豊富なデータと現場情報の二刀流で活躍する記者・山川が重賞レースの攻略ポイントを公開。エリザベス女王杯では◎ラヴェル(12番人気)を大抜擢して、馬連1万6020円・3連複4万4140円の高配当をお届け!!
さらにジャパンCでは人気の一角チェルヴィニア(2番人気4着)を軽視した上で、人気薄の◎シンエンペラー(8番人気)から◎○▲で完全的中。有馬記念も的中で今年もお任せください!
lecture 1
いよいよ春のGIシリーズが始まるな。
一発目は春の短距離王決定戦・高松宮記念だ。中距離馬やダート馬はこの時期、ドバイやオーストラリア、香港と色んな選択肢があるけど、短距離路線はちょうどGIがないタイミングだから、昨年も香港からビクターザウィナーが来たぐらいだし、今年も短距離路線のトップホースが集まった印象だ。
ただ、この路線は長い事主役不在で、勢力図も定まっていない。だからこそ
馬券的に平穏という訳ではないんだよ。
それは、中央競馬のG1の中で『最も1番人気の好走確率が低いレース』というデータが物語っている。
まずはこの点から掘り下げていこうじゃないか!
中央競馬のG1において、1番人気の馬ってどれぐらい来ているか知っているか?
1番人気は3回に1回は勝つ計算になるし、連対率も2回に1回と好成績だ。G1で1番人気に推されるだけの馬というのは、当然実力も兼ね備えているわけだから、当然と言えば当然だな。
しかし、冒頭でも述べた通り、高松宮記念では1番人気の馬はどちらかというと”危険”なんだよ。
実際に、過去10年のデータを見てみよう。
とかなり低調なんだ。勝率だけじゃなく、馬券的にも3回に1回しか絡んでいないんだし、昨年も1番人気のルガルが10着に負けている。
そして1番人気の平均着順が7.1着。これも中央G1・26レースの中で最下位なんだ。これだけ不安定なのは、日本の競馬界を支えているノーザンファームがこの路線にあまり力を入れていないってのも大きいだろう。実際、高松宮記念は過去10年、非ノーザンファーム生産馬が10連勝中なんだ。
生産者 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
桜井牧場 | 1- 1- 0- 3/ 5 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
ダーレー・ジャパン・ファーム | 1- 0- 0- 8/ 9 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
ケイアイファーム | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
坂戸節子 | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
Alpha Delta Stables LLC | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
三嶋牧場 | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
バンブー牧場 | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
N E Schick & S J Till | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
Moyglare Stud Farm Ltd | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
Bell Tower Thoroughbreds | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
ノーザンファーム | 0- 3- 2-28/33 | 0.0% | 9.1% | 15.2% |
ご覧の通り、ノーザンファームは10連敗中。昨秋のスプリンターズSを制したのも、三嶋牧場のルガルだったし、高松宮記念はスプリンターズSと比べて雨が多いんだ。過去10年でも7回が道悪だからね。
スピードタイプが多いノーザンファーム生産馬よりも、パワータイプが多い日高グループやダーレーなどの海外グループの方が好成績を残しているのも納得だな。
当日の天気が悪いようなら、ノーザンファーム以外の馬を狙ってみるのも一つの手だろうね。
lecture 2
この要素を頭に入れた上で大事なのが出走各馬の能力比較や仕上がり度合いだ。検討材料は山ほどあるぜ!
ただ、すでに現状の段階でも、今年の高松宮記念には、このレース特有の好走パターンに合致する上、情報面でも不足の無い『ココでぜひ買いたい!』と考えている馬が複数居るんだ。
これからレース直前まで精査を重ねた上で、◎本命馬や、期待が大きい穴馬については、レース当日に予想印と共にまとめて公開するので、情報を見る準備を済ませて楽しみにお待ちください!
「関西情報社CHECKMATEでは、私や記者の仲間たちが予想に役立つ記事や独占情報を毎週無料で公開しているから、ぜひ、この機会に読んでみてくれよ!」
阪神カップ(G2)
馬連◎〇2870円的中
3連複1万4090円的中
3連単6万5240円的中
◎マッドクール(6番人気・2着)
○ナムラクレア(1番人気・1着)
▲ママコチャ
★ダノンマッキンリー
△オフトレイル(9番人気・3着)
△セリフォス
高松宮記念勝ちの実績があるマッドクールがココまで人気がないとは……。理屈としては「1200mのスペシャリスト」のように世間は思っていて、久々の1400m戦で人気落ちというのは分かるんだけどな。
しかし実情は違って、そもそもこの馬は過去の1400m戦のパフォーマンスがめちゃくちゃ優秀だった。かつ、直近は海外遠征や展開の不向きなど敗因が明確。人気落ちのタイミングを美味しくいただいたぜ。
ジャパンC(G1)
馬連◎〇1510円的中
3連複1万2230円的中
3連単2万2390円的中
◎シンエンペラー(8番人気・2着同着)
○ドウデュース(1番人気・1着)
▲ドゥレッツァ(7番人気・2着同着)
★ゴリアット
△ジャスティンパレス
これ、まず言いたいのは『チェルヴィニアを筆頭とする3歳牝馬はまだ世代レベルが怪しい』という話を事前にしていたこと。結果4着敗退で、この視点で事前に語っていたのは我々くらいじゃないかな。
そして◎シンエンペラーは人気の盲点。コッチは逆に『今年の3歳牡馬、実はレベルが高い』というのを分析から導き出した上で、凱旋門賞帰りでも状態がピカイチという現場情報が完全にマッチ! これは美味しい馬券だった。
エリザベス女王杯(G1)
馬連1万6020円的中
3連複4万4140円的中
◎ラヴェル(12番人気・2着)
○コンクシェル
▲レガレイラ
★ホールネス(2番人気・2着)
△スタニングローズ(3番人気・1着)
世間的にはレガレイラの一強ムードだったようだけど、実は密かに狙っていたのが◎ラヴェル(12番人気)。忘れちゃいけない、2歳時にはリバティアイランドに勝った馬だ。
実は今回、鞍上に川田将雅を迎えていたんだけど、コレがかなりミソでさ。「主戦だった坂井瑠星だと引っかかる馬だから、この手替わりはかなりチャンス」という話を現場でしててさ。その通りの結果で狂喜乱舞!! 騎手の手替わりって本当に面白いよな~。
葵ステークス(G3)
馬連◎〇1万6870円的中
3連複5万8860円的中
3連単36万2410円的中
◎ピューロマジック(8番人気・1着)
○ペアポルックス(7番人気・2着)
▲エトヴプレ
★ニコラウス
△ナナオ(6番人気・3着)
◎ピューロマジックは恐らく外枠(17番)が嫌われたんだろう。正直、この馬の過去のパフォーマンスや栗東界隈での評判を考えるとあまりにも人気が無さ過ぎたと思っている。実はこの馬、事情通の間では天才スプリンターと呼ばれるほどのスピードとスタートセンスの持ち主なんだ。
そして結果はアッサリと逃げ切りゴールイン。相手関係も含めて完璧に獲り切った一戦だった。これがCHECKMATEの取材体制と、独自のデータ・ラップタイム解析の賜物だよ。