“当日一番”と“穴情報”でヒットを仕留めるも、山川は反省の気持ちが強いようで……(来週開始・G1シーズンに関する大事な話もあります!)
今週は山川が担当いたします。ページ後半では俺の専門分野である重賞、そしてG1の話もしているので、最後までしっかりお読みいただきたい。
秋競馬3週目の今週は全国的に天気が不安定で、中山も中京も雨が降るような時間があったな。特に中京は使い込まれた芝コースにダメージが蓄積されており、各騎手も馬場バイアスを読み解くのに苦労していた印象。
そんな中京芝のレースで“当日一番”のレースをしっかり仕留めたぞ!
(※シルバーランク以上限定)
[9月22日(日)中京10R]
◎ロードフォアエース
○ミルトクレイモー
▲ツインクルトーズ(5番人気)
馬連1点目:670円的中
3連複:2160円的中
3連単:1万6810円的中
◎ロードフォアエースに関しては騎手情報班がナイスな情報を入手していたんだ。実際に公開したテキストを一部引用すると……
短距離路線へ切り替えてからは全く底を見せていない⑫ロードフォアエース。連続騎乗となる川田騎手サイドとしても本馬に対する評価は高く「この路線なら重賞が狙える」とまで評している存在だ。
これだけでも、ロードフォアエースという馬の今後の動向が気にならないか?まだ3勝クラスの身ながら、辛口な川田サイドから“重賞”というワードが出てきたんだ。どれだけ高い能力があると感じているのかって話だろう。
今回は3馬身以上の差をつけられての2着に敗れてしまったものの、今日のところに関しては力負けというよりも、馬場状態と鞍上のマインドの差ってところだろう。
というのも、日曜の川田将雅は徹底的に芝のレースで馬場の内目を避けていたんだよな。このレースもコーナーの時点で大きく外に出していて、内ラチから5、6頭分は外を走っていたんだ。
一方で勝ったミルトクレイモーは内ラチをピッタリと回ってくる形。3着のツインクルトーズにしてもロードフォアエースよりは内を通って追い上げてきたように、上手く距離ロスを抑えながらの競馬をしていたんだよ。
結果的には、川田が思っていたよりも馬場の内側は悪くなかった、というところだろうな。その前のレースでも内を空けた分だけ差し届かずというレースがあったように、今日は馬場状態と乗り方がイマイチ噛み合っていなかったようだ。
それでいてロードフォアエースは2着に踏ん張った。この内容を踏まえても、やはり3勝クラスで留まるような器ではなさそうだな。もう少しシンプルな馬場ならもっと惜しい競馬になっていたはずだし、力通りならすぐにオープン入りを決めてくるはず。
今回万馬券的中に貢献したという仕事をしてくれたのもよかったが、今後も要注目と言える存在だぞ!
それから、ゴールド会員様限定のレースでもきっちりヒットを仕留めたぞ。
(※ゴールドランク限定)
[9月22日(日)中山12R]
◎ルクスメテオール(4番人気・単勝14.7倍)
○インビンシブルパパ
△ショウナンアビアス
馬連1点目:1170円的中
3連複:2710円的中
3連単:8410円的中
このレースのテーマは関東馬・○インビンシブルパパの存在だろう。ルメール騎乗ということもあって、最終的な単勝オッズは1.4倍。関東の専門紙記者もほとんどがこの馬に重い印を打っていたようだな。
そんな一本被りの関東馬が居るものの、実は栗東から【勝負の関東遠征】で臨む情報馬が居たんだ。それが関西馬の◎ルクスメテオール。
前走6/22東京9Rでは、左回り・1400mへの距離延長という2つの要素が合わずに大敗。巻き返しを狙う今回は「前回のようなことはないようにしないと!」と、陣営にとってかなり力の入る一戦であった。
本来は単勝オッズが一桁(9.9倍以下)になるような馬であったはずだが、今回はインビンシブルパパの存在もあっていつも以上に妙味ある存在へと変身。その上で『インビンシブルパパ相手でも勝算あり』のジャッジを下せたとなれば、勝負を打つ他ないだろう。
実際のレースでは、4コーナーで◎ルクスメテオールが唸るような手応えで○インビンシブルパパに並びかけるアツイシーンが見られた。結果的には仕掛けが強気すぎたこともあってインビンシブルパパの先着を許してしまったものの、きっとこのレースを見られていた方は「インビンシブルパパが負けるかも!」と思ったはずだ。
配当的には派手なものにはならなかったが、馬連1点目1170円ってのは美味しいオッズだったな。
馬連には購入割合を併記しているのだが、今回の1点目は45%指示。仮に馬連の資金を1万円とすると、4500円購入×11.7倍=5万2650円の配当がゲットできたことになる。
圧倒的1番人気が居るから勝負を諦めるのではなく、そんな人気馬が居るからこそ勝負をするというのも、大事な馬券作戦なんだ。
さて、最後に重賞の話を。今週は東西いずれも重賞は悔しい結果に終わってしまった……。
2着★ジューンテイク
3着◎ショウナンラプンタ
◎が2着なら3連単439.6倍的中……
(3連複6000円は的中)
2着△アウスヴァール(10番人気)
3着△リカンカブール(12番人気)
4着◎サヴォーナ
提供買い目の3連単は◎○の軸2頭マルチ
→◎が3着なら3連単252.1倍的中……
どちらのレースも『あと一つ着順が上がっていれば……』という結果になってしまった。軸馬が大敗したとか、無印の馬が上位に入ったとなればまた話も変わってくるが、人気薄の伏兵もマークしていながらあと一歩で万馬券的中が逃げてしまっただけに、なんとももどかしい気持ちだ……。
当然、これは俺自身のチョイスにも反省がある。
神戸新聞杯に関しては、オールカマー同様の◎〇軸2頭マルチの形を取っていれば、3連単3万7390円的中に繋がっていた。
オールカマーの方は、レーベンスティールを本命に指名する手もあった。何せ、界隈で『天皇賞(秋)でこの馬にルメールが乗っているかも』と言われていた馬だからな。関東馬ながらこちらから勝負する手は十分にあったと言える。
(レース後のルメールのインタビューを見たか?何度も『G1レベル』と発していたのは、つまりそういうことなんじゃないかね)
我々は券種や購入方法など、馬券を勝負するにあたって様々な選択肢を持っている。その時々によって、最善の選択ができるように努力するしかない。ぜひ来週以降も注目し続けていただければ幸いだ。
さあ、来週からはG1シーズンがスタート!大事な2つのことを伝えて終わりにしよう。
特にスプリンターズSは、俺の“とっておき”が出走してくるからな。今週末の競馬を踏まえて、また情報班からの報告を聞き入れて、更に自信度が深まった一戦。是非とも結論にご期待いただきたい!
何せ、G1が行われると一般マスコミやライトなファンはどうしてもそちらに注目しがち。G1裏で勝負をかける陣営の本音がいつも以上に表に出づらくなる時期とあって、美味しい配当にありつける大チャンスなんだ。
要するに、来週からはもっともっと盛り上がるシーズンが始まるってこと。引き続きよろしく頼むぞ!