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今週から再びG1レースが再開。まずは京都競馬場にてエリザベス女王杯が開催される。
当レースは1996年以降は基本的に京都芝2200mにて行われている。基本的に中央主場と呼ばれる競馬場(東京・中山・阪神・京都)は最後の直線に上り坂が設置されているコースが多いものの、この京都は最後の直線が全くの平坦となっている。
そのため、エリザベス女王杯では先行馬が波乱を巻き起こすシーンがあるんだよ。
中でも当時のレースを見ていた方々からすると“忘れられない一戦”となっているであろうレースが2009年。単勝11番人気のクィーンスプマンテと単勝12番人気のテイエムプリキュアが後続を離しての先行策を打ち、あれよあれよとそのまま2頭でワンツー。馬連10万2030円という大波乱の決着となったんだよな。
当時の1番人気はまだ追い込む競馬ばかりしていたブエナビスタ。慌ててロングスパートを仕掛けたものの、時すでに遅しで差し損ねての3着であった。
そして、昨年も1番人気に推されたレガレイラが、後方からいつも通り運んだ結果、前が詰まって仕掛けが遅れ、5着に敗れている。後ろから運ぶ馬は、そういった不利も付き物なんだよな。
そして勝ったのは、4角2番手だったスタニングローズ。そして2着には、激走情報をすっぱ抜いた、オレの大本命馬◎ラヴェル(12人気)が入り、3連複4万4140円、馬連1万6020円、ワイド3620円と4630円の大的中をお届けしたよな。
もしかして今年も先行馬が残っての波乱があるんじゃないか!?まずはこの点からしっかりとチェックしていこう!
大波乱も起きたことがあるエリザベス女王杯。そもそも『先行馬を積極的に買うべき』というレースであることをご存知だろうか。
簡単な話が、『4角3番手以内の馬を買い続けるだけで、単複共にプラス回収になる』という状況なんだよ。勝ち切れている馬の数はそう多くないかもしれないが、先行馬の好成績ぶりを見るに“前有利”というレースであることは間違いないよな。
実際、ここ最近も京都芝2200mのエリザベス女王杯では先行粘り込みで馬券に絡んでいる馬が毎年のように出現している。
24年(3人気)①着スタニングローズ
23年(3人気)③着ハーパー
22年(※阪神開催)
21年(※阪神開催)
20年(※阪神開催)
19年(7人気)②着クロコスミア
19年(1人気)③着ラヴズオンリーユー
18年(9人気)②着クロコスミア
17年(9人気)②着クロコスミア
16年(12人気)②着シングウィズジョイ
15年(※該当なし)
14年(1人気)②着ヌーヴォレコルト
13年(6人気)②着ラキシス
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前述の通り09年には11番人気クィーンスプマンテと12番人気テイエムプリキュアがワンツー。前々で進めている馬が人気関係なくそのまま粘り込むというパターンが、京都では毎年のように見られているんだよ。
更に今年の場合、1番人気に推されるであろう馬は昨年に続きレガレイラである。
緩かったトモが強化されたことにより、徐々にスタートが安定してポジションを取れるようになってはきているものの、それでも中団から直線勝負という競馬が目立っているよな。
そして何より不安なのは、鞍上の戸崎圭太騎手だ。今年のリーディングトップを走っている日本を代表するジョッキーにも関わらず、実は京都のG1での成績がなんと……
中央に移籍してから13年。G1を幾つも勝ってきたジョッキーだが、なんと京都でのG1は勝ったことがないんだ。直線が平坦な上に、4コーナーでは下り坂もある京都で行われるG1を勝つってことは、簡単ではないってことだよな。
それだけに、今年も波乱の余地は大きいと言えるだろうな。
lecture 2
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目黒記念(G2)
馬連3560円的中
3連複1万8500円的中
3連単7万9580円的中
◎アドマイヤテラ(1番人気・1着)
○スティンガーグラス
▲マイネルカンパーナ
★マテンロウレオ
△ホーエリート(6番人気・2着)
△マイネルクリソーラ(9番人気・3着)
今年は宝塚記念が前倒しとなったことで、例年のような“宝塚の前哨戦”ではなく、秋の飛躍を誓うような一戦に様変わりしたんだ。だからこそ、菊花賞3着の実績がありながら天皇賞・春には向かわず、確実に賞金を加算しに来た◎アドマイヤテラを、57.5kgでも自信を持って推奨することができたわけだ。
日本ダービーで3着ショウヘイを送り出した友道厩舎だったけど、実は「アドマイヤテラの方が自信あります!」と厩舎サイドは話していたからな。それだけ、ここは勝負がかりだったわけだな。
皐月賞(G1)
馬連◎〇680円的中
3連複2730円的中
3連単2万2670円的中
◎クロワデュノール(1番人気・2着)
○ミュージアムマイル(3番人気・1着)
▲カラマティアノス
★ジョバンニ
△マスカレードボール(4番人気・3着)
クロワデュノールの最大の敵は“身内にアリ”とお伝えした通り、単勝1.5倍の断然人気に推されたクロワデュノールを徹底マークした、同馬主のミュージアムマイルが見事な差し切り勝ちを収め、完全的中をお届けできた。
ちなみに2番人気の関西馬サトノシャイニングは、鞍上絡みで『ジョッキーが万全でないのは間違いない』との聞いていた。さらに、ある騎手がサトノシャイニングの騎手変更に備えて中山で騎乗するという話もキャッチ。サトノシャイニングは騎手変更とならなかったが、皐月賞では5着に終わった。
日本ダービー(G1)
馬連◎〇560円的中
3連複2990円的中
3連単8460円的中
◎クロワデュノール(1番人気・1着)
○マスカレードボール(3番人気・2着)
▲ミュージアムマイル
★サトノシャイニング
△ショウヘイ(6番人気・3着)
皐月賞で2着に敗れたクロワデュノールだが「大一番に向けて万全の態勢を整えてきている」と、逆転のチャンスは十分あると見ていた。1番人気ながら皐月賞当時ほどの抜けた人気ではなく、ある意味でオイシイ馬券だったと言えるわけだな。
相手の大本線に推奨したのは、皐月賞で対抗に推奨したミュージアムマイルではなく、皐月賞で3着だったマスカレードボールの方。実は皐月賞で“日本ダービー向きの負け方”をしたのが、このマスカレードボールだった。