単勝205倍の超大穴が相手の大本線に!?買えた理由を詳しく説明します!


ども。今週はわたくし加藤がお送りいたします。
さてさて、今回のテーマは日曜阪神4Rについて。
「え?G1じゃなくて、中山でもなくて、阪神の午前中のレース!?」
と思われた方も居るかもしれないが、まあまあ焦るでない。G1に関してはページ下部で振り返るし、そもそも馬券ってのはG1だけで売っているわけじゃないからね。むしろこういうG1裏の午前中にこそイイ馬券があったりするんだよ。
こんな風にね!
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(シルバーランク以上の方限定)
[10月1日(日)阪神4R]
◎メイショウコガシラ(4番人気)
★ヒルノデプラーツ(11番人気・単勝205.1倍)
△カレンマックナイト
3連複:3万2730円的中
1番人気のジョヴィアンって馬がぶっ飛んで(これ、関係者から危ないって話聞いてました)、なおかつ2着に来たのは単勝205倍という文字通りの大穴ヒルノデプラーツ。現場に居たスタッフは「なんだこれ……」「買える要素ないよ」と頭を抱えている一般ファンの姿も見たとのこと。
まあ確かに単勝205倍、冒頭の画像の通りに某専門紙の印もほぼほぼ無印。一見すると馬券を買うには難しいように見えるかもしれないが……本当にそうか?
笠松での内容に見どころあり
ライトなファンはもちろん、中央競馬のことばかりに注目している一般トラックマンなんかも、地方競馬の戦績だけを見たってきっとよく分からんままで終わりだろう。この馬に関しては地方競馬での所属先は笠松競馬。「なんとなくレベルが低そう?」と思ってたりしたんじゃないかな。
ただ、オレたちはその笠松でのパフォーマンスもちゃんと精査している。更に言えば、オレは競馬界の中でも笠松競馬の専門家みたいな人と繋がっていて、レベルの高かったレースを含め様々な話を聞いているんだよね。
このヒルノデプラーツで言えば、12/2笠松8Rの内容はオレも関係者も認める好時計(1分29秒8)。
12/2に行われたダート1400m戦で1分29秒台をマークしたレースは2例しかないんだけどさ、もう一つのレースを勝った馬がブロードリーチって馬なんだよ。
そのブロードリーチって馬、どうなったと思う?
中央に転入してきて、今年3月に中京で1勝クラスを一発で勝ち上がってるんだよ。これと遜色ないタイムで走ってるんだから、ヒルノデプラーツもそりゃ1勝クラスでは勝負になるよな。
ちなみに12/2笠松8Rの3着馬がユイって馬。こっちも中央に帰ってきていて、今夏の札幌での1勝クラスで2度の2着がある。こういう諸々の力関係をちゃんと洗ってみると、ヒルノデプラーツが単勝205倍だったのってすさまじく美味しいことだと思うんだわ。
近2走の⑦⑦着って悪くないぞ?
ヒルノデプラーツは中央への再転入後が⑦⑦着という戦績だった。「中央競馬じゃ足りないよな~」と着順を見て馬券から切った人も少なくはないんだけど、ここ2走の内容は決して悪くない。
7/29札幌8Rは8カ月近い休み明けでマイナス20キロ。シンガリ負けとかそういうレベルでもおかしくない臨戦過程だったんだが、しぶとく脚を伸ばして7着。どうかんがえても完調ではない中で大きく負けなかった辺り「その内仕事するかもな」と思っていたんだよね。
で、実際に2走目の8/13札幌12Rでは勝ち馬との差を0.6秒差まで詰めてきた(2走前は1.9秒差)。ただこの時に関係者は「中央の流れだと小回りの1700mは忙しいかもな」と話していたんだよね。たしかに、1700m戦は1400mとかでも走れるようなスピード型の馬も多いからね。もうちょっと持続力を活かせそうな1800mの方がいいってのは、オレも同意見だった。
そして今回が阪神ダート1800m戦よ。長く脚を使う必要のある舞台でしぶとさが活きたんだよね。実際見てみてよ。上がり3ハロン38秒3って、中央再転入後の3戦で一番遅い数字だよ。なのに今回のレースならばメンバー中2位。ようやくこの馬に合う舞台に使えたってわけだ。情報通りの変身だったんだよな。
ここまで読んでもらえると「たしかにヒルノデプラーツって全然買える馬だったかもしれない」と思うでしょ?中央競馬はもちろんのこと、地方競馬に関する情報収集、そして能力分析も行っているからこそ浮上してきた馬。
今回は相手の3点目までプッシュしていたので、馬連や3連単といった馬券に落とし込めなかった点が痛恨ではあるものの、あらゆる場所と繋がりを持って情報収集をしていれば、こういう馬を本線で買うこともできるんですよ。
スプリンターズSは関西馬が上位独占!
では最後にスプリンターズSについて。まあこっちはヒルノデプラーツみたいな超大穴が走ったわけでもなく、比較的平穏な決着だったから、あくまで軽くね。
まずは、秋最初のG1もやはり
“西高東低”
だったね~ってところ。
2着マッドクール
3着ナムラクレア
4着ジャスパークローネ
5着メイケイエール
⇒掲示板圏内全てが関西馬!
そもそも今年のスプリンターズSで言えば、単勝7番人気までが関西馬だったんだよね。そもそも関東馬は馬券すらあまり売れていなかった。今後のG1や重賞はもちろんのこと、東西入り混じっての争いになるレースでは、関西馬に注目すべきってのが不変のテーマだろう。
そして勝ったのは、オレが週中の記事で“スプリンターズSにおけるポイント”と評していたママコチャだった。何を書いていたかというと……
(池江寿/川田)
このスプリンターズSのポイントが、鞍上配置の問題だったんだよ。トウシンマカオ、ママコチャという2頭の有力馬に乗ってきたのが鮫島克駿なんだが、どうもトウシンが鮫島から騎手を替えたいという話が入り。一方でママコチャ側からすれば鮫島は普通トウシンに乗るもんだと思っていた訳だから、他の騎手を探していたって流れ。
最終的にはトウシン=横山和生、ママコチャ=川田将雅という配置になり、鮫島克駿はなんと阪神に居残り。トウシンは体調が整わず出走を回避したが、まあなんというか各陣営が「ここで結果を出したい!」と考えているからこそ、鞍上強化に踏み切ったってことは伝わったかと思う。
中でもママコチャは川田将雅を抑えてきた訳だからね。「今の短距離戦線ならG1でも台頭してくるって、前々から川田サイドも見ていたみたいでさ。このタイミングで乗れるのは相当ラッキーだと思っているはず。これは一層気合入れて乗ってくるんじゃないかね」と関係者も話していたよ。
こんな感じ。あの川田将雅が4角で大味な立ち回りをして先頭に並びかける競馬をしたように「結果を出せる手応えがあるから勝ちに行く」というレースだったよね。騎手情報、やっぱり大事でしょう!
まあでも、個人的にはもうちょっとペースが流れて負荷のかかる競馬を見たかったなとも思うな。前半3ハロン33秒3は最終週の芝とすればそこそこ流れたとも言えるが、内枠だったテイエムスパーダが早々と引いたこともあって、G1とすればハイペースとは言えないような流れ。
短距離戦線で大成するには、ちょっとぐらいキツイ流れを耐えてこそというところはあるからね。先々を考えるともっと中身の濃いレースを見たかったというのが本音ではある。短距離戦線の更なるレベルアップに期待してきたいね。

日曜は未明に阪神で大雨が降った事もあって、急激な馬場悪化で紛れてしまったレースもあってね……天気のことばかりは人がどうこうできるものではないから仕方ないが、オレ達としても準備できることはあったはず。そういう意味で悔しさの残るレースもあったからね。
来週からは東京・京都。言うまでもなく東京コースは広いし、京都は開催日数が少なくて馬場が綺麗。どちらも紛れづらく獲りやすいという舞台になるはずだから、期待大だね。来週以降もお楽しみに!