったからな。そんな馬しか好走できないってことを忘れずにおきたい。

正直言って、今週の競馬はかなり悔しい結果に終わったレースが多かった。新たな課題も見つかった。ただその一方で「ここを改めていけばまた巻き返せる」という点が見つかったのだから、そこを注意して巻き返していきたい。

また重賞に関して言えば、8月~9月は毎週のように万馬券の的中を仕留めている。

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今週の2つの重賞はもちろんのこと、以降にはG1シーズンだって待ち構えている。来週以降もぜひ我々の公開する情報にはお見逃しのないように、お願いします。

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