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豊富なデータと現場情報の二刀流で活躍する記者【山川】が重賞レースの攻略ポイントを公開します!
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サマー2000シリーズも早くも3戦目。優勝すると、2000シリーズは3200万円が馬主に、800万円が厩舎関係者に交付されるんだけど、合計ポイントが13ポイントを超える必要があるんだ。
昨年は3頭が12ポイントだったから、該当馬がいなかった。今年はどの馬が褒賞金を獲得できるのか!?
ちなみに昨年は開催の関係で中京で行われたから、小倉で行われた過去9年分を見ていこう!
まずは人気別成績を見てみよう。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 2- 0- 1- 6/ 9 | 22.2% | 22.2% | 33.3% |
2番人気 | 1- 3- 1- 4/ 9 | 11.1% | 44.4% | 55.6% |
3番人気 | 1- 0- 1- 7/ 9 | 11.1% | 11.1% | 22.2% |
4番人気 | 1- 1- 0- 7/ 9 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
5番人気 | 0- 2- 2- 5/ 9 | 0.0% | 22.2% | 44.4% |
6番人気 | 2- 2- 2- 3/ 9 | 22.2% | 44.4% | 66.7% |
7番人気 | 0- 0- 0- 9/ 9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
8番人気 | 0- 0- 1- 8/ 9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
9番人気 | 0- 0- 0- 9/ 9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10番人気 | 1- 1- 0- 6/ 8 | 12.5% | 25.0% | 25.0% |
11番人気 | 1- 0- 0- 7/ 8 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
12番人気 | 0- 0- 0- 8/ 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
13番人気 | 0- 0- 1- 5/ 6 | 0.0% | 0.0% | 16.7% |
14番人気 | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
15番人気 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16番人気 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
17番人気 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
このように、1番人気は9頭中3頭しか馬券に絡んでいない。上位人気も安定しておらず、最も好成績なのは6番人気の【2-2-2-3】という珍しい結果となっている。いかにも真夏のハンデ重賞らしい傾向だな。
続いて、斤量別の成績を見てみよう。
斤量 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
50kg | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
51kg | 0- 0- 1- 5/ 6 | 0.0% | 0.0% | 16.7% |
52kg | 1- 0- 0- 6/ 7 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
53kg | 2- 0- 2- 12/ 16 | 12.5% | 12.5% | 25.0% |
54kg | 2- 2- 3- 18/ 25 | 8.0% | 16.0% | 28.0% |
54.5kg | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
55kg | 0- 3- 1- 17/ 21 | 0.0% | 14.3% | 19.0% |
55.5kg | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
56kg | 1- 2- 1- 17/ 21 | 4.8% | 14.3% | 19.0% |
56.5kg | 0- 1- 0- 1/ 2 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
57kg | 1- 1- 1- 12/ 15 | 6.7% | 13.3% | 20.0% |
57.5kg | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
58kg | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
58.5kg | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
意外にも、重い斤量を背負った馬の成績が悪くない。ただし、54kg以下の馬も一定の成績を残しており、どちらか一方が極端に有利というわけではない。
注目すべきは、2勝を挙げている53kgの2頭。どちらも3勝クラスで敗れた後、格上挑戦という形で重賞を制している。実力差を埋めるのがハンデという条件だけに、単純に実績だけで評価できないのがこのレースの特徴のひとつだ。
ちなみに、その53kgで勝った2頭は、いずれも小倉での勝ち鞍があった。小倉実績のある馬には、注目だな。
最後に、脚質別成績を見てみよう。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 0- 1- 1- 8/ 10 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
先行 | 4- 1- 2- 22/ 29 | 13.8% | 17.2% | 24.1% |
中団 | 3- 3- 4- 32/ 42 | 7.1% | 14.3% | 23.8% |
後方 | 2- 3- 1- 30/ 36 | 5.6% | 13.9% | 16.7% |
マクリ | 0- 1- 1- 2/ 4 | 0.0% | 25.0% | 50.0% |
3F 1位 | 2- 4- 0- 3/ 9 | 22.2% | 66.7% | 66.7% |
3F 2位 | 5- 2- 2- 1/ 10 | 50.0% | 70.0% | 90.0% |
3F 3位 | 1- 0- 3- 5/ 9 | 11.1% | 11.1% | 44.4% |
3F ~5位 | 1- 3- 2- 14/ 20 | 5.0% | 20.0% | 30.0% |
3F 6位~ | 0- 0- 2- 71/ 73 | 0.0% | 0.0% | 2.7% |
小回りコースにもかかわらず、逃げ馬の成績が芳しくない。競馬は基本的に逃げ馬の勝率が高く、東京芝2000mのような直線の長い舞台でさえ逃げ馬が最も成績を残している。
それにもかかわらず、小回りの小倉で先行馬のほうが有利になっているのは、2コーナー過ぎから4コーナーにかけて下り坂が続くというコース形態が大きく影響している。
逃げ馬にとっては、道中でペースを落として息を入れるのが理想の展開。しかし、小倉のように道中が下り坂でペースが落ちにくい構造だと、結果的に消耗が激しくなってしまう。
一方、先行馬はその下り坂を利用してスムーズに加速し、勢いそのままに直線で抜け出す形になりやすい。その結果、逃げ馬よりも先行馬が好成績を残す傾向があるわけだ。
そうしたレースができるタイプの馬を、しっかりと見極めて狙っていきたいところだな。
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この要素を頭に入れた上で大事なのが出走各馬の能力比較や仕上がり度合いだ。検討材料は山ほどあるぜ!
ただ、すでに現状の段階でも、今年の小倉記念には、このレース特有の好走パターンに合致する上、情報面でも不足の無い『ココでぜひ買いたい!』と考えている馬が複数居るんだ。
これからレース直前まで精査を重ねた上で、◎本命馬や、期待が大きい穴馬については、レース当日に予想印と共にまとめて公開するので、情報を見る準備を済ませて楽しみにお待ちください!
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目黒記念(G2)
馬連3560円的中
3連複1万8500円的中
3連単7万9580円的中
◎アドマイヤテラ(1番人気・1着)
○スティンガーグラス
▲マイネルカンパーナ
★マテンロウレオ
△ホーエリート(6番人気・2着)
△マイネルクリソーラ(9番人気・3着)
今年は宝塚記念が前倒しとなったことで、例年のような“宝塚の前哨戦”ではなく、秋の飛躍を誓うような一戦に様変わりしたんだ。だからこそ、菊花賞3着の実績がありながら天皇賞・春には向かわず、確実に賞金を加算しに来た◎アドマイヤテラを、57.5kgでも自信を持って推奨することができたわけだ。
日本ダービーで3着ショウヘイを送り出した友道厩舎だったけど、実は「アドマイヤテラの方が自信あります!」と厩舎サイドは話していたからな。それだけ、ここは勝負がかりだったわけだな。
皐月賞(G1)
馬連◎〇680円的中
3連複2730円的中
3連単2万2670円的中
◎クロワデュノール(1番人気・2着)
○ミュージアムマイル(3番人気・1着)
▲カラマティアノス
★ジョバンニ
△マスカレードボール(4番人気・3着)
クロワデュノールの最大の敵は“身内にアリ”とお伝えした通り、単勝1.5倍の断然人気に推されたクロワデュノールを徹底マークした、同馬主のミュージアムマイルが見事な差し切り勝ちを収め、完全的中をお届けできた。
ちなみに2番人気の関西馬サトノシャイニングは、鞍上絡みで『ジョッキーが万全でないのは間違いない』との聞いていた。さらに、ある騎手がサトノシャイニングの騎手変更に備えて中山で騎乗するという話もキャッチ。サトノシャイニングは騎手変更とならなかったが、皐月賞では5着に終わった。
日本ダービー(G1)
馬連◎〇560円的中
3連複2990円的中
3連単8460円的中
◎クロワデュノール(1番人気・1着)
○マスカレードボール(3番人気・2着)
▲ミュージアムマイル
★サトノシャイニング
△ショウヘイ(6番人気・3着)
皐月賞で2着に敗れたクロワデュノールだが「大一番に向けて万全の態勢を整えてきている」と、逆転のチャンスは十分あると見ていた。1番人気ながら皐月賞当時ほどの抜けた人気ではなく、ある意味でオイシイ馬券だったと言えるわけだな。
相手の大本線に推奨したのは、皐月賞で対抗に推奨したミュージアムマイルではなく、皐月賞で3着だったマスカレードボールの方。実は皐月賞で“日本ダービー向きの負け方”をしたのが、このマスカレードボールだった。
阪神カップ(G2)
馬連◎〇2870円的中
3連複1万4090円的中
3連単6万5240円的中
◎マッドクール(6番人気・2着)
○ナムラクレア(1番人気・1着)
▲ママコチャ
★ダノンマッキンリー
△オフトレイル(9番人気・3着)
△セリフォス
高松宮記念勝ちの実績があるマッドクールがココまで人気がないとは……。理屈としては「1200mのスペシャリスト」のように世間は思っていて、久々の1400m戦で人気落ちというのは分かるんだけどな。
しかし実情は違って、そもそもこの馬は過去の1400m戦のパフォーマンスがめちゃくちゃ優秀だった。かつ、直近は海外遠征や展開の不向きなど敗因が明確。人気落ちのタイミングを美味しくいただいたぜ。
ジャパンカップ(G1)
馬連◎〇1510円的中
3連複1万2230円的中
3連単2万2390円的中
◎シンエンペラー(8番人気・2着同着)
○ドウデュース(1番人気・1着)
▲ドゥレッツァ(7番人気・2着同着)
★ゴリアット
△ジャスティンパレス
これ、まず言いたいのは『チェルヴィニアを筆頭とする3歳牝馬はまだ世代レベルが怪しい』という話を事前にしていたこと。結果4着敗退で、この視点で事前に語っていたのは我々くらいじゃないかな。
そして◎シンエンペラーは人気の盲点。コッチは逆に『今年の3歳牡馬、実はレベルが高い』というのを分析から導き出した上で、凱旋門賞帰りでも状態がピカイチという現場情報が完全にマッチ! これは美味しい馬券だった。